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クラウンスポーツ リセール 損しないために!売れる条件とリセール率の良い色を徹底解説

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近年、SUV市場の拡大に伴い、トヨタの新型SUV「クラウンスポーツ」が注目を集めています。そのスタイリッシュなデザインと走行性能から、購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。しかし、車という大きな買い物において、将来的なリセールバリューは非常に重要な要素です。「クラウンスポーツを売却する際に損をしたくない」「リセールバリューが高い条件を知りたい」そうお考えの方のために、本記事ではクラウンスポーツのリセールに関するあらゆる情報を網羅し、売却時に後悔しないための具体的なポイントを徹底解説します。

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目次

クラウンスポーツのリセールバリューを取り巻く現状と将来性

新型車が登場すると常に話題となるのが、そのリセールバリューです。特にクラウンスポーツのような人気車種は、中古車市場での需要も高く、リセールバリューも期待できる傾向にあります。しかし、リセールバリューは常に変動するものであり、様々な要因によって左右されます。

新車と中古車市場の動向

現在、新車市場は半導体不足の影響による生産遅延が続いており、新車の納期が長期化しています。これにより、中古車市場への新車の供給が滞り、良質な中古車の需要が高まる傾向にあります。クラウンスポーツも例外ではなく、新車での購入を諦め、中古車での購入を検討する層が増えることで、中古車価格が高値を維持する可能性は十分にあります。

しかし、一方で電気自動車(EV)への移行という大きな潮流も無視できません。政府の脱炭素化政策や自動車メーカー各社のEVシフトが加速する中で、将来的にガソリン車の中古車価格に影響を与える可能性も考慮に入れる必要があります。ただし、クラウンスポーツはハイブリッド車であり、燃費性能にも優れているため、EVへの移行が急速に進んだとしても、一定期間は高い需要を維持すると考えられます。

クラウンブランドの再構築とリセールへの影響

トヨタは近年、クラウンブランドを再構築し、セダンだけでなくSUVやクロスオーバーといった多様なボディタイプを展開しています。これにより、クラウンブランドの顧客層が拡大し、より幅広い層に受け入れられるようになりました。クラウンスポーツもその戦略の一環であり、これまでのクラウンのイメージとは異なる、より若々しくスポーティなモデルとして位置づけられています。

このブランド戦略の成功は、クラウンスポーツのリセールバリューにも良い影響を与えると考えられます。従来のクラウンユーザーだけでなく、新たな層からの需要も喚起することで、中古車市場での競争力が高まり、結果として高値での売却が期待できるでしょう。

クラウンスポーツのリセール率予測:クラウンクロスオーバーの事例から

ユーカーパックの情報によると、クラウンシリーズの一角である「トヨタ クラウン クロスオーバー ハイブリッド」のリセール率は71.45%と非常に高い数値を示しています。クラウンスポーツもクラウンシリーズの新型SUVであり、同様にハイブリッドモデルであることから、このクラウンクロスオーバーのデータは、クラウンスポーツのリセールバリューを予測する上で非常に参考になります。

クラウンクロスオーバーが高いリセール率を維持している背景には、トヨタブランドの信頼性、クラウンというブランド力、そしてハイブリッドによる燃費性能の高さが挙げられます。クラウンスポーツもこれらの要素を兼ね備えており、さらにスポーティなデザインという独自の魅力を持つため、同様に高水準のリセール率が期待できると推測されます。具体的には、新車購入から3年後の残価率が70%を超える可能性も十分に考えられ、これは他の多くの車種と比較しても非常に高い水準です。

国産 SUV・クロスカントリー車

順位車種残価率(5年経過時)
1位トヨタ ランドクルーザー70104.36%
2位ランドローバー ディフェンダー89.20%
3位トヨタ ランドクルーザー82.71%
4位トヨタ ランドクルーザー25082.71%
5位トヨタ カローラクロス81.88%
6位レクサス LBX81.05%
7位トヨタ ハリアー78.64%
8位AMG G78.50%
9位スズキ ジムニー78.02%
10位トヨタ ライズ ハイブリッド75.04%
11位トヨタ ライズ73.75%
12位トヨタ クラウン クロスオーバー
ハイブリッド
71.45%
SUV・クロスカントリー車のリセールバリューランキング

参考:ユーカーパック SUV/クロカンリセールバリュー・残価率ランキング

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経過年数ごとのリセールバリュー目安

平均的には、車のリセールバリューは3年後で50~60%程度となります。

リセールバリュー=買取価格/新車価格(%)

経過年数リセールバリューの目安
新車から3年後50%〜60%
5年後40%〜50%
7年後20%〜30%
10年後5%〜10%

出典:ナビクル

クラウンスポーツのリセールバリューを最大化する売れる条件

クラウンスポーツを売却する際に、少しでも高く評価してもらうためには、いくつかの条件を満たすことが重要です。ここでは、リセールバリューを最大化するための具体的なポイントを詳しく解説します。

1. グレード選びの重要性

クラウンスポーツには複数のグレードが設定されており、それぞれ装備や価格が異なります。リセールバリューを考慮する上で、どのグレードを選ぶかは非常に重要なポイントとなります。一般的に、中古車市場で人気が高いのは、中級グレードから上級グレードです。

具体的には、販売台数が多く、かつ装備も充実している「SPORT Z」グレードなどが中古車市場で安定した人気を誇ります。エントリーグレードは価格が安い分、新車購入時は魅力的に見えますが、リセール時には装備の物足りなさから需要が伸び悩む傾向があります。逆に最上級グレードは新車価格が高いため、中古車市場では購入層が限定され、リセールバリューが伸び悩むケースもあります。

ただし、クラウンスポーツのような新型車の場合、最上級グレードが初期の需要を牽引し、高値で取引される可能性もゼロではありません。購入を検討する際は、現在の市場動向だけでなく、将来的な需要も予測しながら慎重にグレードを選ぶことが賢明です。

2. リセール率の良いボディカラーの選択

車のボディカラーは、リセールバリューに大きく影響する要素の一つです。一般的に、白、黒、シルバーといった「定番カラー」は、中古車市場で普遍的な人気があり、リセールバリューも高くなる傾向があります。これらの色は汚れが目立ちにくく、どんなシーンにも馴染みやすいため、幅広い層から需要があるためです。

クラウンスポーツの場合も例外ではありません。特に、人気が高いのは以下のカラーです。

  • プレシャスホワイトパール(有料色): 白はどんな車にも合わせやすく、清潔感があるため、中古車市場で非常に高い人気を誇ります。有料色であるため、新車購入時の費用はかさみますが、その分リセール時の評価も高くなります。
  • プレシャスブラックパール(有料色): 黒も白と同様に定番カラーであり、高級感や引き締まった印象を与えるため、常に一定の需要があります。こちらも有料色ですが、リセールバリューを考慮するなら検討する価値は十分にあります。

これらの定番カラー以外にも、近年人気が高まっているのは「グレー系」のカラーです。クラウンスポーツに設定されている「プレシャスメタル」などは、落ち着いた雰囲気ながらも洗練された印象を与え、幅広い年齢層から支持されています。

逆に、鮮やかな原色系のカラーや、個性の強いツートンカラーなどは、特定の層には人気がありますが、需要が限定されるため、リセールバリューは低くなる傾向があります。ただし、クラウンスポーツのデザインコンセプトによっては、ツートンカラーがむしろ個性的で評価される可能性もゼロではありません。購入時に、どの色が中古車市場で人気があるかを事前に調べておくことが重要です。

3. メーカーオプションとディーラーオプションの賢い選択

メーカーオプションやディーラーオプションは、車の利便性や快適性を高めるだけでなく、リセールバリューにも影響を与えます。しかし、全てのオプションがリセールバリューを高めるわけではありません。

リセールバリューを高める可能性のあるメーカーオプション:

  • 安全装備(セーフティセンス): 最新の安全運転支援システムは、年々重要性が増しており、中古車購入者も重視するポイントです。特に、レーダークルーズコントロール、車線維持支援機能、ブラインドスポットモニターなどは、高評価につながりやすい傾向があります。
  • ナビゲーションシステム(T-Connect SDナビゲーションシステム): 最新のナビゲーションシステムは、エンターテイメント性だけでなく、利便性も高めます。ただし、社外ナビよりもメーカー純正ナビの方が評価は高くなる傾向があります。
  • サンルーフ: 開放感があり、高級感を演出するサンルーフは、一部の層に非常に人気があります。特に、大開口のパノラマルーフなどは、中古車市場でも希少性が高く、高値が期待できることがあります。
  • 本革シート: 上級グレードに設定されることが多い本革シートは、室内の高級感を高め、リセールバリューにも貢献します。ただし、汚れや傷がつきやすいというデメリットもあるため、手入れが重要です。

リセールバリューに影響しにくい、あるいは評価が分かれるメーカーオプション:

  • 特定のデザインパッケージ: 個性的なデザインパッケージは、好みが分かれるため、リセールバリューに大きく影響しない可能性があります。
  • 大径ホイール: スタイリッシュな印象を与えますが、乗り心地や燃費に影響を与える場合があるため、評価が分かれることがあります。

ディーラーオプション:

ディーラーオプションは、フロアマットやサイドバイザーなど、比較的安価なものから、後席モニターやドライブレコーダーなど多岐にわたります。これらは、新車購入時に付けておくと便利ですが、リセール時には必ずしもプラス評価になるとは限りません。

特に、汎用性の低いディーラーオプションや、後付け可能なものは、リセールバリューに貢献しにくい傾向があります。一方で、ドライブレコーダーやETC車載器など、需要の高いものは評価されることもあります。購入時に、どのオプションがリセールバリューに貢献するかを、販売店の担当者と相談することも有効です。

4. 走行距離と年式の最適なバランス

車の走行距離と年式は、リセールバリューに直接影響を与える要素です。一般的に、走行距離が短いほど、そして年式が新しいほど、リセールバリューは高くなります。

  • 走行距離: 走行距離が少ない車は、部品の消耗が少なく、故障のリスクも低いと判断されるため、高値で取引されます。年間走行距離の目安としては、1万km未満が理想的です。特に、3万km、5万km、10万kmといった節目を超えると、リセールバリューが大きく下がる傾向があるため注意が必要です。
  • 年式: 新しい年式の車ほど、最新の機能や装備が搭載されており、中古車市場での人気も高まります。特に、モデルチェンジ前の最終年式車は、型落ちになる前の需要が高まる傾向があります。

しかし、年式が新しすぎると、まだ新車と中古車の価格差が小さく、中古車としての魅力が薄れることもあります。一般的には、新車登録から3年目、5年目、7年目が車検のタイミングと重なるため、この時期に売却を検討する人が多く、中古車市場に流通する台数も増えます。この時期を狙って売却することで、需要と供給のバランスが取れた状態で売却できる可能性があります。

5. 定期的なメンテナンスと記録簿の保管

車を大切に乗り、定期的なメンテナンスを怠らないことは、リセールバリューを維持するために非常に重要です。

  • 定期的な点検整備: メーカー推奨の定期点検や車検をきちんと受けている車は、状態が良いと判断され、高値で評価されます。
  • 整備記録簿の保管: 整備記録簿は、これまでの車のメンテナンス履歴が記載された「車の健康診断書」のようなものです。正規ディーラーでの点検や整備を受けた履歴が残っていると、買い手は安心して購入できるため、査定額にプラスに働きます。全ての整備記録を大切に保管し、売却時に提示できるように準備しておきましょう。
  • 内外装のきれいさ: 外装の傷や凹み、内装の汚れやタバコの臭いなどは、査定額を大きく下げる要因となります。日常的に洗車や車内清掃を行い、きれいな状態を保つことが大切です。特に、シートの汚れや擦れ、ダッシュボードの日焼けなどは目立ちやすいため、注意が必要です。

リセールバリューが悪いと言われる原因と対策

クラウンスポーツのリセールバリューは期待できる一方で、中には「リセールバリューが悪い」と感じるケースも存在します。ここでは、その原因と具体的な対策について解説します。

1. 新車価格の高さと減価償却

クラウンスポーツは、クラウンブランドの中でも比較的高価なモデルです。新車価格が高い車は、購入した瞬間に大きく価値が下がる「減価償却」の幅も大きくなる傾向があります。特に、購入直後の売却では、新車価格からの値下がり幅が大きく、損をしたと感じる可能性が高まります。

対策: 新車で購入後すぐに売却するのではなく、ある程度の期間(3年~5年程度)乗り続けることで、減価償却のカーブが緩やかになり、相対的に損が少なくなる可能性があります。また、上述したリセールバリューを高める条件を複数満たすことで、減価償却分を補うことも可能です。

2. 市場の供給過多

人気車種ゆえに、新車市場への供給が増えたり、中古車市場への流通台数が急増したりすると、供給過多の状態になり、中古車価格が下落する可能性があります。特に、モデルチェンジやマイナーチェンジが行われる前は、旧型モデルの供給が増えるため、リセールバリューが一時的に下がる傾向があります。

対策: 中古車市場の動向を常にチェックし、売却のタイミングを見極めることが重要です。モデルチェンジの情報や、中古車情報サイトでのクラウンスポーツの流通台数などをこまめに確認し、価格が下がる前に売却を検討するのも一つの手です。

3. 個性的なデザインやカラーリング

クラウンスポーツは、その流麗なクーペSUVスタイルが特徴ですが、この個性的なデザインが、一部の層には受け入れられない可能性もゼロではありません。特に、一般的な車に比べてデザインの好みが分かれるような場合、中古車市場での需要が限定され、リセールバリューが伸び悩むことがあります。

また、前述の通り、鮮やかな原色系のボディカラーや、非常に個性的なツートンカラーなどは、特定の層には人気があるものの、全体的な需要が低いため、リセールバリューが下がる要因となることがあります。

対策: 購入時に、将来的な売却も視野に入れるのであれば、万人受けしやすいとされる定番のボディカラーや、比較的シンプルなグレードを選ぶことをおすすめします。どうしても個性的なデザインやカラーリングを選びたい場合は、その分リセールバリューが下がる可能性を考慮に入れておく必要があります。

4. 事故歴や修復歴

事故歴や修復歴のある車は、車の骨格部分に損傷があったことを意味し、安全性や走行性能に影響を与える可能性があるため、中古車市場での評価は大きく下がります。たとえ修復されていても、その事実はリセールバリューに影響を及ぼします。

対策: 日頃から安全運転を心がけ、事故を起こさないことが最も重要です。万が一事故を起こしてしまった場合でも、必ず正規の修理工場で修理を行い、修理履歴を記録に残しておくことが、少しでもリセールバリューへの影響を軽減する上で大切です。

5. 喫煙車やペットの臭い

車内で喫煙をしていたり、ペットを頻繁に乗せていたりすると、車内にタバコの臭いやペットの臭いが染みついてしまうことがあります。これらの臭いは、消臭が非常に難しく、買い手にとって大きなマイナス要因となります。

対策: 車内での喫煙は控え、ペットを乗せる際は、ペット用のシートカバーを使用するなどして、臭いが染みつくのを防ぐ工夫が必要です。売却前には、専門業者による車内クリーニングを検討することも有効です。

リセール率の良い色とは?徹底比較

クラウンスポーツのリセールバリューを考える上で、ボディカラーの選択は非常に重要です。ここでは、リセール率の良い色について、より詳しく掘り下げて解説します。

定番カラーの強み

1. プレシャスホワイトパール(有料色) 言わずと知れた不動の人気カラーです。どの車種においても、ホワイト系の色は常に高いリセールバリューを誇ります。クラウンスポーツにおいても、その流麗なボディラインを際立たせ、清潔感と上品さを兼ね備えたホワイトパールは、幅広い層から支持されるため、リセール時には最も有利な選択肢となるでしょう。有料色であるため、新車購入時の費用はかかりますが、その分リセール時の査定額に反映されやすい傾向にあります。

2. プレシャスブラックパール(有料色) ホワイトパールと並び、定番中の定番であるブラックも、リセールバリューの高い色として知られています。クラウンスポーツのブラックは、高級感と力強さを演出し、都会的な印象を与えます。特に、洗練されたデザインのクラウンスポーツには、ブラックが非常によく似合い、クールな印象を与えます。ただし、傷や汚れが目立ちやすいというデメリットもありますので、日頃の洗車や手入れが重要になります。こちらも有料色ですが、リセールを考慮するなら強くおすすめできるカラーです。

近年人気の高まるカラー

3. プレシャスメタル 近年、グレー系のカラーが人気を集めています。クラウンスポーツの「プレシャスメタル」は、落ち着いた雰囲気ながらも洗練された印象を与えるメタリックグレーで、幅広い年齢層から支持されています。汚れが目立ちにくいという実用的な側面も持ち合わせており、今後リセールバリューが期待できるカラーの一つと言えるでしょう。従来の定番カラーに飽きたけれど、奇抜な色は避けたいという層に特に人気があります。

4. エモーショナルレッドII(有料色) 赤系のカラーは、一般的にリセールバリューが下がりやすい傾向がありますが、近年、深みのあるメタリックレッドや、ソリッドな赤は特定の層から根強い人気があります。クラウンスポーツに設定されている「エモーショナルレッドII」は、その名の通り、感情に訴えかけるような鮮やかで深みのある赤で、スポーティさを際立たせます。クラウンスポーツの個性的なデザインと相性が良く、他の車とは一線を画したいと考える層には魅力的に映るでしょう。ただし、あくまで特定の層に人気があるカラーであるため、リセール時には定番カラーほどの安定した需要は期待できない可能性があります。有料色であるため、新車購入時の費用とリセール時の需要のバランスを考慮する必要があります。

リセールバリューが低い傾向にあるカラー

鮮やかな原色系カラーや個性の強いツートンカラーは、一般的にリセールバリューが低い傾向にあります。これは、好みが分かれやすく、購入層が限定されるためです。例えば、鮮やかなブルーやグリーン、あるいは非常にコントラストの強いツートンカラーなどは、新車購入時には魅力的でも、中古車市場では需要が伸び悩む可能性があります。

ただし、クラウンスポーツのデザインコンセプトによっては、特定のツートンカラーがむしろ個性的で評価されるケースもゼロではありません。しかし、一般論として、リセールバリューを最優先するのであれば、定番カラーを選択するのが無難です。

クラウンスポーツの売却タイミングを見極める

リセールバリューを最大化するためには、適切な売却タイミングを見極めることが非常に重要です。

1. 新車登録から3年、5年、7年目

車の年式とリセールバリューの関係で述べたように、新車登録から3年目、5年目、7年目は、それぞれ最初の車検、2回目の車検、3回目の車検のタイミングと重なります。この時期は、車検費用や維持費が増加するため、多くの人が車の買い替えを検討する時期でもあります。そのため、中古車市場への流通台数が増加し、需要と供給のバランスが取れた状態で売却できる可能性が高まります。

特に3年目は、まだ走行距離も少なく、内外装の状態も良好な車が多いため、高値が期待できます。5年目は、走行距離が5万km前後になる車が多く、ここからリセールバリューが大きく下がる傾向があるため、売却を検討する良いタイミングと言えます。

2. モデルチェンジやマイナーチェンジ情報に注意

車のモデルチェンジやマイナーチェンジの情報は、リセールバリューに大きな影響を与えます。新型モデルが登場すると、現行モデルの価値が下がる傾向があるため、モデルチェンジ発表前や、発表直後に売却を検討するのが賢明です。

特に、フルモデルチェンジが行われると、旧型モデルの価値は大きく下がります。マイナーチェンジの場合は、装備の追加やデザインの一部変更程度であれば、そこまで大きな影響はないかもしれませんが、それでも新型が魅力的に映ることで、リセールバリューが下がる可能性はあります。

トヨタの公式発表だけでなく、自動車メディアや情報サイトなどで、クラウンスポーツのモデルチェンジやマイナーチェンジの噂がないか、常に情報を収集しておくことが重要です。

3. 車検期間が残っているうちに売却する

車検が切れる直前の車は、車検費用が別途かかるため、買い手から敬遠されがちです。車検期間が残っているうちに売却することで、買い手はすぐに乗り出すことができ、その分高く評価してもらえる可能性があります。車検残が1年以上ある状態での売却が理想的です。

4. 自動車税の支払い時期を考慮する

自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者に課税されます。そのため、3月中に売却することで、翌年度の自動車税を支払う必要がなくなります。しかし、3月は年度末決算期のため、駆け込み需要で中古車市場が活況を呈する時期でもあります。そのため、高く売れる可能性も高まりますが、一方で競合も増えるため、じっくりと比較検討する時間がない可能性もあります。

クラウンスポーツを高く売るための具体的な売却方法

リセールバリューを最大化するためには、どのような方法で売却するかも重要です。

1. 複数の買取業者に査定を依頼する(一括査定サイトの活用)

最も重要なのは、複数の買取業者に査定を依頼し、比較検討することです。買取業者によって、査定基準や得意な車種が異なるため、査定額に大きな差が出ることがよくあります。

近年では、インターネットの一括査定サイトが非常に便利です。一度の入力で複数の業者に査定依頼ができ、自宅にいながら複数の見積もりを比較検討できます。これにより、最も高値を提示してくれる業者を見つけ出すことが可能になります。

ただし、一括査定サイトを利用する際は、多くの業者から電話がかかってくる可能性があるため、ある程度の心の準備が必要です。

2. ディーラーでの下取りと買取業者の比較

新車購入と同時に現在の車を下取りに出すこともできますが、一般的にディーラーの下取り価格は、専門の買取業者に比べて低い傾向があります。ディーラーは、新車販売が主な目的であり、下取りはあくまでサービスの一環と捉えることが多いからです。

そのため、まずは買取業者に査定を依頼し、その査定額をディーラーの下取り価格と比較検討することをおすすめします。買取業者の方が高値を提示してくれた場合は、買取業者に売却し、新車は別途購入するという形を取る方が、トータルで得をする可能性が高まります。

3. 個人売買は推奨しない

フリマアプリや個人間売買サイトなどを利用して、個人で売却する方法もあります。この方法であれば、仲介手数料がかからないため、買取業者に売却するよりも高く売れる可能性はあります。

しかし、個人売買には多くのリスクが伴います。

  • 名義変更の手間: 名義変更手続きは複雑であり、不備があるとトラブルになる可能性があります。
  • 代金回収のリスク: 買主からの代金が支払われない、あるいは遅延するといったリスクがあります。
  • クレーム対応: 売却後に車の不具合が見つかった場合、買主からのクレーム対応に追われる可能性があります。
  • 契約書の作成: トラブルを避けるためには、売買契約書をきちんと作成する必要があります。
  • 試乗や現車確認の手間: 買主との日程調整や、試乗時のリスク管理など、手間がかかります。

これらのリスクを考えると、一般的には専門の買取業者に売却する方が、安心で手間がかからず、結果的に満足度の高い売却につながることが多いでしょう。

4. 売却前の準備をしっかりと行う

査定前に車の状態をできるだけ良くしておくことは、査定額アップに直結します。

  • 洗車と車内清掃: 外装の汚れを落とし、車内を徹底的に清掃するだけでも、査定員の印象は大きく変わります。特に、フロアマットの下やシートの隙間なども、きれいにしましょう。
  • 荷物の整理: 車内の私物を全て降ろし、整理整頓しておくことで、査定員は車内を隅々まで確認しやすくなります。
  • 臭いの除去: タバコやペットの臭いがある場合は、消臭スプレーを使用したり、換気をしたりして、できるだけ臭いをなくしておきましょう。
  • 小傷の補修: 軽微な傷であれば、市販のコンパウンドなどで目立たなくすることで、査定額への影響を抑えることができます。ただし、無理にDIYで補修しようとして、かえって傷を悪化させないよう注意が必要です。
  • 付属品の確認: スマートキー、取扱説明書、メンテナンスノート、スペアタイヤ(もしあれば)、純正工具など、購入時に付属していたものは全て揃えておきましょう。これらが欠品していると、査定額が下がる可能性があります。
  • 整備記録簿の準備: これまでの点検・整備履歴がわかる整備記録簿を、売却時に提示できるように準備しておきましょう。

まとめ:クラウンスポーツのリセールバリューを最大限に引き出すために

クラウンスポーツは、トヨタの新たなフラッグシップSUVとして、高い人気と注目を集めています。そのため、将来的なリセールバリューも十分に期待できる車種と言えるでしょう。特に、クラウンクロスオーバーの事例から見ても、クラウンスポーツが高いリセール率を維持する可能性は十分に考えられます。しかし、売却時に後悔しないためには、ただ乗るだけでなく、戦略的に準備を進めることが重要です。

本記事で解説したポイントをまとめると、以下のようになります。

  1. グレード選び: 中古車市場で人気の高い中級~上級グレードを検討し、装備の充実度も考慮する。
  2. ボディカラー: プレシャスホワイトパール、プレシャスブラックパール、プレシャスメタルといった定番カラーを選ぶ。
  3. オプション: 安全装備、純正ナビ、サンルーフなど、需要の高いメーカーオプションを選択する。
  4. 走行距離と年式: 走行距離を抑え、新車登録から3年~5年を目安に売却を検討する。
  5. メンテナンス: 定期的な点検整備を行い、整備記録簿を保管し、内外装をきれいな状態に保つ。
  6. 売却時期: モデルチェンジやマイナーチェンジ前に、車検残があるうちに、自動車税の支払い時期も考慮して売却タイミングを見極める。
  7. 売却方法: 複数の買取業者に一括査定を依頼し、最も高値を提示してくれる業者を選ぶ。ディーラー下取りとの比較も忘れずに行う。

これらのポイントを実践することで、クラウンスポーツをより高値で売却し、次の車への買い替え資金を効率的に準備することができるはずです。クラウンスポーツでのカーライフを存分に楽しみながら、将来的な売却まで見据えた賢い選択をしていきましょう。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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