マツダは2025年11月20日、コンパクトカー「MAZDA2(マツダ ツー)」の機種体系を変更し、予約受注を開始しました。販売開始は12月上旬を予定しており、人気装備を標準化することで選択のしやすさと装備の充実を両立した注目のマイナーチェンジとなっています。
マツダ2 2025年モデルが12月上旬発売!人気装備を標準化した新グレード登場
新型マツダ2は「好きを探せる相棒」をコンセプトに、自分らしさを大切にしながら日常生活を愉しむためのコンパクトカーとして進化。コンパクトながら洗練されたデザインと上質な走りを兼ね備え、通勤・通学・買い物など毎日の移動をより快適にサポートします。
新型マツダ2の変更点まとめ|2025年11月改良モデル
主な変更ポイント
今回のマイナーチェンジでは、以下の3つの新グレードが設定されました。
1. 15C Ⅱ(イチゴーシー ツー)
- 「ユーティリティパッケージ」を標準装備
- リアシート6:4分割可倒式シートバック採用
- ダークティンテッドガラス(リアドア/リアゲート)標準化
- 通勤・通学・買い物に最適なベースグレード
2. 15 BD i Selection Ⅱ(イチゴー ビーディー アイ セレクション ツー)
- 「マツダコネクトパッケージ」を標準装備
- 8.8インチセンターディスプレイ
- 車載通信機(コネクティッドサービス対応)
- 「360°セーフティパッケージ」を標準装備
- 360°ビューモニター
- フロントパーキングセンサー
- 自動防眩ルームミラー
- 地上デジタルTVチューナー(フルセグ)標準装備
- 最量販モデルとしてさらに進化
3. 15 SPORT Ⅱ(イチゴー スポルト ツー)
- 運転席&助手席シートヒーター標準装備
- ステアリングヒーター標準装備
- スポーティな走りと快適性を両立した上級グレード
なお、「15MB」「15 SPORT+」と助手席回転シート車は、装備・価格ともに変更されていません。
新型マツダ2の価格一覧|装備充実で価格はアップ
2025年モデルの価格表
1.5Lガソリンエンジン搭載モデル
15C Ⅱ【新設定】
- 6速AT 2WD:1,720,400円
- 6速AT 4WD:1,940,400円
15 BD i Selection Ⅱ【新設定】
- 6速AT 2WD:1,995,400円
- 6速AT 4WD:2,215,400円
15 SPORT Ⅱ【新設定】
- 6速AT 2WD:2,192,300円
- 6速MT 2WD:2,192,300円
- 6速AT 4WD:2,412,300円
15 SPORT+【変更なし】
- 6速AT 2WD:2,281,400円
- 6速MT 2WD:2,281,400円
- 6速AT 4WD:2,501,400円
15MB(モータースポーツベース車)【変更なし】
- 6速MT 2WD:1,768,800円
助手席回転シート車【変更なし】
- 6速AT 2WD:2,094,400円
- 6速AT 4WD:2,314,400円
価格変更の詳細
装備の充実により、新型マツダ2の価格は以下のようにアップしています。
- 15C Ⅱ:前モデル比+171,600円
- 15 BD i Selection Ⅱ:前モデル比+217,800円
- 15 SPORT Ⅱ:前モデル比+108,900円
価格上昇の要因は、これまでオプション設定だった人気装備の標準化によるもので、トータルでの装備内容を考えるとコストパフォーマンスは向上しています。
新型マツダ2のエクステリアデザイン|洗練されたコンパクトカー
新型マツダ2は、2023年1月の改良時に採用された最新デザインを継承しています。
デザインの特徴
- マツダブランド共通の「魂動デザイン」を採用
- グリルとバンパーに最新デザインを適用し質感を向上
- コンパクトながら存在感のあるスタイリング
- 専用メッシュグリルを採用した「15 SPORT」グレードで個性を演出
2023年のマイナーチェンジで刷新されたフロントフェイスは、マツダの上位モデルにも通じる洗練されたデザインとなっており、クラスを超えた上質感を実現しています。
新型マツダ2のインテリアデザイン|上質で快適な室内空間
最新のインテリア装備
新型マツダ2の内装は、上質な素材と最新技術の融合により、クラスを超えた質感を実現しています。
主な装備
- 8.8インチ「新世代マツダコネクト」(対象グレード)
- Apple CarPlay / Android Auto対応
- 運転席6Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能
- 自動防眩ルームミラー
- 静粛性に優れた室内空間
SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTUREの採用
シート構造には、新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の思想が取り入れられており、頭がぶれにくく、クルマとの一体感を高めることで運転のしやすさを向上させています。
使い勝手の良いラゲッジスペース
後席を折りたたむことでサイズの大きい荷物にも対応できる柔軟性を持ち、日常の買い物からレジャーまで幅広いシーンで活躍します。
新型マツダ2のエンジンスペック|高圧縮SKYACTIV-Gで力強い走り
パワートレインの詳細
【高圧縮SKYACTIV-G 1.5】
- エンジン形式:直列4気筒1.5Lガソリン
- 最高出力:110ps
- 最大トルク:14.5kgm
- トランスミッション:6速AT / 6速MT
- 駆動方式:FF(2WD) / 4WD
Diagonal Vortex Combustion技術
2021年の改良で搭載された高圧縮1.5Lガソリンエンジンは、「Diagonal Vortex Combustion(斜め渦燃焼)」技術を採用。圧縮比を12から14に高めることで、燃費とパワーを両立しています。
さらに、制御プログラムには新世代エンジン「e-SKYACTIV X」の開発で培ったエンジン制御技術を採用し、アクセル操作に対するレスポンスとコントロール性が向上しています。
ディーゼルエンジンは廃止
なお、2024年9月の改良でディーゼルエンジン搭載モデルは廃止されており、現在はガソリンエンジンのみのラインナップとなっています。
新型マツダ2の燃費性能|環境性能と走りの両立
WLTCモード燃費
1.5Lガソリンエンジン:20.3km/L
高圧縮SKYACTIV-G 1.5エンジンの採用により、従来モデルの19.0km/Lから20.3km/Lへと6.8%の燃費改善を実現。優れた環境性能と力強い走りを両立しています。
コンパクトカーとして十分な燃費性能を持ちながら、マツダらしい「走る歓び」を犠牲にしない点が大きな魅力です。
新型マツダ2の安全装備|最新の予防安全技術を搭載
i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)
新型マツダ2には、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が搭載されています。
主な安全装備
- マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)
- 全車速追従機能付き
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
- 360°ビューモニター(対象グレード)
- 車両周囲の安全確認をサポート
- AT誤発進抑制機能(前進/後退)
- アダプティブLEDヘッドライト
- 左右20ブロックのLEDを個別制御
- ハイビームコントロールシステム
- 車線逸脱警報システム
- レーンキープアシストシステム(LAS)
- ブラインドスポットモニタリング
- リアクロストラフィックアラート
- リアパーキングセンサー
- フロントパーキングセンサー(対象グレード)
360°セーフティパッケージの標準化により、「15 BD i Selection Ⅱ」では安全性が大幅に向上しています。
新型マツダ2のボディサイズ|取り回しの良いコンパクトボディ
ボディサイズ詳細
- 全長×全幅×全高:4,080mm × 1,695mm × 1,500mm
- ホイールベース:2,570mm
- 室内長×室内幅×室内高:1,805mm × 1,445mm × 1,210mm
- 乗車定員:5名
- 車両重量:1,070kg(グレードにより異なる)
- 最低地上高:145mm
マツダCX-3との比較
同じプラットフォームを使用するマツダCX-3と比較すると、
- 全長:-195mm(取り回しが良い)
- 全幅:-70mm(狭い道でも安心)
- 全高:-50mm(立体駐車場に対応)
- ホイールベース:同じ2,570mm(室内空間は同等)
コンパクトなボディサイズでありながら、ホイールベースは長く確保されているため、室内空間は十分に広く快適です。最低地上高も145mmと余裕があり、日常使いから軽いレジャーまで対応できます。
新型マツダ2はこんな人におすすめ
おすすめポイント
1. 通勤・通学で毎日使う方
- コンパクトで取り回しが良く、狭い道や駐車場でも安心
- 燃費20.3km/Lで経済的
2. 質感の高いコンパクトカーを求める方
- クラスを超えた上質なデザインと内装
- マツダブランドの「魂動デザイン」を採用
3. 安全装備を重視する方
- 360°ビューモニターなど最新の安全技術
- 全車速追従クルーズコントロール搭載
4. 走りを楽しみたい方
- 6速MTも選択可能(15 SPORTグレード)
- マツダらしい「人馬一体」の走り
5. コネクティッド機能を活用したい方
- 8.8インチ新世代マツダコネクト
- Apple CarPlay / Android Auto対応
マツダ2とライバル車種の比較
主なライバル車種
トヨタ ヤリス
- 価格帯:約147万円~252万円
- ハイブリッド設定あり
- 燃費性能で優位
ホンダ フィット
- 価格帯:約159万円~286万円
- 広い室内空間が特徴
- e:HEVハイブリッド設定
日産 ノート
- 価格帯:約221万円~284万円
- e-POWERが人気
- 静粛性に優れる
マツダ2の強み
- デザインの洗練度:クラス随一の上質なデザイン
- 走りの質感:マツダらしい「人馬一体」の走り
- MTの設定:走る楽しさを求める方に最適
- 装備の充実:今回の改良で標準装備が大幅に充実
新型マツダ2の発売日と納期
発売スケジュール
- 予約受注開始:2025年11月20日
- 販売開始予定:2025年12月上旬
納期について
新型マツダ2の納期については、グレードや仕様、地域により異なる可能性があります。詳細は最寄りのマツダ販売店にお問い合わせください。
人気グレードの「15 BD i Selection Ⅱ」は需要が高いことが予想されるため、早めの商談をおすすめします。
マツダ2の歴史|デミオから続く伝統
初代デミオ(1996年~2002年)
マツダの経営危機を救ったヒット作。実用性重視の設計で、RJCカー・オブ・ザ・イヤー、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞。
2代目デミオ/初代マツダ2(2002年~2007年)
海外では「Mazda 2」として販売開始。プラットフォームとパワートレインを一新し、競争力を向上。
3代目デミオ/2代目マツダ2(2007年~2014年)
コンパクトハッチバックにスタイル変更。マイナーチェンジでSKYACTIV技術を初採用し、30km/Lの低燃費を実現。
4代目デミオ/3代目マツダ2(2014年~現在)
「魂動デザイン」を採用し、上質な内外装で人気に。2019年に日本でも「マツダ2」に改名。2023年にマイナーチェンジで最新デザインを採用。
よくある質問(FAQ)
Q1. マツダ2のディーゼルエンジンは選べますか?
A. 2024年9月の改良でディーゼルエンジンは廃止されました。現在はガソリンエンジンのみとなっています。
Q2. マニュアルトランスミッション(MT)は選べますか?
A. はい。「15 SPORT Ⅱ」および「15 SPORT+」グレードで6速MTが選択可能です。また、「15MB」はMT専用車です。
Q3. 4WD(四輪駆動)の設定はありますか?
A. はい。「15C Ⅱ」「15 BD i Selection Ⅱ」「15 SPORT Ⅱ」「15 SPORT+」「助手席回転シート車」で4WDが選択可能です。
Q4. Apple CarPlayやAndroid Autoは使えますか?
A. はい。「15 BD i Selection Ⅱ」以上のグレードで標準装備されている8.8インチマツダコネクトでApple CarPlayとAndroid Autoに対応しています。
Q5. 一番人気のグレードはどれですか?
A. 「15 BD i Selection Ⅱ」が最量販グレードとして設定されており、安全装備と快適装備のバランスが良く人気です。
Q6. 立体駐車場に入りますか?
A. はい。全高1,500mmなので、多くの立体駐車場(高さ制限1,550mm)に対応しています。
まとめ|新型マツダ2は装備充実で魅力アップ
2025年モデルの新型マツダ2は、人気装備の標準化により選びやすく、装備内容も大幅に充実したモデルとなっています。
新型マツダ2のポイント
✓ 装備が充実した新グレードを設定
✓ 360°セーフティパッケージで安全性向上
✓ 8.8インチ新世代マツダコネクト標準化
✓ シートヒーター・ステアリングヒーターで快適性向上
✓ 172万円からの価格設定
「好きを探せる相棒」というコンセプトのもと、日常使いからドライブまで幅広いシーンで活躍する新型マツダ2。洗練されたデザインと上質な走り、充実した装備により、コンパクトカー市場で独自の存在感を放つモデルとなっています。
12月上旬の発売に向けて、マツダ販売店での試乗や詳細の確認をおすすめします。
詳細情報は以下の公式サイトをご確認ください
参考ソース

