トヨタは新型「GRスープラ」A90型としてフルモデルチェンジを行い2019年5月17日に発売する。トヨタ系販売ディーラーで取り扱いとなる。海外としては5代目となり日本国内では3代目となる。トヨタとBMWは共同開発をし発表したのが、新型スープラと新型Z4である。プラットホームやエンジンなどは共通となる部分が多数ある。価格:490万円~690万円。
新型 GRスープラ について
「Supra」は米国特許商標庁が開示している情報から明らかになったもの。トヨタが2014年2月10日、米国でスープラの名前を商標登録していたことが判明した。
スープラは2002年をもって生産と販売を終了しており、その後トヨタは2010年、スープラの名前を米国で商標登録していた。しかし、2014年1月下旬をもって、この商標登録が期限切れになった。そこで今回、トヨタは米国特許商標庁に、改めてスープラの名前を商標登録し、権利の帰属を明確にしている。欧州連合の商標を管理するEUIPO(European Union Intellectual Property Office:欧州連合知的財産庁)でもトヨタが「Supra」の名称を再度登録していたのが発見された。
新型BMW Z4はオープンカー(ロードスター)のボディ形式、新型スープラはクーペのボディ形式となる。新型スープラは基本的にはプラットホームやエンジンはBMWが担当し、エクステリアデザインやインテリアデザインはトヨタが独自に行なっている。新型BMW Z4と同様のエンジンもラインナップされる。6灯式LEDヘッドランプは超小型LEDランプユニットの採用。
BMW 新型 Z4 フルモデルチェンジ トヨタと共同開発 日本2019年3月25日発売
トヨタ 新型 スープラ BMW Z4 共同開発 兄弟車として2019年発売予定
トヨタのみで開発を行うことは可能であったが、スポーツカーの開発コストは非常にかかる。更に販売台数も多くは見込めない。BMWと共同開発することでコスト削減を可能とし販売価格を抑えることができた。
新型 GRスープラ ボディサイズについて
スープラ A80型と比較して全長-140mm、全幅+55mm、全高+20mm、ホイールベース-80mmである。全長を短くしながらもスープラ A80型と同様にロングノーズ・ショートデッキのデザインは継いでいながらも現代的なスポーツカーに仕上げた。全長を縮める前後重量配分を50:50とし全幅を伸ばしたことで安定性を向上しボディ剛性も高めておりよりスポーティな走りが楽しめる。
サイズ | スープラ A80 | 新型スープラ A90 |
---|---|---|
全長 | 4,520mm | 4,380mm |
全幅 | 1,810mm | 1,865mm |
全高 | 1,275mm | 1290-1,295mm |
ホイールベース | 2,550mm | 2,470mm |
新型 GRスープラ エンジンについて
日本仕様のグレードはRZ、SZ-R、SZに最高出力:197ps、258ps、340psの3つのモデルを発売。RZグレードは、半数を超える販売店で、初年度分に予定していた注文予約台数に達すると発表された。
RZ 3.0L 直列6気筒ターボエンジン
上級グレードRZはBMW製のエンジンで伝統的な3.0L 直列6気筒ターボを採用。最高出力は340ps、最大トルクは45.9kgf.mとなる。
スペック | グレード:RZ |
---|---|
エンジン | 3.0L 直列6気筒 ツインスクロールターボ |
最高出力 | 250kW(340ps)/5,000-6,500rpm |
最大トルク | 500Nm(51.0kgm)/1,600-4,500rpm |
トランスミッション | 8速スポーツAT |
駆動方式 | 2WD (FR) |
0-100km/h加速 | 4.3秒 |
SZ 2.0L 直列4気筒ターボエンジン
スペック | グレード:SZ |
---|---|
エンジン | 2.0L直列4気筒 ツインスクロールターボ |
最高出力 | 145kW(197ps)/4,500-6,500rpm |
最大トルク | 320Nm(32.6kgm)/1,450-4,200rpm |
トランスミッション | 8速スポーツAT |
駆動方式 | 2WD (FR) |
0-100km/h加速 | 5.2秒 |
SZ-R 2.0L 直列4気筒ターボエンジン
スペック | グレード:SZ-R |
---|---|
エンジン | 2.0L直列4気筒 ツインスクロールターボ |
最高出力 | 190kW(258ps)/5,000-6,500rpm |
最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/1,550-4,400rpm |
トランスミッション | 8速スポーツAT |
駆動方式 | 2WD (FR) |
0-100km/h加速 | 6.5秒 |
新型 GRスープラのボディ合成はLEXUS LFAを上回る
フレームはアルミ素材を使用し、ボディにはCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を採用し86の約2.5倍、LEXUS LFAを上回るものボディ剛性を実現!目標重量は約1500kg以下を目指している。
新型 GRスープラ サスペンション
新設計されたサスペンションを搭載。フロントにはダブルジョイントスプリングストラット式、リヤ はマルチリンク式を採用。一部グレードにアダプティブバリアブルサスペンションシステムを搭載。路面状況に応じて4輪のショックアブソーバー減衰力を最適に制御し走りと乗り心地を両立した。
新型 GRスープラ ボディカラー全8色
ホワイトメタリック
シルバーメタリック※
アイスグレーメタリック※
ブラックメタリック
プロミネンスレッド
ライトニングイエロー※(+32,400円)
ディープブルーメタリック※
マットストームグレーメタリック※2(+345,600円)
※1SR-Z RZのみ
※2RZのみ
「ストームグレーマットメタリック」は、生産量が極めて限られており、抽選販売になる。
トヨタ 新型 GR スープラ A90 ボディカラー オススメは?
新型 GRスープラ 価格について
モデル | 価格 |
---|---|
SZ | 4,900,000円 |
SZ-R | 5,900,000円 |
RZ | 6,900,000円 |
新型 GRスープラのスペック
スペック | 新型 GR スープラ A90 SZ | 新型 GR スープラ A90 SZ-R | 新型 GR スープラ A90 RZ |
---|---|---|---|
全長 | 4,380mm | 4,380mm | 4,380mm |
全幅 | 1,865mm | 1,865mm | 1,865mm |
全高 | 1,290mm | 1,290mm | 1,295mm |
ホイールベース | 2,470mm | 2,470mm | 2,470mm |
エンジン | 2.0L直列4気筒 ツインスクロールターボ | 2.0L直列4気筒 ツインスクロールターボ | 3.0L 直列6気筒 ツインスクロールターボ |
最高出力 | 145kW(197ps)/ 4,500-6,500rpm | 190kW(258ps)/ 5,000-6,500rpm | 250kW(340ps)/ 5,000-6,500rpm |
最大トルク | 320Nm(32.6kgm)/ 1,450-4,200rpm | 400Nm(40.8kgm)/ 1,550-4,400rpm | 500Nm(51.0kgm)/ 1,600-4,500rpm |
0-100km/h加速 | 6.5秒 | 5.2秒 | 4.3秒 |
トランス ミッション | 8速スポーツAT | 8速スポーツAT | 8速スポーツAT |
駆動方式 | 2WD (FR) | 2WD (FR) | 2WD (FR) |
乗車定員 | 2名 | 2名 | 2名 |
最小回転半径 | 5.2m | 5.2m | 5.2m |
タイヤ | FR 225/50R17 RR 255/45R17 | FR 255/40R18 RR 275/40R18 | FR 255/35R19 RR 275/35R19 |
車両重量 | 1,410kg | 1,450kg | 1,520kg |
WLTC モード燃費 | 13.1km/L | 12.7km/L | 12.2km/L |
価格 | 4,900,000円 | 5,900,000円 | 6,900,000円 |
トヨタ 新型 GR スープラ A90と スープラ A80 スペック 徹底比較
新型 GRスープラ 画像
新型 GRスープラ インテリア
新型 GRスープラ Toyota Supra Sense を搭載
フロントガラスの上部にカメラを設置。昼間の歩行者に加え自転車の運転者を検知し、衝突回避支援または被害低減を図る(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)Toyota Supra Sense を搭載。「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」に該当する。
Toyota Supra Safety
プリクラッシュセーフティ (歩行者[昼]自転車運転者[昼]検知機能付 衝突回避支援タイプ) 前方の車両、歩行者、自転車運転者などをミリ波レーダーと単眼カメラで検出。警報ブザーとディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせ、ブレーキを踏めた場合はプリクラッシュブレーキアシスト、ブレーキを踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突回避または被害軽減をサポート。
レーンディパーチャーアラート 車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストする。
ブラインドスポットモニター 隣車線の死角を走る車両を検知する。
予防安全
アダプティブハイビームシステム ハイビームで走行しながら上段3個・下段3個(片側)のLEDを個別に制御し、照射エリアと遮光エリアに細かく配光。対向車や先行車に直接ハイビームを当てないように部分的に遮光。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)前方車両の追従走行を支援する。
クリアランスソナー(後方緊急ブレーキ付)自車周囲の障害物を超音波センサーで検知。後退時、障害物と衝突の危険性がある場合に警告やブレーキ制御を行います。
カラーバックガイドモニター 後方の映像を画面に表示し、車庫入れをサポート。「車幅確認線」「旋回予想線」「検知物表示」をナビ画面に表示。
リヤクロストラフィックアラート 駐車スペースから後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知。ドライバーに注意を喚起。
Toyota Supra Connect DCMパッケージ 全車標準搭載
車載通信機DCMを全車標準搭載し、スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」を提供。専用のスマホアプリなどから車両の遠隔操作、確認ができる「リモートサービス」やバッテリーの電圧低下を自動的にメールでお知らせする「バッテリーガード」、運転中に端末に触れることなくiPhoneを操作することができるApple CarPlay®に対応。
新型 GRスープラ 納期について
納期についてディーラーで確認すると・・・既に2019年10月以降と生産台数が非常に少ない様子だ。
Supra Launch Edition
米国市場向けに製造した最初の1500台のスープラは特別仕様車「Supra Launch Edition」として55,250ドル(約597万円)から米国版トヨタGRスープラ 3.0Lモデルは49,990ドル(約540万円)から3.0 Premium53,990ドル(約584万円)となる。
新型 GRスープラ 公式発表について
トヨタ自動車が2014年1月13日、米国デトロイトモーターショー2014でスポーツクーペ「FT-1」を出展。 FT-1は同社のスポーツカーデザインの方向性を提示したコンセプトモデル。このFT-1新型車が、新型スープラとなる。
設立40周年を迎えたトヨタの米国デザイン拠点「Calty(キャルティ)」がデザインを担当、「1967年発売のトヨタ 2000GTまでさかのぼるトヨタのスポーツカーの歴史をヒモ解きながらその情熱を注ぎ込んだ」としている。2018年10月から英国では新型スープラの予約が可能となった。2018年7月6日に2019年シーズンにNASCARエクスフィニティ・シリーズにカムリに代わり、スポーツカー「スープラ」でへの参戦する、新型スープラの市販モデルは2019年前半より順次、世界各国での発売すると発表した。2018年7月12日(現地時間)、グッドウッドフェスティバル オブ スピード 2018の会場にて市販モデルに近いA90 スープラを披露した。
2019年1月14日 – 2019年1月27日に開催されるデトロイトモーターショー2019にて「新型スープラ」量産モデルを世界初公開した。2019年1月19日(現地時間)に開催される世界最大の名車オークション「バレットジャクソン・オークション(Barrett Jackson Auction)」に新型「スープラ」の第1号車出品すると発表した。2019年2月9日〜11日に開催される大阪オートメッセ2019にて国内モデルの新型スープラとTRDによるカスタムモデル「GR Supra Performance Line Concept」を2月9日午前9時30分より発表した。レーシングスタディモデル「GR Supra GT4 Concept」ジェネーブモーターショー2019にて世界初公開すると発表。
新型 A90 スープラ グッドウッドフェスティバル 発表画像
新型 スープラ conceptモデル「 TOYOTA FT-1」
NASCARエクスフィニティ・シリーズ
2017年8月16日新型Z4 cpnceptの画像を公開した。2018年3月6日~3月18日に開催されるジュネーブモーターショー2018で新型スープラ (GR スープラ Racing Concept)を世界初公開した。ティーザー画像を見ても分かる通り新型スープラのGT3マシン仕様。2018年3月6日午前9時45分(日本時間:同日午後17時45分)に開催されるトヨタのプレスカンファレンスで公開した。プレスカンファレンスをライブ配信する。2017年9月以降Gazoo RacingのスポーツモデルGRシリーズ、スポーツカーシリーズとして新型スープラをラインナップする。
新型 スープラ (GR スープラ Racing Concept) エクステリア
スープラについて
日本では2代目までセリカXXという名前でトヨタカローラ店から販売。
1978年-1981年 初代 セリカXX/北米スープラ A40型/50型
当時のアメリカでは「Xの列記」が映画の成人指定度合いを示すため、北米を含めた全ての輸出車は「Xの列記」を避け「スープラ」と命名し発売された。
1981年-1986年 2代目 モデル セリカXX/北米スープラ A60型
日本国内仕様も1983年からドアミラーが認可された。
1986年-1993年 3代目(日本国内においては初代) A70型
トヨタ・スープラ(日本国内初代)GA70/GA70H/JZA70/MA70型A70型よりセリカから独立、日本国内でも北米仕様と同じ「SUPRA」という車名を採用。発売当時のキャッチコピーは「TOYOTA 3000GT」であり、1960年代の名車トヨタ・2000GTをイメージ。ソアラと共通のプラットフォーム(ただし補強は少ない)を使用し、当初の主なエンジンは、2Lは1G-EU、1G-GEU、そのツインターボ版1G-GTEU、3Lターボの7M-GTEUであった。
全長:4,620mm
全幅:1,745mm
全高:1,300mm
ホイールベース:2,595mm
車両重量:1,500kg
1993年-2002年 4代目(日本国内においては2代目)A80型
「THE SPORTS OF TOYOTA」をキャッチコピーに、A80系スープラは1993年にデトロイトモーターショーにて公開され、1993年5月に販売開始された。シャシーはスポーツラグジュアリークーペのソアラ(Z30系)に採用された、前後サスペンションがダブルウィッシュボーン方式(フロントアッパーアームがアルミ鍛造のローマウント式)で、A70系より改良が行なわれている。Z30系ソアラとのシャシーの大きな違いは燃料タンクの位置で、ソアラがリアシート背後なのに対し、より全長の短いスープラでは重量配分や前後オーバーハングの長さを適正化すべくトランク下に移設されている。
エンジンは直6 3L 2JZ系に変更され、新開発の電子制御サブスロットルシステム「ETCS」が初搭載された(このETCSは後に改良型の1JZ-GTEへ技術転用されている)。
全長:4,520mm
全幅:1,810mm
全高:1,275mm
ホイールベース:2,550mm
車両重量:1,510kg
2002年8月「平成12年度排出ガス規制」に対応できなかったため(同一型式のエンジンを搭載するアリストはターボ・NAともに対応)、ライバル車種の日産・スカイラインGT-Rやマツダ・RX-7などと共に生産を終了した。
今後情報が入り次第お伝え致します。
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/25687323.html
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/26144305.html
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/28086838.html
supra
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/supra/
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