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レクサスNX PHEV vs ハイブリッド vs ガソリン徹底比較|あなたに最適なモデルはどれ?

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レクサスNXは、プレミアムコンパクトSUVセグメントにおいて圧倒的な人気を誇るモデルです。2021年の2代目登場以降、90以上の国と地域で累計142万台以上を販売し、グローバルコアモデルとしての地位を確立しています。2024年2月の一部改良では「OVERTRAIL」グレードが追加され、さらに選択肢が広がりました。

現在、レクサスNXには4つのパワートレインが用意されており、それぞれ異なる魅力を持っています。この記事では、NX450h+(PHEV)NX350h(ハイブリッド)NX350(ガソリンターボ)、**NX250(ガソリン)**を徹底比較し、あなたのライフスタイルに最適なモデルを見つけるお手伝いをします。

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目次

1. レクサスNX全モデルラインナップ概要

レクサスNXは、多様なニーズに応える4つのパワートレインを展開しています。

NX450h+(プラグインハイブリッド)

NX450h
NX450h
  • エンジン:直列4気筒2.5L+プラグインハイブリッドシステム
  • 駆動方式:AWD(E-Four)のみ
  • グレード:version L、F SPORT、OVERTRAIL
  • 特徴:外部充電可能で、EV走行87km、最も先進的なパワートレイン

NX350h(ハイブリッド)

NX350h
NX350h
  • エンジン:直列4気筒2.5L+ハイブリッドシステム
  • 駆動方式:2WD(FF)、AWD(E-Four)
  • グレード:version L、F SPORT、OVERTRAIL、標準仕様
  • 特徴:優れた燃費性能と実用性のバランス、最も人気のモデル

NX350(ガソリンターボ)

NX350
  • エンジン:直列4気筒2.4Lインタークーラー付ターボ
  • 駆動方式:AWD(4輪駆動)のみ
  • グレード:F SPORT、OVERTRAIL
  • 特徴:力強い加速性能、スポーティな走りを求める方向け

NX250(ガソリン)

  • エンジン:直列4気筒2.5L自然吸気
  • 駆動方式:2WD(FF)、AWD(4輪駆動)
  • グレード:version L、標準仕様
  • 特徴:エントリーモデル、レギュラーガソリン使用でランニングコスト重視

2. 価格比較:初期投資とコストパフォーマンス

各モデルの価格帯を比較してみましょう。ここでは、人気グレードの「version L」で比較します(2024年モデル)。

価格一覧表(version L・AWD仕様)

モデルグレード駆動方式メーカー希望小売価格(税込)
NX450h+version LAWD7,495,000円
NX350hversion LAWD6,646,000円
NX350hversion L2WD5,796,000円
NX250version LAWD5,956,000円
NX250version L2WD5,686,000円

価格差の分析

  • NX450h+とNX350h(AWD)の価格差849,000円
  • NX350hとNX250(AWD)の価格差690,000円

CEV補助金による実質価格

NX450h+はCEV補助金の対象車種で、2024年度は550,000円の補助金が交付されます。これにより、実質的な価格差は以下のようになります。

  • 補助金適用後のNX450h+実質価格:約6,945,000円
  • NX350h(AWD)との実質価格差:約299,000円

この価格差を考慮すると、PHEVモデルの選択がより魅力的になります。

3. 燃費性能徹底比較:カタログ値と実燃費

燃費性能は、ランニングコストに直結する重要な要素です。

WLTCモード燃費比較表

モデル駆動方式WLTCモード総合市街地郊外高速道路使用燃料
NX450h+AWD19.6 km/L ※117.221.020.0ハイオク
NX350h2WD22.2 km/L19.124.122.6ハイオク
NX350hAWD20.9 km/L18.222.521.3ハイオク
NX350AWD12.2 km/L9.312.613.7ハイオク
NX2502WD14.4 km/L10.614.516.9レギュラー
NX250AWD13.5 km/L9.813.515.6レギュラー

※1 NX450h+はハイブリッドモード(外部充電なし)での燃費。EV走行時は別途電費となります。

NX450h+のEV性能

NX450h+の最大の特徴は、外部充電によるEV走行が可能な点です。

  • EV航続距離87km(WLTCモード)
  • 電費:172Wh/km(市街地:149Wh/km、郊外:158Wh/km、高速道路:192Wh/km)
  • 駆動用バッテリー容量:18.1kWh(リチウムイオン電池)

通勤距離が片道30km程度であれば、往復をほぼEV走行のみでカバーできます。自宅で充電環境が整っている方には、ガソリン消費をゼロに近づけることも可能です。

実燃費データ

実際のオーナーの燃費データによると、カタログ値との乖離は以下の通りです。

  • NX350h:カタログ値19.9~22.2km/L → 実燃費平均15.7km/L(達成率約71~79%)
  • NX350:カタログ値12.2km/L → 実燃費平均8.4km/L(達成率約69%)
  • NX250:カタログ値13.5~14.4km/L → 実燃費平均10.1~10.7km/L(達成率約75%)

ハイブリッドモデルは市街地走行で燃費の優位性が顕著に表れますが、高速道路主体の走行ではガソリンモデルとの差が縮まる傾向があります。

4. パワートレイン・走行性能の違い

各モデルのエンジンスペックと走行特性を詳しく見ていきましょう。

エンジン性能比較表

モデルエンジン型式総排気量最高出力最大トルクトランスミッション
NX450h+直列4気筒2.5L+PHEV2,487cc185ps/6,000rpm233N・m/3,600rpm電気式無段変速機
NX350h直列4気筒2.5L+HEV2,487cc190ps/6,000rpm243N・m/4,300~4,500rpm電気式無段変速機
NX350直列4気筒2.4Lターボ2,393cc279ps/6,000rpm430N・m/1,700~3,600rpm8速AT
NX250直列4気筒2.5L2,487cc201ps/6,600rpm241N・m/4,400rpm8速AT

モーター性能(ハイブリッド/PHEVモデル)

モデルフロントモーター最高出力リヤモーター最高出力(AWD)システム最高出力
NX450h+182ps(134kW)54ps(40kW)309ps(227kW)
NX350h182ps(134kW)54ps(40kW)243ps(179kW)

走行性能の特徴

NX450h+(PHEV)

  • 大容量バッテリー(18.1kWh)により、モーターのみでの力強い発進が可能
  • 車両重量は2,030kg(version L、18インチ)と重いが、高効率エンジンと高出力モーターで優れた加速性能を実現
  • EV走行時の静粛性は抜群で、プレミアムSUVとしての質感が最も高い
  • 高速道路での安定性に優れる

NX350h(ハイブリッド)

  • 車両重量1,830kg(version L AWD、18インチ)と軽量で、軽快な走りが魅力
  • ワインディングロードでの取り回しが良好
  • ハイブリッドシステムによる滑らかな加速
  • バランスの良い走行性能で、最も幅広いシーンで活躍

NX350(ガソリンターボ)

  • 2.4Lターボエンジンによる圧倒的なパワー(279ps/430N・m)
  • 0-100km/h加速は約6.3秒(参考値)と最速
  • スポーティな走りを楽しみたい方に最適
  • 高速道路での追い越し加速が力強い
  • ただし燃費性能は他モデルに劣る

NX250(ガソリン)

  • 自然吸気エンジンのリニアな加速フィール
  • レギュラーガソリン使用でランニングコストを抑えられる
  • 日常使いには十分なパワーだが、高速道路での加速には余裕が少ない
  • シンプルなメカニズムで信頼性が高い

5. 車両スペック詳細比較

ボディサイズ比較

項目NX450h+NX350hNX350NX250
全長4,660mm4,660mm4,660mm4,660mm
全幅1,865mm1,865mm1,865mm1,865mm
全高1,660mm(version L)
1,675mm(OVERTRAIL)
1,660mm(version L)
1,675mm(OVERTRAIL)
1,660mm1,660mm
ホイールベース2,690mm2,690mm2,690mm2,690mm
最小回転半径5.8m5.8m5.8m5.8m
車両重量2,030kg(AWD、version L、18インチ)1,770kg(2WD、version L)
1,830kg(AWD、version L)
1,710kg(AWD)1,635kg(2WD)
1,705kg(AWD)

ポイント

  • 全モデルでボディサイズは共通のため、取り回しや駐車のしやすさは同等
  • NX450h+は大容量バッテリーを搭載するため、車両重量が200kg程度重い
  • 最小回転半径5.8mは、この大きさのSUVとしては優秀で、狭い道や駐車場でも扱いやすい

タイヤ・ホイール仕様

各モデルで選択可能なタイヤ・ホイールサイズは以下の通りです。

モデル標準タイヤオプションタイヤ
NX450h+20インチ(ランフラット)18インチ(通常タイヤ)
NX350h18インチまたは20インチ20インチ(ランフラット)
NX35020インチ-
NX25018インチ20インチ

注意点

  • 20インチランフラットタイヤ装着車はタイヤチェーン装着不可
  • 雪道での使用を想定する場合は、18インチ仕様の選択が推奨される
  • F SPORTグレードは専用デザインの20インチホイールを採用

燃料タンク容量

モデル燃料タンク容量
NX450h+55L
NX350h55L
NX35060L
NX25055L

6. エコカー減税・補助金制度の活用

環境性能に優れたモデルは、各種優遇措置の対象となります。

CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)

  • 対象車種:NX450h+のみ
  • 補助金額550,000円(2024年度)
  • 条件:申請期限内に申請し、一定期間の保有義務を満たすこと

エコカー減税(車両重量税の減免)

モデル取得時減税額初回車検時減税額
NX450h+約37,500円適用あり
NX350h適用あり適用あり
NX350なしなし
NX250なしなし

グリーン化特例(自動車税の減免)

モデル初回自動車税減税額
NX450h+約32,500円
NX350h適用あり
NX350なし
NX250なし

総優遇額(NX450h+の場合)

  • CEV補助金:550,000円
  • エコカー減税:約37,500円
  • グリーン化特例:約32,500円
  • 合計:約620,000円

これらの優遇措置により、NX450h+の実質負担は大幅に軽減されます。

7. 各モデルの推奨ユーザー像

NX450h+がおすすめの方

  • 自宅に充電環境がある方:EV走行で日常のガソリン消費を大幅削減
  • 片道30~40km以内の通勤者:往復をほぼEV走行でカバー可能
  • 最新技術を体験したい方:レクサス初のPHEVシステムを搭載
  • 補助金を活用したい方:CEV補助金で実質価格を抑えられる
  • 静粛性と環境性能を重視する方:EV走行時の圧倒的な静けさ

注意点

  • 長距離ドライブが多い方は、充電機会が限られるためハイブリッドモデルの方が実用的
  • レクサスは年間20L以上のガソリン消費を推奨(燃料劣化防止のため)

NX350hがおすすめの方

  • バランス重視の方:燃費、走行性能、価格のバランスが最良
  • 多様な走行シーンに対応したい方:街乗りから高速まで万能
  • ランニングコストを抑えたい方:ハイブリッドの高燃費を活用
  • 充電設備がない方:外部充電不要で高効率走行
  • 軽快な走りを好む方:PHEVより軽量で機敏なハンドリング

人気グレード

  • 2WD version L:価格と装備のバランスが良い
  • AWD F SPORT:スポーティな外観と走りを楽しめる

NX350がおすすめの方

  • パワフルな走りを求める方:279psのターボエンジンで爽快な加速
  • スポーティな運転を楽しみたい方:8速ATのダイレクト感が魅力
  • 高速道路走行が多い方:追い越し加速に余裕がある
  • 燃費より走行性能を重視する方:NXの中で最もパワフル

注意点

  • 燃費性能は他モデルに劣る(実燃費約8.4km/L)
  • ハイオク仕様のため、燃料コストは最も高い

NX250がおすすめの方

  • 初期費用を抑えたい方:最もリーズナブルなエントリーモデル
  • レギュラーガソリンで運用したい方:燃料コストが最も安い
  • シンプルなメカニズムを好む方:自然吸気エンジンの信頼性
  • 年間走行距離が少ない方:燃費差の影響が小さい

注意点

  • 高速道路での加速は他モデルに劣る
  • 燃費性能はハイブリッドモデルに大きく劣る
  • 長期的なランニングコストを考慮するとハイブリッドの方が有利な場合も

8. まとめ:あなたに最適なレクサスNXは?

レクサスNXの4つのパワートレインは、それぞれ明確な個性を持っています。選択のポイントを以下にまとめます。

総合推奨度ランキング

1位:NX350h(ハイブリッド)

  • 理由:燃費、価格、走行性能のバランスが最も優れている
  • 推奨グレード:version L(2WDまたはAWD)
  • 向いている人:幅広い用途に対応したい大多数のユーザー

2位:NX450h+(PHEV)

  • 理由:補助金活用で実質価格差が小さく、EV走行で日常のガソリン代をゼロに
  • 推奨グレード:version L(AWD)
  • 向いている人:自宅充電環境があり、近距離通勤メインの方

3位:NX350(ガソリンターボ)

  • 理由:圧倒的なパワーとスポーティな走りが魅力
  • 推奨グレード:F SPORT(AWD)
  • 向いている人:走りの楽しさを最優先する方

4位:NX250(ガソリン)

  • 理由:初期費用は安いが、長期的なコスパはハイブリッドに劣る
  • 推奨グレード:version L(2WD)
  • 向いている人:予算重視で年間走行距離が少ない方

年間維持費シミュレーション(年間1万km走行の場合)

モデル実燃費燃料単価年間燃料費
NX450h+15.0km/L※170円/L(ハイオク)約113,300円
NX350h15.7km/L170円/L(ハイオク)約108,300円
NX3508.4km/L170円/L(ハイオク)約202,400円
NX25010.5km/L160円/L(レギュラー)約152,400円

※NX450h+は充電を考慮せず、ハイブリッド走行のみの場合

最終アドバイス

燃費とコスパ重視なら → NX350h(2WD or AWD)
最もバランスが良く、多くの方に満足いただけるモデルです。

環境性能と最新技術重視なら → NX450h+
自宅充電環境があれば、日常のガソリン代をほぼゼロにできます。補助金も魅力。

走りの楽しさ重視なら → NX350(F SPORT)
ターボエンジンのパワフルな走りは、一度体験すると忘れられません。

予算重視なら → NX250
ただし、長期保有を考えるとハイブリッドの方が総コストで有利な場合があるため、慎重に検討を。

レクサスNXは、どのモデルを選んでもプレミアムSUVとしての高い完成度を備えています。ご自身のライフスタイル、予算、価値観に合わせて、最適な一台を選んでください。

試乗は必須です。各モデルの走行フィールや静粛性の違いを体感することで、カタログスペックだけでは分からない魅力が見えてきます。最寄りのレクサス販売店で、ぜひ実車をご確認ください。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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