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トヨタ ハイエース マイナーチェンジ 2026年3月発売 9型の進化内容を徹底解説

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Toyota HiAce 2026 Model Year Minor Change

トヨタが誇る商用バン・ワゴンの定番モデル「ハイエース」が、2026年3月に大規模なマイナーチェンジを実施します。今回の改良では9型となり、最新の安全技術や快適装備を大幅に追加。2025年12月から先行受注がスタートする予定です。

本記事では、2026年モデルのハイエース9型について、改良ポイントや新機能、価格帯、スペック情報を詳しくお伝えします。

目次

2026年モデル ハイエース9型の改良内容まとめ

今回のマイナーチェンジでは、主に以下の項目が刷新されます。

デザイン・外装の変更

  • ヘッドライトユニットの内部グラフィック刷新による先進的な印象の強化
  • 助手席側フロントアンダーミラーの廃止により空力性能向上

インテリア・快適装備の充実

  • 7インチTFTメーター全車標準化
  • 8インチディスプレイオーディオの標準搭載
  • パノラミックビューモニター全車標準装備
  • 前席シートヒーターの新規採用
  • フリーストップバックドアの導入(ノア/ヴォクシーで好評の機能)

安全性能の大幅向上

  • トヨタセーフティセンス最新版(第3世代)へアップグレード
  • プリクラッシュセーフティの検知対象拡大
  • アダプティブクルーズコントロール(ACC)の新規採用

ボディカラーの変更

  • 「ホワイトパールクリスタルシャイン」廃止
  • 「プラチナホワイトパールマイカ」新規設定

外観デザインの変更点|空力性能と視認性を両立

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現行 ハイエース

ヘッドライトの刷新で精悍な顔つきに

2026年モデルでは、ヘッドライトの内部デザインが一新されます。グラフィックパターンの変更により、より現代的で洗練された印象を獲得。商用車でありながら高級感を感じさせる外観に進化します。

アンダーミラー廃止による空力改善

これまで助手席側フロント部分に装着されていたアンダーミラーを廃止。代わりにパノラミックビューモニターが全車標準装備となることで、視界確保と空力性能を同時に実現します。

アンダーミラー廃止のメリット:

  • 風切音の低減による静粛性向上
  • 空気抵抗の削減による燃費改善
  • すっきりとした外観デザイン

先進安全装備の大幅強化|トヨタセーフティセンス第3世代搭載

現行ハイエース

プリクラッシュセーフティの検知範囲が大幅拡大

今回のマイナーチェンジにおける最大の進化ポイントが、トヨタセーフティセンスの第3世代への更新です。これにより、衝突回避支援システムの検知対象が飛躍的に増加します。

新たに検知可能になる対象:

  • 夜間走行中の自転車運転者
  • 昼間走行中の自動二輪車(バイク)
  • 交差点での右左折時に横断してくる自転車
  • 交差点進入時の対向車両および二輪車

これらの機能追加により、市街地走行や交差点での安全性が格段に向上。特に見落としやすい夜間の自転車や、死角に入りやすいバイクへの対応は、事故防止に大きく貢献することが期待されます。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)初搭載

ハイエースとして初めて、アダプティブクルーズコントロールが採用されます。高速道路や長距離移動時に、前走車との車間距離を自動で維持しながら走行可能に。

ACCのメリット:

  • 長距離運転時の疲労軽減
  • 渋滞時のストレス軽減
  • 安全な車間距離の自動維持

商用車として長距離を走行する機会が多いハイエースにとって、この機能追加は非常に実用的です。

利便性を高める新機能の追加

フリーストップバックドアで荷物の積み下ろしが快適に

ミニバンのノア・ヴォクシーで好評を得ている「フリーストップバックドア」がハイエースにも採用されます。

フリーストップバックドアとは:
手で押すだけで任意の角度でバックドアを保持できる機構。狭い場所での荷物の出し入れや、天井が低い駐車場での使用時に非常に便利です。

従来のハイエースでは、バックドアが全開か全閉の2択でしたが、今回の改良で開度を自由に調整可能になり、使い勝手が大幅に向上します。

7インチTFTメーター&8インチディスプレイオーディオ標準化

デジタル化が進む現代の自動車トレンドに合わせ、最新のインフォテインメントシステムが標準装備されます。

  • 7インチTFTメーター: 視認性の高いデジタル表示で、車両情報を見やすく表示
  • 8インチディスプレイオーディオ: スマートフォン連携やナビゲーション機能に対応

シートヒーターで冬場の快適性アップ

前席にシートヒーターが新規採用されます。寒冷地での使用や冬季の早朝作業時に、素早く暖まることができ、快適性が向上します。

価格設定と各グレード情報|約20万円の値上げ

2026年モデルの予想価格帯

今回のマイナーチェンジでは、最新装備の充実に伴い、車両価格が約25万円アップすると予想されています。

現行モデル(2025年時点)の価格:

  • バン:2,449,500円~4,076,700円
  • ワゴン:2,956,600円~4,060,200円

特別仕様車「DARK PRIME II」価格(現行):

  • 2.0Lガソリン/FR:3,300,600円
  • 2.8Lディーゼル/FR:3,909,400円
  • 2.8Lディーゼル/4WD:4,210,600円
  • 2.8Lディーゼル/FR/ワイドボディ:4,043,500円
  • 2.7Lガソリン/FR/ワイドボディ:3,545,600円
  • 2.7Lガソリン/4WD/ワイドボディ:3,844,600円

2026年モデルでは、これらの価格から約25万円程度の上乗せが見込まれます。ただし、安全装備の大幅強化や快適装備の充実を考慮すれば、コストパフォーマンスは決して悪くありません。

パワートレイン・燃費性能|実用性重視のエンジンラインナップ

選べる3種類のエンジン

ハイエースでは、用途や予算に応じて3タイプのエンジンから選択可能です。

2.8L直列4気筒ディーゼルターボエンジン「1GD-FTV」

  • 最高出力:151ps(標準)/ 158ps(ダークプライムS特別仕様車)
  • 最大トルク:30.6kgm / 33.7kgm
  • 特徴:高トルク・低燃費でビジネス用途に最適

2.7L直列4気筒ガソリンエンジン

  • 最高出力:160ps
  • 最大トルク:24.8kgm
  • 特徴:バランスの取れた性能とコスト

2.0L直列4気筒ガソリンエンジン

  • 最高出力:136ps
  • 最大トルク:18.6kgm
  • 特徴:導入コストを抑えたい場合に最適

全エンジンとも6速オートマチックトランスミッションが組み合わされます。

燃費性能

WLTCモード燃費(最良値):

  • 2.8Lディーゼル:12.5km/L
  • 2.7Lガソリン:8.8km/L
  • 2.0Lガソリン:9.3km/L

特にディーゼルモデルは、長距離走行や重量物輸送が多い用途において、優れた経済性を発揮します。

ボディバリエーション|多様なニーズに対応

ハイエース ワゴン
ハイエース ワゴン

ハイエースの大きな魅力が、豊富なボディバリエーション。用途に応じて最適な仕様を選択できます。

ボディ長

  • ロング:4,695mm
  • スーパーロング:5,380mm

ボディ幅

  • 標準:1,695mm
  • ワイド:1,880mm

ルーフ高

  • 標準ルーフ:1,980mm
  • ミドルルーフ:2,105mm
  • ハイルーフ:2,285mm

これらの組み合わせにより、コンパクトな標準ボディから、大容量のスーパーロング・ハイルーフまで、幅広い選択肢が用意されています。

発売時期とスケジュール

2025年12月~2026年1月:先行受注開始
全国のトヨタ販売店で、新型ハイエース9型の先行予約受付がスタート

2025年2月:生産開始

2026年3月:正式発売
デリバリー開始予定

現在ハイエースを使用中で、買い替えを検討している方は、早めにディーラーへ相談することをおすすめします。人気グレードは納期が長くなる可能性があります。

ハイエース200系の歴史:20年以上愛され続けるロングセラー

現行のハイエース200系は2004年8月に登場し、2026年で発売から22年目を迎えます。この間、数多くのマイナーチェンジを重ね、常に時代のニーズに応える進化を続けてきました。

200系の変遷:

  • 1型(2004年):200系デビュー
  • 2型(2007年):3.0Lディーゼル搭載
  • 3型(2010年):ディーゼルエンジン改良
  • 4型(2013年):フロントデザイン刷新
  • 5型(2017年):2.8Lディーゼル「1GD-FTV」搭載、トヨタセーフティセンス標準化
  • 6型(2020年):安全装備充実
  • 7型(2022年):燃費改善、パーキングサポートブレーキ標準化
  • 8型(2024年):最新法規対応
  • 9型(2026年):トヨタセーフティセンス3、デジタル化

まとめ|より安全で快適になった新型ハイエース

2026年モデルのトヨタ ハイエース9型は、以下の点で大きく進化します:

安全性の飛躍的向上 - トヨタセーフティセンス第3世代で検知範囲が大幅拡大
快適装備の充実 - シートヒーター、フリーストップバックドア、最新インフォテインメント
空力性能の改善 - アンダーミラー廃止で静粛性と燃費向上
先進運転支援 - ACC搭載で長距離運転が楽に

価格は約25万円上昇するものの、安全性と快適性の向上を考えれば、十分に納得できる内容です。商用バンとしてはもちろん、レジャーや家族送迎にも使える万能性はそのままに、より現代的なモデルへと進化します。

キャンピングカーのベース車両としても絶大な人気を誇るハイエース。2026年モデルは、その魅力をさらに高める改良となりそうです。

Toyota HiAce 2026 Model Year Minor Change

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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