フォルクスワーゲンジャパンはDセグメント、9代目新型「パサート」フルモデルチェンジを行い、日本モデルを2024年7月3日発表、2024年9月13日に発売開始、出荷は11月からの予定です。累計で3,400万台以上を売り上げた人気車種。9年ぶりのフルモデルチェンジとなり、ワゴンのみとして登場。価格は5,248,000円~6,794,000円となります。
フォルクスワーゲン 新型「パサート」フルモデルチェンジ
新しい「パサート」は最新の「MQB Evo プラットフォーム」を採用し、Mk8ゴルフ、次期ティグアン、アウディのA3などにも使用される技術を取り入れています。これにより、ハイブリッドパワーと運転支援システムの新たな可能性を引き出し、ホイールベースは従来モデルより50mm延長されています。外観はより曲線的で、モダンな細い上部グリルと幅広の下部グリル、後退ヘッドライトの組み合わせにより、鋭い印象を与えます。純粋なEVモデルはありませんが、セダンを廃止、ワゴンボディ専用モデルとして欧州市場のトレンドに適応し、新たなデザインと技術で魅力を高めています。
パサートの革新的な技術基盤であるMQB Evoプラットフォームにより、アダプティブシャシーコントロール“DCC”は、”DCC Pro”へと進化しました。これはボリュームセグメント初の2バルブ独立制御式で、伸び側と縮み側が独立したオイル回路によって別々に減衰力を制御します。この技術により、ダイナミックな走行と快適な乗り心地を高次元で両立させ、スポーツモードでは軽快なハンドリング、コンフォートモードでは快適な乗り心地を実現しています。
”DCC Pro”と電子制御ディファレンシャルロック(XDS)を高度に協調制御する”Vehicle Dynamics Manager”を初めて採用しました。これにより、走行状況に応じて4輪独立で可変制御し、正確なステアリングレスポンスをさらに高めています。
フォルクスワーゲン 新型「パサート」フルモデルチェンジ インテリア について
新しいタッチスクリーンは12.9インチのワイドディスプレイが装備され、インフォテイメント「MIB4」を搭載。Digital Cockpit Proは、3つの異なるグラフィックスタイルに切り替え可能な大型ディスプレイによるフルデジタルメータークラスターが搭載されています。デジタルメーターに加え、ヘッドディスプレイアップの導入により、主観を外さず運転情報を把握できる仕組みが強化されています。同時に必要な情報も素早く得られ、安全性と操作性を両立
ボディは従来より拡張され、4.9m級のボディサイズとなり、50mm延長されたホイールベースによりリアシートの居住性が向上し、通常690から最大1,920Lの荷室容量を誇ります。駐車支援システム "Park Assist Plus"は、ステアリング操作だけでなく、アクセル・ブレーキも自動操作します。新たに搭載されたメモリー機能では、駐車スペースの50m手前からの操作を記憶し、最大5件までメモリー登録が可能です。
フォルクスワーゲン 新型「パサート」フルモデルチェンジ スペックについて
パワートレインは1.5L eTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)、2.0L TDIクリーンディーゼルエンジンとフルタイム4WDシステム4MOTIONの組み合わせに加え、EV走行レンジを延伸させたプラグインハイブリッドのeHybridをラインナップしています。
スペック | eTSI | TDI | eHybrid |
---|---|---|---|
全長 | 4,915mm | 4,915mm | 4,915mm |
全幅 | 1,850mm | 1,850mm | 1,850mm |
全高 | 1,500mm | 1,500mm | 1,500mm |
ホイールベース | 2,840mm | 2,840mm | 2,840mm |
最高出力 | 110kW(150ps)/ 5,000-6,000rpm | 142kW(193ps)/ 3,500-4,200rpm | 110kW(150ps)/ 5,000-6,000rpm |
最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/ 1,500-3,500rpm | 400Nm(40.8kgm)/ 1,750-3,250rpm | 250Nm(25.5kgm)/ 1,500-4,000rpm |
トランス ミッション | 7速DSG | 7速DSG | 6速DSG |
WLTCモード燃費 | -km/L | -km/L | -km/L |
フォルクスワーゲン 新型「パサート」フルモデルチェンジ 先進装備
アダプティブクルーズコントロール、LEDヘッドライト、パーキングセンサー、自動ブレーキ、車線維持、道路標識認識などの機能が装備され、安全性が高められています。ビジネス向けには3ゾーン気候、USB-C充電器、マッサージ機能付き部分電動シート、照明、駐車支援などの機能が提供されます。
フォルクスワーゲン 新型「パサート」フルモデルチェンジ 安全装備について
フォークスワーゲン新型パサートには、最先端の安全装備が多数搭載されており、ドライバーと乗員の安全を確保するために大きく進化しています。注目は「Travel Assist」と呼ばれる高度運転支援システムで、高速道路での運転を幅広くサポートしてくれる点です。運転支援システム「Travel Assist(トラベル アシスト)」も強化され、90km/h以上で走る複数車線の高速道路において、車線変更を支援する機能も提供され、車線センタリングとアダプティブ クルーズ コントロールを組み合わせた半自動運転システムです。
このシステムは、ステアリング操作や加速、ブレーキを自動で行い、最大210km/hの速度範囲内で安定した走行を実現します。軽くハンドルを握るだけでよく、長距離ドライブや渋滞時も負担を軽減します。
さらに、新型パサートでは車線変更をサポートする「サイドアシストプラス」も導入されており、ドライバーが車線変更を行う際に周囲の車両を検知し、適切なタイミングでアシストしてくれます。死角のある車両を検出し、車両変更時の事故リスクを大幅に軽減します。
また、万が一の事態に備えた「エマージェンシーアシスト」も重要な機能です。 ドライバーが運転中に若干の理由で反応しなくなった場合、このシステムが作動し、車両を安全に停止させる必要があります。これにより、緊急時でもドライバーや同乗者の安全を確保することがございます
フォークスワーゲン新型パサートのもう一つの特徴的な安全装備は、「フロントアシスト」と呼ばれる衝突予防システムです。特に、都市部での低速走行時や渋滞時に有効で、ドライバーの反応が遅れた場合でも自動的にブレーキがかかるため、追突事故を未然に防ぐことが可能です。
さらに「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」も装備されており、前方車両との距離を自動で調整しながら、一定の速度での走行をサポートします。これにより、高速道路などでの長距離運転時の負担を軽減し、より快適で安全なドライブを提供します
総じて、新型パサートの安全装備は非常に充実しております、ドライバーをサポートしつつ、事故のリスクを最大限に重視するための技術が多数搭載されております。長時間走行まで、あらゆる場面で安心して運転できる環境が整っています。
フォルクスワーゲン 新型「パサート」フルモデルチェンジ 日本モデル 価格グレード について
グレード構成は、最新の運転支援システムを標準装備した「Elegance Basic」(1.5eTSIのみ)、15インチの大型タッチディスプレイとヘッドアップディスプレイを備えた「Elegance」、専用エクステリアとシート、19インチアルミホイールを装着した「R-Line」の3グレードがあります。
グレード | 価格(10%) |
---|---|
eTSI Elegance Basic | 5,248,000円 |
eTSI Elegance | 5,530,000円 |
eTSI R-Line | 5,764,000円 |
TDI 4MOTION Elegance | 6,224,000円 |
TDI 4MOTION R-Line | 6,458,000円 |
eHybrid Elegance | 6,559,000円 |
eHybrid R-Line | 6,794,000円 |
参考:フォルクスワーゲン、新型「Tiguan」「Passat」「Golf」「Golf Variant」予約注文の受付を開始
編集部から一言
新型パサートは、フォルクスワーゲンがより快適な安全性と快適性をさらに進化させた一台です。 洗練されたデザインや最新の技術を磨き上げた安全装備は、日々の運転をより安心で快適なものにしてくれ特に、最新の運転支援システムは長距離運転や渋滞時も大きな助けとなり、運転の疲労を軽減してくれると思います。 ぜひ、新しいパサートの進化を体感してみてください
フォルクスワーゲンニュースリリース