日産の人気ミニバン「セレナ」は、2028年頃にフルモデルチェンジを受け、7代目となるC29型に生まれ変わると予想されます。日産からはまだ次期型についての発表はありませんが、セレナはこれまでおおむね6年ごとに世代交代してきました。
現行の6代目(C28型)は2022年11月に登場し、2026年2月12日には顔つきの変更やGoogle搭載のナビなどを採り入れたマイナーチェンジを受けました。このマイナーチェンジで商品力が高まったことで、次の大きな変化はフルモデルチェンジになると見られます。
この記事では、次期セレナの発売時期の予想、予想される変更点、現行型の価格や特徴、歴代モデルの歩み、そして「待つべきか、今買うべきか」まで、わかりやすくまとめました。次期型の内容はすべて予想で、記事中の写真はすべて現行モデルです。


そもそも日産 セレナとは?
セレナは、1991年に登場した日産のミドルサイズミニバンです。5ナンバー枠を基本にした扱いやすいボディに、3列シートと両側スライドドアを備え、子育て世代を中心に長く支持されてきました。トヨタ ノア/ヴォクシー、ホンダ ステップワゴンと並ぶ、国内ミニバンの代表的なモデルです。
先代のC27型では、日産で初めて運転支援技術「プロパイロット」を採用し、その後にエンジンで発電してモーターで走る「e-POWER」を追加して大ヒットしました。現行のC28型では、e-POWERの発電用エンジンを1.4Lに大きくし、最上級の「LUXION(ルキシオン)」には高速道路でハンドルから手を離して走れる「プロパイロット2.0」を設定しています。
新型セレナ(C29型)の発売日はいつ?
次期セレナの発売は、2028年頃になると予想されます。根拠は、歴代モデルの登場間隔です。
| 世代 | 型式 | 登場 | 前の世代からの期間 |
|---|---|---|---|
| 初代 | C23型 | 1991年 | - |
| 2代目 | C24型 | 1999年 | 約8年 |
| 3代目 | C25型 | 2005年 | 約6年 |
| 4代目 | C26型 | 2010年 | 約5年半 |
| 5代目 | C27型 | 2016年 | 約6年 |
| 6代目(現行) | C28型 | 2022年 | 約6年 |
| 7代目(次期) | C29型(予想) | 2028年頃(予想) | 約6年(予想) |
3代目以降は5年半〜6年ほどで世代交代しており、この流れに当てはめると、2022年登場の現行型の次は2028年頃が目安になります。現行型は登場から3年あまりの2026年2月にマイナーチェンジを済ませており、これも過去のモデルと同じような流れです。ただし、日産は経営再建を進めながら車種の数を絞り込んでいるため、開発の順番によって時期が前後する可能性もあります。
【予想】新型セレナ(C29型)の変更点まとめ
次期セレナで予想される主な変更点は、以下の通りです。いずれも日産の公式発表ではなく、日産の技術発表や現行型の流れからの予想です。
- パワートレイン:第3世代e-POWERの採用(予想)
- 運転支援:AIを使った次世代プロパイロットの採用(予想)
- デザイン:新しい日産の顔つきに合わせた内外装(予想)
- コネクト:Google搭載のNissanConnectの拡大(予想)
① 第3世代e-POWERの採用
日産は、モーター・発電機・インバーターなどを一つにまとめた「5-in-1」ユニットを使う第3世代e-POWERを開発し、日本では2026年6月に発売された2代目キックスで初めて採用しました。静かさと燃費の改善が大きな特徴で、今後の日産車に広げていく方針です。次期セレナにもこの第3世代e-POWERが積まれると予想されます。燃費や出力などの数値は未発表です。

② 次世代プロパイロットの採用
日産は2026年4月の長期ビジョンで、AIを使った運転技術を将来のラインアップの約9割に広げる目標を示しました。カメラやセンサーの情報からAIが判断する次世代のプロパイロットは、まず大型ミニバンのエルグランドに2027年度末までに導入される計画です。ファミリー層に人気のセレナは、この技術を広げる有力な候補と考えられます。
③ 新しいデザインとコネクト機能
現行型のマイナーチェンジでは、セレナとして初めてGoogle搭載のNissanConnectがメーカーオプションで用意されました。次期型では、こうしたコネクト機能の採用グレードが広がることが期待されます。デザインは、新型エルグランドやキックスなど最近の日産車と共通する、新しい顔つきになると予想されます。

新型セレナの価格はいくらになる?
次期型の価格は未発表です。参考として、2026年2月にマイナーチェンジした現行型の価格は、278万5,200円(ガソリン車 X)〜499万8,400円(e-POWER LUXION)です。
| モデル | 現行型の価格(税込) | 次期型 |
|---|---|---|
| ガソリン車(最安 X 2WD) | 278万5,200円〜 | 未発表 |
| e-POWER(最上級 LUXION) | 499万8,400円 | 未発表 |
新しい世代の車は、装備の充実や原材料費の上昇によって値上がりする傾向があります。次期セレナも、第3世代e-POWERや次世代の運転支援を採用すれば、現行型より高くなる可能性があります。一方で、日産は第3世代e-POWERでコストを下げることも目標にしており、どのくらいの価格になるかは発表を待つ必要があります。
現行型セレナのボディサイズ
次期型のサイズは未発表です。比較のために、現行型(2WD)の主なサイズを日産の諸元表から紹介します。
| 項目 | X・e-POWER X(2WD) | ハイウェイスターV・LUXION(2WD) |
|---|---|---|
| 全長 | 4,690mm | 4,765mm |
| 全幅 | 1,695mm | 1,715mm |
| 全高 | 1,870mm | 1,870mm(LUXIONは1,885mm) |
| ホイールベース | 2,870mm | 2,870mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.7m |
標準車は全幅1,695mmの5ナンバーサイズ、エアロ付きのハイウェイスターVやLUXIONは全幅1,715mmの3ナンバーサイズです。次期型でも、日本の道路や駐車場で扱いやすい5ナンバー枠のグレードが残るかどうかは、ファミリー層にとって気になるポイントです。
現行型セレナのパワートレインとスペック
| 項目 | ガソリン車 | e-POWER(2WD)/e-4ORCE(4WD) |
|---|---|---|
| エンジン | 2.0L 直列4気筒(MR20DD) | 1.4L 直列3気筒(HR14DDe・発電用) |
| エンジン最高出力 | 110kW(150PS) | 72kW(98PS) |
| エンジン最大トルク | 200N・m(20.4kgf・m) | 123N・m(12.5kgf・m) |
| フロントモーター | - | 120kW(163PS)/315N・m(32.1kgf・m) |
| 変速機 | CVT | - |
e-POWERは、1.4Lエンジンを発電だけに使い、163PSのモーターで走ります。次期型で第3世代e-POWERが採用されれば、エンジンが回る場面をさらに減らし、静かさと燃費が改善されると期待されます。
現行型セレナの燃費(WLTCモード)
| パワートレイン | WLTCモード燃費 |
|---|---|
| ガソリン車(2WD) | 13.0km/L |
| ガソリン車(4WD) | 11.6km/L |
| e-POWER(2WD) | 18.1〜20.3km/L |
| e-4ORCE(4WD) | 16.0〜16.8km/L |
e-POWER Xの20.3km/Lが現行型でもっとも良い数値です。ガソリン車との差は大きく、走る距離が長い方ほどe-POWERの良さが出ます。次期型の燃費は未発表ですが、第3世代e-POWERでどこまで伸ばせるかが注目点です。
現行型セレナ(C28型)の特徴をおさらい
外装:縦基調の新しいフロントグリル
2026年2月のマイナーチェンジでは、ハイウェイスターVとLUXIONのフロントグリルとアルミホイールが新しくなりました。ボディカラーには、ムーンボウブルー、アクアミント、ディープオーシャンブルーの3色が新たに加わっています。

内装:テーラーフィットのシートと便利な機能
LUXIONには専用のインテリアと、次世代素材「テーラーフィット」を使ったシートが採用されました。ドアの施錠や窓の閉め忘れをスマートフォンに知らせる「し忘れアラート」や、停車時に後席の確認を促す「後席リマインダー」など、家族で使うクルマらしい機能も追加されています。

安全装備:インテリジェントアラウンドビューモニター
車の周りを3Dで映す表示や、交差点で前方左右の死角を見せる「フロントワイドビュー」を備えたインテリジェントアラウンドビューモニターも採用されました。最上級のe-POWER LUXIONには、ハンズオフ走行ができるプロパイロット2.0が付いています。
セレナの歴史をおさらい
初代〜3代目:ファミリーミニバンの定番へ
1991年の初代は、運転席の下にエンジンを置く形のミニバンとして登場しました。1999年の2代目でエンジンを前に置く形に変わり、室内の広さと乗り降りのしやすさが大きく向上しました。2005年の3代目では、両側スライドドアや広い室内が評価され、販売台数を大きく伸ばしました。
4代目〜6代目:先進技術のミニバンへ
2010年の4代目ではマイルドハイブリッドを採用し、2016年の5代目ではプロパイロットを日産で初めて搭載しました。さらに5代目の途中でe-POWERが加わり、ミニバンの販売ランキングで上位の常連になりました。2022年の6代目では、e-POWERの強化とプロパイロット2.0の設定で、先進技術をさらに充実させています。
新型セレナがライバルに勝つためのカギ
トヨタ ノア/ヴォクシーとホンダ ステップワゴンは、どちらも現行型が2022年に登場しており、セレナと同じように2028年前後に次の世代を迎えるかが注目されます。3車が近い時期に新しくなれば、ミニバン市場はふたたび大きく動きそうです。
次期セレナがライバルに勝つためのカギは、e-POWERならではのモーター走行の静かさと力強さを、第3世代でさらに磨けるかどうかです。加えて、運転支援とコネクト機能の使いやすさ、そして手に届きやすい価格を保てるかが、ファミリー層に選ばれるポイントになるでしょう。

新型セレナを待つべき?購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、買い替えたい時期です。次期型は2028年頃の予想で、発売まではまだ時間があります。今の車の車検や子どもの成長に合わせてすぐにミニバンが必要な方は、2026年2月に改良されたばかりの現行型を選んでも満足度は高いはずです。
2つ目は、パワートレインの選び方です。現行型にはガソリン車とe-POWER、4WDのe-4ORCEがあります。燃費と静かさを重視するならe-POWER、価格を抑えたいならガソリン車が候補です。次期型の第3世代e-POWERが気になる方は、正式発表を待ってから比べるのもひとつの方法です。
3つ目は、モデル末期の買い方です。フルモデルチェンジが近づくと、現行型の値引きが大きくなったり、特別仕様車が出たりすることがあります。一方で、人気のグレードやボディカラーは早めに生産が終わることもあるため、欲しい仕様が決まっている方は販売店で早めに確認しておくと安心です。
新型セレナに関するよくある質問(FAQ)
Q. 次期セレナはいつ発売されますか?
A. 日産からの発表はありません。歴代モデルの登場間隔から、2028年頃と予想されています。
Q. 現行セレナの価格はいくらですか?
A. 2026年2月のマイナーチェンジ後の価格は、278万5,200円〜499万8,400円です。
Q. 次期セレナにはガソリン車も残りますか?
A. 未発表です。現行型にはガソリン車、e-POWER、e-4ORCEが設定されています。
Q. 現行セレナでハンズオフ走行はできますか?
A. 最上級のe-POWER LUXIONに、高速道路でのハンズオフ走行に対応したプロパイロット2.0が装備されています。
まとめ:新型セレナは2028年頃、第3世代e-POWERで登場か
日産 セレナは、歴代モデルの登場間隔から2028年頃にフルモデルチェンジし、7代目のC29型になると予想されます。第3世代e-POWERや次世代プロパイロットの採用が期待されますが、日産からの正式な発表はまだありません。
現行型は2026年2月のマイナーチェンジで装備が充実しており、今すぐミニバンが必要な方にとっても十分に魅力的な選択肢です。最新情報が入り次第、随時更新していきます。


