レクサスは「IS」シリーズのビックマイナーチェンジを行い2020年6月16日に発表した。日本での発売は、2020年11月5日を予定している。2020年8月より商談がスタートしている。
新型 IS ビックマイナーチェンジについて
ISシリーズはビックマイナーチェンジによりエクステリアデザインを大幅なアップデートを行った。同じ車であるのはわかるがほぼフルモデルチェンと言っていい出来栄えである。デザインは走りを予感させるワイド&ローなスタンスと、シャープなキャラクターラインによるアグレッシブなデザインを採用。
サイズ | 旧型IS | 新型IS |
---|---|---|
全長 | 4,680mm | 4,710mm |
全幅 | 1,810mm | 1,840mm |
全高 | 1,430mm | 1,435mm |
ホイールベース | 2,800mm | 2,800mm |
新型 IS ビックマイナーチェンジ エクステリア
更に最新技術を多数採用。新開発の小型軽量ランプユニットを搭載した薄型のヘッドランプの採用。新意匠のスピンドルグリルはグリルの先端を起点に立体的な多面体構造とすることで押し出し感を強調。張り出した前後フェンダー、L字をモチーフにした一文字型のリヤコンビネーションランプ、立体的なバンパーガーニッシュを採用。
上下方向のプレスの動きに合わせて金型が横方向からスライドする機構を追加した、LEXUSならではの緻密で立体的な造形を可能とする「寄絞り型構造」の最新プレス技術を採用。エクステリアカラーは新規開発2色、ソニックイリジウムと、金属質感と高光沢を実現したソニッククロムを新たに採用。“F SPORT”では専用のFメッシュパターンを採用。
新型 IS ビックマイナーチェンジ インテリア
マルチメディアシステムは、10.3インチタッチワイドディスプレイを採用、「SmartDeviceLink™」「Apple CarPlay」や「Android Auto™」に対応に連携することで、画面操作や音声操作が可能。シフトノブ回りに今ではお馴染みの「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。
インストルメントパネル上部やドアパネルに有彩色を設定しツートーン配色。また、ツートーン配色によるコントラストで乗車時に高揚感を感じさせるカラーコーディネートとした。
ドアトリムの一部にLEXUSの新たな加飾表現である複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用。
第二世代の「Lexus Safety System +」
衝突回避支援や高度運転支援機能である「Lexus CoDrive」を含む予防安全パッケージ第二世代の「Lexus Safety System +」を採用し全車標準装備する。
カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示、およびステアリングの振動でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。また、電動パワーステアリングを制御し、車線内走行をしやすいようにドライバーのステアリング操作をサポートする「レーンキーピングアシスト」(LKA)を搭載する。
システム | 次世代 Lexus Safety System+ | Lexus Safety System + |
---|---|---|
オートマチック ハイビーム | ◯ | ◯ |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ | ◯ 昼・夜間歩行者 自転車 | ◯ 昼間歩行者 |
レーントレーシング アシスト | ◯ | × |
レーンチェンジ アシスト | × | × |
レーン ディパーチャー アラート | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 ふらつき警報 |
フロントクロス トラフィックアラート | × | × |
ロードサインアシスト | ◯ | × |
レーダークルーズ コントロール | ◯ | ◯ |
先行車発進告知 | ◯ | × |
予防安全パッケージLexus Safety System +を採用。パッケージ化、多面的な安全運転支援を強化している。
歩行者認識対応のプリクラッシュセーフティ(歩行者「昼・夜」自転車運転者「昼」)歩行者検知機能付衝突回避支援タイプの「プリクラッシュセーフティ(PCS)」、車線逸脱による事故の予防に貢献する昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能。
車線逸脱警報 ステアリング振動機能付レーンディパーチャーアラート(LDA)。
アダクティブハイビームシステム(AHS)ヘッドライプの配光を先行車両や対向車に直接ハイビームを当てないように最適な状態にする。
オートマチックハイビーム 歩行夜間の前方視界確保を支援するためロー・ハイビームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム(AHB)
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)歩行夜間の前方視界確保を支援するため ロー・ハイビームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム(AHB)
レーンレーシングアシスト 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
ロードサインアシスト(RSA)歩行夜間の前方視界確保を支援するためロー・ハイビームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム(AHB)
先行者発進通知機能(TMN)先行車が動き出した場合、自車が停止し続けている場合にカラーヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイ表示、ブザーで先行車が発進したことを知らせる。
安全運転支援システム「ITS Connect」 ITS専用周波数(760MHz)による路車間・車車間通信を活用した安全運転支援システム「ITS Connect」、アクセルの踏み間違いや踏み過ぎなどで起こる衝突を緩和するインテリジェントクリアランスソナー、さらに駐車時に左右後方から接近してくる車両と衝突の危険性がある場合、自動的にブレーキ制御するリヤクロストラフィックオートブレーキ(RCTAB)を採用し、予防安全機能を強化。
先行者発進通知機能(TMN)先行車が動き出した場合、自車が停止し続けている場合にカラーヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイ表示、ブザーで先行車が発進したことを知らせる。
レクサス 第2世代版 Lexus Safety System+を2018年より導入 比較 変更点
新型 IS ビックマイナーチェンジ スペックについて
スペック | IS 300 | IS 350 | IS 300h |
---|---|---|---|
全長 | 4,710mm | ||
全幅 | 1,840mm | ||
全高 | 1,435mm | ||
ホイールベース | 2,800mm | ||
エンジン | 2.0L 直列4気筒 ターボエンジン |
3.5L V型6気筒 エンジン |
2.5L 直列4気筒 エンジン +モーター |
最高出力 | 180kW (245ps) / 5,800kgm |
234kW (318ps) / 6,600rpm |
131kW (178ps) / 6,000rpm |
最大トルク | 350Nm (35.7kgm) / 1,650~4,400rpm |
380 Nm(38.7kgm) / 4,800rpm |
21Nm (22.5kgm) / 4,200~4,800rpm |
モーター 最高出力 |
– | – | 105 kW(143ps) |
モーター 最大トルク |
– | 300 Nm(30.6kgm) | |
トランス ミッション |
8-Speed SPDS |
電気式 無段階変速機 |
|
駆動方式 | FR | ||
乗車定員 | 5名 |
新型 IS ビックマイナーチェンジ 価格グレードについて
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
IS300 | 2.0L 直列4気筒 ターボエンジン |
8-Speed SPDS |
2WD | 4,800,000円 |
IS300 “version L” |
2WD | 5,550,000円 | ||
IS300 “F SPORT” |
2WD | 5,350,000円 | ||
IS300 特別仕様車 ”Mode Black |
2WD | 5,850,000円 | ||
IS350 | V型6気筒DOHC 3.5Lエンジン |
8-Speed SPDS |
2WD | – |
IS350 “version L” |
2WD | – | ||
IS350 “F SPORT” |
2WD | 6,500,000円 | ||
IS350 特別仕様車 ”Mode Black |
2WD | 7,000,000円 | ||
IS300h | 直列4気筒DOHC 2.5Lエンジン +モーター |
電気式 無段変速機 (THS II) |
2WD | 5,260,000円 |
IS300h “version L” |
2WD | 6,000,000円 | ||
IS300h “F SPORT” |
2WD | 5,800,000円 |
LEXUS IS シリーズについて
元々、ISシリーズは1999年に日本のトヨタ「アルテッツァ」のレクサスモデルとしてIS200の販売を開始。
2代目は2005年から販売を開始したが、2Lモデルが廃止となり更に一回りサイズも大きくなり価格帯も上がりターゲット顧客層も変わる。
現在旧型の3代目は2013年5月16日から販売を開始。2Lモデルが復活しIS200tが2015年7月23日発売となった。2016年10月20日マイナーチェンジではフロントバンパーのデザイン、内装デザインの変更などが行われ、イメージを変える。2017年10月に一部仕様変更。ターボエンジン搭載の「IS200t」を「IS300」に名称変更。
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (8%) |
---|---|---|---|---|
IS250 | V型6気筒DOHC 2.5Lエンジン |
6速AT | 2WD | 4,200,000円 |
4WD | 4,600,000円 | |||
IS250 “version L” |
2WD | 4,800,000円 | ||
4WD | 5,180,000円 | |||
IS250 “F SPORT” |
2WD | 4,800,000円 | ||
4WD | 5,500,000円 | |||
IS350 | V型6気筒DOHC 3.5Lエンジン |
8速AT | 2WD | 5,200,000円 |
IS350 “version L” |
2WD | 5,750,000円 | ||
IS350 “F SPORT” |
2WD | 5,950,000円 | ||
IS300h | 直列4気筒DOHC 2.5Lエンジン+モーター |
電気式無段変速機 (THS II) |
2WD | 4,800,000円 |
IS300h “version L” |
2WD | 5,380,000円 | ||
IS300h “F SPORT” |
2WD | 5,380,000円 |
レクサスニュースリリース
https://lexus.jp/pressrelease/news/20200616.html
IS