BMWの日本法人は2026年11月4日、フルモデルチェンジした新型「X5」の事前商談申し込みを専用サイトで始めました。日本で最初に用意されるのは3.0L直列6気筒ディーゼル「40d xDrive M Sport」の1モデルで、メーカー希望小売価格(予定)は1,311万円(税込)です。
新型X5は、BMWが次世代のデザインと技術をまとめた「ノイエ・クラッセ」の第3弾モデルとして、2026年6月30日にアメリカのスパータンバーグ工場で世界初公開された5代目です。初代から続く、BMWの「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」の元祖ともいえるモデルで、今回は見た目も中身も大きく生まれ変わりました。
ただし、日本仕様はまだ国土交通省の型式申請中で、価格はあくまで予定価格です。発売日や納車時期も発表されていません。新型X5を検討している方は、まず事前商談で販売店と情報交換をしておくのがおすすめです。
この記事では、新型X5の日本価格、変更点、外装・内装、パワートレインとスペック、安全装備、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。なお、記事中の写真は海外仕様です。


そもそもBMW 新型 X5とは?日本での事前商談の概要
X5は、BMWのSUVシリーズ「Xモデル」の中で、X3とX7の間に位置する上級SUVです。5人乗りのゆとりある室内と、BMWらしい走りの良さを両立したモデルとして、日本でも長く高級SUVの定番になってきました。
5代目となる新型は、BMWの次世代シリーズ「ノイエ・クラッセ」の考え方を取り入れた3番目のモデルです。電気自動車のiX3から始まったノイエ・クラッセのデザインやデジタル技術を、エンジン車・プラグインハイブリッド・電気自動車をそろえるX5にも広げたのが大きな特徴です。
日本での動きは次のとおりです。
- 発表:2026年11月4日、ビー・エム・ダブリュー株式会社が事前商談申し込みの開始を発表
- 対象モデル:BMW X5 40d xDrive M Sport
- 予定価格:1,311万円(消費税込)
- 申し込み方法:BMW公式サイトの専用フォームから、BMW正規販売店に事前商談を申し込む
- 発売日・納車時期:未発表
BMWの案内では、この申し込みは注文の義務が生じるものではなく、販売店によっては予約金や申込金が必要になる場合があります。また、事前商談をしても優先的な納車が約束されるわけではない点にも注意が必要です。
【特徴まとめ】新型X5はここが新しい
新型X5の主な特徴は、以下のとおりです。
- ノイエ・クラッセのデザイン:縦長のキドニー・グリルが光る「アイコニック・グロー」と、X字形のライトを採用
- BMWパノラミックiDrive:フロントガラス下部の全幅に情報を映す「パノラミック・ビジョン」と3Dヘッドアップ・ディスプレイを採用
- ホイールベースの延長:先代より約2.4インチ(約61mm)長くなり、後席の足もとが広く
- 48Vマイルドハイブリッドのディーゼル:日本仕様の40dは3.0Lディーゼルに48Vのアシストを組み合わせる
- 進化したハイウェイ・アシスト:高速道路でのハンズオフ走行や、ミラーを見るだけで車線変更できる機能を用意
① ノイエ・クラッセの新しい顔つき
いちばん目を引くのはフロントまわりです。キドニー・グリルは先代より小さく縦長になり、輪郭が光る「BMWアイコニック・グロー」を採用しました。左右のライトはX字形のデイライトを持つデザインで、ひと目で新世代のBMWと分かる顔つきです。

② 運転席まわりは「パノラミックiDrive」に
インテリアの中心は、新世代の操作系「BMWパノラミックiDrive」です。フロントガラスの下の端から端までに情報を映し出すパノラミック・ビジョン、3Dヘッドアップ・ディスプレイ、自由な形の大型センター・ディスプレイを組み合わせ、視線をあまり動かさずに情報を確認できるようにしています。
③ 後席が広くなったパッケージ
BMWの発表では、ホイールベース(前後の車輪の間隔)が先代より約2.4インチ長くなりました。伸びた分は主に後席の足もとの広さにつながっていて、家族で長距離を移動することが多いユーザーにはうれしい変更です。
新型X5のグレードと価格一覧(日本仕様)
日本で発表されているのは、次の1モデルだけです。
| グレード | パワートレイン | 駆動 | 価格(税込・予定) |
|---|---|---|---|
| X5 40d xDrive M Sport 【新型】 | 3.0L 直6ディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド | 4WD(xDrive) | 1,311万円 |
この価格は付属品や税金(消費税を除く)、保険料、登録費用などを含まない車両本体の予定価格です。BMWは「型式申請中のため、今後変更される可能性がある」としています。ガソリン車やプラグインハイブリッド、電気自動車「iX5」の日本導入や価格は、現時点で発表されていません。
新型X5のボディサイズ
日本仕様のボディサイズ(全長・全幅・全高)は、まだ発表されていません。BMWが公式に明らかにしているのは、ホイールベースが先代より約2.4インチ(約61mm)長くなったことです。
先代のX5も全幅が2mに近い大柄なSUVでした。新型も同じクラスの車なので、マンションの機械式駐車場などを使う方は、日本仕様の正式なサイズが出てから、駐車場の制限と照らし合わせて確認しておくと安心です。

存在感が増した!新型X5の外装(エクステリア)
フロント
フロントは、立ち気味のノーズに縦長のキドニー・グリルを組み合わせた堂々とした形です。グリルの輪郭はデイライトと一体で光り、左右のライトには「ダブルX」と呼ばれるX字形のライトグラフィックが入ります。アダプティブLEDヘッドライトも採用されています。
サイド・リア
サイドは、余計な線を減らしたすっきりとした面構成で、ノイエ・クラッセらしい一体感のある形にまとめられています。リアには車幅いっぱいに近い細いテールランプを採用しました。海外ではドア自体を電動で開閉できる装備もオプションで用意されています。


ホイール・ボディカラー
海外仕様では最大23インチのホイールが選べ、ボディカラーは11色が用意されています。日本仕様の40d xDrive M Sportで標準になるホイールサイズや、選べるボディカラーは未発表です。

デジタル化が進んだ!新型X5の内装(インテリア)
コックピット・ディスプレイ
運転席まわりには、BMWパノラミックiDriveを採用しています。フロントガラス下部に情報を映すパノラミック・ビジョン、3Dヘッドアップ・ディスプレイ、マルチファンクション・ステアリングを組み合わせました。北米向けの発表では、センター・ディスプレイは17.9インチ、助手席用のパッセンジャー・ディスプレイ(オプション)は14.6インチとされています。
シート・快適装備
欧州仕様では、パノラマ・サンルーフとスポーツシートが標準で、ベンチレーションやマッサージ機能付きのシート、Bowers & Wilkinsのオーディオ(18スピーカー・Dolby Atmos対応)、4ゾーンのエアコンがオプションで選べます。日本仕様の標準装備やオプションの内容は、まだ発表されていません。
新型X5のパワートレインとスペック
日本仕様の40dは、3.0Lの直列6気筒ディーゼルエンジンに2段ターボと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせています。欧州(英国)向けに発表された暫定値は次のとおりです。
| 項目 | X5 40d xDrive(英国仕様・暫定値) |
|---|---|
| エンジン | 3.0L 直列6気筒ディーゼル(2段ターボ) |
| 電動化 | 48Vマイルドハイブリッド |
| 最高出力 | 313hp |
| 最大トルク | 670Nm |
| 0-100km/h加速 | 6.1秒(0-62mph) |
| 最高速度 | 143mph(約230km/h) |
| 駆動方式 | 4WD(xDrive) |
日本仕様のスペックは型式申請中のため、正式な値は発売時に確認が必要です。BMWの事前商談フォームでも「一部ヨーロッパ仕様車の値を含む」と案内されています。
全車にアダプティブ・サスペンションが標準で、前後の重量配分はほぼ50:50です。海外ではオプションで、前後2軸のエアサスペンションと、後輪を最大3.2度切るインテグラル・アクティブ・ステアリングを組み合わせた足まわりも用意されています。

新型X5の燃費
日本仕様のWLTCモード燃費は未発表です。英国向けの発表では、40d xDriveの燃費は最大40.4mpg(WLTP・暫定値)とされています。日本の燃費値は、発売時の公式発表を待ちましょう。
新型X5の運転支援「ハイウェイ・アシスト」
新型X5の運転支援は、BMWが「進化した」とうたう内容です。海外向けに発表されている主な機能は次のとおりです。
- ハイウェイ・アシスト(海外ではオプション):高速道路などで、最高130km/hまでハンズオフ走行ができる
- 視線による車線変更:ドライバーがドアミラーに目を向けることで、車線変更の操作を確認する
- ドライビング・アシスト・プラス/パーキング・アシスト:欧州仕様で標準
- パーキング・アシスト・プロフェッショナル(オプション):スマホアプリ「My BMW」を使った遠隔操作の駐車に対応
日本仕様にどの機能が標準で付くか、また日本で使える速度域などは未発表です。
新型X5 40d xDrive M Sportはどんな人に向いている?

おすすめ① 【長距離派なら】X5 40d xDrive M Sport
価格:1,311万円(予定)
670Nmという大きなトルクを持つディーゼルは、高速道路での追い越しや、人や荷物をたくさん積んだときでも余裕のある走りが期待できます。燃料代を抑えやすい点も、年間の走行距離が長い方には魅力です。
おすすめ② 【最新技術を早く体験したいなら】今のうちに事前商談
パノラミックiDriveやハンズオフ対応の運転支援など、新世代BMWの技術をいち早く使いたい方は、事前商談で日本仕様の装備や納車の見込みを早めに確認しておくのがよいでしょう。
ほかのパワートレインを待つという選択も
海外では、プラグインハイブリッドの「X5 50e xDrive」「X5 M60e xDrive」や、電気自動車の「iX5 60 xDrive」も発表されています。ただし、これらの日本導入は発表されていません。電動車にこだわる方は、今後の発表を待つのも1つの選択です。
海外の新型X5ラインアップ(参考)
英国向けに発表された新型X5シリーズの主な仕様(暫定値)は次のとおりです。日本仕様とは異なるため、参考として見てください。
| モデル | パワートレイン | 最高出力 | 最大トルク |
|---|---|---|---|
| X5 40d xDrive | 3.0Lディーゼル+48V | 313hp | 670Nm |
| X5 50e xDrive | 3.0Lガソリン+モーター(PHEV) | 489hp | 700Nm |
| X5 M60e xDrive | 3.0Lガソリン+モーター(PHEV) | 612hp | 800Nm |
| iX5 60 xDrive | 電気自動車 | 578hp | 805Nm |
電気自動車のiX5は、800Vの電気システムと最大460kWの急速充電に対応し、英国向けの発表では航続距離は最大525マイル(WLTP・暫定値)とされています。X5が1台でディーゼル・PHEV・EVまで選べるシリーズになったことは、新型の大きなポイントです。
新型X5の日本発売日はいつ?
2026年11月5日時点で、日本仕様の発売日・納車開始時期は発表されていません。BMWは「国土交通省の自動車型式申請中で発売前」と案内しており、型式の認可を受けたあとに正式な発売の発表があると考えられます。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、価格が予定価格であることです。型式申請中のため、正式発売のときに価格が変わる可能性があります。オプションや諸費用を含めた支払総額は、販売店で見積もりを取って確認しましょう。
2つ目は、事前商談の条件です。予約金や申込金の有無と金額、キャンセル時の扱いは販売店ごとに異なります。また、事前商談をしても優先的な納車は約束されません。申し込む前に担当の販売店に確認しておくと安心です。
3つ目は、日本仕様の装備とサイズです。今出ている装備やスペックの多くは海外仕様の情報です。ホイールサイズ、運転支援の内容、ボディサイズなど、日本仕様の正式な情報が出たら、自分の使い方や駐車環境に合うか確認しましょう。
新型X5に関するよくある質問(FAQ)
Q. 新型X5の日本価格はいくらですか?
A. 日本で最初に用意される「X5 40d xDrive M Sport」のメーカー希望小売価格(予定)は1,311万円(税込)です。
Q. 事前商談はいつから申し込めますか?
A. 2026年11月4日から、BMW公式サイトの専用フォームで申し込めます。
Q. 発売日はいつですか?
A. 2026年11月5日時点で未発表です。型式申請中のため、正式な発売の発表を待つ必要があります。
Q. ガソリン車や電気自動車のiX5は日本で買えますか?
A. 海外では発表されていますが、日本導入は発表されていません。
Q. 新型X5はどこで作られていますか?
A. アメリカ・サウスカロライナ州のBMWグループ スパータンバーグ工場で生産されます。
まとめ:新型X5は「次世代BMWの本命SUV」
新型X5は、ノイエ・クラッセのデザインとパノラミックiDriveを取り入れて大きく生まれ変わった5代目です。日本では2026年11月4日に事前商談が始まり、まずは3.0Lディーゼル+48Vマイルドハイブリッドの「40d xDrive M Sport」が1,311万円(予定)で用意されます。
一方で、発売日や日本仕様の詳しい装備・サイズ・燃費はまだ発表されていません。気になる方は事前商談で販売店から情報を得つつ、正式発表で中身を確かめてから決めるのがおすすめです。最新情報が入り次第、随時更新していきます。

