2028年のフォルクスワーゲンは、ブランド初のフルハイブリッドを積んだ「ゴルフ ハイブリッド」と2代目の新型「T-Roc」、そして電気自動車の「ID.」シリーズが日本でそろってくる年になりそうです。電気自動車初のGTIとなる「ID.ポロ GTI」や、ティグアンの名前を受け継ぐ「ID. Tiguan」、約2万ユーロの入門EV「ID. EVERY1」の動きにも注目が集まります。
フォルクスワーゲンは2026年、電気自動車の「ID.3 Neo」「ID.ポロ」「ID.クロス」「ID. Tiguan」を次々に発表し、エンジン車ではゴルフとT-Roc向けの新しいフルハイブリッドを発表しました。2027年はID.ポロなどの電気自動車が日本に入り始める年になると予想され、2028年はその次の波として、ハイブリッド車と電気自動車の両方で新しいモデルが日本に並ぶ年になりそうです。
この記事では、2028年に日本で発売・導入が予想されるフォルクスワーゲンの新型車とモデルチェンジ情報をまとめました(全5モデル)。日本での発売時期と価格は、どのモデルもフォルクスワーゲン ジャパンから発表されておらず、公式発表の内容と欧州での発売スケジュールをもとにした予想を含みます。

2028年 フォルクスワーゲン 新型車・モデルチェンジ 一覧表
まずは、この記事で紹介する5モデルを一覧で確認しましょう。「日本の時期」の欄は、日本で発売・導入される時期の予想です。
| 車種 | 内容 | 日本の時期 |
|---|---|---|
| ゴルフ ハイブリッド | フルハイブリッド追加 | 2027年〜2028年頃(予想) |
| T-Roc | フルモデルチェンジ(2代目) | 2027年〜2028年頃(予想) |
| ID.ポロ GTI | 新型車(電気自動車) | 2028年頃(予想) |
| ID. Tiguan | 新型車(電気自動車) | 2028年頃(予想) |
| ID. EVERY1 | 新型車(入門用の電気自動車) | 2028年頃以降(予想) |
フォルクスワーゲン 新型 ゴルフ ハイブリッド フルハイブリッド追加 日本は2027〜2028年頃予想
フォルクスワーゲンは2026年4月23日、ゴルフとT-Roc向けに新しく開発したフルハイブリッドシステムを発表しました。これまでのマイルドハイブリッド(eTSI)やプラグインハイブリッド(eHybrid)とは別に、モーターだけでも走れる本格的なハイブリッドで、搭載車は「ゴルフ ハイブリッド」の名前で販売されます。

システムは、1.5Lターボの「TSI evo2」エンジンに、走行用のモーターと発電用のモーターの2つを組み合わせたものです。駆動用の電池は1.6kWhのリチウムイオン電池で、床下の後ろ側に積まれます。出力は2種類が用意され、マイルドハイブリッドより燃費がよくなるとしています。欧州では2026年の第4四半期に発売される予定です。
日本のゴルフは、2026年11月以降に仕様変更モデルが順次導入され、価格はeTSI Active Basicの354万9,000円からです。フルハイブリッドのゴルフを日本に導入するかどうかは発表されていませんが、トヨタやホンダのハイブリッド車が強い日本では魅力的な選択肢になります。欧州での発売時期から、日本導入は2027年から2028年頃と予想されます。
次期ゴルフ(9代目)は2028年以降に
次の世代のゴルフは、電気自動車として新しいプラットフォーム「SSP」で開発され、ドイツのヴォルフスブルク工場でつくる計画です。当初は2028年頃の登場とみられていましたが、フォルクスワーゲン ブランドのトーマス・シェーファーCEOは2026年5月、2028年に電気自動車のゴルフは必要ないとの考えを示しました。今のエンジン車のゴルフは、2027年からメキシコのプエブラ工場に生産を移して作り続けられます。このため、2028年に日本で新しいゴルフとして選べるのは、ハイブリッドを加えた今のゴルフになりそうです。

フォルクスワーゲン 新型 T-Roc フルモデルチェンジ(2代目) 日本は2027〜2028年頃予想
フォルクスワーゲンは2025年8月27日、コンパクトSUV「T-Roc」の2代目を世界初公開しました。T-Rocは欧州でフォルクスワーゲンを代表するベストセラーのSUVで、日本でも2020年から販売されています。

新型T-Rocのボディは全長4,373mmで、先代より122mm長くなりました。ホイールベースは28mm長い2,631mm、荷室の容量は30L増えて475Lです。パワートレインは、1.5Lターボのマイルドハイブリッド(eTSI)が116PSと150PSの2種類で、全車に7速DSGを組み合わせます。欧州では2025年11月に発売され、そのあとにゴルフと同じフルハイブリッドや、2.0Lターボの4輪駆動「4MOTION」も加わる計画です。


日本では今も初代のT-RocとT-Roc Rが販売されていて、新型の導入時期は発表されていません。欧州での発売から1年から2年ほどで日本に来ることが多いため、2027年から2028年頃の日本導入が予想されます。ハイブリッドのラインアップが整ってから日本に入ってくる可能性もあります。

フォルクスワーゲン 新型 ID.ポロ GTI 電気自動車初のGTI 日本は2028年頃予想
フォルクスワーゲンは2026年5月15日、ニュルブルクリンク24時間レースの会場で、電気自動車の「ID.ポロ GTI」を世界初公開しました。伝統の「GTI」のバッジを付けた初めての電気自動車です。

最高出力は166kW(226PS)、最大トルクは290N・mで、0-100km/h加速は6.8秒です。前輪駆動で、電子制御のフロントディファレンシャルロックを標準で備えます。ドイツでは2026年10月7日に先行販売が始まり、価格は39,995ユーロからです。
ベースのID.ポロは、欧州の価格が24,995ユーロから、航続距離は最大454km(WLTP)で、日本への導入も予告されています。ID.ポロの日本導入は2027年頃と予想されるため、GTIはそのあとの2028年頃に日本に来ると考えられます。ただし、日本での発売時期と価格は発表されていません。


フォルクスワーゲン 新型 ID. Tiguan 電気自動車 日本は2028年頃予想
フォルクスワーゲンは2026年10月、ベストセラーSUV「ティグアン」の名前を受け継ぐ電気自動車「ID. Tiguan」を世界初公開しました。日本でも販売されている「ID.4」と「ID.5」の後継となるミッドサイズSUVで、エンジン車のティグアンと並んで販売されます。

プラットフォームは新世代の「MEB+」で、後輪駆動の140kW(190PS)と210kW(286PS)、4輪駆動「4MOTION」の220kW(299PS)の3種類が用意されます。航続距離は最大600km(WLTP)の見込みです。室内には、10インチのメーター、15インチのセンターディスプレイ、欧州のフォルクスワーゲンで初めての12インチの助手席用ディスプレイが並び、エアコンやオーディオには物理ボタンやダイヤルが戻りました。
ドイツなどでは2026年10月13日に先行販売が始まり、価格は42,695ユーロから、発売は2027年初頭の予定です。日本ではID.4が販売されていることから、後継のID. Tiguanも日本に来る可能性が高く、2028年頃の導入が予想されます。

フォルクスワーゲン 新型 ID. EVERY1 約2万ユーロの入門EV 日本は2028年頃以降予想
フォルクスワーゲンは2025年3月5日、約2万ユーロで買える入門用の電気自動車を予告するコンセプトカー「ID. EVERY1」を世界初公開しました。市販モデルは2027年に欧州で発売される計画です。

コンセプトカーの全長は3,880mmで、かつての「up!」と今の「ポロ」の間のサイズです。前輪駆動の電気自動車用プラットフォーム「MEB」を使い、モーターの出力は70kW(95PS)、最高速度は130km/h、航続距離は少なくとも250kmとされています。市販モデルには、発売後もソフトウェアの更新で機能を増やせる新しい仕組みが採用される予定です。

日本への導入は発表されていません。日本の軽自動車や小型車と比べると価格面での競争は厳しいものの、日本の道でも扱いやすいサイズの電気自動車です。欧州での発売が2027年のため、日本に入ってくるとしても2028年頃以降になると予想されます。
2028年より前に出てくるフォルクスワーゲンの新型車
2028年の新型車を待つかどうかを考えるうえでは、その前に出てくるモデルも知っておきたいところです。2026年11月には、ゴルフやパサートなど6車種の仕様変更が発表され、コネクテッドサービス「VW Connect」のナビやリモート機能が10年間無料で使えるようになりました。
2027年には、日本導入が予告されている電気自動車のID.ポロをはじめ、ID.クロス、ID.3 Neoといった新しい世代の「ID.」シリーズの動きが予想されています。2027年に電気自動車の入門モデルがそろい、2028年はハイブリッドのゴルフや新型T-Roc、ID. Tiguanなど、量販モデルの新しい世代が続く流れになりそうです。
2028年のフォルクスワーゲン 注目ポイント
2028年のフォルクスワーゲンで注目したいポイントは次の3つです。
・フルハイブリッドの日本導入:ゴルフとT-Rocのフルハイブリッドが日本に来れば、輸入車のハイブリッドとして新しい選択肢になります
・電気自動車のGTI:ID.ポロ GTIが、ガソリンのGTIとどう違う走りを見せるのかに注目です
・ID.4からID. Tiguanへの世代交代:航続距離600kmのミッドサイズSUVが、日本でいくらで買えるのかがポイントです
2028年の新型を待つべき?今買うべき?
1つ目のポイントは、ハイブリッドにこだわるかどうかです。今のゴルフやT-Rocのマイルドハイブリッドでも燃費は十分によく、フルハイブリッドの日本導入は発表されていません。すぐに乗りたい方は、現行モデルを選ぶのが現実的です。
2つ目は、電気自動車にするかどうかです。ID.ポロ GTIやID. Tiguanを待つ場合は、自宅に充電設備を用意できるか、国の補助金がどうなるかもあわせて確認しておきたいところです。
3つ目は、今のクルマの車検や乗り換えの時期です。2028年の新型は日本での時期が予想のため、車検が近い方は無理に待たず、現行モデルの条件と比べて判断するのがおすすめです。
2028年のフォルクスワーゲン新型車に関するよくある質問(FAQ)
Q. ゴルフ ハイブリッドは日本で発売されますか?
A. フォルクスワーゲン ジャパンから発表はありません。欧州では2026年第4四半期の発売予定で、日本では2027年から2028年頃の導入が予想されています。
Q. 新型T-Rocは日本でいつ発売されますか?
A. 日本での発売時期は発表されていません。2025年8月27日に世界初公開され、欧州では2025年11月に発売されたため、2027年から2028年頃の日本導入が予想されます。
Q. 電気自動車のゴルフはいつ出ますか?
A. 正式な時期は発表されていません。フォルクスワーゲン ブランドのCEOは2026年5月、2028年には電気自動車のゴルフは必要ないとの考えを示しており、登場は2028年より後になりそうです。
Q. ID. EVERY1は日本で買えますか?
A. 日本導入は発表されていません。市販モデルは2027年に欧州で発売される計画です。
まとめ:2028年のフォルクスワーゲンは「ハイブリッド」と「ID.」の二本立ての年
2028年のフォルクスワーゲンは、ブランド初のフルハイブリッドを積んだゴルフ ハイブリッドや2代目のT-Rocがエンジン車の主役になり、電気自動車ではID.ポロ GTIやID. Tiguanが日本に入ってくる可能性があります。さらに先には、約2万ユーロの入門EV「ID. EVERY1」や、電気自動車になる次期ゴルフも控えています。
2027年に予想されるID.ポロなどの電気自動車は、2027年のまとめ記事で紹介しています。最新情報が入り次第、随時更新していきます。


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