車を購入する際、多くの人が重視するポイントの一つに「リセールバリュー」があります。リセールバリューとは、車を売却する際にどれくらいの価格で売れるかを示す指標です。高いリセールバリューを持つ車は、将来売却する際に有利になるだけでなく、ローン残債の負担軽減や、次の車の購入資金に充当できるなど、経済的なメリットをもたらします。
この記事では、2025年最新版として、リセールバリューが高い車25選を、国産車・輸入車、軽自動車・普通車、SUV・セダンなど、様々なカテゴリーから厳選してご紹介します。それぞれの車種の特徴やリセールバリューが高い理由、中古車相場などを詳しく解説することで、車選びの参考になる情報を提供します。賢い車選びで、将来の安心を手に入れましょう。
リセールバリューが高い車25選
国産車 SUV・クロスカントリー車
- トヨタ ランドクルーザー70 (残価率109.78%)
- トヨタ ランドクルーザー (残価率82.71%)
- トヨタ ランドクルーザー250 (残価率82.71%)
- レクサス LBX (残価率81.05%)
- トヨタ カローラクロス (残価率79.50%)
- トヨタ ハリアー (残価率78.64%)
国産車 ミニバン
- トヨタ アルファード (残価率81.05%)
- レクサス LM (残価率81.05%)
- トヨタ ヴェルファイア (残価率80.78%)
国産車 コンパクトカー・ハッチバック
- ホンダ シビック (残価率68.06%)
国産車 セダン
- スバル WRX S4 (残価率71.48%)
- トヨタ センチュリー (残価率71.43%)
輸入車
- ランドローバー ディフェンダー (残価率89.20%)
- メルセデス・ベンツ Gクラス (残価率78.48%)
バン
- トヨタ ハイエースバン (残価率78.65%)
リセールバリューを高く保つためのポイント
- 定期的なメンテナンス
- 丁寧な運転
- 保管場所
- 禁煙
- 改造
まとめ
- リセールバリューは車選びの重要な要素。
- 自分のライフスタイルや予算、好みに合わせて車を選ぼう。
2025年最新】リセールバリューが高い車25選 賢い選択で将来の安心を
この記事のポイント
- リセールバリューとは、車を売却する際の価値のこと。
- 人気車種、耐久性、燃費性能、安全性能、モデルチェンジ頻度、限定車などがリセールバリューに影響。
- 国産車、輸入車、軽自動車、普通車、SUV、セダンなど、様々なカテゴリーでリセールバリューが高い車を25車種紹介。
- 定期的なメンテナンス、丁寧な運転、保管場所、禁煙、改造などがリセールバリューを高く保つポイント。
リセールバリュー(再販価値)とは?
リセールバリューとは、購入した車を将来的に売却する際の再販価値を指します。例えば、新車で購入した車が3年後、5年後、あるいは10年後にどれくらいの価格で売れるかということです。
一般的に、人気車種や需要の高い車種はリセールバリューが高く、逆に人気のない車種はリセールバリューが低くなります。リセールバリューが高い車は、将来的な買い替えやローン返済中の売却時に有利です。高値で売却できれば、次の車の購入資金に充てたり、ローン残債を少なく抑えたりできます。
リセールバリューは、車種の人気度やブランド力、年式や走行距離、ボディカラー、装備、そして車の状態など、様々な要素によって決まります。
リセールバリューが高い車を選ぶメリット
リセールバリューが高い車は、売却時に高値がつきやすいことを意味します。つまり、次の車の購入資金に大きく貢献したり、ローン残債を減らす助けになったりします。新車購入時の負担を軽減し、将来の選択肢を広げてくれる、それがリセールバリューの持つ大きなメリットです。
- 将来的な買い替えを検討している場合、次の車の購入資金に大きく貢献できる
- ローン返済中の売却でも、残債を少なく抑えられる可能性がある
- 人気車種なので、売却時の買い手を見つけやすい
- 次の車の購入資金に大きく貢献ローン返済中の売却でも残債を少なく抑えられる人気車種なので、売却時に買い手を見つけやすい
経過年数ごとのリセールバリュー目安
平均的には、車のリセールバリューは3年後で50~60%程度となります。
経過年数 | リセールバリューの目安 |
新車から3年後 | 50%〜60% |
5年後 | 40%〜50% |
7年後 | 20%〜30% |
10年後 | 5%〜10% |
出典:ナビクル
リセールバリューに影響する要素
- 車種の人気度:需要が高いほど高値で取引されやすい
- ブランド力:高級車ブランドや人気メーカーはリセールバリューが高い傾向がある
- 年式と走行距離:年式が新しく、走行距離が少ないほど高値がつきやすい
- ボディカラー:人気カラーは高値で取引される傾向がある
- 装備とオプション:安全装備や快適装備が充実していると高値がつきやすい
- 車の状態:内外装がきれいで、メンテナンスが行き届いているほど高値がつきやすい
値落ちしない車の特徴
- 海外でも需要が高い車は中古車市場でも値落ちしにくい
- モデルチェンジのサイクルが長い車は安定した需要がある
- 長年にわたり安定した人気を誇る車は値落ちしにくい
- 生産終了モデルや限定モデルなどの希少価値が高い車はプレミア価格が付くことも
- 人気のボディカラーは需要が高く、値落ちしにくい
- 信頼性の高いブランドは高値で取引されやすい
リセールバリューが高い車の特徴
リセールバリューが高い車には、いくつかの共通点があります。
- 人気車種であること: 需要の高い人気車種は、中古車市場でも高く評価される傾向があります。
- 耐久性が高いこと: 長く乗り続けられる耐久性の高い車は、中古車市場でも需要が高く、リセールバリューも高くなります。
- 燃費性能が良いこと: 燃費性能の良い車は、ランニングコストを抑えられるため、中古車市場でも人気があります。
- 安全性能が高いこと: 安全性能の高い車は、ユーザーからの人気が高く、リセールバリューも高くなる傾向があります。
- モデルチェンジの頻度が低いこと: モデルチェンジの頻度が低い車は、型落ちによる価値の低下が少なく、リセールバリューを維持しやすいです。
- 限定車や特別仕様車であること: 限定車や特別仕様車は、希少価値が高いため、リセールバリューが高くなる傾向があります。
リセールバリューが高い車25選
リセールバリューランキングを見ると、圧倒的にSUV・クロスカントリー車のリセールバリューがいいのがわかります。次にいいのはミニバンとなっており、人気(需要)が高いことが一目でわかります。
国産 SUV・クロスカントリー車
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | トヨタ ランドクルーザー70 | 109.78% |
2位 | トヨタ ランドクルーザー250 | 82.71% |
3位 | トヨタ ランドクルーザー | 82.71% |
4位 | レクサス LBX | 81.05% |
5位 | トヨタ カローラクロス | 79.50% |
6位 | トヨタ ハリアー | 78.64% |
1位 トヨタ ランドクルーザー70
生産終了後も高い人気を誇る、伝説的なオフロード車。その耐久性と走破性の高さから、中古車市場ではプレミア価格が付くことも珍しくありません。5年経過時残価率は驚異の109.78%を記録しています。
トヨタは「ランドクルーザー70」通称「ランクル70」を約9年ぶりの再再販を日本モデルは2023年11月29日発売する。今回の9年ぶりの再再販となるが、今までと全く異なるのは安全装備である。価格は4,800,000円の1グレードのみ。月販基準台数は400台/月となる。
「ランドクルーザー70」は前回の復刻モデルはプラドと同じV6DOHC 4L エンジンが搭載、最高出力:170kW(231PS)/5200rpm、最大トルク:360Nm(36.7kgm)/3800rpmであったが、今回は、同じくプラドに採用している日本で厳しい排ガス規制をクリアしている待望のクリーンディーゼル「2.8L 直4 DOHCクリーンディーゼルエンジン」最高出力150kW(204ps)/3,400rpm、最大トルク500Nm(51.0kgm)/1,600-2,800rpmを採用する。先代のトランスミッションは5MTのみの設定だったが今回から6速ATのみとなる。
前回の復刻モデルは全く異なるのがToyota Safety Sense 全車標準搭載する。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。更に「クルーズコントロール」を採用している。
2位 トヨタ ランドクルーザー
世界中で高い人気を誇る本格SUV。耐久性、走破性、信頼性に優れ、長年愛用できる車として高いリセールバリューを維持しています。5年経過時残価率は82.71%です。
3位 トヨタ ランドクルーザー250
ランドクルーザーの伝統を受け継ぎつつ、現代的なデザインと機能性を備えた新型車。高い信頼性と耐久性により、リセールバリューも高水準です。5年経過時残価率は82.71%です。
4位. レクサス LBX
コンパクトながらも高級感あふれるSUV。都会的なデザインと上質な乗り心地、優れた燃費性能が魅力です。5年経過時残価率は81.05%です。
5位 トヨタ カローラクロス
カローラシリーズ初のSUVとして、実用性と快適性を兼ね備えたモデル。スタイリッシュなデザインと充実した安全装備が人気を集めています。5年経過時残価率は79.50%です。
6位 トヨタ ハリアー
高級SUVの先駆けとして、1997年のデビュー以来、高い人気を誇るハリアー。 洗練されたデザイン、上質な内装、そして快適な乗り心地が、幅広い層から支持されています。特に、2020年に登場した現行モデルは、都会的でスタイリッシュなデザインが好評で、中古車市場でも高値で取引されています。ハイブリッドモデルなどは、さらに人気が高く、値落ちしにくい傾向があります。
国産 ミニバン
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | トヨタ アルファード | 81.05% |
1位 | レクサス LM500h | 81.05% |
3位 | トヨタ ヴェルファイア | 80.78% |
4位 | トヨタ ヴォクシー | 72.64% |
5位 | ホンダ フリード | 68.96% |
1位 トヨタ アルファード
高級感と快適性を兼ね備えたミニバン。広々とした室内空間と充実した装備がファミリー層を中心に人気を集め、リセールバリューも高くなっています。5年経過時残価率は81.05%です。
高級ミニバンの代名詞とも言えるアルファードとヴェルファイアは、日本国内のみならず、アジア圏でも高い人気を誇っています。 広々とした室内空間、豪華な内装、そして快適な乗り心地が、ファミリー層やビジネス層から支持されています。特に、2023年に発売が開始された40系アルファード/ヴェルファイアは、中古車市場でプレミア価格がつくほどの人気ぶりです。新車での販売もままならない状況です。
2位 レクサス LM
アルファードをベースとしたレクサスブランドの高級ミニバン。ラグジュアリーな内装と快適な乗り心地が、富裕層から高い支持を得ています。5年経過時残価率は81.05%です。
3位 トヨタ ヴェルファイア
アルファードの兄弟車として、スポーティなデザインと走りが特徴のミニバン。アルファード同様に高い人気を誇り、リセールバリューも高水準です。5年経過時残価率は80.78%です。
国産 コンパクトカー・ハッチバック
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | ホンダ シビック | 68.06% |
2位 | スバル インプレッサ ハイブリッド | 61.14% |
3位 | トヨタ カローラスポーツ ハイブリッド | 56.69% |
4位 | トヨタ プリウス | 54.94% |
5位 | トヨタ アクア | 52.60% |
1位 ホンダ シビック
スポーティな走行性能とスタイリッシュなデザインが魅力のコンパクトカー。タイプRなどの高性能モデルも存在し、幅広い層から支持されています。5年経過時残価率は68.06%です。
国産 セダン
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | スバル WRX S4 | 71.48% |
2位 | トヨタ センチュリー ハイブリッド | 71.43% |
3位 | トヨタ カローラ | 69.22% |
4位 | トヨタ カローラ ハイブリッド | 69.22% |
5位 | トヨタ クラウン | 53.48% |
スバル WRX S4
高性能なエンジンと4WDシステムを搭載したスポーツセダン。ラリー競技で培われた技術により、高い走行性能を実現し、多くのファンを獲得しています。5年経過時残価率は71.48%です。
輸入車・外車
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | ランドローバー ディフェンダー | 89.20% |
2位 | AMG G | 78.48% |
3位 | ランドローバー ディスカバリー スポーツ | 66.58% |
4位 | ランドローバー ディスカバリー | 66.58% |
5位 | ポルシェ 718ケイマン | 65.98% |
トヨタ センチュリー
日本の最高級車として、皇室やVIPに愛用されているセダン。その格式の高さから、中古車市場でも高い価値を維持しています。5年経過時残価率は71.43%です。
バン
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | トヨタ ハイエースバン | 78.65% |
2位 | トヨタ ハイエースワゴン | 66.82% |
3位 | スズキ エブリイワゴン | 65.58% |
4位 | トヨタ ハイエースコミューター | 61.37% |
5位 | ホンダ N−VAN | 60.70% |
1位 トヨタ ハイエースワゴン
商用車としてだけでなく、キャンピングカーや車中泊仕様のベース車両としても人気の高いハイエースワゴン。 その広大な室内空間と積載能力は、アウトドア愛好家やファミリー層から高い支持を得ています。特に、4WDモデルやディーゼルエンジン搭載モデルは、中古車市場でも需要が高く、値落ちしにくい傾向があります。
軽自動車
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | スズキ ジムニー | 78.02% |
2位 | ダイハツ コペン | 71.48% |
3位 | スズキ スペーシア カスタム | 71.43% |
4位 | ダイハツ タフト | 69.22% |
5位 | ダイハツ ムーヴ キャンバス | 69.22% |
1位 スズキ ジムニー
軽自動車とは思えない本格的なオフロード性能を備えたジムニーは、日本国内のみならず、世界中で愛されるロングセラーモデルです。 そのコンパクトなボディと高い走破性は、アウトドア愛好家やオフロードファンから絶大な支持を得ています。現行モデルのJB64型ジムニーは、発売から数年が経過していますが、未だに納車待ちが発生するほどの人気ぶりで、中古車市場でも高値で取引されています。
出典:ユーカーパック
リセールバリューの高い車の注意点
2025年現在のリセールバリューの高い車の共通点は購入できるとは限らないと言う点です。今回ご紹介した車種はどれも、受注販売停止、もしくは納車までかなりの期間がかかる車ばかりです。それだけ人気車種で誰しも欲しい車ということになります。
リセールバリューを高く保つためのポイント
愛車の価値を維持し、リセールバリューを高く保つためには、以下のポイントに注意することが大切です。
- 定期的なメンテナンス: 定期的な点検・整備を行い、車の状態を良好に保つことが重要です。
- 丁寧な運転: 乱暴な運転を避け、車を大切に扱うことで、内外装の劣化を防ぐことができます。
- 保管場所: 屋外駐車を避け、ガレージや屋根付き駐車場に保管することで、紫外線や雨風によるダメージを軽減できます。
- 禁煙: 車内で喫煙すると、臭いが染みつき、リセールバリューに悪影響を与える可能性があります。
- 改造: 過度な改造は、一部のユーザーにしか appealせず、リセールバリューを下げる可能性があります。
編集部から一言
リセールバリューの高い車を選ぶことは、賢いカーライフを送る上で重要なポイントです。リセールバリューが高い車は、将来の売却時の損失を抑え、次の車の購入資金に大きく貢献します。車選びの際には、購入時の価格だけでなく、リセールバリューも考慮することが大切です。この記事でご紹介した25車種以外にも、リセールバリューが高い車はたくさんあります。ご自身のライフスタイルや好みに合った車を選び、賢いカーライフを送りましょう。
ぜひご自身のライフスタイルや好みに合った車を見つけてください。
この記事があなたの車選びの参考になれば幸いです。