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トヨタ ハイラックス フルモデルチェンジ 残念な点・購入検討における注意点まとめ│2026年モデル徹底解説

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2025年11月10日に世界初公開された第9世代トヨタ・ハイラックスは、電動化への対応、最新装備の搭載、洗練されたデザインなど、多くの魅力を持つモデルとして登場しました。

しかし、どんなに素晴らしい車でも万人向けではありません。特にハイラックスのようなピックアップトラックは、独特の特性を持つため、購入前に知っておくべき注意点が数多く存在します。

本記事では、新型ハイラックスの「残念な点」「購入前に知っておくべき真実」を包み隠さずお伝えします。

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目次

購入前に知っておくべき7つの真実

Toyota-Hilux-Travo-Overland-Thailand
Toyota-Hilux-Travo-Overland-Thailand

真実1:巨大な全長による取り回しの困難さ

新型ハイラックスの全長は5,320mm

これは国内SUVと比較しても圧倒的に長く、日常使いで以下のような問題に直面します。

車種全長比較
新型ハイラックス5,320mm-
アルファード4,995mm-325mm
ランドクルーザー3004,985mm-335mm
一般的SUV4,600mm前後-720mm

最小回転半径は6.3m

一般的なSUVが5.5m程度であることを考えると、Uターンや狭い道での取り回しに大きな困難が伴います。

項目8代目(旧型)9代目(新型)
全長5,340mm5,320mm
全幅1,855mm1,855mm
全高1,800mm1,800mm
ホイールベース3,085mm3,085mm
最低地上高215mm224mm
最小回転半径6.4m6.3m

実際の問題

  • 山道や住宅街でのUターンが困難
  • コンビニ駐車場で頭が飛び出す
  • 細い路地への進入に不安
  • バック駐車に時間がかかる

真実2:年間維持費の高さ

1ナンバー車特有のコスト構造

費用項目新車時2年目以降
車検2年に1回毎年1回
自動車税16,000円/年16,000円/年
重量税24,600円毎年発生
車検費用約8万円年間約8万円
自賠責保険12,000円毎年発生
任意保険約13万円約13万円
年間維持費合計約37万円約37万円+車検

高速道路料金も高い

  • 中型車扱いで普通車より割高
  • 休日割引が適用されない場合あり
  • フェリー料金は貨物車扱いで大幅割増

真実3:ディーゼル特有の癖

2.4L/2.8Lディーゼルターボの特性

  • エンジン音・振動が大きい
  • 冬場のエンジン始動に時間がかかる
  • DPF再生が突然始まる(20〜30分間エンジン停止不可)
  • 帰宅直後の再生開始で車内待機を強いられる

実燃費は想像より低い

走行シーンカタログ燃費実燃費
WLTCモード11.7km/L-
高速道路10-12km/L良好
市街地8-9km/L厳しい

軽油価格が安いとはいえ、車両重量の重さから燃費は決して良くありません。

真実4:荷台の使いづらさ

Toyota-Hilux

意外と積めない長尺物

荷台サイズは約1,520mm×1,535mm、深さ約480mmですが、以下の問題があります。

長いものに弱い

  • 荷台単体では約1.5m程度の物までしか積めない
  • 対角線利用でも約2m程度が限界
  • スキー板、釣り竿など長尺物は工夫が必要
  • ルーフキャリアやトノカバーの追加購入が必須

高いものに弱い

  • トノカバー装着時は高さ約50cmまで
  • 2段積みが困難
  • 思ったより積載量が少ない

雨天時の対策必須

  • 荷台が濡れる
  • 防水カバーが必須
  • 完全防水は困難

真実5:乗り心地の硬さ

トラックベースの宿命

  • リーフスプリング式リアサスペンションによる突き上げ
  • 段差で大きく揺れる
  • 後部座席は特に乗り心地が悪い
  • ディーゼルの振動が常に伝わる

家族には不評の可能性

  • 子供が車酔いしやすい
  • 長距離ドライブで疲労
  • 高級SUVの乗り心地を期待すると失望

真実6:駐車場問題

Toyota-Hilux

立体駐車場はほぼ全滅

  • 高さ1,800mmで多くの立体駐車場に入庫不可
  • 都市部での駐車に大きな制約

平面駐車場でも困難

  • 全長が長く、狭い駐車場では頭が飛び出す
  • 隣の車にドアをぶつけないよう細心の注意が必要
  • バックモニター・360度カメラは必須装備

真実7:乗り降りの困難さ

Zグレードの純正サイドステップ問題

現行8代目オーナーから多く聞かれる不満:

  • 純正サイドステップが車体内に入り込みすぎて使いづらい
  • 乗り降りに体力が必要
  • 高齢者や小さな子供には困難
  • カスタムパーツでの改善が必須

新型でも改善されない可能性

車高と構造上、この問題は完全には解決されていない可能性があります。

新型ハイラックスの残念なポイント10選

1. シングルキャブ・エクステンデッドキャブの廃止

Toyota-Hilux-Travo-e
Toyota-Hilux-Travo-e

ダブルキャブのみに集約

メリット:

  • ファミリーユースに特化
  • 後席スペースが広い

デメリット:

  • 商用ユーザーの選択肢が減少
  • 荷台スペース優先の仕様がない
  • 低価格グレードがなくなる可能性
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2. 後部座席の直角シート

Toyota-Hilux

リクライニング機能の制限

  • シートがほぼ直角
  • 長距離移動で疲労が蓄積
  • リクライニングキットのカスタムが必要
  • SUVのような快適性は期待できない

3. 車内スペースの狭さ

ダッシュボードから2列目奥まで約160cm

  • 車中泊は困難
  • 助手席を倒しても足を曲げて寝る必要
  • 荷台で寝る前提の設計

5. 運転席パワーシート調整の遅さ

電動調整が異常に遅い

  • シート調整に時間がかかる
  • 手動式の方が便利
  • 冬場の着替え後の再調整がストレス
  • シート位置メモリー機能なし

6. パートタイム4WD特有の癖

タイトコーナーブレーキング現象

  • 乾燥した舗装路で4WD使用時に発生
  • 急なカーブでブレーキがかかったような挙動
  • こまめな2WD/4WD切り替えが必要
  • 初めてのユーザーは故障と勘違いすることも

残念な点:パートタイム4WDの制約

ランドクルーザーFJは「パートタイム4WD」を採用しています。これは現代のSUVでは珍しく、多くの人が誤解しやすいポイントです。

パートタイム4WDとは:

  • 通常時は2WD(FR)で走行
  • 悪路やオフロード時のみ4WDに切り替える
  • センターデフやビスカスカップリングが非搭載

舗装路で4WDモードを使用すると:

  1. タイトコーナーブレーキング現象が発生
  • カーブを曲がる際、前輪と後輪の回転差を吸収できない
  • ハンドルを切ると「ギリギリ」という音とともに、4輪にブレーキがかかったような状態になる
  • 無理に曲がろうとすると、タイヤや駆動系にダメージを与える可能性
  1. 舗装路では2WDで走行する必要がある
  • 雨の日の舗装路でも4WDの恩恵は受けられない
  • カーブの多いワインディングロードでも2WDで走行
  • 現代のフルタイム4WD車のような駆動力配分制御はなし

対照的な車:

  • ランドクルーザー250:センターデフ搭載のフルタイム4WD
  • ランドクルーザー300:センターデフ搭載のフルタイム4WD
  • トヨタRAV4:電子制御4WD
  • トヨタ・ハリアー:電子制御4WD

購入前の注意:

「うっかり4WDモードのまま舗装路を走ってカーブを曲がろうとしたら車が言うことを聞かない」という事態が起こり得ます。この特性を理解せずに購入すると、「故障かと思った」「使いにくい」と後悔する可能性があります。必ず試乗で確認してください。

7. 重量による加速性能の不足

Toyota-Hilux

車両重量約2トン

  • 荷物積載時はさらに重くなる
  • 高速道路の合流で加速不足を感じる
  • 坂道でパワー不足
  • 燃費悪化の要因

8. BEVモデルの航続距離不足

Toyota-Hilux-Travo-e
Toyota-Hilux-Travo-e

300km(NEDCモード)は短すぎる

  • WLTPモードでは240km
  • 実用航続距離は200km以下の可能性
  • 充電インフラが限られる地方では致命的
  • 冬季はさらに短縮

9. 価格上昇の可能性

8代目比で50〜80万円アップか

予想価格:

  • エントリーグレード:420万円前後
  • 上位グレード:480〜520万円
  • BEVモデル:600万円前後

装備向上分を考慮しても、かなりの価格上昇です。

10. カスタム沼の深さ

純正のままでは使いづらい

必要なカスタムパーツ例:

  • トノカバー/キャノピー:10〜30万円
  • サイドステップ/ロックスライダー:5〜15万円
  • ルーフキャリア:5〜10万円
  • リフトアップ:20〜50万円
  • ホイール・タイヤ:30〜50万円

総額100万円以上の追加投資も珍しくない

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維持費・ランニングコストの現実

年間維持費の詳細シミュレーション

基本維持費

項目新車時(2年間)3年目以降(毎年)
自動車税16,000円×2年16,000円
重量税24,600円24,600円
自賠責保険24,000円(2年)12,000円
車検基本料30,000円30,000円
車検整備費用50,000円50,000円
任意保険130,000円×2年130,000円
燃料代(年1万km)170,000円×2年170,000円
年間合計約37万円約43万円

車検が毎年あることの影響

8代目ハイラックスオーナーの実績:

  • 車検費用は比較的安い(2〜3万円で済むことも)
  • ただし、毎年の手間がかかる
  • 2年に1回30万円 vs 毎年6万円×2回 = 実は総額は変わらない
  • むしろ、毎年点検されるので安心という声も

高速道路・フェリー料金の現実

高速道路料金(中型車扱い)

区間普通車ハイラックス差額
東京-大阪約7,000円約8,500円+1,500円
東京-仙台約5,000円約6,000円+1,000円

フェリー料金(貨物車扱い)

驚くほど高額になるケースがあります。

  • 北海道-本州航路:普通車の1.5〜2倍
  • 沖縄航路:極めて高額
  • 長距離フェリー利用者は要注意

燃料代の現実

年間1万km走行の場合

走行パターン実燃費年間燃料代
高速道路中心10-12km/L約13万円
市街地中心8-9km/L約17万円
混合9-10km/L約15万円

軽油価格@150円/Lで計算

使い勝手における課題

荷台活用の現実

理想と現実のギャップ

理想:

  • 大量の荷物を積載できる
  • キャンプ道具を自由に載せられる
  • DIY資材を運べる

現実:

  • 雨対策が必須(トノカバー/キャノピー必要)
  • 長尺物は積みづらい
  • 高さのあるものはトノカバーと干渉
  • 盗難リスクがある

日常使いの不便さ

買い物時の問題

  • スーパーの駐車場で止めにくい
  • 荷物を荷台に入れると雨で濡れる
  • 車内に荷物を置くスペースが限られる

家族での利用

  • 後席の乗り心地が悪く、長距離で不満が出る
  • チャイルドシート装着時は実質3人乗り
  • 荷室(荷台)と車内が分離しており不便

都市部での使用

東京・大阪などの都市部では

  • 立体駐車場が使えない
  • コインパーキングでも止めにくい
  • 狭い道での取り回しが困難
  • 燃費が極端に悪化

結論:都市部メイン使用には不向き

8代目オーナーが語る実際の不満点

後悔する前に知っておきたい普通の車との違い5選

  1. 駐車が大変
    • アルファードより30cm長い
    • 日本車でトップクラスの全長
    • 小さな駐車場では苦戦
  2. 乗り降りが大変
    • Zグレードの純正サイドステップが使いづらい
    • 電動展開式サイドステップへのカスタム推奨
    • サイドロックスライダーで乗降性と保護を両立
  3. 乗り心地が良くない(賛否両論)
    • 38万km走行車から乗り換えた人には「天国」
    • アルファードユーザーには「悪い」
    • GRスポーツは硬め
    • シートやサスペンションのカスタムで改善可能
  4. 毎年車検がある
    • 面倒だが、車検費用は2〜3万円と安い
    • 2年に1回高額な車検より、毎年安い車検の方が総額は同等
    • 故障リスクも少ない
  5. 荷台が使いづらい
    • 雨で濡れる
    • トノカバーでも100%防水ではない
    • キャノピーなら車内のように使える
    • 用途に応じた装備選択が重要

いまいちだった点

  1. 圧倒的全長
    • 小回りが効かない(最小回転半径6.4m)
    • 山道でのUターンがヒヤヒヤ
    • 駐車場選びに制約
    • 一度手放した理由にもなった
  2. 車内スペース
    • 車中泊は困難
    • 足を曲げて寝る必要
    • 荷台で寝るのが前提
  3. 長いものに弱い
    • スキー板が積みづらい
    • 対角線利用でも約2mまで
    • ルーフキャリアが必要
  4. 高いものに弱い
    • トノカバー使用時は高さ約50cm制限
    • 2段積みが困難
  5. 重い
    • 加速が思うようにいかない
    • キャンプ道具満載時は特に重い
  6. 1ナンバーのデメリット
    • 毎年車検
    • 高速道路料金が高い
    • フェリー料金が「うわっ」となるほど高い
  7. 乗り心地
    • ディーゼル特有の振動・音
    • リフトアップ後は特に段差で揺れる
    • 家族や友人を乗せる時は気を使う
  8. DPF再生
    • 予告なしに始まる
    • 20〜30分間エンジン停止不可
    • 帰宅直後に始まると車内待機
  9. パートタイム4WD
    • タイトコーナーブレーキング現象
    • こまめな切り替えが必要
    • 初めは故障かと思った
  10. カスタム沼
    • Instagramで他のハイラックスを見ると欲しくなる
    • 無限にお金がかかる
    • ホロ、リフトアップ、さらに…

購入検討時のチェックリスト

あなたにハイラックスが向いているか診断

以下の項目にYesがいくつあるかチェック

□ 自宅に駐車スペースがある(立体駐車場以外)
□ 主な使用エリアが郊外・地方である
□ 荷物を頻繁に運ぶ機会がある
□ アウトドア・キャンプが好き
□ 年間維持費40万円以上は許容できる
□ 毎年の車検手続きが苦にならない
□ 乗り心地より実用性を重視する
□ カスタムを楽しみたい
□ 所有する喜びを感じられる車が欲しい
□ ディーゼルエンジンの音・振動が気にならない

診断結果

  • 8〜10個:ハイラックスはあなたにピッタリ!
  • 5〜7個:用途次第では良い選択
  • 3〜4個:慎重な検討が必要
  • 0〜2個:別の車種を検討すべき

購入前に必ず確認すべき10項目

  1. 駐車場の確保
    • 全長5,320mm、高さ1,800mmが入るか
    • 自宅周辺の駐車場事情
  2. 主な使用目的の明確化
    • 仕事用?レジャー用?日常使い?
    • 荷台を本当に活用するか?
  3. 家族の同意
    • 乗り心地への理解
    • 毎年車検への理解
    • 維持費への理解
  4. 予算の確保
    • 車両本体:400〜600万円
    • カスタムパーツ:50〜100万円
    • 年間維持費:40万円以上
  5. 試乗の実施
    • 乗り心地の確認
    • 視界の確認
    • 取り回しの確認
  6. 競合車種との比較
    • 三菱トライトン
    • 日産ナバラ
    • マツダBT-50
    • フォードレンジャー
  7. 納期の確認
    • 2026年年央予定だが変更の可能性
    • 人気車種は納期遅延のリスク
  8. グレード選択
    • 必要な装備の洗い出し
    • BEV/ディーゼルの選択
  9. カスタム計画
    • 必須カスタムの洗い出し
    • 予算配分
  10. 売却時のリセールバリュー
    • ピックアップトラックは需要が限定的
    • 売却時の価格下落を覚悟

それでもハイラックスを選ぶ理由

圧倒的な所有満足度

「悪いところはたくさんあるけど、結論買って良かった」

理由

  1. ワクワクする車
    • 冒険に出たくなる
    • 荷台での楽しみ方が無限
    • 所有しているだけで楽しい
  2. 唯一無二の存在
    • 日本車唯一のピックアップトラック
    • 次に乗りたい車がない
    • ハイラックスを味わったら他に行けない
  3. 安定感・安心感
    • 車重とロングホイールベースによる安定性
    • 北海道の雪道でも安心
    • 故障が少ない
  4. カスタムで利便性向上
    • 不満点はカスタムで改善可能
    • 自分好みに仕上げる楽しさ
    • SNSでの情報交換も盛ん
  5. 道具として最高
    • 仕事でも遊びでも使える
    • 頑丈で信頼できる
    • 長く使える

InstagramアンケートのI interesting回答

「ハイラックスで後悔したこと」

「次に乗りたい車がない」

ハイラックスを味わってしまったら、次に乗りたい車はなくなってしまうという、ある意味最高の賛辞です。

新型で改善された点vs残った課題

改善されたポイント

装備面

  • ✅ 12.3インチディスプレイ×2
  • ✅ トヨタセーフティセンス3.0
  • ✅ パノラミックビューモニター
  • ✅ マルチテレインモニター
  • ✅ 電動パーキングブレーキ
  • ✅ デジタルインストゥルメントクラスター

パワートレーン

  • ✅ 2.8Lディーゼル(出力向上)
  • ✅ マイルドハイブリッド
  • ✅ BEVモデル追加

走行性能

  • ✅ 電動パワーステアリング
  • ✅ ボディ剛性向上
  • ✅ サスペンション改良
  • ✅ 2種類のチューニング

残った課題・改善されなかった点

基本構造

  • ❌ 全長の長さ(むしろ同等)
  • ❌ 最小回転半径(6.4m程度)
  • ❌ 荷台と車内の分離
  • ❌ 1ナンバー(毎年車検)

使い勝手

  • ❌ 後席の狭さ・乗り心地
  • ❌ 荷台の雨対策必須
  • ❌ 長尺物の積載困難
  • ❌ 乗り降りの大変さ(予想)

維持費

  • ❌ 高速道路料金(中型車)
  • ❌ フェリー料金(貨物車)
  • ❌ 毎年の車検費用

ボディタイプ

  • ❌ シングルキャブ廃止(選択肢減少)

新たに発生した懸念

価格上昇

  • 50〜80万円の値上がり予想
  • カスタム費用も上昇傾向

BEVモデルの航続距離不足

  • 300km(NEDC)は実用的に不十分
  • 充電インフラの課題

購入判断の最終アドバイス

こんな人には新型ハイラックスをおすすめしない

  1. 都市部で主に使用する人
    • 駐車場問題、取り回しの悪さが致命的
    • 燃費も極端に悪化
  2. 家族での快適性を最優先する人
    • 後席の乗り心地が悪い
    • 長距離移動で不満が出る
  3. 維持費を抑えたい人
    • 年間40万円以上は覚悟が必要
    • フェリー利用者は特に注意
  4. 荷台をほとんど使わない人
    • ピックアップトラックを選ぶ意味がない
    • SUVの方が快適
  5. カスタムに興味がない人
    • 純正のままでは使いづらい部分がある
    • 追加投資が必須

こんな人には新型ハイラックスが最適

  1. アウトドア・キャンプが趣味の人
    • 荷台での楽しみ方が無限
    • 道具としての価値が高い
  2. 仕事で荷物を運ぶ機会が多い人
    • 資材運搬に最適
    • 頑丈で信頼できる
  3. 郊外・地方在住の人
    • 駐車場問題が少ない
    • 長距離移動での安定感が光る
  4. 車をカスタムして楽しみたい人
    • カスタムパーツが豊富
    • SNSコミュニティが活発
  5. 唯一無二の車が欲しい人
    • 日本車唯一のピックアップトラック
    • 所有満足度が極めて高い

最終結論:覚悟を持って選ぶべき車

新型トヨタ・ハイラックスは、万人向けの車ではありません

しかし、その特性を理解し、用途に合致する人にとっては、これ以上ない最高の相棒になる車です。

購入判断のポイント

  1. 明確な用途があるか
    • 荷台を本当に活用するか
    • 仕事・趣味で必要か
  2. 維持費を許容できるか
    • 年間40万円以上の覚悟
    • カスタム費用50〜100万円
  3. 家族の理解があるか
    • 乗り心地の悪さ
    • 毎年の車検
  4. 駐車場が確保できるか
    • 全長5,320mm
    • 高さ1,800mm
  5. 所有する喜びを感じられるか
    • 不便さを上回る満足感
    • 唯一無二の価値

これらすべてにYesと答えられるなら、新型ハイラックスはあなたにとって最高の選択になるでしょう。

逆に、1つでも大きな不安があるなら、購入は慎重に検討すべきです。

まとめ

新型ハイラックスは、多くの魅力を持つ一方で、明確な弱点・制約も抱える車です。

しかし、YouTubeチャンネル「道トラ」のオーナーが語るように、**「次に乗りたい車がない」**と思わせるほどの所有満足度を持つ車でもあります。

購入を検討される方は、本記事で紹介した「残念な点」「注意点」をすべて理解した上で、それでもなお欲しいと思えるかを自問自答してください。

その答えがYesなら、新型ハイラックスはあなたの人生にかけがえのないワクワクをもたらしてくれるでしょう。

2026年年央の日本発売が待ち遠しいですね。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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