2016年1月29日、トヨタとダイハツ共同記者会見 ダイハツの完全子会社化を発表した。トヨタグループは「トヨタブランド」「レクサスブランド」「ダイハツブランド」の三本柱となる。トヨタはダイハツと1967年に業務提携、1998年にはダイハツ株を買い増して過半数を取得し連結子会社化2004年からの共同開発、さらにOEM供給を行ってきた。
完全子会社化にともなってダイハツは上場廃止になる。ダイハツブランドは継続。BMWにおけるMINIのような存在、世界に通用する価値を持つグローバルブランドになっていきたい。小型車についてはダイハツが主体となって企画から生産までを担当する!
トヨタ ダイハツ 共同記者会見
ダイハツ工業 三井社長スピーチ 抜粋
1点目は、「小型車戦略」です。 これまでダイハツが国内外で手掛けてきました、例えばブーン/パッソ、セニア/アバンザのような姉妹車よりも、デザイン・仕様をもっと差別化することで、それぞれのブランドのお客様の満足につなげてまいります。その実現に向け、ダイハツがこれまで取り組んできた、「それぞれの国や地域のお客様のニーズに合わせたクルマづくり」をさらに進化させてまいります。つまり、小型車については、ダイハツブランド・トヨタブランド、それぞれの個性が際立つ、「もっといいクルマ」をご提供いたします。
2点目は、「技術戦略」です。 その特長は、「次世代技術で世界をリードするトヨタと、技術の小型化・低コスト化が得意なダイハツが、将来の技術戦略を、その初期構想段階から一緒に作り上げる」という点にあります。戦略を共有する事で、小型車や軽にも次世代技術をよりタイムリーに、より低価格で搭載できるようになり、ダイハツ車と、トヨタ車のお客様のメリットにつながるシナジーを、発揮していきたいと思います。
最後3点目は、「事業戦略」です。 新興国においては、ダイハツが主体となって、独自のものづくりのノウハウを活かし、事業を展開・牽引してまいります。そのカギとなるのは、スピードと効率です。この両立のために、ダイハツはトヨタの、トヨタはダイハツのものづくりの基盤を相互に活用し、事業の立案から開発・調達・生産に至るプロセスを、より迅速に、より効率的に進めてまいります。
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