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新型 ランドクルーザーFJ 残念な7つの欠点を徹底解説【2026年発売予定】

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2025年10月21日に発表され、2026年央頃の発売が予定されているトヨタ新型ランドクルーザーFJ。「Freedom & Joy」をコンセプトに、ランドクルーザーシリーズの新たなエントリーモデルとして大きな注目を集めています。予想価格は380万円前後と、既存のランクル70(480万円)よりもさらに手頃な価格設定が期待されており、幅広い層への訴求を狙っています。

しかし、発表直後からSNSでは、期待の声と同時に様々な指摘や批判も寄せられています。本記事では、新型ランドクルーザーFJに対して指摘されている「残念な7つの欠点」について、詳しく解説していきます。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

欠点1:意外と大きい!コンパクトではない

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ
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「ランクルミニ」への期待とのギャップ

新型ランドクルーザーFJは、一部で「ランクルミニ」とも呼ばれ、コンパクトなランドクルーザーとして期待されていました。しかし、実際のボディサイズは以下の通りです。

新型ランドクルーザーFJのボディサイズ:

  • 全長:4,575mm
  • 全幅:1,855mm
  • 全高:1,960mm
  • ホイールベース:2,580mm
  • 最小回転半径:5.5m

このサイズは、DセグメントSUVであるトヨタRAV4やハリアーに相当し、決して「コンパクト」とは言えません。スズキ・ジムニーノマドのようなコンパクトなオフローダーを期待していた人にとっては、大きな落胆となっています。

都市部での取り回しに不安

全長4,575mm、最小回転半径5.5mというサイズは、都市部の狭い道路や駐車場では取り回しに苦労する可能性があります。ランクル250の最小回転半径6.0mよりは小さいものの、「末っ子ランクル」というイメージからすると、もう少しコンパクトであってほしかったという声も多く聞かれます。

サイズ比較

モデル全長全幅全高ホイールベース最小回転半径
FJ4,575mm1,855mm1,960mm2,580mm5.5m
704,890mm1,870mm1,920mm2,730mm6.3m
2504,925mm1,940~1,980mm1,925~1,935mm2,850mm6.0m
3004,965mm1,980mm1,925mm2,850mm5.9m

取り回し重視なら: ランドクルーザーFJが圧倒的に有利。最小回転半径5.5mは都市部でも扱いやすいサイズです。

エンジン・駆動方式比較

モデルエンジン排気量燃費駆動方式トランスミッション
FJガソリン2.7L約13.0km/Lパートタイム4WD6AT
70ディーゼルターボ2.8L10.1km/Lパートタイム4WD6AT
250ディーゼルターボ/ガソリン2.8L/2.7L11.0km/L
7.5km/L
フルタイム4WD8AT/6AT
300ツインターボ3.5L/3.3L9.7km/L
7.9km/L
フルタイム4WD8AT/6AT

燃費重視なら: ランドクルーザーFJが最も経済的。コンパクトなボディと2.7Lエンジンの組み合わせで約13km/Lを実現。

パワー重視なら: ランドクルーザー300のツインターボエンジンが圧倒的。

価格帯比較

モデル価格帯グレード数
FJ約380万円~少数(詳細未発表)
70480万円1グレード(AX)
250520万円~735万円3グレード+特別仕様車
300525万円~813万円5グレード

コスパ重視なら: ランドクルーザーFJが最もアクセスしやすい価格設定。ランクルブランドのエントリーモデルとして最適です。

乗車定員・使用用途比較

モデル乗車定員主な用途おすすめユーザー
FJ5人日常使い、アウトドア、カスタム初めてのランクル、個性を楽しみたい人
705人業務用途、本格オフロードプロユース、実用性重視
2505人/7人日常使い、ファミリー、アウトドアバランス重視、ファミリー層
3005人/7人プレミアムSUV、ロングドライブラグジュアリー志向、ステータス重視

トヨタの「コンパクト」の定義とは

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ

トヨタは新型FJを「コンパクトなランクル」とは公式には謳っておらず、あくまで「ランドクルーザーシリーズの末っ子」として位置づけています。ランクル70、250、300と比較すれば相対的にコンパクトですが、絶対的なサイズとしては決して小さくありません。

購入を検討される方は、必ず試乗して実際のサイズ感を確認することをおすすめします。

欠点2:電動パーキングブレーキ(EPB)がない

2026 Toyota Land Cruiser FJ

手引き式ハンドブレーキ採用への批判

新型ランドクルーザーFJには、近年の新型車では標準装備となりつつある電動パーキングブレーキ(EPB)とオートブレーキホールド(ABH)が装備されていません。代わりに、昔ながらの手引き式ハンドブレーキが採用されています。

この点について、SNSでは以下のような批判が寄せられています。

  • 「今どき手引き式は時代遅れ」
  • 「オートブレーキホールドがないと渋滞時に不便」
  • 「400万円近い車なのに装備が古すぎる」

オフロード車としては正しい選択?

一方で、オフロード走行を前提とした車両においては、手引き式ハンドブレーキの方が適しているという意見もあります。

手引き式ハンドブレーキのメリット:

  • 電子制御に頼らない確実性
  • 悪路での急斜面でも確実に固定できる
  • 故障時の対処が容易
  • ドリフトターンなど、特殊な走行技術に対応

ランドクルーザー70も同様に手引き式を採用しており、本格オフローダーとしての思想が反映されています。

ユーザーの使用目的によって評価が分かれる

結局のところ、この点については「何を重視するか」によって評価が分かれます。日常使いやオンロード中心の使用を考えている人にとっては不便に感じるでしょうし、本格的なオフロード走行を楽しみたい人にとっては安心できる装備と言えるでしょう。

欠点3:シートエアコン(シートベンチレーション)がない

2026 Toyota Land Cruiser FJ

暑い季節の快適性に課題

新型ランドクルーザーFJには、シートエアコン(シートベンチレーション)が装備されていません。フロントシートヒーターとステアリングヒーターは標準装備されていますが、シートを冷却する機能はありません。

夏場の暑い時期、特にオフロード走行で長時間車内にいる場合、背中やお尻の蒸れは不快なものです。最近では、ミドルクラスのSUVでもシートベンチレーションが装備されているモデルが増えているため、この点を残念に感じる人も多いでしょう。

コスト削減の影響

予想価格380万円前後という価格設定を実現するため、装備の取捨選択が行われた結果と考えられます。シートヒーターは寒冷地での需要が高く優先されましたが、シートベンチレーションは見送られた形です。

後付けオプションに期待

発売時には、ディーラーオプションや社外品での後付けオプションが用意される可能性もあります。どうしてもシートベンチレーションが欲しい方は、発売後の情報に注目しましょう。

欠点4:ランクル250・300と並ぶと劣等感を感じる

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ
2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ
ランドクルーザー 特別仕様車 ZX“First Edition”
ランドクルーザー250 特別仕様車 ZX“First Edition”
ランドクルーザー300
ランドクルーザー300

見た目の質感の差が歴然

ディーラーの展示場で、新型FJとランドクルーザー250や300が並んで展示された場合、外観や内装の質感の差は一目瞭然です。

見た目で感じる差:

  • ヘッドライトのデザインと質感
  • ホイールのデザインと大きさ
  • ボディカラーのバリエーションと塗装品質
  • 内装の素材感と仕上げ

特に、ランクル250のVXやZXグレード、ランクル300のZXグレードと比較すると、価格差以上の違いを感じる人も多いでしょう。

「同じランクルなのに…」という心理的な葛藤

新型FJは価格的には手が届きやすいものの、「同じランドクルーザーを名乗るなら、もう少し質感を…」という気持ちになるのも理解できます。特に、憧れていたランクルを初めて購入する人にとって、上位モデルとの差を見せつけられるのは複雑な心境かもしれません。

「割り切り」が必要

この点については、購入前に自分の中で「割り切り」が必要です。新型FJは、ランドクルーザーの「走破性」と「信頼性」というDNAは受け継ぎながら、手頃な価格で提供されるエントリーモデルです。上位モデルとの比較ではなく、この価格帯で本格オフローダーが手に入ることに価値を見出すべきでしょう。

欠点5:内装がチープで安っぽい印象

全体的なプラスチック感が目立つ

新型ランドクルーザーFJの内装について、最も多く指摘されているのが「チープ(安っぽい)」という声です。具体的には、以下のような点が挙げられています。

  • ハードプラスチックの多用:ダッシュボードやドアトリムなど、目に触れる部分の多くがハードプラスチックで構成されており、質感に欠ける印象
  • 全体がブラック基調:インテリア全体がブラック一色でまとめられており、高級感や温かみが感じられない
  • 加飾パーツの少なさ:メッキやソフトパッド、ステッチングなど、質感を高める加飾がほとんど見られない

ランクル250・300との比較で劣等感を感じる

特に、上位モデルであるランドクルーザー250や300と並べて見ると、内装の質感の差は歴然です。ランクル250のVXやZXグレードは、ソフトパッドやレザーシート、質感の高いインパネデザインを採用しており、同じランドクルーザーシリーズとは思えないほどの差があります。

ディーラーで実車を見比べた際に、「同じランクルなのに…」と劣等感を感じてしまう購入者も少なくないでしょう。

価格を考えれば妥当という意見も

一方で、予想価格380万円前後という価格設定を考えれば、この内装は妥当だという意見もあります。オフロード走行を前提とした実用性重視の車両において、汚れや傷を気にせず使える「タフな内装」という見方もできます。

とはいえ、近年の新型車は400万円前後でも質感の高い内装を実現しているモデルが多いため、「もう少し質感を上げてほしかった」という声があるのも事実です。

欠点6:納期の遅延と購入制限の可能性

ランクルシリーズの納期問題

ランドクルーザーシリーズは、近年慢性的な納期遅延に悩まされています。

現行モデルの納期状況(2025年10月時点):

  • ランクル300:2〜3年待ち
  • ランクル250:1〜2年待ち
  • ランクル70:1年以上

新型FJも、発売後は同様の状況になる可能性が高く、発注から納車まで1年以上かかる可能性も十分にあります。

購入制限の導入リスク

ランクル300や250では、転売目的の購入を防ぐため、以下のような購入制限が設けられました。

過去に実施された購入制限の例:

  • 購入後一定期間の転売禁止
  • トヨタ車の所有歴がある人を優先
  • 抽選販売の実施
  • 1人1台限定

新型FJも人気モデルになることが予想されるため、同様の購入制限が設けられる可能性があります。「欲しいと思ってもすぐに買えない」という状況は、購入希望者にとって大きなストレスとなるでしょう。

早めの予約が重要

発売が決まったら、できるだけ早くディーラーで予約することをおすすめします。先行予約の順番によって、納車時期が大きく変わる可能性があります。

欠点7:ヘッドライトのデザインに賛否両論

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ
2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ

円形ヘッドライトの評価が分かれる

新型ランドクルーザーFJの外観で最も特徴的なのが、円形LEDヘッドライトです。FJ40などの歴代ランクルをオマージュしたデザインですが、このヘッドライトのデザインについては、賛否両論が分かれています。

肯定的な意見:

  • 「レトロでかわいい」
  • 「個性的で良い」
  • 「ランクルの原点を感じる」

否定的な意見:

  • 「古臭く見える」
  • 「現代的なデザインの方が良かった」
  • 「ランクル250や300と比べてチープに見える」

好みが分かれるポイント

ヘッドライトのデザインは、車の印象を大きく左右する重要な要素です。新型FJの円形ヘッドライトは、人によって「可愛い」「ダサい」と評価が真っ二つに分かれるため、購入前に実車を見て、自分の好みに合うかしっかり確認することが重要です。

カスタムの可能性

発売後は、社外品のヘッドライトやカバーなど、カスタムパーツが登場する可能性もあります。純正デザインが気に入らない場合は、カスタムで自分好みに変更する選択肢もあるでしょう。

それでも新型ランドクルーザーFJには魅力がある

7つの欠点を上回る強み

ここまで新型ランドクルーザーFJの欠点を解説してきましたが、それでも本モデルには大きな魅力があります。

新型ランドクルーザーFJの強み:

  1. 手頃な価格:予想380万円前後で本格ランクルが手に入る
  2. 本格的な4WDシステム:パートタイム4WD、リアデフロック装備
  3. ランクルの信頼性:「信頼性・耐久性・悪路走破性」の3原則を継承
  4. 5人乗りちょうど良いサイズ:最小回転半径5.5m(ランクル250は6.0m)
  5. 2.7Lガソリンエンジン:シンプルで扱いやすい
  6. 燃費性能:13.0km/L(WLTCモード)と、ランクルシリーズでは優秀
  7. カスタムベースとして最適:シンプルな構造で改造しやすい

誰に向いている車なのか

新型ランドクルーザーFJは、以下のような人に特におすすめです。

  • 本格的なオフロード走行を楽しみたい人
  • ランドクルーザーに憧れていたが価格がネックだった人
  • カスタムやアウトドアライフを楽しみたい人
  • シンプルで壊れにくい車を求めている人
  • ラダーフレームの本格4WD車が欲しい人

逆に、以下のような人には向いていないかもしれません。

  • 高級感や質感を重視する人
  • 最新の電子装備が充実した車が欲しい人
  • 都市部での日常使いがメインの人
  • 納車まで長期間待てない人

まとめ:欠点を理解した上で購入を検討しよう

新型ランドクルーザーFJには、確かに「残念な欠点」と言える部分が存在します。内装の質感、サイズ感、装備の不足、納期問題など、購入前に知っておくべきポイントは多々あります。

しかし、これらの欠点は、380万円前後という価格設定で本格ランドクルーザーを実現するための妥協点とも言えます。すべての装備を充実させれば、価格は500万円、600万円と上がっていき、結局ランクル250と変わらなくなってしまいます。

大切なのは、これらの欠点を理解した上で、自分の使用目的に合っているかを判断することです。オフロード走行を中心に考えている人、ランクルブランドに憧れていた人、カスタムベースとして使いたい人にとって、新型FJは魅力的な選択肢となるはずです。

2026年央頃の発売に向けて、さらなる詳細情報が公開されることが期待されます。購入を検討されている方は、ディーラーでの実車確認や試乗を経て、総合的に判断することをおすすめします。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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