MENU

【2025年最新】マツダ CX-3 マイナーチェンジ !価格・装備・グレード体系を徹底解説

本ページにはプロモーションや広告が含まれています。

マツダは2025年12月11日、コンパクトSUV「マツダCX-3」の機種体系変更を発表し、予約受注を開始しました。販売開始は2025年12月下旬を予定しており、ガソリンモデルとディーゼルモデルの2グレードに集約することで、より分かりやすく選びやすいラインナップとなりました。

目次

マツダCX-3が2025年12月下旬に販売開始!新グレード体系で選びやすさ向上

今回の改良では、ユーザーから好評を得ている装備を標準化し、上質さと実用性を高めたモデルへと進化しています。本記事では、新型CX-3の価格、装備、グレード体系について詳しく解説します。

新型マツダCX-3の価格|約270万円からに大幅変更

新型CX-3の価格一覧

CX-3 15S Urban DresserII
CX-3 15S Urban DresserII

今回の改良により、マツダCX-3の価格体系が大幅に変更されました。グレード統合と装備充実により、エントリー価格が引き上げられています。

CX-3 XD Vivid MonotoneII
CX-3 XD Vivid MonotoneII

【ガソリンモデル】15S Urban Dresser II

  • FF(2WD):2,704,900円
  • 4WD:2,946,900円

【ディーゼルモデル】XD Vivid Monotone II

  • FF(2WD):3,315,400円
  • 4WD:3,557,400円

旧モデルとの価格比較

従来モデルでは、ガソリンモデルの最安グレード「15S Touring」がFF仕様で2,279,200円からとなっていましたが、新型では約43万円のプライスアップとなりました。

これは単なる値上げではなく、従来は上級グレードにのみ設定されていた人気装備を標準装備化したことによる価格改定です。実質的には旧「15S Urban Dresser」や「15S Vivid Monotone」の後継モデルとして位置づけられています。

新型マツダCX-3のグレード体系|2グレードに集約で選びやすく

グレード統合の内容

今回の改良で最も大きな変更点は、グレード体系の大幅な整理統合です。

統合前(2024年モデル)

  • ガソリン:15S Touring / 15S Urban Dresser / 15S Vivid Monotone(3グレード)
  • ディーゼル:XD Touring / XD Vivid Monotone(2グレード)
  • 合計5グレード

統合後(2025年モデル)

  • ガソリン:15S Urban Dresser II(1グレード)
  • ディーゼル:XD Vivid Monotone II(1グレード)
  • 合計2グレード

この統合により、「どのグレードを選べば良いか分からない」という悩みが解消され、エンジンタイプと駆動方式のみで選択できるシンプルな構成となりました。

15S Urban Dresser II(ガソリンモデル)の特徴と装備

新たに標準装備化された主な装備

ガソリンモデル「15S Urban Dresser II」では、以下の人気装備が標準装備化されました。

【新規標準装備】

  • アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH):走行状況に応じて配光を自動調整し、対向車や先行車に眩しさを与えずに広範囲を照射
  • 自動防眩ルームミラー:後続車のヘッドライトの眩しさを自動で軽減

これらの装備は、従来上級グレードやオプション設定だったものが標準化されたことで、安全性と快適性が大幅に向上しています。

15S Urban Dresser IIのその他の主な装備

  • マツダコネクト(8.8インチディスプレイ)
  • Apple CarPlay / Android Auto対応
  • スマート・シティ・ブレーキ・サポート
  • ブラックグロッシーパッケージ
  • 16インチアルミホイール
  • LEDヘッドランプ&LEDフォグランプ

廃止されたグレード

  • 15S Touring(エントリーグレード)
  • 15S Vivid Monotone(上級グレード)

これらのグレードは廃止され、「15S Urban Dresser II」に統合されました。

XD Vivid Monotone II(ディーゼルモデル)の特徴と装備

新たに採用された快適装備

ディーゼルモデル「XD Vivid Monotone II」では、快適性を高める以下の装備が新たに採用されました。

【新規採用装備】

  • スーパーUVカットガラス(フロントドア):紫外線を大幅にカットし、肌や内装の日焼けを防止
  • IRカットガラス(フロントガラス/フロントドア):赤外線をカットして車内温度の上昇を抑制

これらの機能性ガラスの採用により、夏場の快適性が向上し、エアコンの効率化による燃費改善効果も期待できます。

廃止された装備

一方で、以下の装備は廃止されました。

  • ステアリングシフトスイッチ
  • LEDフロントフォグランプ
  • 運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能

これらの装備削減により、価格を抑えつつ、より多くのユーザーが求める快適装備を優先した構成となっています。

XD Vivid Monotone IIのその他の主な装備

  • 1.8L SKYACTIV-Dディーゼルターボエンジン
  • マツダコネクト(8.8インチディスプレイ)
  • Apple CarPlay / Android Auto対応
  • アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
  • マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付)
  • ブラックグロッシーパッケージ
  • 18インチアルミホイール

廃止されたグレード

  • XD Touring(エントリーグレード)

マツダCX-3のエンジンスペックと性能

1.5L SKYACTIV-G 1.5(ガソリンエンジン)

【主要スペック】

  • エンジン形式:直列4気筒DOHC 16バルブ
  • 総排気量:1,496cc
  • 最高出力:111ps(82kW)/6,000rpm
  • 最大トルク:14.7kgm(144Nm)/3,500rpm
  • トランスミッション:6速AT
  • 駆動方式:FF / 4WD

ガソリンエンジンは、マツダ2やマツダ3にも搭載される実績あるパワーユニットです。コンパクトなボディとの組み合わせにより、軽快な走りと扱いやすさを両立しています。

1.8L SKYACTIV-D 1.8(ディーゼルターボエンジン)

【主要スペック】

  • エンジン形式:直列4気筒DOHC 16バルブ直噴ターボ
  • 総排気量:1,756cc
  • 最高出力:130ps(96kW)/4,000rpm
  • 最大トルク:27.5kgm(270Nm)/1,600-2,600rpm
  • トランスミッション:6速AT
  • 駆動方式:FF / 4WD

ディーゼルエンジンは、2023年の改良で出力特性が改善され、アクセルを踏み始めた瞬間の応答性が大幅に向上しています。特に高速道路での合流・追い越し時に、力強い加速を持続的に発揮できる点が魅力です。

マツダCX-3の燃費性能|WLTCモード

公式燃費値

【15S Urban Dresser II(ガソリン)】

  • FF(2WD):17.0km/L
  • 4WD:15.7km/L

【XD Vivid Monotone II(ディーゼル)】

  • FF(2WD):20.0km/L
  • 4WD:19.0km/L

ディーゼルモデルは、ガソリンモデルと比較して約18%優れた燃費性能を実現しています。さらに、軽油はガソリンより燃料価格が安いため、ランニングコストの面でも有利です。

実用燃費の目安

WLTCモード燃費は、市街地・郊外・高速道路を総合した実用的な燃費基準です。実際の使用では、運転方法や条件により変動しますが、ディーゼルモデルでは長距離ドライブでも優れた燃費性能を発揮します。

マツダCX-3の安全装備|最新の先進安全技術

全グレード標準装備の安全システム

新型CX-3には、以下の先進安全装備が全グレードに標準装備されています。

【予防安全技術】

  • アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(夜間歩行者検知機能付)
  • AT誤発進抑制制御(前進時/後退時)
  • 車線逸脱警報システム
  • ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
  • リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
  • ハイ・ビーム・コントロールシステム

【運転支援システム】

  • マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付MRCC)
  • リアパーキングセンサー(センター/コーナー)

オプション装備

  • 360°ビュー・モニター:車両を上から見下ろしたような映像で駐車をサポート

夜間安全性の向上

特筆すべき点は、夜間歩行者検知機能付のアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートです。この機能により、夜間の歩行者認識精度が大幅に向上し、万が一の事故リスクを低減します。

マツダCX-3のボディサイズと取り回し性能

ボディサイズ詳細

  • 全長:4,275mm
  • 全幅:1,765mm
  • 全高:1,550mm
  • ホイールベース:2,570mm
  • 最低地上高:160mm
  • 車両重量:1,210kg(ガソリン)/ 1,270kg(ディーゼル)

コンパクトSUVとしての優位性

CX-3の全長4,275mm、全幅1,765mmというサイズは、都市部での取り回しに優れた設計となっています。

【上位モデルとのサイズ比較】

  • CX-30:全長4,395mm(+120mm)、全幅1,795mm(+30mm)
  • CX-5:全長4,545mm(+270mm)、全幅1,840mm(+75mm)

狭い道路や立体駐車場でも扱いやすいサイズでありながら、SUVらしい存在感とユーティリティを両立している点がCX-3の魅力です。

最低地上高160mmの実用性

160mmの最低地上高は、雪道や悪路での走破性を確保しつつ、乗降性の良さも実現しています。街乗りからレジャーまで幅広いシーンに対応できる設計です。

マツダCX-3のデザイン|魂動デザインの進化

エクステリア(外装)の特徴

新型CX-3のエクステリアは、マツダのデザインフィロソフィー「魂動(こどう)-Soul of Motion」に基づいており、「Exquisite & Edge(気品ある美しさと先鋭さ)」をテーマとしています。

【デザインのポイント】

  • 流麗なクーペライクなルーフライン
  • 力強いフロントフェイス
  • シャープなキャラクターライン
  • ブラックグロッシーパッケージによる精悍な印象

特に、外装樹脂部品をグロスブラック塗装とした「ブラックグロッシーパッケージ」が標準装備され、より洗練されたスタイリングとなっています。

インテリア(内装)の質感

内装も「気品と先鋭さ」をコンセプトに、上質な空間が演出されています。

【インテリアの特長】

  • ドライバー中心のコックピット設計
  • 8.8インチの新世代マツダコネクト
  • 骨盤をサポートする人間工学シート
  • 高品質な素材使用による上質な触感

SKYACTIV-VEHICLE ARCHITUREに基づくシート

2020年の改良で採用された新設計シートは、人間が歩く時の「骨盤が立って背骨がS字カーブを描いている状態」を座った時に再現します。これにより、長時間のドライブでも疲れにくく、快適な移動を実現しています。

マツダCX-3と競合車種の比較

同クラスのコンパクトSUVとの比較

【トヨタ ヤリスクロス】

  • 価格帯:189.8万円~
  • エンジン:1.5Lガソリン、1.5Lハイブリッド
  • 特徴:ハイブリッド設定あり、価格競争力

【ホンダ ヴェゼル】

  • 価格帯:239.9万円~
  • エンジン:1.5Lガソリン、1.5L e:HEV
  • 特徴:広い室内空間、ハイブリッド

【日産 キックス】

  • 価格帯:299.9万円~
  • エンジン:1.2L e-POWER
  • 特徴:電動駆動、静粛性

マツダCX-3の差別化ポイント

CX-3の最大の特徴は、日本市場で希少なディーゼルエンジン搭載コンパクトSUVという点です。

【CX-3の優位性】

  1. ディーゼルエンジンの力強い走り(最大トルク27.5kgm)
  2. 優れた燃費性能(ディーゼルFF:20.0km/L)
  3. 魂動デザインによる上質な外観
  4. マツダの「人馬一体」の走行性能
  5. 取り回しの良いコンパクトなボディ

マツダCX-3の購入検討ポイント

ガソリンモデルがおすすめな人

15S Urban Dresser IIを選ぶべき人

  • 車両価格を抑えたい
  • 主に街乗り中心の使用
  • 年間走行距離が1万km以下
  • 静粛性を重視

ガソリンモデルは270万円台からと、ディーゼルより約60万円安い価格設定です。近距離通勤や買い物など、街乗り中心の使用なら十分な性能を発揮します。

ディーゼルモデルがおすすめな人

XD Vivid Monotone IIを選ぶべき人

  • 高速道路を頻繁に利用
  • 年間走行距離が1.5万km以上
  • 力強い加速性能を求める
  • 長距離ドライブが多い
  • ランニングコストを重視

ディーゼルモデルは、車両価格は高いものの、燃費の良さと軽油価格の安さにより、走行距離が多いほどランニングコストで有利になります。

FF(2WD)と4WDの選択

FFを選ぶべき人

  • 主に都市部での使用
  • 燃費を最優先
  • 価格を抑えたい

4WDを選ぶべき人

  • 雪国や山間部での使用
  • 悪路走行の機会がある
  • 安定した走行性能を求める

4WD仕様は約24万円の価格差があり、燃費も若干低下しますが、冬季や悪路での安心感は大きなメリットです。

マツダCX-3の発売時期と納期

販売開始時期

  • 予約受注開始:2025年12月11日
  • 販売開始:2025年12月下旬予定

納期の見込み

現時点での具体的な納期情報は公表されていませんが、コンパクトSUVの人気を考慮すると、早期の予約が推奨されます。特にディーゼルモデルは生産数が限られる可能性があるため、希望する方は早めの商談をお勧めします。

マツダCX-3の改良の背景|マツダ2に続く戦略

ラインナップ整理の流れ

今回のCX-3の機種体系変更は、2024年11月に改良されたマツダ2の戦略を踏襲したものです。

【マツダの商品戦略】

  • 複雑なグレード体系の簡素化
  • 人気装備の標準化
  • 選びやすさの向上
  • ブランド価値の向上

マツダは、多様なグレード展開からシンプルで分かりやすいラインナップへと舵を切っており、CX-3もその流れに沿った改良となっています。

今後の展開予想

CX-3の改良により、マツダのコンパクトカー・SUVラインナップは以下のような体系となりました。

  • マツダ2:コンパクトハッチバック
  • CX-3:コンパクトSUV
  • マツダ3:ミドルクラスハッチバック/セダン
  • CX-30:ミドルクラスSUV
  • CX-5:ミドル上級SUV

この明確な商品体系により、顧客は自分のニーズに合ったモデルを選びやすくなっています。

マツダCX-3のおすすめオプション装備

必須レベルのオプション

360°ビュー・モニター
駐車時の安全性を大幅に向上させる装備です。特にコンパクトSUVは車両感覚がつかみにくい場合があるため、装着を強く推奨します。

快適性を高めるオプション

ワイヤレス充電(Qi)
スマートフォンをケーブルレスで充電できる便利な装備です。Apple CarPlayやAndroid Autoを使用する際に、特に重宝します。

ディーラーオプション

各種フロアマット、ドライブレコーダー、ETCなど、実用的なアクセサリー類は、ディーラーオプションとして用意されています。

まとめ|新型マツダCX-3は選びやすく魅力的なモデルに進化

2025年改良型のマツダCX-3は、グレード体系を2つに集約し、人気装備を標準化することで、より選びやすく価値の高いモデルへと進化しました。

【新型CX-3のポイント総括】

  1. 2グレードのシンプル構成:ガソリンとディーゼル各1グレードで迷わず選択可能
  2. 装備の充実:ALH、自動防眩ミラー、IRカットガラスなど実用装備を標準化
  3. 優れた燃費性能:特にディーゼルは20.0km/Lの低燃費
  4. コンパクトなボディ:全長4,275mm、全幅1,765mmで取り回し良好
  5. 先進安全装備:夜間歩行者検知など最新の安全技術を標準装備
  6. 価格は270万円から:装備充実により前モデルから値上がりも価値は向上

価格は従来モデルから上昇していますが、それに見合う装備の充実と商品価値の向上が図られています。特にディーゼルエンジンの力強い走りと燃費の良さは、他の国産コンパクトSUVにはない大きな魅力です。

コンパクトで取り回しの良いSUVを求めながらも、走りの質感や上質なデザインを妥協したくない方にとって、新型マツダCX-3は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

2025年12月下旬の発売開始に向けて、ぜひ一度試乗して、マツダの「人馬一体」の走りを体感してみてください。

参考リンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

目次