2026年1月8日、無限(株式会社M-TEC)は新型ホンダ・プレリュード専用のボディキット「SPEC.III(スペック3)」を発表しました。このキットは、1987年に発売された伝説的なパーツ群「SPEC.II」の系譜を受け継ぐ、約39年ぶりのプレリュード専用コンプリートパッケージです。

無限が39年ぶりに復活させるプレリュード専用キット「SPEC.III」とは

価格は165万円(税込)で、無限のレーシングワークスナンバー「16」にちなんで16セット限定の抽選販売となります。プレミアムなカーボンパーツとレーシングヘリテージが融合した、コレクターズアイテムとしても注目される製品です。
SPEC.IIIボディキットの商品詳細・スペック情報
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 品番 | 61000-XPD-K0S0 |
| 適合車種 | ホンダ プレリュード(6AA-BF1) |
| 価格 | 1,650,000円(税込) 税抜:1,500,000円 |
| 限定数 | 16セット |
| 取付工数 | 7.4時間 |
| 商品出荷日 | 2026年6月19日(金)~ |
キット同梱パーツ一覧

【エアロダイナミクス】
- カーボンフロントアンダースポイラー
- カーボンサイドガーニッシュ
- カーボンリアアンダースポイラー
- カーボンリアアンダーディフューザー
- カーボンテールゲートスポイラー
- カーボンドアミラーカバー
【パフォーマンス】
- スポーツエキゾーストシステム
【エクステリア(キット専用)】
- ボディサイドデカール(SPEC.II デザイン継承)
【インテリア(キット専用)】
- シリアルナンバープレート(1/16~16/16)
キット専用パーツの特別な仕様とデザインコンセプト
ボディサイドデカール|SPEC.IIの伝統を継承

キット専用の「ボディサイドデカール」は、1987年のSPEC.IIで使用されたデザインを新型プレリュードのボディラインに落とし込んだ特別仕様です。プレリュードの特徴的なクーペボディラインに沿った跳ね上がりデザインは、往年のファンに懐かしさと新鮮さを同時に提供します。
トリコロールカラーを採用したデザインは、無限のレーシングスピリットを象徴する要素であり、ストリートでの存在感を一層際立たせます。

シリアルナンバープレート|コレクターズバリューの証

16セット限定生産を証明する「シリアルナンバープレート」には、1/16から16/16までの固有番号が刻印されます。ボディサイドデカールと共通のトリコロールデザインを採用し、オーナーだけの特別な1台であることを証明します。
なお、シリアルナンバーは申込順ではなく、ランダムに割り当てられるため、どの番号が手に入るかは抽選結果次第となります。

カーボン素材による軽量化と空力性能の向上

SPEC.IIIに含まれるエアロパーツは、すべて高品質なカーボン素材で製作されています。カーボンパーツのメリットは以下の通りです:
軽量化効果
- 樹脂製パーツと比較して約50~70%の軽量化
- 車両の運動性能向上に貢献
- 燃費性能への好影響
空力性能の最適化
- フロントアンダースポイラーによるダウンフォース向上
- リアディフューザーによる整流効果
- 高速走行時の安定性向上
視覚的プレミアム感
- カーボン独特の織り目模様
- 高級スポーツカーとしての存在感
- レーシングイメージの強調
スポーツエキゾーストシステムによるサウンドと性能の進化

SPEC.IIIに含まれるスポーツエキゾーストシステムは、新型プレリュードのハイブリッドパワートレインに最適化された設計です。
期待される性能向上
- 排気効率の改善による出力向上
- レスポンス向上
- スポーティなエキゾーストノート
- 車両重量の軽量化
e:HEVシステムとの相性を考慮した設計により、エンジン走行時の官能性を高めながら、環境性能とのバランスも保持します。

抽選販売の申し込み方法・スケジュール完全ガイド
申込受付期間
2026年1月9日(金)~2月27日(月)15:00必着
申込方法
- 全国のHonda Cars販売店または無限パーツ取扱店に来店
- 抽選申込書に必要事項を記入
- 販売店を通じてFAXで申込(お客様自身によるFAX送信不可)
- 1人1セットまで申込可能
抽選結果発表
2026年3月19日(木)15:00頃
- 無限公式ウェブサイトのプロダクトニュースにて発表
- 当選者のみ、申込店舗を通じて購入手続きの案内あり
購入手続きと納品
- 当選者のみ購入手続き案内
- 商品出荷:2026年6月19日(金)~
- 取付工数:7.4時間(販売店での取付推奨)
注意事項
- 抽選申込後のキャンセルは一切不可
- 受付期間終了後に到着した申込は無効
- シリアルナンバーはランダム割当(申込順ではない)
1987年「SPEC.II」と2026年「SPEC.III」|39年の進化を比較
SPEC.IIの歴史的背景(1987年)
1987年、無限は当時の3代目プレリュード(BA4/BA5型)に対して「SPEC.II」パーツ群を発表しました。この時代は:
- プレリュードが国内スポーツクーペの頂点にあった時代
- 4WSシステムなど先進技術を搭載
- デートカーとしても若者に絶大な人気
- アフターマーケットパーツの黄金期
SPEC.IIは無限のコンプリートパッケージとして、パフォーマンスと外観の両面でプレリュードをさらに進化させました。
SPEC.IIIへの進化(2026年)
約39年の時を経て登場するSPEC.IIIは、以下の点で進化を遂げています:
技術の進化
- 樹脂からカーボン素材への進化
- ハイブリッドシステム(e:HEV)への対応
- 現代の空力理論に基づく設計
- より精密な製造技術
デザインの継承と革新
- SPEC.IIのボディサイドデカールデザインを継承
- 新型プレリュードの流麗なボディラインに最適化
- トリコロールカラーによるレーシングアイデンティティの維持
販売手法の変化
- 16セット限定によるプレミアム戦略
- 抽選販売によるフェアな機会提供
- シリアルナンバーによるコレクターズバリュー付加
新型プレリュード(6AA-BF1)の車両特性とSPEC.IIIの相性
新型プレリュードの特徴
2024年に約23年ぶりに復活した新型プレリュードは:
- パワートレイン: 2.0L e:HEVハイブリッドシステム
- 駆動方式: FF(前輪駆動)
- トランスミッション: CVT
- コンセプト: スポーティさと実用性の両立
SPEC.IIIによる魅力の増幅
無限のSPEC.IIIキットは、新型プレリュードの持つポテンシャルをさらに引き出します:
- 空力性能の向上:各部エアロパーツによる整流効果
- 軽量化:カーボンパーツによる車両重量の削減
- 視覚的インパクト:レーシングヘリテージを感じさせる外観
- 排気音の改善:スポーツエキゾーストによる官能性向上
- 希少性:16台限定というプレミアム感
無限(M-TEC)のブランドヒストリーとレーシング DNA
無限の設立と歴史
無限(MUGEN)は、ホンダ創業者・本田宗一郎氏の長男である本田博俊氏によって設立されたモータースポーツとチューニングパーツのブランドです。
- 設立年: 1973年
- 創業者: 本田博俊(ほんだ ひろとし)
- 社名の由来: 無限大の可能性を追求する姿勢
- 事業内容: レーシングエンジン開発、市販車用チューニングパーツ製造
レーシング実績
無限は国内外のモータースポーツで輝かしい実績を誇ります:
- F1エンジン供給: 1990年代~2000年代初頭
- インディカー: ホンダエンジンの開発協力
- スーパーGT: ホンダチームへのサポート
- スーパーフォーミュラ: エンジンチューニング
ワークスナンバー「16」の意味
SPEC.IIIが16セット限定である理由は、無限のレーシングにおけるワークスナンバー「16」に由来します。このナンバーは無限のレーシングスピリットを象徴する数字であり、特別な意味を持ちます。
プレリュード復活の背景|23年ぶりの再デビュー
なぜ今、プレリュードなのか
2024年、ホンダは約23年ぶりにプレリュードを復活させました。その背景には:
- スポーツカー回帰のトレンド: 世界的なスポーツカー需要の高まり
- ブランドヘリテージの活用: 往年の名車復活による話題性
- 新世代への訴求: かつてのプレリュードを知らない世代への新提案
- ハイブリッド技術の進化: e:HEVによるスポーティさと環境性能の両立
プレリュードの歴代モデル
- 初代(1978-1982): SN型
- 2代目(1982-1987): AB/BA型
- 3代目(1987-1991): BA型(4WS搭載)
- 4代目(1991-1996): BB型(ATTS搭載)
- 5代目(1996-2001): BB型
- 6代目(2024-): BF型(23年ぶりの復活)
カスタマイズ後の維持費と車検対応について
取付工数と施工費用
- 取付工数: 7.4時間
- 推奨施工場所: Honda販売店または無限パーツ取扱店
- 工賃目安: 販売店により異なる(要問い合わせ)
車検対応
無限の純正開発パーツは、基本的に保安基準に適合した設計となっていますが:
- エアロパーツの突出量
- 灯火類への干渉
- マフラーの騒音規制
などについては、取付店で確認が必要です。
メンテナンスのポイント
カーボンパーツのケア
- 紫外線による劣化防止(コーティング推奨)
- 洗車時の注意(柔らかいスポンジ使用)
- 定期的な艶出し
エキゾーストシステム
- 定期的な錆チェック
- 取付ボルトの緩み確認
- 異音発生時の早期点検
他の無限プレリュード用パーツラインナップ
SPEC.IIIは各種パーツのコンプリートパッケージですが、無限は新型プレリュード用に個別パーツも開発中です。今後、以下のようなパーツが個別販売される可能性があります:
- サスペンションキット
- ブレーキシステム
- ホイール
- インテリアパーツ
- エンジンチューニングパーツ
- 各種エアロパーツの単品販売
個別パーツの情報は、無限公式ウェブサイトで随時更新される予定です。
まとめ|SPEC.IIIが示す無限とプレリュードの新たな歴史
無限の新型プレリュード用ボディキット「SPEC.III」は、単なるカスタマイズパーツの枠を超えた、ブランドヒストリーと技術の結晶です。
SPEC.IIIの価値
- 39年の時を超えた系譜の継承
- 16台限定というプレミアム性
- 最新カーボン技術による性能向上
- コレクターズアイテムとしての価値
- 無限レーシングDNAの体現
購入を検討される方へ
- 抽選受付:2026年1月9日~2月27日15:00必着
- 申込場所:全国Honda Cars、無限パーツ取扱店
- 抽選発表:2026年3月19日15:00頃
- 出荷開始:2026年6月19日~
プレリュードの復活とSPEC.IIIの登場は、ホンダスポーツの新たな章の始まりを告げています。わずか16台限定という希少性は、このキットをオーナーにとって生涯の宝物にすることでしょう。
参考情報

