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2026年5月21日、マツダのグローバルSUV「CX-5」が9年ぶりのフルモデルチェンジを果たし正式に発売されました。初代登場以来、世界130以上の国と地域で累計500万台以上を販売してきたマツダの看板モデルが、内外装・パワートレイン・安全装備のすべてにおいて全面進化を遂げています。「新型CX-5を購入したいけれど、どのグレードを選べばいいのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、グレード別の価格・装備の違いを詳しく解説し、タイプ別のおすすめグレードをわかりやすく紹介します。

グレード比較に入る前に、新型CX-5の基本的なスペックを把握しておくと、各グレードの価値をより正確に判断できます。
新型CX-5の最大のトピックはパワートレインの刷新です。現行型で国内人気の高かった2.2リッタークリーンディーゼルターボが廃止となり、新型は直列4気筒2.5リッターガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた「e-スカイアクティブG2.5」一本に統一されました。最高出力は178ps、最大トルクは24.2kgm、トランスミッションは6速ATです。WLTCモード燃費は2WD(FF)が15.2km/L、4WDが14.2km/Lを達成しており、排気量を拡大しながら現行型の2リッターガソリン車(14.6km/L)を上回る燃費性能を実現しています。なお2027年には、ガソリンとディーゼルの利点を発展的に統合した新開発の2.5リッター「スカイアクティブZ」搭載のストロングハイブリッドモデルが追加予定です。

ボディサイズは全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,695mm、ホイールベースは2,815mmです。現行型と比べて全長とホイールベースはともに115mm拡大されており、この拡大分がそのままホイールベースの延長に充てられているため、後席の足元空間が64mmも広がり、乗り心地と走行安定性も大きく向上しています。全車にGoogleを搭載した次世代HMIが採用され、音声操作によるカーナビやエアコンのコントロール、Googleマップの常時最新表示、Google Playによるアプリ追加も可能です。







グレード構成はシンプルに「S」「G」「L」の3種類で、全グレードで2WD(FF)と4WDが選択できます。
まず価格の全体像を確認しましょう。
2WDと4WDの価格差は全グレード共通で23万6,500円です。現行型の価格差(23万1,000円)とほぼ同額で、4WDを選んだ場合の割増コストは妥当な設定といえます。
Sグレード(エントリー):330万円〜
Sグレードは新型CX-5の入門グレードに位置づけられていますが、安全装備の基本部分はしっかりと揃っています。全車標準で360度ビューモニター、i-ACTIVSENSE(マツダの先進安全技術)が装備されるため、安心して日常使いができます。ただし、シート素材はファブリック(ブラック)、シート調整は手動式、アルミホイールは17インチにとどまります。ディスプレイは12.9インチのタッチパネルを装備します。
現行型の「20S iセレクション」(2WD:281万500円)と比較すると約50万円の値上がりとなりますが、エンジン排気量の2.0Lから2.5Lへの拡大(+約10万円相当)、マイルドハイブリッドの搭載(+約5万円相当)、居住性・安全装備の充実(+約25万円相当)といった実質的な機能向上分が含まれており、実質的な値上がりは約10万円程度と分析されています。
Gグレード(中間・買い得推奨):352万円〜
Sグレードに対して22万円の上乗せとなるGグレードは、多くのユーザーが求める装備を効率よく追加した"買い得グレード"です。シート素材がファブリックから合成皮革(レガーヌ)にグレードアップし、運転席には電動調節機能(10wayパワーシート)が追加されます。アルミホイールも17インチから19インチ(切削光輝)に大型化し、電動リアゲートも備わります。ディスプレイは12.9インチです。
22万円という価格差で、シート素材・電動シート・大径ホイール・電動リアゲートという日常の使い勝手に直結する装備がまとめて手に入る点が、Gグレードの最大の魅力です。実際、自動車専門家の間でも「新型CX-5の推奨ベストグレードはG」という評価が共通しています。
さらにGグレードで注目されるのが、メーカーオプションの「EXパッケージ」(22万7,700円)の存在です。このオプションを追加すると、渋滞時ハンズオフアシスト機能・車線変更アシスト・ドライバーモニタリング・ドライバー異常時対応システムといった高度な運転支援機能に加え、助手席6wayパワーシート、後席シートヒーター、BOSEサウンドシステム(12スピーカー)、USB端子(TypeC・リア2)など、15アイテムがセットで装備されます。G+EXパッケージで合計374万7,700円(2WD)となり、300万円台の予算でLグレードに迫る充実度を実現できるため、コスパ重視のユーザーには特に注目される組み合わせです。
Lグレード(最上級):407万円〜
Gグレードから55万円上乗せとなる最上級のLグレードは、上質な空間を求めるユーザー向けの本革仕様です。シート素材が本革(タン)となり、運転席・助手席ともに電動調節機能(運転席12way、助手席6way)が付きます。ディスプレイはLグレードのみ15.6インチの大型タッチパネルを採用し、BOSEサウンドシステム(12スピーカー)も標準装備されます。ホイールはGと同じ19インチですが、仕上げがブラックメタリックに変わることで外観の差別化が図られています。リアLEDマップランプ、ベンチレーション対応シートなども装備されます。
現行型のクリーンディーゼルターボを搭載した「XDドライブエディション」(2WD:390万1,700円)に比べると約17万円高い価格設定ですが、大型ディスプレイや本革シート、充実した安全・快適装備を一括で手に入れたいユーザーにとっては選ぶ価値のあるグレードといえます。
| 装備項目 | S | G | L |
|---|---|---|---|
| 価格(2WD) | 330万円 | 352万円 | 407万円 |
| シート素材 | ファブリック(黒) | 合成皮革(黒) | 本革(タン) |
| 運転席シート調整 | 手動 | 電動10way | 電動12way |
| 助手席シート調整 | 手動 | 手動(EXPKGで6way電動) | 電動6way |
| アルミホイール | 17インチ | 19インチ(切削光輝) | 19インチ(黒メタリック) |
| センターディスプレイ | 12.9インチ | 12.9インチ | 15.6インチ |
| BOSEサウンド | ー | ー(EXPKGで追加) | 標準 |
| 電動リアゲート | ー | ○ | ○ |
| 360度ビューモニター | ○(全車標準) | ○ | ○ |

「とにかくコスパ重視」ならGグレードが最有力
新型CX-5のおすすめグレードとして最も多くの専門家・メディアが一致して推奨しているのが「Gグレード」です。Sグレードに対してわずか22万円の差額で、シート素材・電動シート・19インチホイール・電動リアゲートという実用性の高い装備がまとめて追加されます。さらに22万7,700円のEXパッケージを組み合わせれば、最先端の運転支援機能とBOSEサウンドシステムも手に入り、総額374万7,700円(2WD)でLグレード相当の満足度を実現できます。「新型CX-5の魅力を最大限に引き出したい、でも予算は抑えたい」という方には、G+EXパッケージが最もバランスの取れた選択肢です。
「上質な空間・本革シートにこだわりたい」ならLグレード
毎日の通勤・長距離ドライブを本革の上質なシートで過ごしたい、15.6インチの大型ディスプレイや充実した快適装備を標準で使いたいというユーザーには、Lグレードが向いています。Gグレードとの価格差は55万円と大きく感じますが、本革シート・大型ディスプレイ・BOSEサウンド・両席電動シートが一括で付いてくることを考えると、個別にオプション追加するよりも割安感があります。プレミアムSUVとしての存在感を重視する方、またはビジネス用途や接待利用で後席の快適性を最優先に考える方にとっては、Lグレードが最適な選択となります。
「まず新型CX-5を体験したい、予算を最小限に」ならSグレード
安全装備は全グレード共通で充実しているため、装備の見た目にこだわらず、新型CX-5のマイルドハイブリッドによる走りや拡大されたボディ・室内空間を純粋に楽しみたい方にはSグレードも選択肢になります。ただし、Sグレードの17インチホイールはGの19インチと比べると見た目の差が大きく、手動シートも日常的に使うと不便に感じるケースがあるため、予算に余裕があれば22万円上乗せのGグレードへのアップグレードを検討することをおすすめします。
新型CX-5では2WD(FF)と4WDの価格差が23万6,500円です。雪道や未舗装路を走行する機会が多い方、アウトドアで山道をよく走る方には4WDが安心です。一方、主に都市部・郊外の舗装路を走る方は、燃費・価格の面で有利な2WDで十分なケースが多いでしょう。なお新型CX-5の4WDは電子制御式のi-ACTIVSENSEと連携した制御が施されており、安定した走行を実現しています。
グレード選びの参考として、全グレード共通の内装・居住性の進化ポイントも確認しておきましょう。ホイールベースが115mm延びたことで、後席の足元空間は現行型比で64mm拡大。身長170cmの大人4名が乗車した場合、膝先空間はこぶし3つ弱を確保しており、全長4,700mm超のLサイズSUVに匹敵する快適性を実現しています。後席ドアの開口幅も70mm広がり、乗り降りが格段にスムーズになりました。荷室長も45mm拡大され、ベビーカーが縦向きに積み込めるほどの余裕が生まれています。

インテリアのデザインはCX-60を参考にした上質な仕上がりで、スイッチ類を最小限に抑えたスッキリとした操作系が特徴です。全車にGoogleを内蔵した次世代HMIを採用しており、音声操作によるハンズフリー感覚の操作が可能です。Googleマップは常に最新状態で表示されるため、外付けスマートフォンを持ち込む必要がなく、スマートな車内空間をキープできます。


新型CX-5のグレード選びのポイントを整理すると、次のようになります。
新型CX-5はグレード構成がシンプルな3種類に整理されたため、現行型と比べて格段に選びやすくなっています。ディーゼルエンジンの廃止という大きな変更はあるものの、ボディの拡大による居住性の向上、Googleを活用した次世代インフォテインメント、しなやかで快適な乗り心地など、日常の豊かさを高める進化が随所に感じられるクルマに仕上がっています。購入前には必ず試乗車で実際の乗り味や後席の広さを体感し、ご自身のライフスタイルと予算に合った最適な一台を見つけてください。
MAZDA CX-5
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。