トヨタが2026年5月14日に発売したばかりのランドクルーザーFJ(型式:TRJ240)に、早期の一部改良が実施されることが明らかになりました。2027年1月に「東京オートサロン2027」の開催にあわせ、ランクルファンが心待ちにしていた「丸目ヘッドライト」仕様と「新形状バンパー」が新たに追加設定される予定です。
発売からわずか約8ヶ月でのアップデートとなり、ランドクルーザーFJへの注目度の高さがうかがえます。本記事では、一部改良の変更点を中心に、価格・スペック・内外装・カスタムパーツまで徹底解説します。

ランドクルーザーFJとはどんなクルマ?
ランドクルーザーFJは、トヨタの伝統あるフラッグシップSUVシリーズ「ランドクルーザー」のエントリーモデルとして、2026年5月に新設定されたモデルです。モデル名の「FJ」は、歴代ランドクルーザーを代表するモデルである「FJ40型ランドクルーザー」と「FJクルーザー」へのオマージュであり、同時に「Freedom & Joy(フリーダム&ジョイ)」をコンセプトとして掲げています。

外観のデザインモチーフは往年の名車FJ40型とFJクルーザー。2021年12月に公開されたコンセプトモデル「コンパクトクルーザーEV」からインスピレーションを受けた最新デザインが採用されており、タフなSUVの雰囲気を現代的に昇華した1台に仕上がっています。生産はタイのToyota Motor Thailandが担当し、グローバルに展開されるIMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)プラットフォームをベースとした、フレーム構造を採用した本格クロスカントリーモデルです。
【最新情報】一部改良の変更点まとめ(2027年1月予定)
今回の一部改良における主な変更点は以下の2点です。
- 丸目ヘッドライト仕様をメーカーオプションとして追加設定
- 新形状の前後バンパーを純正アクセサリーとして追加設定
丸目ヘッドライトは、ランドクルーザーシリーズの歴代モデル、特にFJ40型を彷彿とさせるクラシカルなスタイルに仕上げられており、2025年のワールドプレミア時点ですでに公開されていたデザインです。日本市場向けには東京オートサロン2027にあわせてメーカーオプションとしてカタログに加わる形となり、注文時に選択が可能になります。生産は標準モデルと同じくタイ国内で行われ、丸目ヘッドライト仕様の現地生産開始は2026年11月が予定されています。

新形状の前後バンパーは純正アクセサリーとして設定され、よりタフでアグレッシブな外観を演出します。フロントとリヤのコーナーバンパーは取り外し可能な分割構造のため、万が一の損傷時にも壊れた部分だけを交換できる優れた修理性が確保されています。これら2つの追加アイテムにより、ユーザーは自分の好みにあわせてより幅広いスタイルを選択できるようになります。

なお、2026年5月の新設定時点での主な特徴としては、ランドクルーザーシリーズのエントリーモデルとしての設定、新世代エクステリアデザインの採用、フレーム構造の車体設計、最新インフォテインメントシステムの標準装備といった点が挙げられます。
価格は?1グレードのみ450万円という選びやすい設定
ランドクルーザーFJの価格体系はシンプルで、「VX」の1グレードのみの設定となっています。
ランドクルーザーFJ「VX」=4,500,100円(消費税込)
ランドクルーザー250のVXグレードが約480万円であることと比較すると、シリーズのエントリーモデルとして約30万円近く抑えられた価格設定です。ランドクルーザー70のAXグレード(約480万円)よりも安価で、ランドクルーザー300(約520万円〜)と比べると大幅にリーズナブルなポジションにあります。
この価格に含まれる標準装備は非常に充実しており、265/60R18タイヤ&アルミホイール、ルーフレール、運転席パワーシート(合皮)、12.3インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)、パノラミックビューモニター(PVM)、6スピーカー、アダプティブハイビームシステム(AHS)、ブラインドスポットモニター(BSM)、パーキングサポートブレーキ(PKSB)が含まれています。一部改良後は、メーカーオプションとして丸目ヘッドライトが追加設定され、さらなる個性を加えることが可能になります。
外装(エクステリア)デザイン:FJ40の魂を現代に宿す
ランドクルーザーFJの外観は、往年の名車「FJ40型ランドクルーザー」をモチーフに制作された「FJクルーザー」の要素を取り入れつつ、2021年12月公開のコンセプトモデル「コンパクトクルーザーEV」からつながる最新のデザイン言語で仕上げられています。

フロントには力強いフェンダーへとつながる押し出し感の強いバンパーを採用し、最新LEDヘッドライトを装備。今回の一部改良で追加される丸目ヘッドライト仕様は、標準モデルの角型LEDとは異なる、歴代ランクルを象徴するクラシックな風貌を現代的な光源技術で実現しています。ランドクルーザーFJには2タイプの標準型ヘッドライトが設定されており、角型ライト仕様と丸目ライト仕様でまったく異なる表情を楽しめます。

リヤは水平なルーフと垂直なバックドアを組み合わせたスクエアなスタイルで、効率的に広い室内空間を確保しながら、力強い面構えを演出しています。またルーフへのアクセスのしやすさにも配慮されており、アウトドアレジャーでの利便性が高められています。
ボディカラーは全5色展開
ランドクルーザーFJの日本仕様ボディカラーには、全5色が設定されています。アウトドアシーンにも映えるスモーキーブルー、大地を感じさせるオキサイドブロンズメタリック、精悍な印象のアティチュードブラックマイカ、洗練されたアッシュ、そして有償オプションカラーのプラチナホワイトパールマイカという5色のラインナップです。それぞれタフなSUVのキャラクターにふさわしい個性的なカラーが揃えられており、オーナーの好みに合わせたカラーセレクトが楽しめます。
ボディサイズと車体設計:コンパクトで取り回しやすいフレーム構造
ランドクルーザーFJのボディサイズは、全長4,575mm × 全幅1,855mm × 全高1,960mm、ホイールベース2,580mmです。ランドクルーザー250(全長4,925mm、ホイールベース2,850mm)と比較すると、ホイールベースで270mm、全長で350mm以上コンパクト化されており、ミドルクラスSUVとして日本の道路環境にも馴染みやすいサイズ感に仕上げられています。全長はほぼトヨタRAV4(4,600mm)と同等水準となります。

| 項目 | ランドクルーザーFJ | ランドクルーザー250 |
|---|---|---|
| 全長 | 4,575mm | 4,925mm |
| 全幅 | 1,855mm | 1,980mm |
| 全高 | 1,960mm | 1,935mm |
| ホイールベース | 2,580mm | 2,850mm |
| 最小回転半径 | 5.5m | 6.0m |
最小回転半径は5.5mと、ランドクルーザー250(6.0m)やランドクルーザー70(6.3m)よりも小回りが効く設計で、狭い林道やオフロードシーンでの機動性も確保されています。

車体設計には上位モデル同様のフレーム構造を採用し、床下へのブレース追加やボディの高剛性化により、オン・オフロード問わず優れた操縦安定性を実現しています。サスペンションはフロントがハイマウント・ダブルウィッシュボーン式、リヤがラテラルロッド付き4リンクリジット式という組み合わせで、不整地での安定走行を支えています。
内装(インテリア):最新装備と優れた視認性を両立
ランドクルーザーFJの室内は、最新のデジタルメーターと12.3インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)を中心とした洗練されたコクピット設計が採用されています。インストルメントパネルは水平基調のデザインで車両姿勢の認知性を高め、モニター・スイッチ類・シフトノブをそれぞれ適切な位置に集約することで、どんな走行環境でも瞬時に認知・操作できるレイアウトを追求しています。

前方視界の確保にも力が注がれており、低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面により見通しの良い視野を実現。悪路走行時にも路面を見下ろしやすいよう、ベルトラインも低く設計されています。

シートレイアウトは2列5人乗りで、前後スライド・リクライニング機能と6:4分割可倒式リヤシートを採用。ラゲージスペースはリヤシート使用時でも荷室長(最小)735mm・荷室高1,030mm・容量795Lを確保しており、アウトドアギアの積載にも十分な余裕があります。
パワートレインとスペック:2.7Lガソリン+6速ATのパートタイム4WD
ランドクルーザーFJのパワートレインは、ランドクルーザー250にも搭載される実績あるエンジン「2TR-FE型 直列4気筒 2.7L NAガソリン」と6速AT「Super ECT」の組み合わせです。
最高出力:163ps(5,200rpm)最大トルク:246Nm(3,900rpm)

駆動方式はパートタイム4WDで、後輪駆動(2H)と4WD(4H・4L)の切り替えに対応。急坂降坂時にタイヤロックを防ぐ「ダウンヒルアシストコントロール(DAC)」、登坂発進時の後退を抑制する「ヒルスタートアシストコントロール(HAC)」、そして「電動リヤデフロック」を装備し、厳しいオフロード環境でも高い走破性能を発揮します。
燃費:ランドクルーザー250より向上したWLTC8.7km/L
ランドクルーザーFJのWLTCモード燃費は8.7km/Lで、同じ2.7Lガソリンエンジンを搭載するランドクルーザー250の7.5km/Lを上回っています。ボディのコンパクト化・軽量化により燃費性能が改善されており、日常使いからアウトドアまで幅広い用途でも使いやすい経済性を実現しています。
$$\text{燃費比較:ランドクルーザーFJ(8.7km/L)vs ランドクルーザー250(7.5km/L)}$$
安全装備:Toyota Safety Senseを標準装備
ランドクルーザーFJには、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。主な安全装備として、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「プリクラッシュセーフティ(PCS)」、全車速追従機能付き「レーダークルーズコントロール(LDA)」、交通標識をメーター内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」、車線逸脱を警告する「トレーラーモニタリング機能(TMN)」、後側方から接近する車両を検知しドアミラーで警告する「ブラインドスポットモニター(BSM)」、そして駐車・低速走行時の安全を支援する「パノラミックビューモニター(PVM)」が装備されています。
カスタムパーツ:純正アクセサリー・ARB・モデリスタで個性を発揮
ランドクルーザーFJには、個性を楽しむためのカスタムパーツが充実しています。今回の一部改良で追加される新形状バンパーのほか、以下のラインナップが用意されています。
**Playfulセット(169,400円)**はラゲージスペース周りのカスタマイズを中心としたセットで、ルーフラック、サイドステップ、マッドフラップなどで構成。アウトドアシーンでの使い勝手を大幅に向上させます。
ARB(本格オフロードパーツメーカー)製品はトヨタ純正用品としてラインナップされており、ARBバーはフロント291,500円・サイドステップ94,600円・リヤバンパー205,700円などが設定されています。本格的なオフロード走行を志向するユーザーに向けた充実したラインナップです。
**モデリスタ(MODELLISTA)**では、エアロパーツセット236,500円を筆頭に、LEDフォグランプ、アルミホイール、フロアマットなどが設定されており、よりスタイリッシュな都市型カスタムを楽しめます。
発売日はいつ?2027年1月(東京オートサロン2027あわせ)
今回の一部改良(丸目ヘッドライトのメーカーオプション追加・新形状バンパーの純正アクセサリー追加)は、2027年1月の発売が予定されています。東京オートサロン2027の開催タイミングに合わせた形での市場投入となる見込みです。丸目ヘッドライト仕様のタイ国内での生産開始は2026年11月が予定されており、準備は着々と進んでいます。
現在ランドクルーザーFJを検討中の方、あるいはすでにオーナーとなっている方にとっても、よりスタイルの幅が広がる重要なアップデートとなります。標準の角型LEDと丸目LEDのどちらを選ぶかは、好みによって大きく印象が変わるため、ショールームでの実車確認も非常に重要なポイントになるでしょう。
まとめ:ランドクルーザーFJの一部改良で選択肢がさらに広がる
2027年1月の一部改良により、ランドクルーザーFJはFJ40型譲りの「丸目ヘッドライト」と「新形状バンパー」が追加され、スタイルの選択肢がさらに豊かになります。価格は現行と変わらず「VX」1グレードのみで4,500,100円という設定を維持しつつ、メーカーオプションの追加で個性を際立てることが可能です。2.7Lガソリン+パートタイム4WDという信頼のパワートレイン、充実の安全装備、そしてランクルらしいタフな走破性能を備えたランドクルーザーFJは、ランドクルーザーシリーズへの"入口"として非常に魅力的な1台といえます。東京オートサロン2027での実車公開も注目です。

