Googleは、完全自動運転車の開発を傘下に持つアルファベット社の自動運転研究子会社「ウェイモ(Waymo)社」について自身の将来の車のプロジェクトに技術を使用すると発表した。Waymo社は2017年4月25日、米国アリゾナ州フェニックスの住人を対象に、完全自動運転車を使用した公開試験に向けた一般参加者の募集を開始した。クライスラーのハイブリッドミニバンをベースにした完全自動運転車を500台追加、計600台とする。
2017年1月8日に北米で開催するデトロイトモーターショー2017で正式発表した。Waymo最高経営責任者(CEO)John Krafcik氏はWaymoはWaymoはレベル4の自律能力を持つシステムだけを開発していると述べている。これは、車両が人間の介入なしに自らを運転して操縦することができるが、レベル5の自律性で達成できるような極端な環境ではそうすることができないことを意味する。それにもかかわらず、Waymoは道路の安全性を向上させる役割を果たし、毎年道路に紛失した人の数を減らすことができると確信している。John Krafcik氏は毎人々が道路上で死ぬと述べ、それはボーイング737が一年中空から毎日落下と同等だと話した。Waymoの自律的なプロトタイプが公道と毎年の402万km(250万マイル)にわたって行ってきた、試験の10億以上のマイルは、同社のシミュレータで行われているとのこと。
John Krafcik氏「使い捨てのビジネスモデルを超えて考えています。私たちは、誰もが安全に安心して乗り越えることができる自己運転プラットフォームを市場に投入しています。私たちが単独で行うことができるプロジェクトや、パートナーとできることがあるプロジェクトもあります。私たちは完全に自走車のためのより良いドライバーを作るためのハードウェアとソフトウェアをマスターしています。」
Google 自動運転車開発について
既にカリフォルニア州やテキサス州、ワシントン州、アリゾナ州の公道で実証実験を行う段階まで達している。Googleの自律走行システムを搭載する形で自律走行車が製作される。2009年にスタートしたグーグルの自動運転車開発計画は、事業化に向けまた一歩前進する。
グーグルは現在、市販されているトヨタ自動車の「レクサスRX450h」を自ら改造した実験車両と、自社設計した2人乗りのプロトタイプ合計70台を保有。米国の4都市で公道走行実験を重ねてきた。
フィアット・クライスラーは約100台のミニバン・ハイブリッドのパシフィカ ハイブリッドをミシガン州の施設で開発を行う。
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(Fiat Chrysler Automobiles(FCA))と、自律走行車の分野でのウェイモ(Waymo)社と技術提携を行うことを発表した。
パシフィカ ハイブリッド
ホンダも自律走行車の分野でのウェイモ(Waymo)社と技術提携を行うことを発表した。自動運転分野でグーグルと提携するのは国内メーカー初である。
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