軽自動車市場を牽引し続けるホンダ N-BOX。その人気の裏には、販売台数と生産台数の着実な増加があります。本記事では、N-BOXの販売台数と生産台数の推移を詳しく解説し、その人気の理由を探っていきます。
N-BOX 販売台数 常にトップを走り続ける軽自動車の王者
N-BOXは、2011年の発売以来、軽自動車販売台数ランキングで常に上位をキープしています。特に2015年度以降は、9年連続で軽四輪車販売台数第1位を獲得。2023年度には、登録車を含む新車販売台数でも第1位を獲得し、その人気は不動のものとなっています。
2023年暦年(1~12月)の販売台数は23万台を超え、2年連続で登録車を含む新車販売台数第1位を達成。軽自動車市場だけでなく、自動車市場全体においても圧倒的な存在感を示しています。
2022年 販売台数
2022年の年間販売台数はホンダ N-BOXが202,197台で1位となりました。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2022年1月 | 19,215台 |
2022年2月 | 19,974台 |
2022年3月 | 25,529台 |
2022年4月 | 15,450台 |
2022年5月 | 8,631台 |
2022年6月 | 15,149台 |
2022年7月 | 17,105台 |
2022年8月 | 11,130台 |
2022年9月 | 19,411台 |
2022年10月 | 16,369台 |
2022年11月 | 17,474台 |
2022年12月 | 16,760台 |
合計 | 202,197台 |
2023年 販売台数
2023年年間の販売台数はホンダ N-BOXが231,385台で1位となりました。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2023年1月 | 19,792台 |
2023年2月 | 19,652台 |
2023年3月 | 27,811台 |
2023年4月 | 14,986台 |
2023年5月 | 13,967台 |
2023年6月 | 16,040台 |
2023年7月 | 17,918台 |
2023年8月 | 16,812台 |
2023年9月 | 20,686台 |
2023年10月 | 22,943台 |
2023年11月 | 21,097台 |
2023年12月 | 19,681台 |
合計 | 231,385台 |
2024年 販売台数
年月 | 販売台数 |
---|---|
2024年1月 | 17,446台 |
2024年2月 | 16,542台 |
2024年3月 | 20,360台 |
2024年4月 | 14,947台 |
2024年5月 | 14,582台 |
2024年6月 | 16,803台 |
合計 | 100,680台 |
半年間の販売台数が現在は100,680台です、2023年よりも台数が落ちてきており、台数に変化が出ている。新たなグレード「N-BOX JOY」が発売されることもあり今後後半どこまで数字が伸ばせるか注目です。
N-BOX 生産台数の推移 需要に応える安定供給体制
N-BOXの生産台数は、販売台数の増加に合わせて着実に増加しています。ホンダは、N-BOXの生産拠点である鈴鹿製作所や寄居工場において、効率的な生産体制を構築。需要に応える安定供給を実現しています。
月販目標台数は1万5000台とされており、この数字を上回る生産が行われている月もあることから、N-BOXの人気の高さがうかがえます。
N-BOX 人気の理由 販売台数と生産台数増加の背景にある魅力
N-BOXの販売台数と生産台数の増加は、その魅力が多くのユーザーに支持されていることを示しています。
- 広々とした室内空間: N-BOXは、軽自動車とは思えないほどの広々とした室内空間を実現。ファミリー層を中心に高い支持を得ています。
- 使い勝手の良さ: スライドドアや低床設計など、使い勝手の良さもN-BOXの魅力の一つ。日常使いからレジャーまで、幅広いシーンで活躍します。
- 安全性能の高さ: 最新の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。安心して運転できる車として、高い評価を得ています。
ホンダはトールワゴン型の軽自動車「N-BOX」のフルモデルチェンジを行い2023年10月5日発表、2023年10月6日に発売する。価格はN-BOXが164万8900円~188万1000円、N-BOXカスタムが184万9100円~236万2800円とした。
新型「N-BOX」のエクステリアは丸穴デザインのフロントグリルを採用。
新型「N-BOX CUSTOM」のエクステリアは立体感のある緻密な造形のフロントグリル、フロントの横一文字ライト、ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライトを採用。
ホンダ初「7インチTFT液晶メーター」を採用。
新世代のコネクティッド技術を搭載した車載専用通信モジュール「Honda CONNEECT」をホンダの軽自動車で初めてオプションに設定。
「マルチビューカメラシステム」を採用。
安全装備では新たに「急アクセル制御機能」「近距離衝突軽減ブレーキ」を採用。
エクステリアはキープコンセプトでありながら新しいデザインを採用する。現行に引き続き今やホンダ伝統となる「センタータンクレイアウト」を採用し 「助手席スーパースライドシート」を採用(タイプ別設定)。リヤシートスライドは全車標準装備、ベンチシートではなくセパレートでウォークスルーも可能。「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」を採用。「Honda SENSING(ホンダ センシング)」全モデル標準搭載。フルモデルチェンジによりエンジン改良やプラットフォームの見直しにより軽量化と高剛性化と共に若干燃費アップが期待できる。Honda SENSINGの機能や各種情報を見やすく、分かりやすく表示する「7インチTFT液晶メーター」や荷物をひとまとめにしまえる大型のグローブボックス、後席の大型のサイドポケットなどを採用し、使い勝手を向上した。
ホンダ 新型 N-BOX エクステリア
新型「N-BOX」のエクステリアは丸穴デザインのフロントグリルや人の瞳を想起させる造形のヘッドライトを使用し、シンプルと親しみやすさを表現。
ホンダ 新型 N-BOX CUSTOM エクステリア
新型「N-BOX CUSTOM」のエクステリアは「PROUD Rhythm」をキーワードに、先代モデル以上に品格と高性能を感じさせる表現を追求。立体感のある緻密な造形のフロントグリル、フロントの横一文字ライト、ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライトを採用、また歴代モデルで築いてきた「N-BOX CUSTOM」らしいクリアレンズのリアコンビネーションランプ、ロー&ワイドな見え方と空力性能を考慮した専用のエアロデザインを採用。
ホンダ 新型 N-BOX インテリア
自宅のリビングで家族や友人と楽しく集うような、居心地の良い空間を実現しました。後席のトランクサイドライニングの一部にグリップ形状のくぼみを設けることで、小さいお子様や高齢の方がしっかりグリップを握ることができ、乗り降りしやすくなりました。ステアリングホイールの内側で視認できるインホイールメーター「7インチデジタルメーター」を装備しインフォテインメントシステムには、コネクテッド技術「Honda CONNECT」に対応する「9インチナビゲーション」を採用。Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。更にオプションでは後席で迫力ある映像を楽しむことができる「12.8インチリア席モニター」を採用する。
ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」をご利用可能。スマートフォンによるリモート操作や、事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターに繋がり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポートが可能。「自動地図更新サービス」を搭載。スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」「Honda アプリセンター」車内でデータ通信容量を購入し、インターネットに接続して楽しめる「車内Wi-Fi」を採用。
ホンダ 新型 N-BOX フルモデルチェンジ 安全装備
システム 装備 | 新型N-BOX |
---|---|
CMBS | ◯ (昼・夜間 歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ |
近距離衝突軽減ブレーキ | ◯ |
急アクセル制御機能 | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ |
渋滞時追従機能付き アダプティブクルーズコントロール(ACC) | ◯ (約0km/h~) |
LKAS | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ |
標識認識機能 | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ |
パーキングセンサーシステム | ◯ |
マルチビューカメラシステム | ◯ |
新型 N-BOX フルモデルチェンジ スペックについて
N-BOX
スペック | N-BOX | |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | |
全高 | 1,790mm | |
ホイールベース | 2,520mm | |
エンジン | 658cc 直列3気筒DOHC i-VTECエンジン | |
最高出力 | 43kW(58PS)/ 7,300rpm | |
最大トルク | 65Nm(6.6kgm)/ 4,800rpm | |
トランスミッション | CVT | |
駆動方式 | FF / 4WD | |
WLTCモード燃費 | 21.6km/L(FF) 19.4km/L(4WD) |
N-BOX CUSTOM
スペック | N-BOX CUSTOM NA車 | N-BOX CUSTOM ターボ車 |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,790mm | 1,790mm |
ホイールベース | 2,520mm | 2,520mm |
エンジン | 658cc 直列3気筒DOHC i-VTECエンジン | 658cc 直列3気筒DOHC ターボエンジン |
最高出力 | 43kW(58PS)/ 7,300rpm | 47kW(64PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 65Nm(6.6kgm)/ 4,800rpm | 104Nm(10.6kgm)/ 2,600rpm |
トランスミッション | CVT | CVT (7スピードモード付き) +パドルシフト |
駆動方式 | FF / 4WD | FF / 4WD |
WLTCモード燃費 | 21.5km/L(FF) 19.4km/L(4WD) | 20.3km/L(FF) 18.4km/L(4WD) |
ホンダ 新型 N-BOX フルモデルチェンジ 価格グレードについて
N-BOX
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 新価格 (税込) |
---|---|---|---|---|
N-BOX | 660cc DOHC | CVT | 2WD | 1,648,900円 |
4WD | 1,782,000円 | |||
N-BOX ファッションスタイル | 2WD | 1,749,000円 | ||
4WD | 1,882,100円 |
N-BOX CUSTOM
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 新価格 (税込) |
---|---|---|---|---|
N-BOX CUSTOM | 660cc DOHC | CVT | 2WD | 1,849,100円 |
4WD | 1,982,200円 | |||
N-BOX CUSTOM ターボ | 660cc DOHC ターボ | 2WD | 2,049,300円 | |
4WD | 2,182,400円 | |||
N-BOX CUSTOM コーディネートスタイル | 660cc DOHC | 2WD | 2,059,200円 | |
4WD | 2,192,300円 | |||
N-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイル | 660cc DOHC ターボ | 2WD | 2,169,200円 | |
4WD | 2,323,000円 | |||
N-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイル 2トーン | 660cc DOHC ターボ | 2WD | 2,229,700円 | |
4WD | 2,362,800円 |
過去のN-BOXの販売台数
年度 | 販売台数 | 軽自動車順位 | 自動車順位 |
---|---|---|---|
2011年度 | 47,329台 | 10位 | 24位 |
2012年度 | 236,287台 | 1位 | 3位 |
2013年度 | 225,900台 | 1位 | 3位 |
2014年度 | 188,922台 | 2位 | 3位 |
2015年度 | 172,614台 | 1位 | 2位 |
2016年度 | 192,368台 | 1位 | 2位 |
2017年度 | 223,449台 | 1位 | 1位 |
2018年度 | 239,706台 | 1位 | 1位 |
2019年度 | 247,707台 | 1位 | 1位 |
2020年度 | 197,900台 | 1位 | 2位 |
2021年度 | 197,900台 | 1位 | 1位 |
2022年度 | 204,734台 | 1位 | 1位 |
2023年度 | 218,478台 | 1位 | 1位 |
累計 | 2,586,928台 | – | – |
編集部から一言
N-BOXは、販売台数と生産台数の両面から、その人気の高さが証明されています。今後も、広々とした室内空間、使い勝手の良さ、安全性能の高さを武器に、軽自動車市場をリードしていくでしょう。
N-BOXの販売台数と生産台数の推移は、単なる数字以上の意味を持ちます。それは、多くのユーザーに支持されるN-BOXの魅力を反映していると言えるでしょう。