スバルは「クロストレック(旧日本モデル名:SUBARU XV)」のフルモデルチェンジを行い日本仕様プロトタイプを2022年9月15日世界初公開した。2023年に発売する。先代モデルの3代目は2017年5月24日から販売を開始しており丸6年でのフルモデルチェンジとなる。今回は筆者が「クロストレック」を購入検討し、色々と調べた中で残念だなと思ってしまった点を詳しくまとめてみました。購入の際の参考にしていただければ幸いです。
スバル 新型 クロストレック(XV) 残念だと思ってしまう点
実際に購入を検討し色々調べて不満に思っているところをまとめてみました。
フル液晶メーターは不採用
「レヴォーグ」「アウトバック」に採用される「デジタルコクピット12.3インチのフル液晶メーター」は不採用である。スバルとしても上級モデルの上位モデルに採用したい考えなのかもしれないが、「11.6インチフルHD大画面ディスプレイ」を搭載。しているので是非「12.3インチのフル液晶メーター」も合わせて搭載した上位グレードやオプション設定をしてもらいたかった。

アイサイトXは非搭載
クロストレックは次世代アイサイトを採用し、トリプルカメラ(ステレオカメラユニット+広角単眼カメラ)を採用。安全性能を大幅に向上させているが、「レヴォーグ」に搭載される高度運転支援技術「アイサイトX」は不採用となった。安全装備に関してはどの車種も同レベルの安全装備を採用してもらいたが残念です。

選択肢として高度運転支援技術「アイサイトX」今後採用して頂きたいです。
スマートリアビューカメラは非採用
「スマートリアビューカメラ(ルームミラーに後方のカメラ映像を映す機能)」が不採用。最近では、他社のトヨタなどでは車種問わず(ヤリス・アクア・ヤリスクロスなど)設定しており安全性の確保という意味ではどの車種にも採用していいと思います。
オートビークルホールドの物理ボタンがないので面倒
「オートビーグルホールド」(トヨタではブレーキホールド)が物理ボタンではなくディスプレイ上からONの操作。これは面倒。エンジンをかけ直すたびにOFFになるので度々ONに切り替える設定が必要です。


物理ボタンがないならメモリー機能を搭載してon,offする機会を減らしてもらいたですね。
後席のシートは4:2:4分割可倒式ではない
「レヴォーグ」では採用されている。後席の真ん中のシートのみを倒して長尺物(スキー・スノーボード板など)を積載する場合に4人乗りも可能。になるのだが、「クロストレック」を選択したいユーザーはスバルのAWDの素晴らしさを理解して雪山などに行く人が選択する可能性が高いのでコンパクトなSUVとして特色を出す上でもシートアレンジで4:2:4分割可倒式を採用して使い勝手を良くしてもらいたい。


レヴォーグの様に荷室の長さが取れないので意味がないと思う人がいるかもしれないが、最近はスキーの板も短い物が支流ですし、スノーボードぐらいの長さであれば問題ないはずです。

まとめ
4代目となる新型「クロストレック(XV)」は次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM (SGP)」を採用。乗り味は先代を大きく超える。国内車では非常に優れている。「11.6インチフルHD大画面ディスプレイ」を搭載しており、この先進性は他社にはない素晴らしいものです。更に次世代「アイサイト」搭載。こちらも安全装備としてはトップクラスなので素晴らしいです。しかし、「クロストレック(XV)」はスバルの中でもランクの低いSUVとしているため全ての先進技術が採用されているわけではないのが残念でした。もちろん価格などを考えて設定しているのも理由の一つかとおも言われます。改善が可能な部分なので今後の年次改良、マイナーチェンジでいくつか改善される可能性もありそうです。

スバル 新型「クロストレック」フルモデルチェンジ について
「SUBARU XV」の後継として車名を、グローバルで「CROSSTREK(クロストレック)」に統一。新型SUV「CROSSTREK(クロストレック)」は従来型の個性的なデザインをさらに際立たせ、動的質感にもより磨きをかけた。新世代アイサイトに加え、広角単眼カメラも日本仕様として初めて採用する、高い安全性能を実現。従来型でも評価の高かったスバルグローバルプラットフォームの衝突安全性のポテンシャルをさらに引き上げ、フルインナーフレーム構造の採用や、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性向上など、最新の知見や技術を盛りこんだ。対前面衝突では、バンパービームを車両外側まで拡大する、衝突サブフレームを追加。対車両の衝突事故において自車の衝突安全性だけでなく、相手側の乗員を守る性能(コンパティビリティ)も高めました。レガシィ アウトバックと同様、実際の正面衝突事故を想定して、コンパティビリティを評価する新たな前面衝突試験「MPDB(Mobile Progressive Deformable Barrier)」を導入。先代XVにはないコネクテッド機能「SUBARU STARLINK」を採用。
エクステリアデザイン
厚みを感じさせる高いフード位置により、逞しさを表現。さらにシャープさを感じさせるフロントグリルバーやLEDヘッドランプにより、軽快かつ精悍なイメージのフロントマスクに仕立てた。「フルLEDハイ&ロービームランプ+LEDコーナリングランプ」をスバル初採用。上級グレードには、18インチアルミホイールを採用。新色のオフショアブルー・メタリックとオアシスブルーを含む、全9色のエクステリアカラーを設定。









インテリアデザイン
マルチマテリアルの多層構造とすることで、各素材の風合いを活かした、シンプルでありながら表情豊かなインパネデザインとしました。センターコンソール上面の位置を高くして包まれ感と上質感を表現するとともに、操作性も向上させました。さらに工夫を凝らした収納も充実させて使い勝手の良さを感じさせるインテリアに仕立てました。上級グレードには、ファブリック(シルバーステッチ)。標準グレードには、トリコット(シルバーステッチ)を採用。メーカー装着オプションとして本革シートも設定。新たに11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの大画面を採用、スマートフォンとの連携機能を大幅に強化。スバル初4つのカメラ映像を合成して車両周囲360°を映し出す「デジタルマルチビューモニター」を採用。










新世代アイサイト採用
トリプルカメラ(ステレオカメラユニット+広角単眼カメラ)を採用し、性能を向上。新型ステレオカメラユニットは画角を従来型の約2倍と大幅に拡大。画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、より広く遠い範囲まで認識できるようにした。フロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用し、レンズに誤って触れることがないようにした。広角単眼カメラ(SUBARU日本市場初)は、低速での走行時に、新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを新採用。プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代アイサイトとして最高の性能を実現。

スバル 新型「クロストレック」スペックについて
XVまで採用されていたガソリンモデル1.6L 水平対向 4気筒DOHC エンジンを廃止。2.0L 水平対向4気筒DOHC直噴エンジン「FB20型」+モーターアシスト「e-BOXER」モデルの一本化。


スペック | クロストレック(予想) |
---|---|
全長 | 4,480mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,580mm |
ホイールベース | 2,670mm |
モデル | Advance |
エンジン | 2.0L 水平対向4気筒DOHC 直噴エンジン「FB20型」 +モーターアシスト「e-BOXER」 |
最高出力 | 107kW(145ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 188Nm(19.2kgm)/ 4,000rpm |
モーター最高出力 | 10kW(13.6ps) |
モーター最大トルク | 65Nm(6.6kgm) |
トランスミッション | CVT(リニアトロニック) |
駆動方式 | AWD |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー (4.8Ah) |
WLTCモード燃費 | 15.0km/L |
価格 | -円 |


スバルニュースリリース
https://www.subaru.co.jp/news/2022_09_15_150743/
スバル CROSSTREK(クロストレック)