トヨタの人気ミニバン「ヴォクシー」は、そのスタイリッシュなデザインと広々とした室内空間、使い勝手の良さで、ファミリー層を中心に絶大な支持を集めています。特に現行モデル(90系)は、先進的なエクステリアと快適な機能で、発売以来高い人気を維持しています。なお、2025年8月にはマイナーチェンジ(一部改良)が予定されており、ボディカラーにも変更が加えられる見込みです。
ヴォクシーの購入を検討されている方にとって、どのボディカラーを選ぶかは、カーライフの満足度を左右する重要な決断です。そこで、この記事では、ヴォクシーのボディカラーに関する情報を徹底的に解説します。
現行モデル(マイナーチェンジ前)および2025年8月マイナーチェンジ後の情報に基づき、カラーバリエーションはもちろん、中古車市場での人気色ランキングTOP3、リセールバリュー、後悔しないための注意点、汚れが目立ちにくいカラー、飽きのこないカラーなど、ボディカラー選びに役立つ情報を網羅しました。
ヴォクシー ボディカラー情報まとめ
現行モデル(90系)のカラー(2025年7月まで)
- 標準ボディ/エアロボディ共通:
- ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)※1
- メタルストリームメタリック
- アティチュードブラックマイカ
- エアロボディ専用:
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)
- マッシブグレー(メーカーオプション)
- グリッターブラックガラスフレーク(メーカーオプション、特別仕様車"煌"などに設定される場合あり)
2025年8月 マイナーチェンジ後のカラー(予定)
- 標準ボディ/エアロボディ共通:
- プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション)※1
- メタルストリームメタリック
- アティチュードブラックマイカ
- エアロボディ専用:
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)
- マッシブグレー(メーカーオプション)
- グリッターブラックガラスフレーク(メーカーオプション)
※1:2025年8月のマイナーチェンジで、「ホワイトパールクリスタルシャイン」に代わり、新色の「プラチナホワイトパールマイカ」が設定される予定です。 ※その他のカラーについては変更がない見込みですが、正式発表はトヨタからの情報をご確認ください。 ※グレードや年式により設定が異なる場合があります。
リセールバリュー
- 一般的に白(ホワイトパールクリスタルシャイン、および後継のプラチナホワイトパールマイカ)と黒(アティチュードブラックマイカ、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン)が非常に高い人気を誇り、リセールバリューも高い傾向にあります。
- 特にメーカーオプションのパール系やクリスタルシャイン系(マイカ系含む)は、査定額アップにつながりやすいです。
- ヴォクシーは全体的に人気が高いため、どの色を選んでも比較的安定したリセールバリューが期待できますが、より有利な条件を望むなら白・黒系がおすすめです。
ボディカラー選びの注意点
- 後悔しやすいカラー:
- アティチュードブラックマイカ / スパークリングブラックパールクリスタルシャイン:洗車キズや汚れ、イオンデポジット(水シミ)が目立ちやすい。夏の車内温度が上がりやすい。
- ホワイトパールクリスタルシャイン / プラチナホワイトパールマイカ: 泥はねや水垢などの汚れが目立ちやすい(特に雨上がりなど)。これは後継のプラチナホワイトパールマイカにも共通する注意点と考えられます。
- 濃色系全般:細かい傷が目立ちやすいため、こまめな手入れが推奨されます。
- 汚れが目立たないカラー:
- メタルストリームメタリック:中間色は砂埃や多少の汚れが比較的目立ちにくい傾向があります。
- マッシブグレー:ソリッドなグレーは、汚れが目立ちにくく、傷も比較的気になりにくいとされています。
- 飽きのこないカラー:
- ホワイトパールクリスタルシャイン / プラチナホワイトパールマイカ / アティチュードブラックマイカ:定番色であり、流行り廃りがなく長く乗りやすいカラーです。
- メタルストリームメタリック:落ち着いたシルバー系で、飽きが来にくいとされています。
- マッシブグレー:近年のトレンドカラーでありながら、落ち着いたトーンで長く愛せる可能性があります。
ヴォクシー 現行・次期モデルのボディカラー
現行および2025年8月マイナーチェンジ後のヴォクシーには、定番色からトレンドカラーまで、魅力的なボディカラーがラインナップされています。(※マイナーチェンジ後の情報は予定)
- ホワイトパールクリスタルシャイン (メーカーオプション / ~2025年7月)
- 清潔感と高級感を併せ持つ、不動の人気No.1カラー。
- プラチナホワイトパールマイカ (メーカーオプション / 2025年8月~)
- ホワイトパールクリスタルシャインの後継として設定される新色。同様に高い人気が予想されます。より輝度の高いマイカ塗装が特徴となる可能性があります。
- メタルストリームメタリック
- 落ち着きがあり、汚れや傷が比較的目立ちにくい実用的なシルバー系メタリック。
- アティチュードブラックマイカ
- 引き締まった印象を与える定番のブラック。精悍なスタイルを強調します。
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン (メーカーオプション / エアロボディ専用)
- 光を受けるとパールが輝き、深みと華やかさを演出するブラック。
- マッシブグレー (メーカーオプション / エアロボディ専用)
- 近年人気のソリッド感のあるグレー。都会的でクールな印象を与えます。
- グリッターブラックガラスフレーク (メーカーオプション / 特別仕様車など)
- ガラスフレークがキラキラと輝き、存在感を放つ特別なブラック。
ヴォクシーのボディカラー:全色紹介と比較(新色情報含む)
ヴォクシーのボディカラーは、大きく分けて「ホワイト系」「ブラック系」「シルバー/グレー系」に分類できます。
- ホワイトパールクリスタルシャイン は、明るく大きく見せる効果があり、どんなシーンにもマッチする万能カラーでした。水垢などの汚れは目立ちやすい側面もあります。なお、このカラーは2025年8月のマイナーチェンジにより、新色の『プラチナホワイトパールマイカ』へと切り替わる予定です。『プラチナホワイトパールマイカ』も同様に、清潔感と高級感を兼ね備えた人気のホワイト系カラーとなるでしょう。
- アティチュードブラックマイカ と スパークリングブラックパールクリスタルシャイン は、車全体を引き締め、重厚感と迫力を演出します。特にエアロボディとの相性は抜群です。しかし、傷や汚れが目立ちやすく、こまめな洗車やコーティングが推奨されます。
- メタルストリームメタリック は、派手すぎず地味すぎないバランスの取れたカラー。汚れが目立ちにくく、手入れが比較的楽なのがメリットです。
- マッシブグレー は、流行を取り入れたい方におすすめのカラー。個性的でありながら落ち着きもあり、都市部で映えるでしょう。
それぞれのカラーにメリット・デメリットがありますので、ご自身の好みや駐車環境、洗車の頻度などを考慮して選ぶことが重要です。
リセールバリューの高いボディカラーとは?
車を購入する上で、リセールバリューは無視できない要素です。ミニバンの中でも特に人気の高いヴォクシーは、中古車市場でも高い需要があります。
その中でも、ホワイトパールクリスタルシャイン(および2025年8月からの後継色『プラチナホワイトパールマイカ』) と ブラック系(アティチュードブラックマイカ、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン) は、圧倒的な人気を誇り、高いリセールバリューが期待できます。これは中古車市場で最も需要が高い色であるためです。
特に「クリスタルシャイン」や「パール」、「マイカ」といった、光沢感や深みを増すメーカーオプションの塗装は、査定時にプラス評価となることが多いです。
メタルストリームメタリックやマッシブグレーなども、極端にリセールが低いわけではありませんが、白・黒系と比較するとやや差が出る可能性があります。とはいえ、ヴォクシー自体の人気が高いため、どの色を選んでも一定水準以上のリセールは期待できるでしょう。
中古車市場から見る、ヴォクシーの人気カラーランキングTOP3(マイナーチェンジ後予想含む)
ヴォクシーのボディカラー選びで迷ったら、中古車市場での人気を参考にするのも一つの手です。中古車情報サイトなどのデータを元に、人気カラーランキングTOP3を推定しました。
ヴォクシー人気カラー予想TOP3
- ホワイトパールクリスタルシャイン: 不動の1位。清潔感、高級感、万人受けする点が人気の理由。(2025年8月のマイナーチェンジ後は、新色の『プラチナホワイトパールマイカ』がこの人気を引き継ぐと予想されます)
- アティチュードブラックマイカ / スパークリングブラックパールクリスタルシャイン: ホワイトパール系に次ぐ人気。迫力と高級感を求める層に支持されています。
- メタルストリームメタリック: 白黒に抵抗がある方や、手入れのしやすさを重視する方に選ばれる傾向があります。
やはり定番の白と黒が圧倒的な人気を誇っています。ヴォクシーの持つスタイリッシュさや迫力を引き立てる色が好まれるようです。
ヴォクシーのボディカラー選びで後悔しないために:3つの注意点
ボディカラーは車の印象を大きく左右し、一度決めたら変更は容易ではありません。後悔しないために、以下の3点に注意しましょう。
- 後悔しやすいボディカラーの特徴と対策
- ブラック系 (アティチュードブラックマイカ / スパークリングブラックパールクリスタルシャインなど):
- デメリット: 洗車キズ、磨きキズ、イオンデポジット(水シミ)、花粉や黄砂の汚れが非常に目立ちやすい。夏場は太陽光を吸収しやすく車内温度が上がりやすい。
- 対策: こまめな洗車(できれば手洗い)、質の良いコーティング施工、屋内駐車などが有効です。
- ホワイトパールクリスタルシャイン / プラチナホワイトパールマイカ:
- デメリット: 雨筋汚れ、泥はね、水垢、鉄粉などが目立ちやすい。
- 対策: 定期的な洗車と、必要に応じた鉄粉除去や水垢クリーナーの使用。コーティングも効果的です。(これは後継のプラチナホワイトパールマイカにも共通する注意点と考えられます)
- 濃色系全般:
- デメリット: 小さな傷でも目立ちやすい。
- 対策: 飛び石対策フィルムの施工(フロント周りなど)、丁寧な運転と駐車を心がける。
- ブラック系 (アティチュードブラックマイカ / スパークリングブラックパールクリスタルシャインなど):
- 汚れが目立たないボディカラー
- メタルストリームメタリック: シルバー系は中間色のため、砂埃や薄い汚れが比較的目立ちにくいとされています。
- マッシブグレー: こちらも中間色に近く、特にソリッドなグレーは汚れが溶け込みやすい傾向があります。
- ただし、どんな色でも全く汚れないわけではありません。定期的な洗車は必要です。
- 飽きのこないボディカラー
- ホワイトパールクリスタルシャイン / プラチナホワイトパールマイカ / アティチュードブラックマイカ: 長年愛される定番色であり、流行に左右されにくく飽きが来にくいと言えます。
- メタルストリームメタリック: 落ち着いた色合いで、奇抜さがないため長く付き合えるカラーです。
- マッシブグレー: トレンドカラーですが、比較的落ち着いたトーンのため、意外と飽きにくいかもしれません。ただし、個性的な色であるため好みは分かれます。
最終的にはご自身の好みやライフスタイル、車両の保管環境などを総合的に考慮して決めることが大切です。可能であれば、実際にディーラーで実車を見て色味を確認することをおすすめします。特に新色のプラチナホワイトパールマイカについては、マイナーチェンジ後に実車での確認が重要になるでしょう。
編集部から一言
この記事では、トヨタ ヴォクシーのボディカラーについて、2025年8月のマイナーチェンジ情報(新色プラチナホワイトパールマイカの設定) も含め、ラインナップから人気色、リセールバリュー、選ぶ際の注意点まで詳しく解説しました。
ヴォクシーには魅力的なカラーが揃っています。定番のホワイトパール系やブラック系は高級感と高いリセールが魅力ですが、手入れには少し気を使う必要があります。一方で、メタルストリームメタリックやマッシブグレーは、汚れが目立ちにくかったり、トレンド感があったりと、それぞれにメリットがあります。
この記事を参考に、あなたの好みや使い方に最も合うヴォクシーのボディカラーを見つけ、充実したカーライフを送ってください。