トヨタが誇る本格SUV「ランドクルーザー250」に、待望のディーゼルモデル改良版が登場します。2026年12月14日の発売が予定されており、安全装備の充実や盗難防止機能の標準化、ボディカラーの刷新など、数多くのアップデートが盛り込まれました。
この記事では、新型ランドクルーザー250 ディーゼルの変更点・予想価格・スペック・燃費・安全装備・ライバル比較まで、購入を検討している方が知りたい情報を網羅的にまとめています。
まず結論:新型ランドクルーザー250 ディーゼルの注目ポイント
今回の改良で特に押さえておきたいのは次の4点です。先行して改良されていたガソリンモデル(2026年4月実施)に続き、法規制対応の影響で遅れていたディーゼルモデルがついに登場します。
一つ目は、安全装備が大幅に充実したこと。二つ目は、全車に最新の盗難防止機能が標準採用されたこと。三つ目は、特にVXグレードの装備が上位ZX並みに引き上げられたこと。そして四つ目が、装備充実と原材料高騰の影響による価格アップです。特にディーゼルVXは値上げ幅が大きくなる見込みで、注目を集めています。
ランドクルーザー250とは?プラドとの違い
ランドクルーザー250は、「ランドクルーザー」シリーズの中で、都市部での走りや乗り心地を重視したライトデューティモデルに位置づけられます。2024年4月のフルモデルチェンジで、それまでの「ランドクルーザープラド」からモデル名が「250」へと変更されました。

つまり、ランドクルーザー250は実質的にプラドの後継モデルです。最上級の「ランドクルーザー300」や、再再販された無骨な「ランドクルーザー70」とは異なり、オンロードの快適性とオフロードの走破性のバランスに優れたモデルとして、幅広いユーザーから支持されています。
新型ランドクルーザー250 ディーゼルの変更点まとめ
今回のディーゼル改良モデルで実施される主な変更点を整理します。
① 安全機能の標準設定化(ディーゼルVX)
これまでメーカーオプションだった以下の先進安全装備が、VXグレードに標準装備となります。渋滞時にシステムが運転を支援する「トヨタチームメイト(アドバンストドライブ<渋滞時支援>)」、脇見などを検知する「ドライバーモニター」、万一の際に操舵をサポートする「緊急時操舵支援(アクティブ操舵支援付)」、後方からの接近車両を知らせる「フロントクロストラフィックアラート(FCTA)」、車線変更を支援する「レーンチェンジアシスト(LCA)」などが含まれます。

② 盗難防止機能を全車標準化
キーが車両の近くにない場合にエンジン始動を制限する「スマートキー測距システム」と、離れた場所からクルマの始動をロックできる「T-Connect マイカー始動ロック」が全車標準採用されます。リレーアタックなどの盗難手口が巧妙化するなか、ランドクルーザーのような人気車種にとって心強い対策です。
③ 法規制対応の強化
事故時のデータを記録するEDR(イベント・データ・レコーダー)への対応、排ガスのPN(粒子数)規制対応、車外騒音フェーズ3対応、車載燃費等測定機能への対応など、最新の法規制に適合させています。ディーゼルモデルの発売が遅れた主な理由がこの法規制対応です。
④ その他の装備充実(ディーゼルVX)
運転席8ウェイ&助手席4ウェイの電動パワーシート、運転席シートポジションメモリー、リバース連動サイドドアミラーに加え、12.3インチフル液晶メーター、12.3インチディスプレイオーディオPlus+T-Connectナビ、JBLプレミアムサウンドシステム(14スピーカー)、置くだけ充電などが標準化。VXの装備内容が上位ZXに迫るレベルへと一気に引き上げられます。
⑤ 丸目Bi-Beam LEDヘッドランプのメーカーオプション化
従来はディーラーオプション扱いだった人気の丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプが、メーカーオプション(187,000円税込)としてエントリーグレード「GX」以外に設定されます。レトロで個性的な顔立ちを工場出荷時から選べるようになりました。

⑥ ボディカラーの変更
従来の「202ブラック」が廃止され、他モデルでも採用されている深みのある「ニュートラルブラック」を新設定。さらに、初期限定モデル「ファーストエディション」にのみ用意されていたモノトーンの「サンド」が通常設定に加わります。
新型ランドクルーザー250 ディーゼルの価格予想
今回の改良では、装備の充実と原材料価格の高騰により、全グレードで価格がアップします。先行改良されたガソリンVXの値上げ幅(329,400円)を基準に、ディーゼル各グレードの予想価格を整理すると以下のようになります。なお、これらはあくまで予想値であり、参考情報としてご覧ください。
| グレード | 乗車定員 | 旧価格 | 予想価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|---|
| ディーゼルGX | 2列5人乗り | 520万円 | 約533万3,700円 | 約+13万3,700円 |
| ディーゼルVX | 3列7人乗り | 630万円 | 約679万9,900円 | 約+49万9,900円 |
| ディーゼルZX | 3列7人乗り | 735万円 | 約748万3,700円 | 約+13万3,700円 |
| ガソリンVX(改良済) | 3列7人乗り | 545万円 | 577万9,400円 | +32万9,400円 |
なぜディーゼルVXだけ値上げ幅が大きいのか
GXとZXの値上げが約13万円台にとどまるのに対し、ディーゼルVXは約50万円という大きな値上げが予想されています。その理由は、VXで一気に標準化される装備の多さにあります。
具体的には、安全装備のセットオプション(約95,700円相当)、12.3インチメーターやディスプレイオーディオPlus・JBLサウンドなどのセット(約170,500円相当)、電動パワーシート関連のセット(約10万円相当)など、合計で約36万6,000円相当のメーカーオプションが標準化されます。これに安全装備や法規制対応による共通の値上げ分(約13万3,700円)が加わることで、トータルで約50万円の値上げとなる計算です。
値上げ幅こそ大きいものの、装備内容は上位ZXに近いレベルまで引き上げられるため、コストパフォーマンスで見れば十分に納得できる水準といえるでしょう。
外装(エクステリア)デザイン
新型ランドクルーザー250の外観は、プラド譲りのタフさを受け継ぎながら、より先進的な印象に仕上げられています。デザインの核となるのは、精悍な3連LEDヘッドライトと、レトロな雰囲気の丸形ヘッドライトの2種類。好みやライフスタイルに合わせて選べます。

機能面でも抜かりはありません。低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面により良好な前方視界を確保し、ベルトラインも悪路で路面を見下ろしやすいよう低めに設定。外装パーツは「壊れにくく、壊れても部分的に修理しやすい」設計思想が随所に取り入れられており、カスタマイズやヘッドライト交換といった楽しみ方にも配慮されています。
リアはよりスクエアなスタイルで大容量のラゲッジを確保。大きく張り出したフェンダーと、18インチ・20インチのホイールが力強いスタンスを演出します。ルーフを塗り分けた2トーンカラーも設定されています。
ボディサイズと走破性能
| 項目 | ランドクルーザー250 | 参考:プラド(前モデル) |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,925×1,980×1,935mm | 4,825×1,885×1,835mm |
| ホイールベース | 2,850mm | 2,790mm |
| 最低地上高 | 215mm | 220mm |
| アプローチアングル | 30度 | ― |
| デパーチャーアングル | 23度 | ― |
プラドよりひと回り大きくなり、室内空間が拡大されています。ボディ剛性はフレーム単体で従来比50%、車両全体でも30%向上。サスペンションはホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)を改善し、オフロードでの安定感を高めています。
内装(インテリア)デザインと装備
ランドクルーザー250には2列シート(5人乗り)と3列シート(7人乗り)が設定され、使い方に応じて選べます。インテリアは水平基調のインストルメントパネルと、グローブをしたままでも迷わず操作できるスイッチ形状を採用し、悪路走行時の機能性を重視した設計です。

メーターには最新の12.3インチデジタルメーター、インフォテインメントには12.3インチシステムを採用し、スマートフォンやクラウドとの連携も強化。さらにパワーシート、ゾーンコントロールエアコン、ステアリングヒーター、パワーバックドア、14スピーカーのJBLサウンドシステムなど、快適装備も充実しています。
ラゲッジはスイッチ操作で格納する5:5分割サードシートや、バックドアを開けずに荷物を出し入れできるガラスハッチを採用。ラゲッジ容量は6:4分割セカンドシート使用時で、前モデルの398Lから408Lへ拡大されています。
パワートレインとスペック
日本仕様のディーゼルモデルには、信頼性の高い2.8Lディーゼルターボエンジンが搭載されます。
日本導入のディーゼルは直列4気筒2.8Lディーゼルターボで、出力204ps/最大トルク51.0kgm、多段化された8速AT「Direct Shift-8AT」との組み合わせ。もう一方のガソリンは直列4気筒2.7L(163ps/25.1kgm)で6速ATを採用します。駆動方式はいずれも4WDです。

上位のランドクルーザー300がV6エンジンを採用するのに対し、250では直列4気筒を採用して走行効率を重視しているのが特徴です。海外では2.4Lターボハイブリッド(330ps)や48Vマイルドハイブリッド付きディーゼルなども用意されますが、日本の改良モデルには新パワートレインの追加はなく、内外装デザインの変更もありません。
走りの面では、電動パワーステアリング(EPS)を初採用し、悪路でのハンドル取られ低減やレーントレーシングアシストへの対応を実現。足回りにはトヨタブランド初採用の「SDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)」を備え、スイッチ操作でフロントスタビライザーの状態を切り替えることで、オフロードの走破性とオンロードの操縦安定性を両立しています。
新型ランドクルーザー250 ディーゼルの燃費
| パワートレイン | 燃費(WLTCモード) |
|---|---|
| 2.8Lディーゼル | 11.0km/L |
| 2.7Lガソリン | 7.5km/L |
ボディサイズを拡大しながら8速ATの採用により実用的な燃費を確保しています。ディーゼルは前モデル(プラド)の11.2km/Lに対し11.0km/Lと、ほぼ同等の水準を維持。大柄な本格SUVとしては十分な経済性といえるでしょう。燃料代が軽油で済むディーゼルは、ガソリンモデルと比べて日々のランニングコストを抑えやすい点も魅力です。
安全装備
新型ランドクルーザー250には、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」と「トヨタチームメイト」が採用されています。
トヨタセーフティセンスは、車両・歩行者・自転車運転者に加えて昼間の自動二輪車まで検知範囲を広げた「プリクラッシュセーフティ」や、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」といった状況を先読みして運転を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」を搭載。
トヨタチームメイトの「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」は、自動車専用道路の渋滞時(0km/h〜約40km/h)に一定の条件を満たすとシステムが作動し、認知・判断・操作を支援。渋滞時のドライバーの疲労を軽減します。
ライバル比較:三菱 新型パジェロ
ランドクルーザー250 ディーゼルの直接的なライバルとして注目されているのが、2026年12月17日に発売予定の三菱 新型パジェロです。発売時期がわずか3日違いという、まさに真っ向勝負の構図となります。


後発のパジェロに対して、ランクル250は豊富な先進安全装備や充実したインテリア装備など、魅力的なポイントを多く備えています。ブランド力・リセールバリューの高さも含めて、改良型ランクル250も引き続き高い人気を集めると予想されます。両モデルで迷っている方は、装備内容・価格・納期・デザインの好みを総合的に比較検討するとよいでしょう。

発売日
改良される新型ランドクルーザー250 ディーゼルは、2026年12月14日の日本発売が予定されています。ガソリンモデルは2026年4月に先行改良済みのため、ディーゼルの改良でシリーズ全体のアップデートが完了する形となります。
まとめ
新型ランドクルーザー250 ディーゼル改良モデルは、デザインこそ大きく変わらないものの、安全装備・盗難防止機能・快適装備の充実によって商品力を着実に高めています。特にディーゼルVXは約50万円の値上げが予想される一方で、装備内容が上位ZXに迫るレベルまで引き上げられるため、価格に見合った価値は十分にあるといえるでしょう。
本格的な悪路走破性と都市部での快適性を両立したランドクルーザー250は、今回の改良でさらに完成度を高めました。ライバルの新型パジェロとともに、2026年末のSUV市場で大きな注目を集めることは間違いありません。購入を検討している方は、正式な価格やグレード構成の発表にあわせて、早めにディーラーで実車確認・商談を進めることをおすすめします。
ランドクルーザー250

