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マツダは2026年6月25日、軽クロスオーバーSUV「フレア クロスオーバー」のマイナーチェンジモデルを発売しました。スズキ「ハスラー」をベースとしたOEM車として人気を博してきた本モデルは、今回の改良によって外観デザイン・安全装備・利便装備の全てにわたって大幅な進化を果たしています。価格は1,610,400円〜2,275,900円(消費税込)。本記事では、マイナーチェンジの変更点を詳しくまとめてご紹介します。
今回のマイナーチェンジでは、デザイン・安全性・利便性の三軸にわたる包括的なアップデートが実施されています。これまでの魅力的なクロスオーバースタイルを受け継ぎながら、現代の安全基準と装備水準に対応した内容となっています。

主な変更点は以下のとおりです。
なお、前回2024年7月の改良では、専用デザインの「ZS」「ZT」グレードの新設定、XS・XTへのメッキパーツ採用、「XG」インテリアカラーの拡充、グレード名から「HYBRID」表記の廃止なども行われています。
マイナーチェンジにあわせて価格が改定されました。以下が2026年6月25日時点のメーカー希望小売価格(消費税10%込み)です。
【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド】
【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
前モデルとの価格差については、エントリーグレードのXGで約80,300円のアップとなっています。一方、XS・XT・ZS・ZTでは全方位モニター&スマートフォン連携ナビゲーションが新たに標準装備となったことにより、24万円〜30万円程度の値上がりとなっています。ただし、これらのグレードではナビゲーション込みの価格であるため、実質的なコストパフォーマンスは十分に高いと言えます。
参考として、前モデルの価格は以下のとおりでした。
【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド(前モデル)】
【ターボエンジン+マイルドハイブリッド(前モデル)】
新型フレア クロスオーバーの外観は、従来のタフでアクティブなクロスオーバースタイルを踏襲しながら、より洗練された質感と力強さを打ち出したデザインへと進化しています。

ベースモデルでは、フロントグリルをヘッドランプとつなげた逆台形の造形を新採用。バンパー部分は車体色の面積を従来より広げ、オンロードでの都会的な存在感を強調するデザインとなっています。一方、専用デザインが与えられる「ZS」「ZT」グレードでは、大胆なブロック形状の専用フロントグリルを採用し、力強さとタフさをより前面に押し出した仕上がりとなっています。
ボディカラーには新色「ウッドランドカーキメタリック」が追加されました。彩度感のあるカーキでありながら武骨さやタフさも感じられる個性的なカラーで、フレア クロスオーバーの持つアクティブなキャラクターを見事に表現しています。
グレード別のカラー展開は以下のとおりです。
また、全車にオート格納ドアミラー&LEDサイドターンランプが採用されており、利便性と上質感がともに高められています。
新型フレア クロスオーバーの内装は、エクステリアのデザインコンセプトに呼応したオフロードテイストをより強調した仕上がりとなっています。

インパネのデザインは、メーター・ナビゲーション・コンソールボックスを3つの大きな楕円で囲む「3連インパネカラーガーニッシュ」を採用しており、個性的で機能的なコックピット感を演出しています。メーターには「マルチインフォメーションディスプレイ」が備わり、走行状況をグラフィカルかつ直感的に確認できます。
XS・ZS・XT・ZTには9インチHDディスプレイを搭載したスマートフォン連携ナビゲーションが標準装備となり、ホーム画面からワンタッチで地図画面やオーディオ画面にアクセスできる高い利便性を実現。USBチャージャーもType-C×2に変更されており、現代のスマートフォン環境に完全対応しています。快適装備としては、フルオートエアコンにナノイーX搭載の空気清浄器、運転席・助手席シートヒーター、360度スーパーUV&IRカットガラス(XS・ZS・XT・ZT標準装備)なども充実しています。

シートは多彩なアレンジに対応しており、前席を倒すことで車中泊にも十分な空間を確保できます。最新プラットフォームの採用により室内空間も拡大されており、前後乗員間距離は前世代比+35mm、頭上高は前席+29mm・後席+18mm、左右乗員間距離も前席+30mmと、軽自動車クラスとは思えない広々とした室内が実現されています。荷室側からスライドできるリアシートも装備し、利便性は抜群です。

ラゲッジスペースも充実しており、傷に強く汚れても拭き取れる防汚タイプラゲッジフロア、取り外して丸ごと洗える防汚タイプラゲッジアンダーボックス、さらにフックやバーなどのアクセサリーを取り付けられる6ヶ所のユーティリティーナットを装備しています。自転車の搭載にも対応した積載性の高さも、アウトドア派には嬉しいポイントです。
新型フレア クロスオーバーには、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせた2種類のパワートレインが設定されています。
【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド】
直列3気筒660cc(R06D型)エンジン搭載。最高出力49ps/6,500rpm、最大トルク5.9kgm/5,000rpm。モーターは最高出力2.6ps/1,500rpm、最大トルク4.1kgm/100rpm。デュアルインジェクションシステムやクールドEGRの採用、急速燃焼・高圧縮比化によって広い範囲で熱効率を高めた高性能ユニットです。
【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
直列3気筒660ccターボエンジン搭載。最高出力64ps/6,000rpm、最大トルク10.0kgm/3,000rpm。モーターは最高出力3.1ps/1,000rpm、最大トルク5.1kgm/100rpm。力強い加速性能が特徴で、山道や高速道路でも余裕ある走りを実現します。
トランスミッションはCVT(ターボ搭載のXT・ZTは7速マニュアルモード付)、駆動方式はFF(前輪駆動)または4WDを選択できます。
マイルドハイブリッドシステムは、従来のSエネチャージから最新のリチウムイオンバッテリーとISG(モーター機能付発電機)を採用する新世代システムへと進化。モーター出力は前モデルの2.2ps/4.1kgmから自然吸気エンジンで2.6ps/4.1kgm、ターボエンジンで3.1ps/5.1kgmにアップしており、最長10秒間のモーターのみによるクリープ走行も可能となっています。またアイドリングストップの作動範囲も拡大され、静粛性と燃費のバランスがさらに高められています。
全車に採用された新型CVTは、2ポートオイルポンプや高効率ベルト、トルクコンバーターの採用および軽量化などにより、伝達効率が大幅に向上しています。
フレア クロスオーバーはクロスオーバーモデルとして、日常のオンロードだけでなく未舗装路や悪路での走破性にもこだわった走行システムを備えています。大径タイヤやサスペンションの変更により最低地上高180mmを確保しており、段差や未舗装路でも安心して走行できます。タイヤを車体前後端に配置した設計によって、前世代と比較してアプローチアングルが+1度、デパーチャーアングルが+4度向上しており、より優れた悪路走破性を実現しています。
4WD車には、滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」と、今回のマイナーチェンジで新たに採用された「スノーモード」が搭載されています。スノーモードはスイッチひとつで自動的にエンジン出力を抑制し、雪道や凍結路面での発進時のスリップを防止します。さらに「ヒルディセントコントロールシステム」も備えており、下り坂でブレーキ操作なしに約7km/hの一定速度で降坂できるため、ドライバーはステアリング操作のみに集中できます。
新型フレア クロスオーバーの燃費性能(WLTCモード値)は以下のとおりです。
前モデルはJC08モード値での表記(自然吸気+Sエネチャージ:32.0km/L、ターボ+Sエネチャージ:27.8km/L)でしたが、新型では実燃費に近いWLTCモードでの数値となっており、実用燃費の改善幅は1〜2km/L程度と見られています。新世代マイルドハイブリッドシステムと高効率CVTの組み合わせによって、日常的な燃費性能が着実に向上しています。
今回のマイナーチェンジにおける最大のトピックのひとつが、安全システムの大幅な刷新です。従来の「デュアルカメラブレーキサポート」に代わり、自転車や自動二輪車の検知にも対応した新世代システム「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」が全車に標準装備されました。前方の車両・歩行者・自転車・自動二輪車への衝突の危険性をシステムが判断し、警告・ブレーキ制御によって衝突の回避または被害軽減を図ります。
また、今回のアップデートで充実した主な安全・運転支援機能は以下のとおりです。
新型フレア クロスオーバーのボディサイズは軽自動車規格の範囲内で、以下のとおりとなっています。
前モデル(全高1,665mm、ホイールベース2,425mm)と比較すると、全高が+15mm高く、ホイールベースが+35mm延長されています。この拡大により室内空間が大幅に広がり、前後乗員間距離+35mm・前席頭上高+29mm・後席頭上高+18mm・前席左右乗員間距離+30mmを実現。軽自動車とは思えない広々とした居住空間が魅力です。高効率で剛性を高めた新世代プラットフォームの採用が、この室内空間拡大を支えています。
マツダ 新型フレア クロスオーバー(マイナーチェンジモデル)は、2026年6月25日に発売されました。
軽自動車市場においてアウトドア・クロスオーバー需要が高まる中、今回のマイナーチェンジによってデザイン・安全性・快適性のすべてが底上げされた新型フレア クロスオーバーは、ファミリーカーからアクティブに使いたいユーザーまで、幅広い層に訴求するモデルとなっています。購入を検討している方は、最新のグレード・カラー・オプション詳細について、マツダの正規販売店にてご確認されることをおすすめします。
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。