2028年のアウディは、新しい世代の電気自動車「A4 e-tron」の登場と、Concept Cの市販版となる電気自動車のスポーツカーが大きな注目点になりそうです。2026年に世界で発表された3代目の新型「Q7」、ブランド最大のSUV「Q9」、入門用の電気自動車「A2 e-tron」が日本に入ってくるかどうかも見逃せません。
アウディは2025年から2026年にかけて、A5、Q5、A6、Q3と主力モデルを次々に新しくし、2026年にはQ7、Q9、A2 e-tronを世界で発表しました。2027年はこれらの新型車が日本に上陸し始める年と予想され、2028年は、新しいソフトウェアの仕組みを使った次の世代の電気自動車が登場する年になりそうです。
この記事では、2028年に日本で発売・導入が予想されるアウディの新型車とモデルチェンジ情報をまとめました(全5モデル)。日本での発売時期と価格は、どのモデルもアウディ ジャパンから発表されておらず、公式発表の内容と欧州・米国での発売スケジュールをもとにした予想を含みます。

2028年 アウディ 新型車・モデルチェンジ 一覧表
まずは、この記事で紹介する5モデルを一覧で確認しましょう。「日本の時期」の欄は、日本で発売・導入される時期の予想です。
| 車種 | 内容 | 日本の時期 |
|---|---|---|
| A4 e-tron | 新型車(電気自動車) | 2028年後半以降(予想) |
| Concept C 市販モデル | 新型車(電気自動車のスポーツカー) | 2028年頃(予想) |
| Q7 | フルモデルチェンジ(3代目) | 2027年末〜2028年前半(予想) |
| Q9 | 新型車(フルサイズSUV) | 2028年頃以降(予想) |
| A2 e-tron | 新型車(入門用の電気自動車) | 2027年〜2028年頃(予想) |
アウディ 新型 A4 e-tron 電気自動車 2028年登場予定 日本は2028年後半以降予想
アウディは、新しい世代の電気自動車「A4 e-tron」を2028年に発売する計画です。アウディの技術開発担当の取締役ロウベン・モーア氏は2026年6月、2028年の発売予定を変える必要はないと話しています。
アウディのゲルノート・デルナーCEOは2026年3月17日の年次記者会見で、フォルクスワーゲン グループとリヴィアンの合弁会社「RV Tech」がつくる新しい電子・電気アーキテクチャーを使った最初のアウディを、早ければ2028年に投入すると発表しました。A4 e-tronは、フォルクスワーゲン グループの新しいプラットフォーム「SSP」の力をフルに生かす最初のアウディになるとされています。

デザインは、Concept Cで始まった新しいデザインの考え方を取り入れ、室内はデジタルの機能とボタンやダイヤルなどの物理スイッチを組み合わせる方向です。ステーションワゴンの「アバント」も用意される予定で、ライバルはBMWの電気自動車の新型3シリーズ「i3」や、電気自動車のメルセデス・ベンツ Cクラスになります。
アウディは2024年に「A4」の名前を「A5」に改め、エンジン車のセダンとアバントはA5として販売しています。A4の名前は電気自動車で復活する形です。日本での時期は発表されていませんが、欧州での発売が2028年のため、日本は2028年後半以降と予想されます。
アウディ 新型 Concept C 市販モデル 電気自動車のスポーツカー 日本は2028年頃予想
アウディは2025年9月2日、イタリアのミラノで、電気自動車の2人乗りスポーツカー「Concept C」を世界初公開しました。アウディの新しいデザインの考え方を初めて形にしたモデルで、アウディは市販モデルにつながるコンセプトカーだとしています。

Concept Cは、屋根を開けて走るオープンカーの楽しさと、ハードトップの上品さを両立させる仕組みを持つ電気自動車です。ナンバーを付けて公道を走れるコンセプトカーで、室内には折りたためる10.4インチのディスプレイを備えます。ミラノでの公開の数日後には、ドイツ・ミュンヘンの国際モーターショー「IAA MOBILITY 2025」で一般向けにも披露されました。デルナーCEOは、公開から2年以内に市場に出すと話しており、市販モデルは2027年に登場すると予想されています。かつての「TT」や「R8」に続くアウディのスポーツカーとして期待が集まります。


車名や価格、性能、日本での発売時期はまだ発表されていません。世界での発売が2027年と予想されるため、日本では2028年頃の導入が考えられます。
アウディ 新型 Q7 フルモデルチェンジ(3代目) 日本は2027年末〜2028年前半予想
アウディは2026年6月9日、上級SUV「Q7」の3代目となる新型を発表しました。約10年ぶりのフルモデルチェンジで、2代目までと同じくスロバキアのブラチスラバ工場でつくられます。

ドイツで最初に発売されるのは、3.0L V6ディーゼルターボ「TDI」に、電動コンプレッサーを使うマイルドハイブリッド「MHEV plus」を組み合わせたモデルです。出力は220kW(299PS)と180kW(245PS)の2種類で、8速ティプトロニックと4輪駆動の「quattro」を組み合わせます。座席は5人乗りが標準で、6人乗りと7人乗りも選べます。荷室の容量は、5人乗りで最大806L、2列目を倒すと最大2,075Lまで広がります。ドイツの価格は87,900ユーロからで、2026年6月に受注を始め、9月から納車が始まりました。

日本での発売時期は発表されていませんが、欧州での納車が2026年9月に始まったことから、日本では2027年末から2028年前半にかけての導入が予想されます。

アウディ 新型 Q9 ブランド最大のフルサイズSUV 日本は2028年頃以降予想
アウディは2026年7月29日、ブランド史上最大のSUV「Q9」を発表しました。アウディが初めて「9」の数字を使ったモデルで、BMW X7やメルセデス・ベンツ GLSに対抗します。

全長は5.31m、ホイールベースは3.14mで、7人乗りが標準、2列目に電動で調整できる独立シートを2つ並べた6人乗りも選べます。欧州では220kWのV6ディーゼル「Q9 TDI」が108,400ユーロからで、2026年11月から納車が始まります。米国ではV6ガソリンターボのQ9に加え、0-100km/h加速4.0秒の4.0L V8ツインターボ「SQ9」も設定され、米国・カナダ・ドイツでは手放し運転を支援する機能も用意されます。リアには、世界で初めてとなる第3世代の曲面OLEDテールランプを採用し、大きなパノラマサンルーフも用意されます。生産はQ7と同じブラチスラバ工場です。

Q9は米国を主なターゲットにしたモデルで、日本への導入は発表されていません。日本で販売するとしても、Q7のあと、2028年頃以降になると予想されます。

アウディ 新型 A2 e-tron 入門用の電気自動車 日本は2027〜2028年頃予想
アウディは2026年9月8日、パリで入門用の電気自動車「A2 e-tron」を発表しました。1999年に登場したアルミボディのコンパクトカー「A2」の名前を、約25年ぶりに復活させたモデルです。

電費は100kmあたり12.8kWhで、アウディ史上もっとも効率の高いクルマです。空気抵抗係数(Cd値)は0.24、航続距離は最大646km(WLTP)です。ドイツの価格は、52kWhの電池を積む125kWのモデルが38,200ユーロから、61kWhの電池のモデルが41,900ユーロから、84kWhの電池を積む170kWのモデルが48,900ユーロ、最上位の240kWのモデルが51,200ユーロです。最大646kmの航続距離は、84kWhの電池を積む170kWのモデルの数値です。2026年9月10日に受注を始め、12月から販売店に並びます。生産はドイツのインゴルシュタット工場です。

日本での発売時期は発表されていません。欧州での納車が2026年12月に始まることから、日本では2027年から2028年頃の導入が予想されます。日本で販売されているQ4 e-tronよりも小さく、手ごろな電気自動車として期待されます。

2028年より前に出てくるアウディの新型車
2028年の新型車を待つかどうかを考えるうえでは、その前に出てくるモデルも知っておきたいところです。日本では2026年に、新型Q3、新型A6/A6 アバント、プラグインハイブリッドの新型RS 5/RS 5 アバントが発売され、2026年10月にはQ5/Q5 スポーツバックに前輪駆動のモデルが加わりました。
2027年には、改良されたA3や、新型Q7、A2 e-tronなどの日本導入が予想されています。2027年に新しい世代のエンジン車とプラグインハイブリッド車がひと通りそろい、2028年は、A4 e-tronに代表される新しい世代の電気自動車へと続く流れになりそうです。
2028年のアウディ 注目ポイント
2028年のアウディで注目したいポイントは次の3つです。
・A4の名前の復活:電気自動車として生まれ変わるA4 e-tronが、新しいソフトウェアでどこまで進化するかがポイントです
・電気自動車のスポーツカー:Concept Cの市販モデルが、TTやR8に代わる新しいアウディの顔になるのかに注目です
・大型SUVの日本導入:新型Q7とブランド最大のQ9が、日本でいつ、いくらで買えるのかが気になります
2028年の新型を待つべき?今買うべき?
1つ目のポイントは、エンジン車にするか電気自動車にするかです。A5やA6、Q5は2025年から2026年にかけて日本で新しくなったばかりで、すぐに乗りたい方は現行モデルでも最新の装備を十分に楽しめます。
2つ目は、電気自動車を待つ場合の準備です。A4 e-tronやA2 e-tronを待つ場合は、自宅に充電設備を用意できるか、国の補助金がどうなるかもあわせて確認しておきたいところです。
3つ目は、今のクルマの車検や乗り換えの時期です。2028年の新型は日本での時期が予想のため、車検が近い方は無理に待たず、現行モデルの条件と比べて判断するのがおすすめです。
2028年のアウディ新型車に関するよくある質問(FAQ)
Q. A4 e-tronはいつ発売されますか?
A. アウディは2028年の発売を計画しています。日本での時期は発表されておらず、2028年後半以降と予想されます。
Q. Concept Cは市販されますか?
A. アウディは市販モデルにつながるコンセプトカーだとしており、CEOは公開から2年以内に市場に出すと話しています。車名や価格は発表されていません。
Q. 新型Q7は日本でいつ発売されますか?
A. アウディ ジャパンから発表はありません。ドイツでは2026年9月に納車が始まっており、日本では2027年末から2028年前半の導入が予想されます。
Q. Q9は日本で買えますか?
A. 日本への導入は発表されていません。米国を主なターゲットにしたモデルです。
まとめ:2028年のアウディは「新世代EV」と「大型SUV」の年
2028年のアウディは、新しいソフトウェアの仕組みとSSPプラットフォームを使うA4 e-tronが登場し、Concept Cの市販モデルとあわせて、電気自動車の新しい世代が始まる年になりそうです。日本では、新型Q7やQ9、A2 e-tronの導入にも期待が集まります。
2027年に予想される新型車は、2027年のまとめ記事で紹介しています。最新情報が入り次第、随時更新していきます。


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