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都市型SUVのパイオニアとして、洗練されたデザインと上質な乗り心地で高い人気を誇るトヨタ ハリアー。現行モデル(2020年6月発売)は、その都会的なデザインと快適な乗り心地で、多くのドライバーから支持を集めています。そんなハリアーが、来る2025年6月11日にマイナーチェンジを実施し、後期モデルとして生まれ変わる予定です。ガソリンモデルに加え、優れた燃費性能と静粛性を誇るハイブリッドモデルもラインナップし、幅広いニーズに応えています。街乗りからロングドライブまで快適にこなす万能性が魅力ですが、購入を検討する上で気になるのはやはりそのサイズ感や、ライバルとの性能差ではないでしょうか? そこで今回は、現行ハリアーのサイズと性能を、同じトヨタのRAV4はもちろん、ライバル車となりうるマツダ CX-5(ディーゼル含む)やレクサス NXといった様々な車種と徹底的に比較することで、ハリアーのポジショニングと魅力に迫ります。

トヨタ 新型ハリアー サイズ・性能 まとめ

まずは、同じトヨタのミドルサイズSUV、ハリアーとRAV4のガソリンモデル同士を比較してみましょう。プラットフォームは共通ですが、デザインやキャラクターは大きく異なります。
| 項目 | RAV4 (Adventure・ガソリン4WD) | ハリアー (G・ガソリン2WD) | RAV4との差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,610mm | 4,740mm | +130mm |
| 全幅 | 1,865mm | 1,855mm | -10mm |
| 全高 | 1,690mm | 1,660mm | -30mm |
| ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm | - |
| エンジン | 直列4気筒 2.0L | 直列4気筒 2.0L | - |
| 最高出力 | 126kW(171ps)/6,600rpm | 126kW(171ps)/6,600rpm | - |
| 最大トルク | 207Nm(21.1kgm)/4,800rpm | 207Nm(21.1kgm)/4,800rpm | - |
| 駆動方式 | 4WD | 2WD (4WD設定あり) | - |
| WLTCモード燃費 | 15.2km/L | 15.4km/L | +0.2km/L |
| 車両重量 | 1,630kg | 1,570kg | -60kg |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.5m (18インチ) | -0.2m |
| 最低地上高 | 200mm | 190mm | -10mm |
| ラゲッジスペース容量 | 580L | 409L (デッキ下含む) | -171L |
| 価格 (比較グレード) | 3,684,000円 | 3,529,000円 | -155,000円 |
※価格やスペックは代表的なグレードで比較しており、年式やオプションにより異なります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
ガソリンモデルで比較すると、ハリアーはRAV4よりも全長が130mm長く、全高が30mm低い、伸びやかでクーペのようなシルエットが特徴です。一方、RAV4はより全長が短く背が高いため、SUVらしい力強さやアクティブな印象を与えます。最低地上高もRAV4の方が高く(200mm vs 190mm)、悪路走破性を意識した設計です。ハリアーはより都市部での走行を意識した、オンロード志向のキャラクターと言えるでしょう。最小回転半径はハリアーの方が小さく、街中での取り回しはハリアーに分があります。
ホイールベースは共通ですが、デザイン優先のハリアーは後席頭上空間がややタイトに感じられる一方、内装の質感は高く、上質な空間を提供します。RAV4はよりスクエアなボディ形状により、室内空間、特に後席や荷室の広さに余裕があります。荷室容量はRAV4が580Lとクラストップレベルなのに対し、ハリアーは409Lと、デザインを重視した分、差が見られます。積載性を重視するならRAV4が有利です。
次に、両車のハイブリッドモデル同士を比較してみましょう。共通のシステムを搭載しつつも、燃費や価格には違いが見られます。

| 項目 | RAV4 (HYBRID G・E-Four) | ハリアー (HYBRID G・E-Four) | RAV4との差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,600mm | 4,740mm | +140mm |
| 全幅 | 1,855mm | 1,855mm | - |
| 全高 | 1,685mm | 1,660mm | -25mm |
| ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm | - |
| エンジン | 直列4気筒 2.5L + モーター | 直列4気筒 2.5L + モーター | - |
| システム最高出力 | 163kW (222ps) | 163kW (222ps) | - |
| WLTCモード燃費 | 20.3km/L | 21.6km/L | +1.3km/L |
| 駆動方式 | E-Four (電気式4WD) | E-Four (電気式4WD) | - |
| 車両重量 | 1,700kg | 1,710kg | +10kg |
| 最小回転半径 | 5.5m | 5.7m (19インチ) | +0.2m |
| 最低地上高 | 190mm | 190mm | - |
| ラゲッジスペース容量 | 580L (デッキ下段時542L) | 409L (デッキ下含む) | -171L(or -133L) |
| 価格 (比較グレード) | 4,304,000円 | 4,439,000円 | +135,000円 |
※価格やスペックは代表的なグレードで比較しており、年式やオプションにより異なります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
ハイブリッドモデルは、両車ともに2.5Lエンジンをベースとした「THSⅡ」を搭載し、システム最高出力も同じ163kW(222ps)です(E-Four比較)。しかし、WLTCモード燃費ではハリアーが21.6km/Lと、RAV4の20.3km/Lを上回ります。これはハリアーの優れた空力性能などが寄与していると考えられます。燃費を最優先するならハリアーが有利です。走行フィールはどちらもハイブリッドならではの静粛性とスムーズな加速が持ち味ですが、車重やボディ形状の違いから、乗り味には若干の違いがあるでしょう。
どちらも後輪をモーターで駆動する電気式4WDシステム「E-Four」を設定しています。緻密な駆動力制御により、滑りやすい路面での安定した走行や、スムーズな発進・加速に貢献します。最低地上高はハイブリッドモデルではどちらも190mmとなります(RAV4ガソリンAdventureより低い)。 価格は、同等の装備レベルであるGグレードのE-Four同士で比較すると、ハリアーハイブリッドの方がRAV4ハイブリッドよりも約13万円高価な設定となっています。燃費の差と価格差、そしてデザインや積載性の違いを考慮して選択する必要があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

デザイン性の高さで人気のマツダ CX-5。CX-5にはハイブリッドモデルの設定はありませんが、燃費性能に優れるクリーンディーゼルエンジン搭載車が選択肢となります。ここではハリアーハイブリッドとCX-5ディーゼルを比較します。

| スペック | マツダ CX-5 (XD Proactive・4WD) | ハリアー (HYBRID G・E-Four) | CX-5との差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,575mm | 4,740mm | +165mm |
| 全幅 | 1,845mm | 1,855mm | +10mm |
| 全高 | 1,690mm | 1,660mm | -30mm |
| ホイールベース | 2,700mm | 2,690mm | -10mm |
| エンジン | 直列4気筒 2.2L ディーゼルターボ | 直列4気筒 2.5L + モーター | - |
| 最高出力 | 147kW(200ps)/4,000rpm | 163kW(222ps) (システム) | - |
| 最大トルク | 450Nm(45.9kgm)/2,000rpm | - (参考:エンジン177ps/22.5kgm) | - |
| WLTCモード燃費 | 16.6km/L | 21.6km/L | +5.0km/L |
| 駆動方式 | 4WD | E-Four | - |
| 車両重量 | 1,710kg | 1,710kg | - |
| 最小回転半径 | 5.5m | 5.7m (19インチ) | +0.2m |
| 最低地上高 | 210mm | 190mm | -20mm |
| ラゲッジスペース容量 | 505L (サブトランク含む) | 409L (デッキ下含む) | -96L |
| 価格 (比較グレード) | 3,657,500円 | 4,439,000円 | +781,500円 |
※価格やスペックは代表的なグレードで比較しており、年式やオプションにより異なります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
燃費性能では、ハリアーハイブリッド(21.6km/L)がCX-5ディーゼル(16.6km/L)を大きく上回ります。燃料費を抑えたい、環境性能を重視したいという方にはハリアーハイブリッドが魅力的です。 一方、走行フィールでは、CX-5ディーゼルが低回転から発生する450Nmという大トルクが魅力です。力強い加速感や余裕のある走りを求めるなら、ディーゼルも捨てがたい選択肢です。ハリアーハイブリッドはモーターアシストによるスムーズで静かな加速が特徴です。 価格面では、CX-5ディーゼルの方がハリアーハイブリッドよりも安価な設定となっています。どちらのパワートレインが自分の使い方や好みに合っているか、試乗して比較検討することをおすすめします。
レクサスの人気SUV、NX。ハリアーと共通のプラットフォームを持つ兄弟車ですが、ハイブリッドシステムやブランド価値には違いがあります。

| スペック | レクサス NX (NX350h version L・AWD) | ハリアー (HYBRID Z"Leather Package"・E-Four) | NXとの差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,660mm | 4,740mm | +80mm |
| 全幅 | 1,865mm | 1,855mm | -10mm |
| 全高 | 1,660mm | 1,660mm | - |
| ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm | - |
| エンジン | 直列4気筒 2.5L + モーター | 直列4気筒 2.5L + モーター | - |
| システム最高出力 | 179kW (243ps) | 163kW (222ps) | -16kW (-21ps) |
| WLTCモード燃費 | 20.9km/L | 21.6km/L | +0.7km/L |
| 駆動方式 | AWD (電気式) | E-Four (電気式) | - |
| 車両重量 | 1,810kg | 1,750kg | -60kg |
| 最小回転半径 | 5.8m | 5.7m | -0.1m |
| 最低地上高 | 185mm | 190mm | +5mm |
| ラゲッジスペース容量 | 520L (床下含む) | 409L (デッキ下含む) | -111L |
| 価格 (比較グレード) | 6,350,000円 | 5,148,000円 | -1,202,000円 |
※価格やスペックは代表的なグレードで比較しており、年式やオプションにより異なります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
ハリアーハイブリッドとNX350hは、共通の2.5Lハイブリッドシステム(THSⅡ)を搭載していますが、NX350hの方がシステム最高出力が高く(243ps vs 222ps)、よりパワフルな加速を味わえます。ただし、燃費性能では、わずかにハリアー(21.6km/L)がNX350h(20.9km/L)を上回ります。これは車両重量の違い(ハリアーの方が軽い)なども影響していると考えられます。 さらに、NXにはプラグインハイブリッドモデル(NX450h+)も設定されており、より強力なモーターによるEV走行や、さらに高出力な走りが可能です。 当然ながら、レクサスブランドであるNXは、内外装の素材やデザイン、静粛性、先進装備の充実度などでハリアーを上回り、その分価格も高価になります。コストパフォーマンスを重視するならハリアー、よりプレミアムな体験を求めるならNXという選択になるでしょう。
ハリアーは、洗練された都市型デザインと上質な室内空間、そして快適な乗り心地をバランス良く求める方に最適なSUVです。特にハイブリッドモデルは、その静粛性とスムーズな走行フィール、優れた燃費性能で、日常の移動をより快適で経済的なものにしてくれます。
比較からもわかるように、全長はライバルより長めですが、全高を抑えたクーペフォルムが特徴です。最低地上高も都市部での使用を想定した高さであり、悪路走破性よりもオンロードでの快適性や静粛性に重きを置いています。
具体的には、以下のような方におすすめです。
ハリアーは、ガソリン・ハイブリッド共に、日常生活をより豊かに、そしてエレガントに彩ってくれる、魅力的な選択肢となるでしょう。

ハリアーは、都市型SUVのパイオニアとして、常に時代をリードするデザインと快適性を提供してきました。現行モデルもそのDNAを受け継ぎ、ライバルとは一線を画す存在感を放っています。特にハイブリッドモデルは、燃費、静粛性、走行性能を高次元でバランスさせており、多くの方におすすめできるパワートレインです。サイズ比較に加え、ハイブリッド性能の比較を通じて、ハリアーの持つ独自のポジションと魅力がより明確になったのではないでしょうか。ぜひ実車に触れて、その上質な世界観を体感してみてください。
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。