スバルは2026年8月6日、軽ハイトワゴン「ステラ」の一部改良モデルを発表・発売しました。ステラはダイハツ工業株式会社からのOEM供給車であり、ダイハツ「ムーヴ」の姉妹車にあたります。ダイハツが2026年7月29日に実施した「ムーヴ」の一部改良と同様の内容が、スバル・ステラにも反映された形です。今回の改良では、予防安全機能「スマートアシスト」の大幅な性能強化を中心に、メーターの刷新など装備面の充実が図られています。本記事では、変更点・価格・スペックなどを詳しく解説します。
スバル・ステラとは?トヨタグループとの関係も解説:
スバル・ステラは、ダイハツ工業が製造・販売する軽ハイトワゴン「ムーヴ」をベースとしたOEM供給車です。ダイハツはトヨタグループ傘下のメーカーであり、ムーヴおよびその姉妹車であるステラは、トヨタグループの開発・生産体制のもとで進化し続けています。2025年6月のフルモデルチェンジでは11年ぶりとなる大幅刷新が行われ、新世代プラットフォームの採用や後席スライドドアの新採用など、軽ハイトワゴンとして大きく生まれ変わりました。今回の2026年8月の一部改良は、そのフルモデルチェンジからわずか約1年での商品改良であり、安全装備への積極的な投資姿勢が際立ちます。

今回の改良ポイント一覧(変更点まとめ):
今回の一部改良における最大の柱は、運転支援システム「スマートアシスト」の機能拡充です。具体的な変更点は以下のとおりです。

- 衝突回避支援の検知対象を拡大:従来の前方車両(二輪車・自転車含む)や歩行者に加え、新たに「横断中の自転車」を検知対象に追加しました。
- 交差点シーンへの対応強化:「右折時に対向方向から接近する直進車両」および「右左折時に対向方向から横断する歩行者」を検知する機能が新たに追加され、交差点での衝突回避支援の作動範囲が大きく拡充されました。
- 対歩行者の最高速度条件を引き上げ:衝突回避支援ブレーキが作動する対歩行者の最高速度条件が、従来の60km/hから80km/hへと引き上げられ、より高速域での安全性が確保されました。
- ACC(アダプティブクルーズコントロール)の精度向上:全車速追従機能付きACCの先行車検知距離および検知精度を改善し、加減速がより自然でスムーズになりました。
- LKC(レーンキープコントロール)作動時のふらつき低減:車線逸脱を防ぐLKCの制御が改善され、走行中のふらつきが減少し、安心感が高まりました。
- アクティブマルチインフォメーションメーターを「Z」「ZS」グレードに標準装備:7インチTFT+デジタルスピードメーターを組み合わせた液晶メーター「アクティブマルチインフォメーションメーター」が、上位グレードに標準採用されました。スマートアシスト作動状況など、運転に必要な情報がひと目で把握できる視認性の高いデザインが特徴です。
改良後のスバル・ステラの価格:
今回の一部改良に伴い、全グレードで価格が改定されました。改良前モデルとの価格差は、「L」「G」グレードで+1万1,000円、「Z」「ZS」グレードで+1万6,500円となっています。
- Lグレード(自然吸気エンジン):2WD 136万9,500円 / 4WD 149万6,000円
- Gグレード(自然吸気エンジン):2WD 153万4,500円 / 4WD 166万1,000円
- Zグレード(自然吸気エンジン):2WD 182万500円 / 4WD 194万7,000円
- ZSグレード(ターボエンジン):2WD 194万7,000円 / 4WD 207万3,500円
安全性能の向上を考慮すると、価格上昇幅は妥当な水準といえるでしょう。なお、販売計画台数は月400台とされています。
スバル・ステラの主要スペック(参考):
スペック面はフルモデルチェンジ時から変更はありませんが、改めて確認しておきましょう。
- ボディサイズ:全長3,395mm × 全幅1,475mm × 全高1,655mm
- ホイールベース:2,460mm
- エンジン(自然吸気):直列3気筒 660cc、最高出力52ps/最大トルク6.1kgm
- エンジン(ターボ):直列3気筒 660ccターボ、最高出力64ps/最大トルク10.2kgm
- トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF(2WD)/4WD
- 燃費(WLTCモード):自然吸気エンジン 22.6km/L、ターボエンジン 21.5km/L
フルモデルチェンジ(2025年6月)時の主な変更点(参考):
今回の一部改良をより深く理解するために、2025年6月のフルモデルチェンジ時の変更点も振り返っておきましょう。フルモデルチェンジでは、最新プラットフォームの採用による室内空間の拡大、後席スライドドアの新採用、9インチディスプレイオーディオの設定、電動パーキングブレーキの採用、スマートアシストの全車標準装備化、そして「ステラカスタム」の廃止などが行われました。今回の一部改良はその進化の延長線上にあり、特に安全装備の面で着実なアップデートが施されています。
ダイハツ・ムーヴとの関係:OEM車を知る:
スバル・ステラはダイハツ・ムーヴのOEM車であるため、基本的な車体・エンジン・安全装備の構成はムーヴと共通しています。今回の改良内容も、ダイハツが2026年7月29日に発表・発売したムーヴの一部改良と同内容です。両車の違いは主にエンブレムやグレード名称、一部装備の設定方法にあり、スバルのネットワークで購入・アフターサービスを受けたいユーザーにとってステラは有力な選択肢となります。なお、ダイハツ・ムーヴはトヨタグループのプラットフォーム開発力を背景に、軽自動車トップクラスの安全・快適装備を実現しています。
こんな方にスバル・ステラがおすすめ:
- 軽自動車で高水準の予防安全機能を求める方
- 後席スライドドアで乗り降りのしやすさを重視する方
- 自然吸気エンジンで22.6km/L(WLTCモード)という優れた燃費性能を求める方
- スバル販売店でのきめ細かいサポートを希望する方
- ダイハツ・ムーヴと実質同等の性能をスバルブランドで乗りたい方
まとめ:安全性能のさらなる進化で選びやすくなった新型ステラ:
2026年8月6日に発売されたスバル「ステラ」一部改良モデルは、予防安全機能「スマートアシスト」の機能拡充を中心に、特に交差点シーンでの安全性能が大きく向上しました。横断中の自転車の検知追加や、ACCの滑らかな加減速の実現、上位グレードへのアクティブマルチインフォメーションメーターの標準装備など、日常のドライブをより安心・快適にしてくれる内容が盛りだくさんです。価格改定幅も最大1万6,500円に留まっており、装備の充実度を考えれば十分に納得のいくアップデートといえるでしょう。軽ハイトワゴンの購入を検討している方は、ぜひ最寄りのスバル販売店で新型ステラの試乗をご検討ください。
関連情報:
- スバル公式ウェブサイト ステラ:https://www.subaru.jp/stella/

