アルファ ロメオのコンパクトSUV「ジュニア」に、サベルト製のアルカンターラスポーツシートを備えた限定車「JUNIOR Pilota by Sabelt(ジュニア ピロタ バイ サベルト)」が設定され、2026年10月29日に発売されました。全国120台限定で、価格は532万円(税込)からです。
ジュニアは2025年6月24日に日本で発売されたアルファ ロメオのエントリーモデルで、数か月おきに限定車が登場してきました。今回はその中でもスポーティな方向に振った1台で、サベルト社のシートが最大の見どころです。
ボディカラーは2色で、それぞれ台数が決まっています。限定車は早く売り切れることが多いので、気になる方は早めに正規ディーラーへ問い合わせるのがおすすめです。
この記事では、新型ジュニア ピロタ バイ サベルトの発売日、特別装備、価格、通常グレードや過去の限定車との違い、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。なお、記事中の写真はすべて欧州仕様です。


新型ジュニア ピロタ バイ サベルトとは?:背景と概要
ベースになっているのは、マイルドハイブリッドの「JUNIOR Ibrida(ジュニア イブリダ)」です。ジュニアはアルファ ロメオの中でもっとも小さなSUVで、三眼のLEDヘッドライト、三つ葉(トライローブ)形状のフロントグリル、1960年代のアルファ ロメオが取り入れた、リアエンドをすっぱりと断ち切る「コーダトロンカ」の手法を使ったスタイルが特徴です。
車名の「Pilota(ピロタ)」は、イタリア語でパイロット、つまり操縦士を意味します。その名のとおり、運転する人がクルマと一体になれることを目指した限定車で、ドライバーの体を支えるサベルト製のスポーツシートと、マットブラックにレッドを差し色にした専用ボディキットで仕立てられています。
発売日は2026年10月29日(木)で、全国のアルファ ロメオ正規ディーラーで販売されます。さらに2026年11月14日(土)から23日(月・祝)までは、全国の正規ディーラーで「JUNIOR Pilota by Sabelt デビューフェア」が開かれ、来場者には「Alfa Romeo × Sabelt」のオリジナルカードケースがプレゼントされます。
【変更点まとめ】新型ジュニア ピロタ バイ サベルトはここが特別
ベース車に対して、ピロタ バイ サベルトに追加された特別装備は以下の通りです。
インテリア
- Sabelt社製アルカンターラスポーツシート:パワーシートとシートヒーター付き
- アルカンターラ仕上げのインテリア加飾:ダッシュボードやセンターコンソールにも採用
- レザー&アルカンターラ ステアリングホイール:オーディオコントローラーとパドルシフト付き
エクステリア
- 専用ボディキット:マットブラックのサイドスカートとリアバンパーにレッドのインサート
- スクデット プログレッソ:ビショーネ(大蛇)をあしらった盾型グリル
- 18インチ「フォリ」アルミホイール:33 Stradaleから着想を得た三つ葉モチーフ
① 最大の見どころはサベルト製スポーツシート

サベルトは1972年にイタリア・トリノで創業した自動車部品メーカーで、F1やWRCなど多くのレースでシートやハーネスが使われてきました。
アルファ ロメオとのつながりも深く、2019〜2023年にF1に参戦した「Alfa Romeo F1 Team」の2022年型マシン「C42」にはサベルト製のシートと多点式シートベルトが使われました。市販車でも「ジュリア クアドリフォリオ GTA/GTAm」「4C」「4C スパイダー」「ミト クアドリフォリオ ヴェルデ」といった走りを突き詰めたモデルに採用されてきた経緯があります。
ピロタ バイ サベルトのシートは、コーナーで体をしっかり支える形状に、手ざわりのよいアルカンターラを組み合わせたもの。それでいてパワーシートとシートヒーターを備えているので、毎日の通勤や冬場の運転でも快適に使えるのがポイントです。
② マットブラック+レッドの専用ボディキット

サイドスカートとリアバンパーはマットブラック仕上げで、そこにレッドのインサートが入ります。ツヤを抑えた黒と赤のラインの組み合わせが、コンパクトなボディを低く引き締まった印象に見せます。通常のプレミアムはグロスブラック、限定車スポルト スペチアーレはグロスブラック+シルバーだったので、色の組み合わせで見分けがつきます。
③ ビショーネ入りの「スクデット プログレッソ」

フロントの盾型グリル「スクデット」は、通常のイブリダが採用する「レジェンダ」ではなく、アルファ ロメオの象徴であるビショーネ(大蛇)をモチーフにした「プログレッソ」デザインになります。顔つきがより精悍になり、ひと目で特別なジュニアだとわかる部分です。
④ 33 Stradale譲りの18インチ「フォリ」ホイール

足元は三つ葉モチーフの18インチアルミホイール「フォリ」で、タイヤサイズは215/55R18です。デザインのもとになったのは、2023年に世界33台限定で発売された「33 Stradale(トレンタトレ ストラダーレ)」。立体的な造形で、小さなボディに力強さと軽快さを加えています。
新型ジュニア ピロタ バイ サベルトのグレードと価格一覧
ピロタ バイ サベルトはボディカラーによって価格が分かれます。参考に、現在の通常グレードと前回の限定車も並べました(価格はいずれも経済変動加算額27万円を含むメーカー希望小売価格)。
| モデル | ボディカラー/台数 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ジュニア イブリダ ピロタ バイ サベルト 【限定車】 | トルトーナ ブラック/50台 | 532万円 |
| ジュニア イブリダ ピロタ バイ サベルト 【限定車】 | ブレラ レッド/ブラックルーフ/70台 | 547万円 |
| ジュニア イブリダ スポルト スペチアーレ(限定車) | 3色/140台 | 525万円 |
| ジュニア イブリダ プレミアム | カタログモデル | 495万円 |
| ジュニア イブリダ コア | カタログモデル | 447万円 |
プレミアムとの差は、トルトーナ ブラックで37万円です。プレミアムでも「ブレラ レッド/ブラックルーフ」を選ぶと有償色が15万円かかり510万円になるので、同じ赤×黒ルーフどうしで比べても差は37万円。サベルト製シート、アルカンターラ内装、専用ボディキット、プログレッソのスクデット、フォリホイールが付くことを考えると、内容に対して上乗せ幅は抑えられています。
スポーティな仕立て!新型ジュニア ピロタ バイ サベルトの外装(エクステリア)
ボディカラー
ボディカラーは、引き締まった黒の「トルトーナ ブラック」(50台)と、アルファ ロメオらしい赤に黒い屋根を組み合わせた「ブレラ レッド/ブラックルーフ」(70台)の2色です。写真の赤い車体がブレラ レッドで、レッドのインサートとの一体感を重視するならこちら、差し色の赤をくっきり目立たせたいならトルトーナ ブラックが向いています。
アルカンターラ尽くし!新型ジュニア ピロタ バイ サベルトの内装(インテリア)
コックピット

運転席まわりは、ドライバーを中心に組み立てたアルファ ロメオらしいレイアウトです。メーターはレーシングカーのように奥まった位置に収めた「テレスコープデザイン」で、中央には10.25インチのタッチスクリーンナビゲーションを備えます。ステアリングはレザーとアルカンターラのコンビで、オーディオの操作スイッチとパドルシフトが付きます。
アルカンターラの加飾

シートとステアリングだけでなく、ダッシュボードとセンターコンソールにもアルカンターラが使われ、室内全体に統一感があります。
装備
公式サイトでは、アルミニウムのスポーツペダルとキックプレート、8色から選べるアンビエントライト、ワイヤレスチャージングパッド、6:4分割可倒式リアシートなども装備として案内されています。荷室容量はイブリダで415Lです。
新型ジュニア ピロタ バイ サベルトのパワートレインとスペック
パワートレインはベース車と同じマイルドハイブリッドで、限定車専用のチューニングなどは発表されていません。
| エンジン | 1.2L 直列3気筒DOHCターボ(総排気量1,199cc) |
|---|---|
| ハイブリッド | 48Vマイルドハイブリッド(モーター内蔵の6速デュアルクラッチトランスミッション) |
| システム最高出力 | 145PS(欧州参考値) |
| 最大トルク | 230Nm |
| タイヤ | 215/55R18 |
| ハンドル位置 | 右ハンドル |
発進時や加速時にはモーターがエンジンを助け、渋滞などの低速域ではモーターだけで走ることもできます。ドライブモードは、スポーティな「Dynamic」、普段使いの「Natural」、燃費を重視した「Advanced Efficiency」の3つから選べる「DNAドライブモードセレクター」です。
なお、ピロタ バイ サベルトの燃費(WLTCモード)とボディサイズの数値は、今回の発表資料には記載がありませんでした。購入時は正規ディーラーで諸元表を確認してください。
新型ジュニア ピロタ バイ サベルトの安全装備
ジュニアは運転支援装備が充実しており、公式サイトではピロタ バイ サベルトの装備として次のものが挙げられています。
- アダプティブクルーズコントロール(スタート&ゴー機能付き)
- フロント/リア/サイドのパーキングセンサー
- リアパーキングカメラ
- エレクトリックパーキングブレーキ
このほかジュニアには、発売時からブラインドスポットモニターやレーンキーピングアシストも全車に標準装備されています。
新型ジュニア ピロタ バイ サベルトはどれを選ぶべきか?おすすめ
おすすめ① 【走りの雰囲気重視なら】ピロタ バイ サベルト トルトーナ ブラック
価格:532万円
ピロタ バイ サベルトの中では15万円安く、黒いボディにマットブラックとレッドのアクセントがくっきり映えます。サベルト製シートやアルカンターラ内装など、中身は赤いボディと同じなので、装備を重視するならこちらが割安です。ただし50台と台数が少ない点には注意が必要です。
おすすめ② 【アルファらしさ重視なら】ピロタ バイ サベルト ブレラ レッド/ブラックルーフ
価格:547万円
アルファ ロメオといえば赤、という方にはこちら。ブラックルーフとの2トーンで、写真で見た姿そのままの1台になります。70台とトルトーナ ブラックより枠は多めです。
おすすめ③ 【予算重視なら】ジュニア イブリダ プレミアム
価格:495万円
18インチホイールやグロスブラックのボディキットなど、見た目の上質さはひと通りそろったカタログモデルです。サベルト製シートやアルカンターラにこだわらないなら、37万円安く同じパワートレインを選べます。
サベルトシートの限定車は2度目?ジュニアの限定車をおさらい
実はジュニアには、発売時にもサベルト製スポーツシートを備えた限定車がありました。2025年6月24日に200台限定で登場した「Junior Ibrida Speciale(スペチアーレ)」で、価格は533万円。プログレッソのスクデット、マットブラック&レッドインサートのボディキット、レザー&アルカンターラステアリングに加え、サンルーフも付いていました。今回のピロタ バイ サベルトは、そのスポーティな方向性を受け継いだ限定車といえます(今回の発表ではサンルーフは特別装備に含まれていません)。
| 限定車 | 発売日 | 台数 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Junior Ibrida Speciale | 2025年6月24日 | 200台 | 533万円 |
| Junior Ibrida INTENSA | 2026年1月7日 | 180台 | 508万円 |
| Junior Ibrida Edizione Bianco | 2026年2月26日 | 120台 | 499万円 |
| Junior Ibrida Avorio Classico | 2026年5月14日 | 80台 | 499万円 |
| Junior Ibrida Sport Speciale | 2026年8月6日 | 140台 | 525万円 |
| Junior Pilota by Sabelt | 2026年10月29日 | 120台 | 532万円〜 |
新型ジュニア ピロタ バイ サベルトの発売日はいつ?
発売日は2026年10月29日(木)で、すでに全国のアルファ ロメオ正規ディーラーで販売が始まっています。デビューフェアは11月14日(土)〜23日(月・祝)です。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は台数です。トルトーナ ブラックは50台、ブレラ レッド/ブラックルーフは70台しかありません。全国の販売店で分け合う台数なので、デビューフェアを待たずに問い合わせたほうが確実です。
2つ目は乗り心地との相性です。ホールド性の高いスポーツシートと18インチホイールの組み合わせは、体格や好みによって合う・合わないが出やすい部分です。できれば実車のシートに座り、乗り降りのしやすさも確かめておきましょう。
3つ目はアルカンターラの手入れです。皮脂や汚れで風合いが変わりやすいので、こまめな手入れが前提になります。
新型ジュニア ピロタ バイ サベルトに関するよくある質問(FAQ)
Q. 発売日はいつですか?
A. 2026年10月29日(木)です。全国のアルファ ロメオ正規ディーラーで販売されます。
Q. 価格はいくらですか?
A. トルトーナ ブラックが532万円、ブレラ レッド/ブラックルーフが547万円(いずれも税込)です。
Q. 何台限定ですか?
A. 全国120台限定で、内訳はトルトーナ ブラックが50台、ブレラ レッド/ブラックルーフが70台です。
Q. 電気自動車のエレットリカにも設定されますか?
A. 設定されるのはマイルドハイブリッドのイブリダだけです。
まとめ:ジュニア ピロタ バイ サベルトは「座って選ぶ」限定車
新型ジュニア ピロタ バイ サベルトは、サベルト製のアルカンターラスポーツシートを主役に、マットブラック+レッドのボディキット、プログレッソのスクデット、フォリホイールを組み合わせた120台の限定車です。価格は532万円からで、プレミアムとの差は37万円にとどまります。
パワートレインは通常モデルと同じなので、決め手になるのはシートと内外装の雰囲気です。気になる方は台数が残っているうちに、正規ディーラーで実際にシートに座って確かめてみてください。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

