トヨタは2013年12月2日、欧州市場向けの小型車「バーソ」に、BMWのディーゼルエンジンを搭載したモデルを追加投入すると発表した。2年前に合意した両社の技術提携の具体化第1弾。トヨタは2014年1月からトルコ工場で生産し、欧州では低燃費車として広く普及しているディーゼル車の製品群を拡充する。
トヨタ 新型 バーソについて
搭載するのはBMWの排気量1600ccのエンジン。トヨタは従来のモデルに同2000~2200ccのディーゼルエンジンを搭載しているが、小型エンジンの技術にたけたBMWからの調達で開発コストを抑える。旧型のガソリン車、ディーゼル車と比べ二酸化炭素(CO2)排出量も減らせるという。
BMWから供給を受ける直噴1.6Lの直列4気筒ターボディーゼル「D-4D」ユニットは、最大出力111ps/4000rpm、最大トルク27.5kgm/1750-2250rpmを発生。CO2排出量は119g/kmと、バーソシリーズで最もCO2性能に優れる。BMWは『1シリーズ』などに、このディーゼルを搭載済み。トヨタはBMWのディーゼルエンジンを調達する一方で、両社は燃料電池車やスポーツ車などの共同開発でも合意している。
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日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD030C4_T01C13A2TJ0000/