スバルのスポーツセダン「WRX」に、ついに6速MT(マニュアルトランスミッション)を搭載した通常カタログモデルが正式追加されます。新グレード「WRX STI Sport R」は、2026年11月13日に発表、同月19日より受注受付開始が予定されています。
これまで6速MTは600台限定の特別なコンプリートカーでしか手に入りませんでしたが、今回ついに「欲しい人に届く」通常ラインナップとして設定されます。本記事では、最新情報・スペック・価格・装備を徹底解説します。

結論:WRXの6速MTが抽選なしで買えるようになる
まず押さえておきたいポイントを整理します。
2026年4月に600台限定で販売されたSTIコンプリートカー「WRX STI Sport♯(シャープ)」で一度復活した6速MTが、今回は限定車ではなく通常カタログモデルの「WRX STI Sport R」として登場します。抽選販売ではないため、購入を希望する人にしっかり供給される点が最大のニュースです。

さらに、限定車で採用されていたトランスミッション「TY75」から、より高トルクに対応する新型「TY85」へ変更されたことで、最大トルクがCVT車と同じ38.2kgmまで向上しています。
WRX 6MT正式追加の背景とスケジュール
現行WRXは2021年11月にCVTを搭載する「WRX S4」としてフルモデルチェンジし、2025年5月にはSTIが手掛けた500台限定のハイパフォーマンスモデル「S210」が設定されました。
長らく受注停止となっていたWRX S4ですが、一部改良版として2026年11月13日に発表、同月19日に受注受付が開始される予定です。この改良のタイミングに合わせて、以前から噂されていたTY85型6速MTを搭載する「WRX STI Sport R(6速MT)」が新設定されます。
TY85なWRXはカタログモデルだから全色選べて11月中頃発表&受注開始予定。エンジンはノーマルでバランス取りなし。オートブリッピングが追加。DCCDは無い。タイヤは245/35R19のポテンザ。標準内装は黒でウルトラスエードシート。3眼MTアイサイトでEXなし。6&2PODブレンボ標準。レカロはMOP。
— KUN (@kun_f) October 17, 2026
来月あたりにWRXのMTのカタログモデルが出るらしいが それと比べてSpoort♯の有利な点は TY85に比べてTY75ミッションは軽いので車体重量がちょっとだけ軽い バランスドエンジンなのでエンジンのフィーリングが良い気がする だが俺はレアだぜ くらいになってしまうのかな
— モズーク (@mozooq) October 19, 2026
グレード構成の大幅整理:STI Sportは6MT車のみに
今回の改良では、グレード構成が大きく整理されます。CVT仕様の「STI Sport R EX」をはじめとする複数グレードが廃止となり、代わりに6速MTの「STI Sport R」が新設定されます。

事前にアナウンスされていた「WRX S4」の「STI Sport」グレード廃止により、今後「STI Sport」グレードは6MT車のみとなる点が大きな変化です。

新型WRXの主なグレード構成は次の通りです。
- WRX S4 GT-H EX(CVT/AWD):継続
- WRX STI Sport R(6速MT/AWD):新設定
- 廃止:STI Sport R EX(CVT)、Black Limited/Black Limited II(CVT)、STI Sport♯(6速MT・限定車)
価格:新型WRX STI Sport R(6MT)は580万円
気になる価格は、新設定の6速MT車「WRX STI Sport R」が580万円とされています。

参考として、現行のCVT車および販売終了した限定車の価格は以下の通りです。
- WRX S4 GT-H EX(CVT):447万7000円
- WRX S4 STI Sport R EX(CVT・廃止):502万7000円
- WRX STI Sport♯(6速MT・600台限定/販売終了):610万5000円
限定車「STI Sport♯」の610万5000円と比べると、通常カタログモデルとなる「STI Sport R」は580万円と手が届きやすい価格設定になっています。
WRX 6MT「STI Sport R」のスペックと専用装備
新グレード「STI Sport R(6速MT)」は、基本的にCVT仕様のSTI Sport Rをベースとしつつ、6速MT専用の装備が追加されます。
パワートレイン
搭載エンジンは水平対向4気筒2.4L直噴ターボで、最高出力275ps、最大トルク38.2kgmを発揮します。限定車「STI Sport♯」ではトルクが35.7kgmにダウンしていましたが、トランスミッションをTY75からTY85へ変更したことで、CVT車と同じ38.2kgmへ向上しています。

6MT専用の主な装備
- 高耐久・高トルク対応のTY85型6速マニュアルトランスミッション
- オートブリッピング(シフトダウン時に自動でエンジン回転数を合わせる「レブシンク」機能)
- 電子制御ダンパー
- brembo製ブレーキキャリパー(フロント対向6ピストン/リヤ対向2ピストン)
- タイヤサイズは前後共通で245/35R19(ブリヂストン製ポテンザ)
- ウルトラスエードスポーツシート(ブラック内装)/RECARO製シートはメーカーオプション
非採用となる装備
一方で、以下の装備は設定されません。
- バランスドエンジン(エンジンのバランス取り)
- DCCD(ドライバーズ・コントロール・センター・デフ)
- アイサイトX(EyeSight X)
なお、安全装備にはトリプルカメラを採用したMT車用アイサイトが搭載されます。グレード名で「EX」として表示される「アイサイトX」は非搭載となるため、グレード名は「STI Sport R」となります。
ボディカラーは全8色をラインナップ
ボディカラーは次の全8色が設定される予定です。
セラミックホワイト、アイスシルバーメタリック、マグネタイトグレーメタリック、クリスタルブラックシリカ、イグニッションレッド、ギャラクシーパープルパール、サファイアブルーパール、WRブルーパール。
スバルの象徴とも言える「WRブルーパール」が選べる点も、WRXファンには嬉しいポイントです。
内装・ボディサイズ
内装は黒を基調にレッドステッチを配し、アグレッシブな印象に。11.6インチの大型インフォテインメントディスプレイを採用し、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応します。
ボディサイズは全長4670×全幅1825×全高1465mm、ホイールベース2675mm、車重1590kgとされ、前モデルのWRX S4(全長4595×全幅1795×全高1475mm)から拡大されています。
発売日まとめ
新型WRXに新設定される6速MTカタログモデル「WRX STI Sport R」は、2026年11月13日の発表、同月19日の受注開始が予定されています。
限定ではなく通常ラインナップとして6速MTを選べるようになったことで、「MTのWRXが欲しかった」というユーザーにとって、まさに待望のモデルと言えるでしょう。
まとめ:待望の「買えるWRX 6MT」が正式追加
今回のポイントを改めて整理します。6速MT搭載の「WRX STI Sport R」が通常カタログモデルとして正式追加され、抽選なしで購入可能になりました。限定車のTY75からTY85へ変更され、最大トルクがCVT車と同じ38.2kgmに向上。価格は580万円で、brembo製ブレーキやオートブリッピングなど本格的な走行装備を搭載。CVTの「STI Sport」系は廃止され、STI Sportは6MT車のみとなります。
スバルWRXらしい「操る楽しさ」を存分に味わえる6速MTが、ついに誰もが選べる形で帰ってきます。最新の正式情報は、2026年11月13日のスバル公式発表で確認するのが確実です。

