ポルシェは新型「パナメーラ」2025年モデルのラインアップに「パナメーラターボ S E-ハイブリッド」と「パナメーラ GTS」を追加します。2024年7月18日にワールドプレミアされ、翌日には日本で発売開始となります。この新モデルの登場により、ポルシェ・パナメーラはさらに魅力を増しています。一体どんなモデルになるのか、スペックや価格を含め、詳しく解説します。
ポルシェ・パナメーラは、ブランドのフラッグシップサルーンとして高い走行性能と上質な乗り心地で人気を博しています。現行モデルは2023年11月24日にフルモデルチェンジを経て3代目となり、さらなる進化を遂げました。
パナメーラ ターボ S E-ハイブリッドの特徴
「Panamera Turbo S E-Hybrid」はシリーズの最上位モデルとして登場し、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのラップタイムは7分24秒17を記録し、ハイブリッドラグジュアリーサルーンとして最速となりました。最上位仕様のパナメーラは7分24秒17のタイムを記録し、先代モデルより5.64秒も短縮しました。
このモデルにはV型8気筒4Lガソリンターボエンジンと改良された8 速PDKトランスミッション、プラグインハイブリッドシステムが搭載されており、最高出力591hpと 187hpの電気モーターを組み合わせます。システム最高出力出力は782ps、システム最大トルクは102.0kgmを発揮します。これにより、0-100km/h加速タイムは2.9秒、最高速度は325km/hを実現しながら、EV航続距離は88kmを確保しています。
このモデルには、イエローブレーキキャリパーのポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)やポルシェアクティブライドサスペンションが標準装備されており、優れた制動力と安定した走行性能を提供します。
パナメーラ GTSの特徴
「Panamera GTS」は、内燃機関単独のモデルとして最上位に位置し、500psの出力と67.3kgmのトルクを発揮するV型8気筒4Lツインターボエンジンを搭載しています。このモデルは0-100km/h加速タイムが3.8秒、最高速度が302km/hで、スポーツエキゾーストシステムによるパワフルなサウンドも特徴です。
デュアルチャンバー2バルブエアサスペンション(PASMを含む)はスポーティなチューニングが施され、10mmダウンされたボディと強化されたスタビライザーにより、よりダイレクトなドライビングを楽しむことができます。また、ボディのブラックのGTSロゴや専用のフロントセクション、ダークティンテッドHDマトリックスLEDヘッドライト、レッドのブレーキキャリパー、スポーツパッケージのサテンマットブラックのボディトリムエレメント、アンスラサイトグレーの21インチ ターボSセンターロックホイールなど、デザインにもこだわりが見られます。
ポルシェ 新型 パナメーラ 2025年型 インテリア について
インテリアには、スエード調のRace-Texを使用したルーフライニングやアームレスト、ドアパネル、18way調節機能付きアダプティブスポーツシートが採用されており、カーマインレッドまたはスレートグレーネオの2つのGTS専用インテリアパッケージも用意されています。
ポルシェ 新型 パナメーラ 2025年型 価格
価格は「パナメーラGTS」が22,670,000円、「パナメーラターボS E-ハイブリッド」が33,250,000円となっています。
グレード | 価格 |
---|---|
Panamera | 14,660,000円 |
Panamera 4 | 15,210,000円 |
Panamera GTS | 22,670,000円 |
Panamera 4 E-Hybrid | 16,690,000円 |
Panamera 4 S E-Hybrid | 19,400,000円 |
Panamera Turbo E-Hybrid | 29,540,000円 |
Panamera Turbo S E-Hybrid | 33,250,000円 |
ポルシェ 新型「パナメーラ」フルモデルチェンジ 2024年モデル
新型「パナメーラ」は、エクステリアとインテリアが刷新され、Eハイブリッドパワートレインの範囲が拡大されました。さらに、最先端のアクティブエアサスペンションシステムが導入されています。従来モデルのシルエットを維持しながら、特徴的な「アヒルフェイス」フロントエンドデザインを採用しています。
エクステリアでは、より大きな中央インテークや新形状のLEDマトリックスヘッドライトが加わり、精悍な印象を与えています。サイドビューでは、サイドギルとフロントフェンダーの統合が改善され、リアビューではスリムな横一文字LEDテールライトが採用されています。これにより、全体的に洗練されたデザインとなっています。
インテリアは、水平基調のデザインが特徴で、12.3インチのタッチスクリーンと10.9インチのインフォテインメントディスプレイが組み合わされています。新開発のアクティブエアサスペンションシステムにより、乗り心地とハンドリング性能が向上しています。Eハイブリッドモデルの航続距離は最大70%延長され、WLTPモードで570kmの走行が可能です。また、最高出力は680PSに向上しています。ターボEハイブリッドは、特徴的なバンパーインテークやダークブロンズテールパイプなどで従来モデルと差別化されています。
新型パナメーラは、エクステリアの精悍なデザインとインテリアの快適性、そして先進的な技術を兼ね備えたモデルです。
ポルシェ 新型「パナメーラ」フルモデルチェンジ 2024年モデル エクステリアについて
新型「パナメーラ」は、全長5,052mm、全幅1,938mm、全高1,422mmと、先代モデルに比べて全長がわずかに3mm増加していますが、ほぼ同じサイズを維持しています。
最先端の「アクティブエアサスペンションシステム」を導入
ルシェはパナメーラEハイブリッドモデルに、新しいオプションの「ポルシェアクティブライド」サスペンションを採用しました。この革新的なシステムは、新しいアクティブショックアブソーバー、電動油圧ポンプ、そして1チャンバーエアサスペンションを含んでおり、路面の凹凸を効率的に吸収しながら車両を常に水平に保つことができます。ポルシェは、この新セットアップにより、快適性とドライビングダイナミクスの両立を実現するとしています。また、アクティブライドシステムは、運転状況に応じて最低地上高を自動調整し、「コンフォートアクセス」機能により車両の高さを5.5cm上昇させ、乗り降りを容易にします。
この新しいサスペンションシステムにより、路面の凹凸を効率的に吸収し、快適な乗り心地を提供します。また、車両を常に水平に保つことで安定したハンドリングを実現し、運転状況に応じて最低地上高を自動調整します。「コンフォートアクセス」機能により、乗り降りも簡単になります。
新型パナメーラは、エクステリアの洗練されたデザインとインテリアの快適性、そして先進的な技術を兼ね備えたモデルとして、さらに魅力を高めています。
ポルシェ 新型「パナメーラ」フルモデルチェンジ 2024年モデル インテリアについて
新型パナメーラのインテリアは、タイカンにインスピレーションを得たトリプルスクリーンレイアウトを採用しています。12.6インチの曲面デジタルインストルメントクラスター、中央のインフォテインメントタッチスクリーン、そしてオプションで提供される10.9インチの助手席用ディスプレイが特徴です。センターコンソールにはギアレバーがなくなり、収納スペースと利便性が向上しました。代わりに、ステアリングホイールにマネティーノスタイルのセレクターが装備されています。
さらに、標準装備には冷却機能を備えた電磁誘導充電機能付きのスマートフォンコンパートメントが含まれ、空調制御と通気口も再設計されています。安全性の面では、オプションのポルシェイノドライブが強化され、リモートパークアシストなどの新しい機能が追加されました。
- インストルメントクラスターとインフォテインメントシステムが一体化された、タイカンに似たトリプルスクリーンレイアウトを採用
- センターコンソールからギアレバーを廃止し、収納スペースを拡大
- ステアリングホイールにマネティーノスタイルのセレクターを装備
- スマートフォンコンパートメントに冷却機能と電磁誘導充電機能を追加
- 空調制御と通気口を再設計
- オプションのポルシェイノドライブを強化し、リモートパークアシストなどの機能を追加
編集部から一言
新型「パナメーラ」は、エクステリアとインテリアが刷新され、Eハイブリッドパワートレインの範囲が拡大されました。さらに、最先端のアクティブエアサスペンションシステムが導入されています。従来モデルのシルエットを維持しながら、特徴的な「アヒルフェイス」フロントエンドデザインを採用しています。
このように、ポルシェの新型パナメーラは、優れたパフォーマンスと洗練されたデザインで、さらなる高みを目指しています。新しいモデルがもたらす興奮とその進化をぜひ体感してください。
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