MENU

2026〜2027年、米国産「逆輸入車」が日本市場に続々上陸|トヨタ・ホンダ・日産・スバルの全ラインナップを徹底解説

本ページにはプロモーションや広告が含まれています。
U.S.-made re-imported vehicles in the Japanese market in 2026–2027
目次

なぜ今、「アメリカ製日本車」が日本に来るのか

2026年から2027年にかけて、日本の自動車市場が大きく変わろうとしています。トヨタ・ホンダ・日産・スバルという日系4メーカーが相次いで、アメリカ国内で生産した車両を日本市場に逆輸入・正規導入する方針を打ち出しました。その背景にあるのは、トランプ政権による対日関税交渉の圧力です。米国は日本に対して「もっと米国製品を買え」という姿勢を強めており、各社は米国工場で作った車両を日本に輸入することで、その要求に応える構図となっています。

これはかつてない規模の「逆輸入ラッシュ」です。対象モデルはセダン・SUV・ピックアップトラック・スポーツカーと多岐にわたり、これまで日本では手に入れることのできなかった車種が正規ディーラーを通じて購入できるようになります。本記事では、各メーカーのモデルごとに最新スペック・価格・注目ポイントを網羅的に解説します。

背景:トランプ関税と日米自動車摩擦

2025年4月、米国は輸入完成車に対して25%の追加関税を課す措置を発動しました。日本の主要自動車メーカーにとって、これは製品の競争力に直結する重大な問題です。一方で米国側からは、日本が米国製自動車をより積極的に輸入するよう求める圧力が続いています。

こうした状況の中、各メーカーは米国工場生産モデルを日本に導入することで、貿易不均衡の是正に協力しつつ、新たな商品ラインナップの拡充という一石二鳥の効果を狙っています。2025年12月にはトヨタが先陣を切って具体的な計画を発表し、続いてホンダ・日産・スバルが追随。2026年後半から2027年初頭にかけて、計8車種以上が日本の道路を走ることになります。

トヨタ:カムリ・ハイランダー・タンドラの3車種を2026年から導入

Toyota Camry(トヨタ・カムリ)

2025-Toyota-Camry
カムリ

トヨタが日本に持ち込む最初の逆輸入車として、カムリが挙げられます。米国ケンタッキー州のTMMK(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー)で生産されたこのモデルは、2023年に北米でフルモデルチェンジを果たしており、2026年より日本市場への導入が予定されています。

エクステリアは、国内向けモデルとは異なるアプローチを採用しており、ダイナミックで低重心なスタイリングが特徴です。内装はウッドパネルや金属調パーツを組み合わせた上質感があり、12.3インチのデジタルメーターとセンターディスプレイ、360度カメラ、MyTOYOTAコネクティッドサービスなどが標準装備または上位グレードに搭載されています。

パワートレインは主力の2.5Lハイブリッドで、2WDの場合はシステム出力225hp(約228PS)、AWD(E-Four)仕様は232hp(約235PS)を発揮します。米国での販売価格はエントリーのLE 2WDが28,400ドル(約439万円)から、最上位グレードのXSE AWDが36,125ドル(約560万円)。日本では400〜600万円台の価格帯が予想されています。

安全装備はToyota Safety Sense 3.0を搭載し、プリクラッシュセーフティ(PCS)、レーントレーシングアシスト(LTA)、道路標識認識(RSA)、自動ハイビーム(AHB)などを網羅します。パーキングサポートブレーキ(PDA)やブラインドスポットモニター(BSM)も充実しており、安全性能は現行国内カムリと同等以上です。

あわせて読みたい
【2026年最新】トヨタ 新型 カムリ フルモデルチェンジ "逆輸入"で復活 情報まとめ スペック・価格・発... 2023年末に日本国内での生産・販売に幕を下ろしたトヨタの上級セダン「カムリ」。しかし、2026年11月に"逆輸入"という異例の形で日本市場への復活が予定されています。...

Toyota Highlander(トヨタ・ハイランダー)

2026-toyota-highlander

ハイランダーはインディアナ州のTMMI(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ)で生産される3列シートのフルサイズSUVです。2001年の初代登場から3列シートSUVとして米国市場でトップクラスの人気を誇り、2025年モデルで世代交代を果たしています。

ボディサイズは全長4,950mm・全幅1,930mm・全高1,730mm・ホイールベース2,949mmというスケール感で、国内向け3列シートSUVと比較して一回り以上大きい存在感を持ちます。2026年モデルではさらに全長5,116mm・全幅1,989mm・全高1,781mmへと拡大されており、アウトドアやファミリーユースに最適な余裕ある室内空間を提供します。

パワートレインは2.4Lターボ(265PS・420Nm・8AT)と2.5Lハイブリッド(AWD-i対応・燃費14.9km/L)の2種類に加え、ハイランダーMAX(362PS・542Nm・0-100km/h換算6.3秒)という高性能グレードも設定されています。インフォテインメントは15.6インチのタッチスクリーン、12.3インチデジタルメーター、10インチHUD、JBL 11スピーカー、50Wワイヤレス充電を搭載します。

米国での販売価格はXLE AWDが45,270ドル(約688万円)からPlatinum AWDの54,675ドル(約831万円)。日本では700万円前後〜の価格帯が想定されており、同クラスのマツダCX-8(約299万円〜)と比べると大幅に高価ですが、3列シートとプレミアムクオリティを兼ね備えた点で差別化されます。

あわせて読みたい
トヨタ 米国生産 新型 ハイランダー 日本販売開始 2026年4月2日 まずは東京から全国展開へ 3列シート7人... トヨタ自動車は2026年4月2日、米国工場で生産されたミッドサイズSUV「ハイランダー(Highlander)Limited ZR Hybrid」の日本国内での販売を開始した。まずはトヨタモビ...

Toyota Tundra(トヨタ・タンドラ)

2026-toyota-tundra

タンドラはテキサス州のTMMTX(トヨタ・テキサス工場)で生産されるフルサイズピックアップトラックで、2022年のフルモデルチェンジにより大幅な進化を遂げています。ピックアップトラックは日本では一般的ではありませんが、アウトドアブームや個性的な乗り物を求める層には根強い需要があります。

ボディは全長5,800〜5,900mm・全幅2,030mmという圧倒的なサイズで、最大牽引能力は5,443kg(12,000ポンド)に達します。エンジンはi-Force 3.5L V6(389hp・649Nm・10AT)と、モーターアシストにより出力437hp・790Nmを発揮するi-Force MAX(ハイブリッドシステム)の2種類。i-Force MAXはRAMやF-150ライバル比でも引けを取らないパワーを誇ります。

Toyota Safety Sense 2.5を搭載し、インフォテインメントは14インチと12.3インチのデュアルディスプレイ構成、Android Auto・Apple CarPlayに対応します。日本市場での予想価格は800〜1,200万円台と相当に高価ですが、「他の誰とも被らない一台」として興味を持つ購入者も少なくないでしょう。

あわせて読みたい
トヨタ、米国生産 新型 タンドラ 日本販売開始 東京から 価格1,200万円のフルサイズピックアップがつい... 2026年4月2日、トヨタ自動車はアメリカ・テキサス工場で生産するフルサイズピックアップトラック「タンドラ(Tundra)」の日本国内での販売を正式に開始しました。まず...

ホンダ:アキュラ インテグラ Type SとパスポートTrailsport Eliteを2026年12月に発売

Acura Integra Type S(アキュラ・インテグラ Type S)

HONDA INTEGRA
HONDA INTEGRA

ホンダが2026年3月5日に正式発表した逆輸入計画の目玉のひとつが、アキュラ・インテグラ Type Sです。インテグラは1985年の初代以来、2007年に一度日本での販売を終了しましたが、2022年に北米専売モデルとして復活。Type Sはその高性能版として2024年に追加されました。

搭載エンジンは2.0L 直4 DOHC VTECターボ(K20C3型)で、320hp(約320PS)・310lb-ft(約42.8kgm)というスペックを持ち、6MTにトルセン式LSDを組み合わせます。オートマチックを持たないMT専用という点は、スポーツカーとしての純粋さを主張しており、マニュアル好きには堪らない一台です。

ボディサイズは全長4,725mm・全幅1,900mm・全高1,407mm・ホイールベース2,735mm・車重1,460kgと、スポーティなファストバック4ドアセダン/ハッチバックの形態を持ちます。ハーモンカードンプレミアムオーディオ(8スピーカー)、Apple CarPlay・Android Auto対応の大型センターディスプレイ、HUD、電動パワーシートなどの装備も充実しています。

米国での価格は52,900ドル(約840万円)。日本での正式価格は未発表ですが、同水準の840万円前後が予想されます。発売予定は2026年12月です。

あわせて読みたい
ホンダ アキュラ インテグラ 日本導入?!約20年ぶりの復活に期待高まる 東京オートサロン2026で衝撃の展示!ホンダが北米専売ブランド「アキュラ・インテグラ タイプS」を日本市場への"観測気球"として公開。320馬力の高性能スポーツセダンが...

Honda Passport TrailSport Elite(ホンダ・パスポート TrailSport Elite)

Passport

パスポートは1990年代にいすゞ車のOEMとして日本にも存在していましたが、2002年に一度終了。2019年に北米専用車として復活し、2024年のフルモデルチェンジで4代目となった同車がついに日本に正規上陸します。

5人乗りのSUVで、全長4,864mm・全幅2,017mm・全高1,857mm・ホイールベース2,891mmと、CR-Vより一回り大きく存在感抜群のサイズ感です。特筆すべきは最低地上高211mm・アプローチアングル23.0度・デパーチャーアングル27.1度という本格的なオフロード性能で、4WDシステムはホンダ独自の「i-VTM4」を搭載し、後輪への最大40%のトルク配分と左右輪間での最大30%の配分制御を実現します。

エンジンはV6 3.5L(285hp・262lb-ft・10AT)と大排気量のNA(自然吸気)V6で、力強い走りと7速ATによる滑らかなシフトワークが自慢です。燃費は8.9km/L(EPA 21mpg)とV6にしては実用的な水準を維持しています。インフォテインメントは10.2インチと12.3インチのデュアルスクリーン、Google組み込みナビ、Apple CarPlay・Android Auto、Boseプレミアムサウンド12スピーカーを搭載します。

米国価格は52,650ドル(約800万円)で、インテグラ Type Sと並んで2026年12月の同時発売が予定されています。

あわせて読みたい
ホンダ パスポート 日本導入 逆輸入で北米生まれのタフSUVが日本市場にやってくる? 東京オートサロン2026(2026年1月9日開催)において、ホンダは北米専売SUV「パスポート トレイルスポーツ エリート」を参考出品し、日本市場への導入を検討していると明...

日産:ムラーノとパトロールの2モデルが2027年に日本上陸

Nissan Murano(ニッサン・ムラーノ)新型

Murano

日産は2026年3月17日に、新型ムラーノを2027年初頭に日本に正式導入することを公式発表しました。2003年の初代登場以来、スタイリッシュなミドルサイズSUVとして欧米で高い支持を受けてきたムラーノが、フルモデルチェンジを機に日本市場に帰ってきます。

ボディサイズは全長4,900mm・全幅1,980mm・全高1,725mm・ホイールベース2,825mmというゆったりとした5人乗りプロポーション。フロントには21インチホイール、薄型LEDライト、V字モチーフのデュアルライン造形を採用し、モダンかつ個性的なエクステリアを実現しています。

エンジンはKR20DET型 2.0L VC(可変圧縮比)ターボエンジンを搭載。241hp(約244PS)・352Nmを9ATで駆動し、全車AWD(4WD)仕様のみの設定です。EPA燃費は23mpg(約9.8km/L)で、従来の3.5L V6に比べ大幅な改善が図られています。またe-POWER(シリーズハイブリッド)+e-4ORCE(電動4WD)仕様の追加も将来的に示唆されています。

安全装備はNissan Safety Shield 360として、前方衝突警報・自動ブレーキ(FCW+AEB)、車線逸脱警報(LDW)、ブラインドスポット警報(BSW)、後退時交差交通警報(RCTA)、リアオートブレーキ(RAB)、ハイビームアシスト(HBA)の6機能を全車標準装備。さらに次世代運転支援システム「2.1」を搭載し、3Dマップ・GPS連携によるSUV初の高度な自動運転補助機能を備えています。

インフォテインメントは12.3インチのデジタルメーターと12.3インチのタッチスクリーン(Google組み込み対応)のデュアルディスプレイ構成。Bose 10スピーカー、64色アンビエントライトも採用します。米国での価格はSV AWDが41,670ドル(約630万円)〜Platinumが49,800ドル(約750万円)で、日本では600〜700万円台が見込まれます。

なお、J.D. Power 2026 VDS(信頼性調査)でSUVカテゴリー第2位を獲得しており、品質面での信頼性も折り紙付きです。

あわせて読みたい
日産 新型ムラーノ 日本発売決定 2026年6月3日受注開始 価格・スペック・特徴を徹底解説 2026年6月3日、日産自動車はミッドサイズクロスオーバーSUV「ムラーノ」の日本市場への導入を正式発表し、同日より注文受付を開始しました。長らく北米専売モデルとして...

Nissan Patrol(ニッサン・パトロール)新型

2025-nissan-patrol
2025-nissan-patrol

2027年中に日本導入が計画されているもう一つの日産が、新型パトロールです。2007年以来約20年ぶりのフルモデルチェンジとなり、2024年9月にグローバルデビューし、既に中東市場を中心に販売が始まっています。日本での発売は2027年5月〜2028年初頭が見込まれ、現時点では国内では並行輸入で入手可能な状況です。

ボディサイズは全長5,350mm・全幅2,030mm・全高1,945〜1,955mm・ホイールベース3,075mmと、トヨタ ランドクルーザー300を全長で+400mm・ホイールベースで+225mm上回る圧倒的な存在感を誇ります。最低地上高は244〜253mm、車重は2,680kgと重量級のフルサイズSUVです。

エンジンラインナップは3種類で、V8 3.8L NA(316ps・39.4kgm)、GT-RのVR38DETTをベースにしたV6 3.5L ツインターボ(425ps・700Nm)、そして最上位の**NISMOグレードには502ps(495hp)**を発揮する同エンジンのチューニング版が搭載されます。ランドクルーザー300(3.5L V6で415ps・66.3kgm)と比べると10psアップし、特にNISMOの502psはこのクラスのSUVとして圧倒的な数値です。

装備面では14.3インチのデュアルディスプレイ(2枚)、14.3インチ Google 組み込みナビ、12.8インチ後席モニター、Klipsch 12スピーカーを搭載。走行モードは6モード(スタンダード・エコ・スポーツ・サンド・マッド・ロック)に対応し、本格オフロード性能とオンロードの快適性を両立します。ホイールベース3,075mmに支えられた3列シートは余裕の着席感を提供します。

日本市場では中東価格をベースに並行輸入コストを加算すると、3.5L V6で概算600〜650万円前後と試算されます(税金・登録費用・送料等を含む)。正規導入価格は未発表ながら、これを上回る可能性が高く、ランドクルーザー300(国内価格510〜800万円台)と真正面からぶつかるポジションになりそうです。

あわせて読みたい
日本待望の復活!日産 新型「パトロール(サファリ)」フルモデルチェンジ 2027年モデル上陸へ ランドク... 日産自動車が誇るオフロードSUVの系譜を受け継ぐフラッグシップモデル、「パトロール(日本名:サファリ)」のフルモデルチェンジを行い日本モデルを2027年に発売を予定...

スバル:アセントの2026年後半導入を検討中

Subaru Ascent(スバル・アセント)2026年型

2026-Subaru-Ascent
2026-Subaru-Ascent

スバルは2026年6月6日、米国インディアナ州のSIA(Subaru of Indiana Automotive, Inc.)で生産している3列シートSUV「アセント」について、2026年後半をめどに日本市場への導入を検討していると正式発表しました。現在はあくまで「検討段階」ですが、具体的なスペックや比較データが公開されており、現実味は十分にあります。

アセントは2018年の初代モデルから米国専用として販売されてきた、スバルのフラッグシップ3列シートSUVです。エンジンは2.4L DOHC 16バルブ 直噴ターボ(FA24型)で、出力は260ps(194kW)・375Nm(277lb-ft)、CVT(8速換算)と組み合わされます。EPA燃費は26MPG(ハイウェイ)・19MPG(市街地)で、タンク容量73L(19.3ガロン)から航続距離800km超を実現します。

駆動方式はスバル自慢のフルタイムAWD(4WD)で、X-MODEも搭載。泥・深雪のデュアルX-MODEと、最低地上高221mm(8.7インチ)による悪路走破性は、スバルSUVとしての本領を発揮します。牽引能力は最大5,000ポンド(2,268kg)です。

ボディサイズは全長4,999mm・全幅1,930mm・全高1,819mm・ホイールベース2,891mmで、定員7〜8名。3列目格納時の荷室容量は最大4,339L(153.2立方フィート)、3列目展開時でも2,141L(75.6立方フィート)と圧巻の広さを誇ります。3列目の実際の足元空間は805mm(31.7インチ)確保されており、3列目でも大人が現実的に使えるのが強みです。

安全装備はEyeSight Driver Assist Technologyを全グレードに標準装備し、Reverse Automatic Braking(RAB)、360度カメラ、Emergency Stop Assist(緊急停車支援)も搭載。インフォテインメントは11.6インチタッチスクリーン(Apple CarPlay・Android Auto対応)、TomTomナビ、Harman Kardon 14スピーカー(合計792W)、1,372mm超のワイドなダッシュボード幅など、プレミアム志向の仕上がりです。

米国での価格はベースグレードが40,795ドル(約614万円)から最上位モデルで51,165ドル(約770万円)。日本では550〜750万円程度の導入価格になるという見方があり、同クラスのトヨタ・ハイランダー(約688万円〜)と直接競合します。日本市場での正式価格・発売日は2026年後半に正式発表される予定です。

あわせて読みたい
スバル アセント 2026年後半に日本市場へ導入検討 3列シートSUVの全貌と背景を徹底解説 スバルは2026年6月6日、米国インディアナ州の生産拠点「Subaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)」で製造している3列シートミッドサイズSUV、北米仕様の「アセント(...

全モデル比較:どれを選ぶべきか?

今回の逆輸入ラッシュで登場するモデルを整理すると、大きく「スポーツカー・セダン」「ミドルSUV」「大型・フルサイズSUV」「ピックアップトラック」の4カテゴリーに分類できます。

スポーツ志向でMTを楽しみたいなら、ホンダ・アキュラ インテグラ Type Sが唯一無二の選択肢です。320ps・6MT・LSDという組み合わせは、日本の輸入スポーツカー市場でも他に類を見ません。840万円という価格はプレミアムですが、アルピーヌA110やBMW M2と同価格帯で国産ブランド品質の安心感を加えた点は評価されるでしょう。

5人乗りSUVで本格的な4WD性能を求めるなら、ホンダ・パスポート TrailSport EliteかニッサンムラーノかSubaru Ascentが候補です。パスポートはV6 3.5L・i-VTM4でオフロード能力が高く、ムラーノはVC可変圧縮比エンジン×Google組み込みナビという先進技術が光ります。アセントはスバルのAWDとEyeSightに信頼を置くユーザーに最適です。

3列シートで家族全員を乗せたいなら、トヨタ・ハイランダーかスバル・アセントがベストチョイスです。ハイランダーはハイブリッドモデルも選べて燃費・パワーを両立し、アセントは国内3列SUVで最高峰クラスの荷室容量を持ちます。

最後に、他の誰とも被らない個性を求めるなら、日産・パトロール(V6 3.5L・502ps NISMOも将来検討中)またはトヨタ・タンドラというプレミアムな選択肢があります。いずれも国内では希少性が高く、強烈なキャラクターを持つ1台です。


価格・発売スケジュール 一覧表

以下に、各モデルの概要を整理します。

  • トヨタ カムリ(米国仕様):2026年導入予定、予想価格400〜600万円台、生産工場:ケンタッキー州TMMK
  • トヨタ ハイランダー:2026年4月〜導入済、価格688万円〜(3列シートSUV)、生産工場:インディアナ州TMMI
  • トヨタ タンドラ:2026年4月〜導入済、予想価格800〜1,200万円台、生産工場:テキサス州TMMTX
  • ホンダ アキュラ インテグラ Type S:2026年12月発売予定、予想価格840万円前後、生産工場:オハイオ州
  • ホンダ パスポート TrailSport Elite:2026年12月発売予定、予想価格800万円前後、生産工場:オハイオ州
  • 日産 ムラーノ(新型):2027年初頭導入予定、予想価格600〜700万円台、VC可変圧縮比エンジン搭載
  • 日産 パトロール(新型):2027年導入予定(並行輸入で先行入手可)、予想価格800万円〜、V6 3.5Lツインターボ搭載
  • スバル アセント:2026年後半に検討発表済、予想価格550〜750万円台、3列8名乗りSUV

まとめ:2026〜2027年は「逆輸入元年」

これだけ多くの日系メーカーが一斉に米国産モデルを日本に持ち込もうとしているのは、自動車史上でも極めて異例の現象です。その背景はトランプ関税という政治的な圧力ではあるものの、結果として日本の消費者にとっては「これまで海外でしか買えなかった憧れの一台」が正規ルートで手に入るという、歓迎すべき変化でもあります。

もちろん、価格帯は各モデルとも500〜1,200万円台と決して安くはありません。しかし、正規輸入による保証・アフターサービスの充実、国内ディーラーでのメンテナンス対応、そして日本語対応のインフォテインメントシステムなど、並行輸入にはない安心感は大きなアドバンテージです。

2026年後半から2027年にかけて、日本の道路はこれまで以上に多様な車種で彩られることでしょう。新しい逆輸入モデルの動向を引き続きチェックしていきましょう。

U.S.-made re-imported vehicles in the Japanese market in 2026–2027

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

目次