フォルクスワーゲンは新型トゥアレグのフルモデルチェンジを行い中国で2018年3月23日(現地時間)発表、6月販売を開始する。北米や日本では2020年に発売される予定である。2016年4月25日から開催された、北京モーターショー2016において新型SUVコンセプト TプライムGTE 発表を初披露した。これが新型トゥアレグだ。フォルクスワーゲンは新型トゥアレグの公式画像を一部公開した。新型トゥアレグにシーケンシャルウィンカー、ダイヤル式の走行モード切り替えスイッチ、クラス最大のデジタルコックピットを搭載すると発表した。
新型 トゥアレグ について
姉妹モデルの10年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型Audi Q7に採用した新しい軽量設計「MLB Evoプラットフォーム」を基盤とする他、多くメカニズムを共用している。フロントフェンダーやボンネット、テールゲートなどにアルミニウム素材を用いることで軽量化、26%もの燃費改善を果たしているそうだ。
ダイヤル式の走行モード切り替えスイッチ、5つの標準駆動モードがあり、オプションのオフロードパッケージにはさらに4つの走行モードが追加。クラス最大のデジタルコックピットを搭載、15インチのタッチスクリーンディスプレイが1つのガラス面の下に12インチのデジタル計測器クラスターで統合されている。一体化した15インチタッチディスプレイ「Active Info Display」を採用。
新型 トゥアレグ スペックについて
スペック | 新型トゥアレグ | 新型Q7 |
---|---|---|
全長 | 4,878mm | 5,050mm |
全幅 | 1,984mm | 1,970mm |
全高 | 1,702mm | 1,740mm |
ホイールベース | 2,990mm | |
モデル | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
エンジン | 2.0L 直列4気筒 DOHC ターボチャージャー |
直列4気筒 2L ターボ +モーター |
最高出力 | 252ps | 380ps/71.4kgm |
最大トルク | 370Nm | 10.0kgm/3000rpm |
エンジン最高出力 | – | 251ps |
モーター最高出力 | – | 136ps |
EV航続距離 | – | 50km |
0-100km/h加速 | – | 6秒 |
最高速度 | – | 224km/h |
トランスミッション | 8速ティプトロニック | 8速AT |
駆動方式 | 4WD |
先進の安全技術も装備「アドバンスド・セーフティ」を全車に標準装備
追突防止のためのプリクラッシュブレーキシステム、安全な車線移行のためのレーンチェンジアシスト システム、後退時の事故防止のためのリヤトラフィックアラートを全車に標準装備。
渋滞時追従支援システム“Traffic Assist”
自動ブレーキに加え、停止後再発進の機能まで備えた最新世代のアダプティブクルーズコントロール“ACC”と 車線維持支援システムの“Lane Assist”が連携することで、渋滞時追従支援システム“Traffic Assist”の機能 が実現しています。
歩行者認識機能も備えたプリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”
追突防止のためのプリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”には、レーダーとカメラを併用して前方を 監視する最新のシステムを採用。30km/h 未満で走行している場合には、車両だけでなく歩行者も検知して、 衝突の被害を軽減します。
9 つのエアバッグ+プロアクティブ・オキュパント・プロテクション
全車に標準装備するエアバッグは、新たにニーエアバッグを追加した合計 9 つになりました。さらに、そのエア バッグの効果を最適にするプロアクティブ・オキュパント・プロテクションと呼ばれるフォルクスワーゲン独自の システムを全車に装備しています。なお、助手席のフロントエアバッグには、水素を使うことで環境性能を 高めた、新しいタイプ(国内初認可)のインフレーターを採用しています。
ポストコリジョンブレーキシステム
旧型の 7 世代目「Golf」で初採用され、ドイツ自動車連盟(ADAC)から「セーフティ イノベーション アワード」を 授与された安全システムの「ポストコリジョンブレーキ」が、「Passat」にも標準搭載されました。衝突事故に 遭遇したとき、すぐに自動ブレーキを発動して、衝撃の反動に伴う 2 次衝突の危険を低減します。
新型 トゥアレグ エクステリア
既にテストカーが走行しておりスパショットも撮影されている。更に、海外で特許登録の意匠権をデーターが発見されている。
新型トゥアレグ エクステリア
新型トゥアレグ インテリア
トゥアレグ について
トゥアレグはポルシェと共同開発で誕生し、同社のクロスオーバーSUV・カイエンとプラットフォームを共有する姉妹車の関係である。旧型は2代目で2010年から販売をスタートしている。ボディとプラットフォームを新開発とすることで最大で約200kgの軽量化が図られたうえ、アイシン・エィ・ダブリュ製8速ATを全車に採用するなどして燃費はシリーズ全体で初代比20%ほど向上している。
3代目となる新型トゥアレグは丸9年でのフルモデルチェンジとなる。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。