スズキは、コンパクトトールワゴン「ソリオ」「ソリオバンディット」のマイナーチェンジを行い、2025年1月16日に発売します。価格は1,926,100円~2,428,800円となります。現行モデルである4代目は、2020年11月25日にフルモデルチェンジが発表され、同年12月4日に発売されました。また、2023年5月には一部仕様変更が行われています。現行モデルが発売から3年以上経過していることから、「ソリオ」がマイナーチェンジのタイミングを迎えています。今回の改良では、内外装のデザイン変更、新世代エンジンの搭載、安全装備の充実など、多岐にわたる進化を遂げています。
ソリオ・ソリオバンディット マイナーチェンジ まとめ 概要
- エクステリアのデザイン変更によりイメージを一新。
- インテリアの質感向上
- 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド機能の採用(上位グレード)
- 最新の「エンジン Z12E型 1.2L 3気筒エンジン」に新高効率「CVT」+新開発マイルドハイブリッド搭載。
- コネクティッドサービス「スズキコネクト」への対応
- 先進安全技術「デュアルセンサーブレーキサポートII」の搭載
- 「ブラインドスポットモニター」搭載。
- グレード体系の見直し、従来のガソリン車「ソリオG」グレードと、ストロングハイブリッドシステムを搭載した「ソリオHYBRID SZ」「ソリオ バンディットHYBRID SV」グレードを廃止。
スズキ 新型「ソリオ」マイナーチェンジ について
エクステリアはよりスタイリッシュに、インテリアはより快適に
新型ソリオは、エクステリアデザインを一新。標準モデルでは、クロームパーツを3段に配置した新しいグリルを採用し、スマートな印象に。カスタムモデルの「ソリオバンディット」では、大型グリルとコの字型のクロームパーツ、強調されたバンパーサイドにより、ワイド感と迫力のあるスタイルに進化しました。
インテリアでは、インパネオーナメントをブラウンに変更し、上質感を向上。「ソリオバンディット」では、エアコンサイドルーバー/ドアガーニッシュをチタンシルバーに変更し、スポーティな雰囲気を演出しています。また、9インチディスプレイを採用したナビゲーションシステムを搭載し、コネクティッドサービス「スズキコネクト」に対応。SOSボタンや自動での緊急通報、スマートフォンでのエアコン操作やドアロック、車両位置確認など、利便性と安全性を高めています。
新開発エンジンとCVTで燃費性能が大幅に向上
パワートレインには、新開発の直列3気筒1.2L「Z12E型エンジン」と、新高効率CVTを採用。マイルドハイブリッドシステムとの組み合わせにより、WLTCモード燃費は23.0km/Lを達成しました。これは、従来のストロングハイブリッドモデルを上回る数値です。また、エンジンの回転変動を効率的に吸収することで、静粛性も向上しています。
先進安全技術「デュアルセンサーブレーキサポートII」を搭載
安全装備では、スズキの先進安全技術「スズキ セーフティ サポート」をさらに進化させました。新たに、自転車や自動二輪車の検知にも対応した「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」を搭載。衝突被害軽減ブレーキの性能が向上したほか、「車線維持支援機能」「低速時ブレーキサポート(前進/後退)」を新たに採用しています。
上位グレードには、「ブラインドスポットモニター」「リヤクロストラフィックアラート」に加え、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド機能を採用。アダプティブクルーズコントロールの停止保持機能にも対応し、高速道路などでの運転を支援します。
充実した装備で快適性と利便性を向上
新型ソリオは、快適性と利便性も向上しています。全車にカラーヘッドアップディスプレイと4.2インチ液晶メーターを標準装備。多彩な情報をわかりやすく表示することで、ドライバーの負担を軽減します。また、前席と後席の温度差を解消する「スリムサーキュレーター」や、雨音を軽減するルーフ構造、防音・防振技術の採用など、快適な室内空間を実現しています。
さらに、室内空間は全長を80mm延長することで、さらに広くなりました。ラゲッジスペースも拡大され、後席を倒さずにスーツケースを積載することが可能です。後席は165mmのロングスライドと最大56度のリクライニングが可能で、乗員の快適性も確保しています。
グレード体系を見直し、全車マイルドハイブリッドに
今回の改良では、グレード体系も見直されました。従来のガソリン車「ソリオG」グレードと、ストロングハイブリッドシステムを搭載した「ソリオHYBRID SZ」「ソリオ バンディットHYBRID SV」グレードを廃止。新たに、マイルドハイブリッドを採用するエントリーグレード「ソリオHYBRID MG」を設定し、全車マイルドハイブリッドモデルとなりました。
エントリーグレードの充実
新しいエントリーグレード「ソリオHYBRID MG」には、以下の装備が標準で付きます。
- 15インチホイール: 見た目がスタイリッシュになります。
- フロント&リアスタビライザー(2WD車): 走行安定性を向上させることで、乗り心地が良くなります。
- 後席左側ワンアクションパワースライドドア: ボタン一つでスライドドアを開閉できるので、荷物の積み下ろしなどが楽になります。(非装着車をオプション設定)
内装の変更
- ソリオ: 全グレードで、インパネオーナメントがブラウンに変更されます。高級感のある内装になります。
- ソリオバンディット: エアコンサイドルーバー/ドアガーニッシュがチタンシルバーに変更されます。スポーティーな内装になります。
安全装備の充実
上位グレードの「ソリオHYBRID MZ」と「ソリオバンディットHYBRID MV」には、以下の安全装備が追加されます。
- ブラインドスポットモニター: 隣の車線を走る車を検知して、ドアミラーに警告灯を表示してくれる機能です。車線変更時の安全確認をサポートします。
- リヤクロストラフィックアラート: 後退時に、左右から接近する車を検知して警告してくれる機能です。駐車場などでの安全確認をサポートします。
- 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド機能: 信号待ちなどで自動的にブレーキを保持してくれる機能です。渋滞時などの運転の負担を軽減してくれます。
- アダプティブクルーズコントロールの停止保持機能: 高速道路などで、前方の車が停止した場合に、自車も停止してくれる機能です。渋滞時などの運転を支援してくれます。
スズキ 新型「ソリオ」マイナーチェンジ 「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」初採用
電動パーキングブレーキ(Electronic parking brake<EPB>)基本的には運転席周りにボタンを配置されておりパーキングブレーキ(サイドブレーキ・フットブレーキ)を電子制御したもの。
「電動パーキングブレーキ」は「Pレンジ」に入れると自動的にパーキングブレーキがかかる(メーカーにより多少異なる。)更に「Dレンジ」または「Rレンジ」に入れると自動でパーキングブレーキが解除される。採用されている車種にはパーキングブレーキ(サイドブレーキ・フットブレーキ)が付いていない。サイドブレーキを自動でかけてくれるので何も気にせず停車や始動が可能となり負担が軽減できる。
「オートホールドブレーキ」は 「Dレンジ」 に入れて走行中に「AUTO HOLD」ボタンを押しす(メーカにより多少異なる。)と赤信号などで停車した場合に「 HOLD 」の表示灯が点灯していれば車がブレーキを自動でかけ続けてくれる。青信号に変わり発進する際には「アクセルペダル」踏むことで 「 HOLD 」の表示灯 が消えブレーキも解除されるので通常走行がまた可能になる。渋滞などで何度も停止する場合や大きな交差点で信号が切り替わるタイミングが長い場合などはブレーキペダルから足を離すことができるので疲れが圧倒的に軽減されます。 「オートホールドブレーキ」 が付いていない車に乗ると疲れ方が違うと筆者は感じるほどです。
スズキ 新型「ソリオ」マイナーチェンジ 「ブラインドスポットモニター」初採用か
「ブラインドスポットモニター(BSM)」機能は隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯してくれるので車線変更が圧倒的に楽になりました。SUVは車高が高いため左側に低い車などが見えず左側に車線変更するときなどに「ヒヤ」とした経験が何度もあるがドアミラーに搭載されたLEDインジケーターの点灯で見えない車もいることが確認できるようになった。4代目 新型「ソリオ」には非搭載である。
スズキ 新型「ソリオ」マイナーチェンジ 安全装備 について
新型「ソリオ」には「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を採用。衝突被害軽減ブレーキに、ミリ波レーダー、単眼カメラ、超音波センサーの3種類のセンサーを採用。新たに、検知対象として、車両、歩行者に加えて自転車や自動二輪車に対応。交差点での右折、左折の出会い頭時の車両、歩行者なども検知してさまざまな衝突回避、軽減を図る。
「車線維持支援機能」「ブラインドスポットモニター」「低速時ブレーキサポート(前進/後退)」「リヤクロストラフィックアラート」が新たに追加となります。
スズキ 新型「ソリオ」デュアルセンサーブレーキサポートⅡ について
前方衝突警報機能約5km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示によって警報を発する機能。夜間の歩行者も検知。
前方衝突警報ブレーキ機能衝突の可能性が高まると、警報に加え自動的に弱いブレーキを作動させ、運転者に衝突回避を促す機能。
前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能衝突の可能性が高いと判断したあと、運転者が強くブレーキを踏むと、 ブレーキアシストが作動しブレーキ制動力を高める機能。
自動ブレーキ機能衝突が避けられないと判断した場合に、自動で強いブレーキが作動し、衝突の回避、または衝突被害を軽減する機能。
誤発進抑制機能ペダルやシフトの操作ミスによる衝突の回避に貢献、前方約4m以内の障害物をステレオカメラで検知。停車、または約10km/h以下の徐行中、障害物があるにもかかわらずアクセルを大きく踏み込んだ場合に、エンジン出力を自動で抑えて急発進、急加速を抑制する機能。最長約5秒間、エンジン出力を自動的に抑制。
車線逸脱警報機能車線を外れそうになるとブザー音とメーター内の表示灯で警報約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線の左右区画線を認識。車線を逸脱すると判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
ふらつき警報機能車両が蛇行するとブザー音とメーター内の表示灯で警報、約60km/hから約100km/hで走行中、ステレオカメラが車線内での車両の蛇行パターンから、ふらつきと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって運転者に注意を促す機能。
先行車発進お知らせ機能先行車の発進をブザー音とメーター内の表示でお知らせ停車時、先行車が発進して約4m以上離れても、自車が停止し続けた場合、ブザー音とメーター内の表示で運転者に先行車が発進したことをお知らせする機能。
ロードサインアシスト(RSA)前方のカメラで認識した道路標識を、マルチインフォメーションディスプレイに表示するシステム。
ブラインドスポットモニター(BSM)隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯。
後方誤発進抑制機能リアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知すると自動ブレーキを作動させる。
後退時ブレーキサポートリアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知すると自動ブレーキを作動させる。 全方位モニター用カメラパッケージ (全方位パッケージ 全方位モニター用カメラパッケージ装着車 メーカーオプション)クルマの前後左右4カ所にカメラを設置。対応ナビゲーション(販売会社装着アクセサリー)を装着すれば、クルマを真上から見たような俯瞰(ふかん)の映像などをモニターに映し出す「全方位モニター」に。運転席から見えにくい場所も画面上で確認でき、狭い場所での駐車に貢献する。
リヤクロストラフィックオートブレーキ 後退時の死角を検知し、注意を喚起。衝突の危険性がある場合は自動的にブレーキ制御を行うことで接近車両との衝突被害軽減をサポートします。
ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができる。
アクティブクルーズコントロール(全車速追走機能付き)を新たに採用。安全装備には新型「デュアルセンサーブレーキサポート」が採用される。「後方誤発進抑制機能」「リヤパーキングセンサー」「車線逸脱抑制機能」「標識認識機能 ロードサインアシスト(RSA)」更に「ブラインドスポットモニター(BSM)」を搭載する。全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)」を標準装備。
全方位モニター用カメラパッケージ (セーフティパッケージ・全方位モニター用カメラパッケージ装着車 メーカーオプション) クルマの前後左右4カ所にカメラを設置。対応ナビゲーション(販売会社装着アクセサリー)を装着すれば、クルマを真上から見たような俯瞰(ふかん)の映像などをモニターに映し出す「全方位モニター」に。運転席から見えにくい場所も画面上で確認でき、狭い場所での駐車に貢献する。
標識認識機能 走行中、ステレオカメラが認識した道路標識を適切なタイミングでメーター内のマルチインフォメーションディスプレイに表示。「最高速度」「はみ出し走行禁止」「補助標識」「一時停止」「車両進入禁止」に対応。
「アダプティブハイビームシステム(AHS)」「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」 経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「セーフティ・サポートカー」の「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当に該当する。
スズキ 新型「ソリオ」マイナーチェンジ 低燃費を実現させた新開発の高効率エンジン採用
現行ソリオには1.2L 直列4気筒 DOHC デュアルジェットエンジン(K12C型)が採用されているが、新型「スイフト」に採用された新開発のZ12E型1.2L 直列3気筒エンジン(Z12E型)に変更します。
Z12E型エンジン
エンジンは高い燃費性能を実現する新開発のZ12E型1.2L3気筒エンジンを搭載。高速燃焼化と高圧縮比化などの技術でエンジンの燃焼効率を高め、低燃費に貢献。また、低速から滑らかに上昇するトルク特性としたことで、街乗り走行での軽快感を実現し、燃費性能と走行性能を両立。
スズキ 新型「ソリオ」マイナーチェンジ スペックについて
スペック | ソリオ・ソリオ バンディット |
---|---|
全長 | 3,790mm |
全幅 | 1,645mm |
全高 | 1,745mm |
ホイールベース | 2,480mm |
最小回転半径 | 4.8m |
最高出力 | 60kW(82PS)/5,700rpm |
最大トルク | 108Nm(11kgfm)/4,500rpm |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1ps)/1,000rpm |
モーター最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/100rpm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | 2WD/4WD |
WLTCモード燃費 | 23.0km/L(2WD) 21.0km/L(4WD) |
スズキ 新型「ソリオ」マイナーチェンジ 価格 について
ソリオはマイナーチェンジにより価格改定が行われます。現在の価格は1,581,800円から2,246,200円ですが、1,926,100円から2,428800円となりました。
ソリオ 2025年 マイナーチェンジ モデル 価格 グレード
グレード | エンジン | トラン スミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
HYBRID MG | 直列3気筒DOHC 1.2L エンジン (マイルドハイブリッド) | CVT | 2WD(FF) | 1,926,100円 |
4WD | 2,051,500円 | |||
HYBRID MX | 2WD(FF) | 2,051,500円 | ||
4WD | 2,170,900円 | |||
HYBRID SZ | 2WD(FF) | 2,248,400円 | ||
4WD | 2.373,800円 |
ソリオ バンディット 2025年 マイナーチェンジ モデル 価格 グレード
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
HYBRID MV | 直列3気筒DOHC 1.2Lエンジン (マイルドハイブリッド) | CVT | 2WD(FF) | 2,303,400円 |
4WD | 2,428800円 |
ソリオ 2023年 一部改良 モデル 価格 グレード
グレード | エンジン | トラン スミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
G | 直列4気筒DOHC 1.2Lエンジン | CVT | 2WD(FF) | 1,581,800円 |
4WD | 1,707,200円 | |||
HYBRID MX | 直列4気筒DOHC 1.2L エンジン (マイルドハイブリッド) | 2WD(FF) | 1,850,200円 | |
4WD | 1,975,600円 | |||
HYBRID MZ | 2WD(FF) | 2,022,900円 | ||
4WD | 2,148,300円 | |||
HYBRID SZ | 直列4気筒DOHC 1.2L エンジン (フルハイブリッド) | 2WD(FF) | 2,222,000円 |
ソリオ バンディット 2023年 一部改良 モデル 価格 グレード
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
HYBRID MV | 直列4気筒DOHC 1.2Lエンジン (マイルドハイブリッド) | CVT | 2WD(FF) | 2,006,400円 |
4WD | 2,131,800円 | |||
HYBRID SV | 直列4気筒DOHC 1.2L エンジン (フルハイブリッド) | 2WD(FF) | 2,246,200円 |
ソリオ ・ソリオ バンディット について
スズキは「ソリオ」のフルモデルチェンジを行い4代目として2020年11月25日発表、2020年12月4日に発売する。エクステリアのデザイン変更、インテリアの質感をアップ。新型「ワゴンR」に採用されている新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用。全長を80mm(ソリオ バンディットは70mm)延長、荷室床面長を100mm拡大、大きな荷室と広く使える室内空間の両立を実現している。全長を拡大しながらも最小回転半径は4.8mのままとした。最新の「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載する。
パワースライドドアに予約ロック機能を追加し、ドアが閉まるのを待たずに携帯リモコンでドアロックの操作を可能。
後席両側スライドドアや前後左右ウォークスルーの採用。センターメーター内に4.2インチカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイを全車標準装備。運転席前方のダッシュボード上に運転に必要な情報を見やすく表示するカラーヘッドアップディスプレイをスズキ小型車で初採用。
高精細で大型の9インチHDメモリーナビゲ―ションをメーカーオプション設定。視野角を広げることで斜めからも見やすく、運転席と助手席両側からの高い視認性と操作性を実現。スマートフォン連携機能に加え、逆走注意案内、逆走警告を新たに採用。
車内の空気を循環し、エアコン使用時の前席と後席の温度差を少なくするスリムサーキュレーターをスズキ小型車で初採用。ボディーには、ルーフパネルとルーフメンバーの接合部に高減衰マスチックシーラーを採用し、こもり音や雨音を低減したほか、構造用接着剤の採用により操縦安定性や乗り心地、静粛性を向上。リヤサスペンションのストローク拡大やコイルスプリングの見直し等により、後席の乗り心地を高めた。ロードノイズを低減するため、リヤのインナーフェンダーライニングを全面的に採用し、静かで会話のしやすい室内空間を実現。
ソリオ フルモデルチェンジ スペックについて
全長を3,710mm(3,720mm)とし80mm(ソリオ バンディットは70mm)延長、荷室床面長を100mm拡大、大きな荷室と広く使える室内空間の両立を実現している。全長を拡大しながらも最小回転半径は4.8mのままとした。
マイルドハイブリッド
ISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載。減速時、ブレーキを踏んで13km/h以下になると、エンジンを自動停止するアイドリングストップシステムを採用。WLTCモード燃費19.6km/L(2WD)18.4km/L(4WD)を実現。
フルハイブリッド
「ソリオ HYBRID SZ」、「ソリオ バンディット HYBRID SV」は、コンパクトながら瞬間的に大きな力を発揮する駆動用モーターとコンパクトで伝達効率に優れたオートギヤシフト(AGS)を組み合わせたスズキ独自のハイブリッドシステムを採用。走行中に蓄えた電力を駆動用モーターに供給することで、モーターによるアシスト走行に加え、クリープ走行時や一定速走行時にはエンジンを自動停止してEV走行も可能。6Ahのリチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、WLTCモード燃費22.3km/Lを実現。
「ソリオ」「ソリオ バンディット」一部改良 について
システムが車線を認識し、自車が車線中央付近から外れそうな場合は、ステアリングに力を与え車線中央付近の走行維持をサポート「車線維持支援機能」を採用。パワースライドドアに「予約ロック機能」を採用、パワースライドドアが閉まりきる前に携帯リモコンの施錠スイッチを押すとスライドドア閉まりきるとロックがかかる、便利な機能。そのほかにも、USB電源ソケットを1か所Type-AからType-Cに変更した。ソリオ バンディットでは、後席両側ワンアクションパワースライドドアを全車に標準装備。「ソリオ HYBRID SZ」「ソリオ バンディット HYBRID SV」のみに設定されていた「キャラバンアイボリーパールメタリック」「タフカーキパールメタリック」を全グレードに採用、ソリオ バンディットには、ガンメタリック2トーンルーフを新たに設定。
ソリオ・ソリオバンディット スペックについて
スペック | ソリオ (バンディット) HYBRID SZ | ソリオ (バンディット) HYBRID MZ | ソリオ (バンディット) G |
---|---|---|---|
全長 | 3,710mm (3,720mm) | 3,710mm (3,720mm) | 3,710mm (3,720mm) |
全幅 | 1,625mm | 1,625mm | 1,625mm |
全高 | 1,745mm | 1,745mm | 1,745mm |
ホイールベース | 2,480mm | 2,480mm | 2,480mm |
タイプ | ハイブリッド | マイルドハイブリッド | ガソリン車 |
エンジン | 1.2L 直4 DOHC (K12C型) デュアルジェット エンジン +モーター | 1.2L 直4 DOHC (K12C型) デュアルジェット エンジン +モーター | 1.2L 直4 DOHC (K12C型) デュアルジェット エンジン +モーター |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 6,000rpm | 67kW(91ps)/ 6,000rpm | 67kW(91ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 118Nm(12.0kgm)/ 4,400rpm | 118Nm(12.0kgm)/ 4,400rpm | 118Nm(12.0kgm)/ 4,400rpm |
モーター 最高出力 | 10kW(13.6PS)/ 3,185-8,000rpm | 2.3kW(3.1ps)/ 1,000rpm | – |
モーター 最大トルク | 30Nm(3.1kgfm)/ 1,000-3,185rpm | 50Nm(5.1kgm)/ 100rpm | – |
WLTCモード 燃費 | 22.3km/L(2WD) | 19.6km/L(2WD) 18.4km/L(4WD) | 19.0km/L(2WD) 17.8km/L(4WD) |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
スズキ 新型「ソリオ」のライバル車種 トヨタ「ルーミー」ダイハツ「トール」について
ダイハツ「トール」とトヨタ「ルーミー」は、「ソリオ」の一番のライバル車種ですが、2024年はダイハツの不正問題により販売が停滞し、さらにフルモデルチェンジの開発も見送られています。そのため、次のフルモデルチェンジは2027年6月以降に予定されています。この状況を考えると、「ソリオ」の需要が高まり、マイナーチェンジのタイミングとして非常に良い時期と言えるでしょう。
編集部から一言
新型ソリオ、ついに発売ですね!今回のマイナーチェンジは、内外装のデザイン刷新はもちろん、新エンジン搭載による燃費向上、そして安全装備の充実など、注目ポイントが目白押しです。特に、電動パーキングブレーキの採用やスズキコネクトへの対応など、ユーザーの利便性を高める工夫が随所に感じられます。
今回の記事では、新型ソリオの魅力を余すところなくお伝えできたかと思います。ぜひ、この記事を参考に、進化したソリオを体感してみてください!