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2025年10月21日に発表され、2026年5月14日の発売が予定されているトヨタ新型ランドクルーザーFJ。「Freedom & Joy」をコンセプトに、ランドクルーザーシリーズの新たなエントリーモデルとして大きな注目を集めています。予想価格は380万円前後と、既存のランクル70(480万円)よりもさらに手頃な価格設定が期待されており、幅広い層への訴求を狙っています。
しかし、発表直後からSNSでは、期待の声と同時に様々な指摘や批判も寄せられています。本記事では、新型ランドクルーザーFJに対して指摘されている「残念な7つの欠点」について、詳しく解説していきます。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

新型ランドクルーザーFJは、一部で「ランクルミニ」とも呼ばれ、コンパクトなランドクルーザーとして期待されていました。しかし、実際のボディサイズは以下の通りです。
新型ランドクルーザーFJのボディサイズ:
このサイズは、DセグメントSUVであるトヨタRAV4やハリアーに相当し、決して「コンパクト」とは言えません。スズキ・ジムニーノマドのようなコンパクトなオフローダーを期待していた人にとっては、大きな落胆となっています。
全長4,575mm、最小回転半径5.5mというサイズは、都市部の狭い道路や駐車場では取り回しに苦労する可能性があります。ランクル250の最小回転半径6.0mよりは小さいものの、「末っ子ランクル」というイメージからすると、もう少しコンパクトであってほしかったという声も多く聞かれます。
| モデル | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | 最小回転半径 |
|---|---|---|---|---|---|
| FJ | 4,575mm | 1,855mm | 1,960mm | 2,580mm | 5.5m |
| 70 | 4,890mm | 1,870mm | 1,920mm | 2,730mm | 6.3m |
| 250 | 4,925mm | 1,940~1,980mm | 1,925~1,935mm | 2,850mm | 6.0m |
| 300 | 4,965mm | 1,980mm | 1,925mm | 2,850mm | 5.9m |
取り回し重視なら: ランドクルーザーFJが圧倒的に有利。最小回転半径5.5mは都市部でも扱いやすいサイズです。
| モデル | エンジン | 排気量 | 燃費 | 駆動方式 | トランスミッション |
|---|---|---|---|---|---|
| FJ | ガソリン | 2.7L | 約13.0km/L | パートタイム4WD | 6AT |
| 70 | ディーゼルターボ | 2.8L | 10.1km/L | パートタイム4WD | 6AT |
| 250 | ディーゼルターボ/ガソリン | 2.8L/2.7L | 11.0km/L 7.5km/L | フルタイム4WD | 8AT/6AT |
| 300 | ツインターボ | 3.5L/3.3L | 9.7km/L 7.9km/L | フルタイム4WD | 8AT/6AT |
燃費重視なら: ランドクルーザーFJが最も経済的。コンパクトなボディと2.7Lエンジンの組み合わせで約13km/Lを実現。
パワー重視なら: ランドクルーザー300のツインターボエンジンが圧倒的。
| モデル | 価格帯 | グレード数 |
|---|---|---|
| FJ | 約380万円~ | 少数(詳細未発表) |
| 70 | 480万円 | 1グレード(AX) |
| 250 | 520万円~735万円 | 3グレード+特別仕様車 |
| 300 | 525万円~813万円 | 5グレード |
コスパ重視なら: ランドクルーザーFJが最もアクセスしやすい価格設定。ランクルブランドのエントリーモデルとして最適です。
| モデル | 乗車定員 | 主な用途 | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|
| FJ | 5人 | 日常使い、アウトドア、カスタム | 初めてのランクル、個性を楽しみたい人 |
| 70 | 5人 | 業務用途、本格オフロード | プロユース、実用性重視 |
| 250 | 5人/7人 | 日常使い、ファミリー、アウトドア | バランス重視、ファミリー層 |
| 300 | 5人/7人 | プレミアムSUV、ロングドライブ | ラグジュアリー志向、ステータス重視 |

トヨタは新型FJを「コンパクトなランクル」とは公式には謳っておらず、あくまで「ランドクルーザーシリーズの末っ子」として位置づけています。ランクル70、250、300と比較すれば相対的にコンパクトですが、絶対的なサイズとしては決して小さくありません。
購入を検討される方は、必ず試乗して実際のサイズ感を確認することをおすすめします。

新型ランドクルーザーFJには、近年の新型車では標準装備となりつつある電動パーキングブレーキ(EPB)とオートブレーキホールド(ABH)が装備されていません。代わりに、昔ながらの手引き式ハンドブレーキが採用されています。
この点について、SNSでは以下のような批判が寄せられています。
一方で、オフロード走行を前提とした車両においては、手引き式ハンドブレーキの方が適しているという意見もあります。
手引き式ハンドブレーキのメリット:
ランドクルーザー70も同様に手引き式を採用しており、本格オフローダーとしての思想が反映されています。
結局のところ、この点については「何を重視するか」によって評価が分かれます。日常使いやオンロード中心の使用を考えている人にとっては不便に感じるでしょうし、本格的なオフロード走行を楽しみたい人にとっては安心できる装備と言えるでしょう。

新型ランドクルーザーFJには、シートエアコン(シートベンチレーション)が装備されていません。フロントシートヒーターとステアリングヒーターは標準装備されていますが、シートを冷却する機能はありません。
夏場の暑い時期、特にオフロード走行で長時間車内にいる場合、背中やお尻の蒸れは不快なものです。最近では、ミドルクラスのSUVでもシートベンチレーションが装備されているモデルが増えているため、この点を残念に感じる人も多いでしょう。
予想価格380万円前後という価格設定を実現するため、装備の取捨選択が行われた結果と考えられます。シートヒーターは寒冷地での需要が高く優先されましたが、シートベンチレーションは見送られた形です。
発売時には、ディーラーオプションや社外品での後付けオプションが用意される可能性もあります。どうしてもシートベンチレーションが欲しい方は、発売後の情報に注目しましょう。



ディーラーの展示場で、新型FJとランドクルーザー250や300が並んで展示された場合、外観や内装の質感の差は一目瞭然です。
見た目で感じる差:
特に、ランクル250のVXやZXグレード、ランクル300のZXグレードと比較すると、価格差以上の違いを感じる人も多いでしょう。
新型FJは価格的には手が届きやすいものの、「同じランドクルーザーを名乗るなら、もう少し質感を…」という気持ちになるのも理解できます。特に、憧れていたランクルを初めて購入する人にとって、上位モデルとの差を見せつけられるのは複雑な心境かもしれません。
この点については、購入前に自分の中で「割り切り」が必要です。新型FJは、ランドクルーザーの「走破性」と「信頼性」というDNAは受け継ぎながら、手頃な価格で提供されるエントリーモデルです。上位モデルとの比較ではなく、この価格帯で本格オフローダーが手に入ることに価値を見出すべきでしょう。

新型ランドクルーザーFJの内装について、最も多く指摘されているのが「チープ(安っぽい)」という声です。具体的には、以下のような点が挙げられています。
特に、上位モデルであるランドクルーザー250や300と並べて見ると、内装の質感の差は歴然です。ランクル250のVXやZXグレードは、ソフトパッドやレザーシート、質感の高いインパネデザインを採用しており、同じランドクルーザーシリーズとは思えないほどの差があります。
ディーラーで実車を見比べた際に、「同じランクルなのに…」と劣等感を感じてしまう購入者も少なくないでしょう。
一方で、予想価格380万円前後という価格設定を考えれば、この内装は妥当だという意見もあります。オフロード走行を前提とした実用性重視の車両において、汚れや傷を気にせず使える「タフな内装」という見方もできます。
とはいえ、近年の新型車は400万円前後でも質感の高い内装を実現しているモデルが多いため、「もう少し質感を上げてほしかった」という声があるのも事実です。
ランドクルーザーシリーズは、近年慢性的な納期遅延に悩まされています。
現行モデルの納期状況(2025年10月時点):
新型FJも、発売後は同様の状況になる可能性が高く、発注から納車まで1年以上かかる可能性も十分にあります。
ランクル300や250では、転売目的の購入を防ぐため、以下のような購入制限が設けられました。
過去に実施された購入制限の例:
新型FJも人気モデルになることが予想されるため、同様の購入制限が設けられる可能性があります。「欲しいと思ってもすぐに買えない」という状況は、購入希望者にとって大きなストレスとなるでしょう。
発売が決まったら、できるだけ早くディーラーで予約することをおすすめします。先行予約の順番によって、納車時期が大きく変わる可能性があります。

新型ランドクルーザーFJの外観で最も特徴的なのが、円形LEDヘッドライトです。FJ40などの歴代ランクルをオマージュしたデザインですが、このヘッドライトのデザインについては、賛否両論が分かれています。
肯定的な意見:
否定的な意見:
ヘッドライトのデザインは、車の印象を大きく左右する重要な要素です。新型FJの円形ヘッドライトは、人によって「可愛い」「ダサい」と評価が真っ二つに分かれるため、購入前に実車を見て、自分の好みに合うかしっかり確認することが重要です。
発売後は、社外品のヘッドライトやカバーなど、カスタムパーツが登場する可能性もあります。純正デザインが気に入らない場合は、カスタムで自分好みに変更する選択肢もあるでしょう。
ここまで新型ランドクルーザーFJの欠点を解説してきましたが、それでも本モデルには大きな魅力があります。
新型ランドクルーザーFJの強み:
新型ランドクルーザーFJは、以下のような人に特におすすめです。
逆に、以下のような人には向いていないかもしれません。
新型ランドクルーザーFJには、確かに「残念な欠点」と言える部分が存在します。内装の質感、サイズ感、装備の不足、納期問題など、購入前に知っておくべきポイントは多々あります。
しかし、これらの欠点は、380万円前後という価格設定で本格ランドクルーザーを実現するための妥協点とも言えます。すべての装備を充実させれば、価格は500万円、600万円と上がっていき、結局ランクル250と変わらなくなってしまいます。
大切なのは、これらの欠点を理解した上で、自分の使用目的に合っているかを判断することです。オフロード走行を中心に考えている人、ランクルブランドに憧れていた人、カスタムベースとして使いたい人にとって、新型FJは魅力的な選択肢となるはずです。
2026年5月14日の発売に向けて、さらなる詳細情報が公開されることが期待されます。購入を検討されている方は、ディーラーでの実車確認や試乗を経て、総合的に判断することをおすすめします。
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。