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2026年3月17日、日産自動車はSUV「ムラーノ」を日本市場に導入し、2027年初頭(1月)より販売を開始すると正式に発表しました。ムラーノは2015年に日本市場での販売を終了しており、約12年ぶりの"凱旋帰国"となります。
日本市場でのSUV人気は依然として高く、特に全長4,700mmを超えるプレミアムSUVセグメントは競争が激化しています。そのような中で、日産が満を持して投入するのが、10年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた4代目ムラーノです。

日産CEO・イヴァン エスピノーサ氏は次のようにコメントしています。
「『ムラーノ』が日本に戻ってくることを、皆様にお伝えできて大変うれしく思います。J.D.パワー『2026年米国自動車耐久品質調査(VDS)』において、2年連続で最も信頼性の高いミッドサイズSUVに選ばれています。日産は同モデルの導入により、日本市場における商品ラインナップをより一層拡充し、日本のお客さまの幅広いニーズにお応えしていきます」
今回の日本導入を可能にした大きな要因のひとつが、**2026年2月に国土交通省が創設した「米国製乗用車の認定制度」**です。これは米国で生産・認証を受けた乗用車を、一定の条件を満たすことで日本市場に導入しやすくする制度で、日産はこの制度をいち早く活用しました。
新型ムラーノは、米国テネシー州にある北米日産のスマーナ工場で生産されており、品質管理も徹底されています。米国では2024年のフルモデルチェンジ後、着実に販売台数を伸ばしており、J.D.パワーの信頼性調査で2年連続1位に輝くなど、クオリティの高さは折り紙付きです。

新型ムラーノのデザインテーマは**「エネルギッシュ エレガンス」**。日産セレナやノートオーラといった近年の日産車と共通する、シャープかつ洗練されたスタイリングを採用しています。
注目ポイントは、天井を後方に向けて緩やかに下降させたクーペ風のルーフラインです。SUVでありながらエレガントなシルエットを実現しており、全長4,900mmの堂々としたボディと相まって、上質なプレミアム感を演出しています。
外観の主な特徴:

| 項目 | サイズ |
|---|---|
| 全長 | 4,900 mm |
| 全幅 | 1,980 mm |
| 全高 | 1,725 mm |
| ホイールベース | 2,825 mm |
全幅1,980mmはかなり大柄なサイズ感ですが、日本仕様では一部変更が加えられる可能性があります。
新型ムラーノの心臓部は、日産が誇る独自技術「可変圧縮比ターボエンジン(VCターボ)」です。従来モデルに搭載されていた3.5L V6エンジンから大幅に刷新され、**直列4気筒2.0L VCターボ(KR20DET型)**を採用しました。
可変圧縮比とは、走行状況に応じてエンジンの圧縮比をリアルタイムに変化させる技術で、低回転域のトルク感と高回転域のパワーを両立しながら燃費効率も向上させる、まさに"世界唯一"の技術です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| エンジン | 直列4気筒 2.0L VCターボ(KR20DET) |
| 最高出力 | 241hp(約244PS) |
| 最大トルク | 260lb-ft(約352Nm) |
| トランスミッション | 9速AT |
| 駆動方式 | AWD(4輪駆動)※北米仕様 |
| 燃費(EPA) | 約23mpg(約9.8km/L)※市街地・高速の合算 |
前モデルと比較してトルクを20lb-ft(約27Nm)向上させており、力強い加速と高速巡航時の余裕ある走りが期待できます。
北米仕様はVCターボ+9速ATですが、日本導入時はe-POWER(シリーズハイブリッド)搭載の可能性が高いと多くの専門家が指摘しています。日産の電動化戦略に沿うかたちで、VCターボをジェネレーターとして使い、モーターで走行するe-POWERシステムが採用されれば、燃費・静粛性・走行感のすべてが向上します。さらに四輪駆動には「e-4ORCE」(電動4WD)が組み合わされると予想されています。
新型ムラーノは、米国の権威ある安全評価機関**IIHS(米国道路安全保険協会)**のテストで最高評価「TSP+(Top Safety Pick +)」を獲得しています。

全グレードに標準装備される「Nissan Safety Shield 360」は、以下6つの安全機能をカバーする総合安全パッケージです。
新型ムラーノが搭載する最大の注目機能が「プロパイロット アシスト 2.1」です。これは日本版アリアやスカイラインにも搭載されている先進運転支援システムで、一定条件下の高速道路でハンドルから手を離した「ハンズオフ走行」が可能です。
3Dマッピングデータと高精度GPSを活用し、カーブ前の自動減速、ナビ連動の車線変更支援など、長距離ドライブの疲労を大幅に軽減します。ミッドサイズSUVでこのレベルの運転支援を標準的に提供するのは、日産ならではの強みと言えます。

インパネには12.3インチの大型ディスプレイが2枚並ぶツイン構成を採用。デジタルメーターとインフォテインメントシステムがシームレスにつながり、視認性と操作性を高めています。

さらに「Googleビルトイン」に対応しており、Googleマップ・Googleアシスタント・Google Playのアプリをインフォテインメント画面で直接利用可能。スマートフォンのような直感的な操作性が実現しています。
| グレード | 駆動方式 | 米国価格(MSRP) | 円換算目安(参考) |
|---|---|---|---|
| SV | AWD | $41,670 | 約630万円 |
| SL | AWD | $46,760 | 約710万円 |
| Platinum | AWD | $49,800 | 約750万円 |
※円換算は1ドル=151円として算出(参考値)
日本導入時の価格は、600〜700万円前後になると予想されています。仮にe-POWER+e-4ORCEの組み合わせで導入されれば、装備の充実度と電動化によるプレミアム感からも、この価格帯は妥当と言えるでしょう。
競合モデルとの比較:
| モデル | 価格帯 |
|---|---|
| トヨタ ハリアー ハイブリッド(最上級) | 約515万円〜 |
| マツダ CX-60(最上級) | 約570万円〜 |
| トヨタ NX ハイブリッド | 約455万円〜 |
| レクサス NX | 約455万〜738万円 |
| 日産 新型ムラーノ(予想) | 約600〜700万円 |
ハリアーやCX-60より一回り価格は高めですが、サイズ感・装備・ブランド力を考えれば、十分に競争力のある価格設定と言えます。
他ブランドにはない可変圧縮比技術は、動力性能と燃費効率を高次元で両立する日産独自の技術です。日本仕様でe-POWER化されれば、さらなる差別化要因となります。
ミッドサイズSUVクラスでハンズオフ走行に対応するモデルは非常に限られており、長距離ドライブを頻繁にするユーザーに刺さる強力な訴求ポイントです。
プレミアムクーペSUVとして、インテリアの質感・居住性・エンターテインメント装備を徹底的に磨き上げており、ラグジュアリーカーとしての満足度が高いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式発表日 | 2026年3月17日 |
| 日本販売開始予定 | 2027年初頭 |
| 生産拠点 | 米国テネシー州・スマーナ工場 |
| 導入根拠 | 国土交通省「米国製乗用車の認定制度」(2026年2月創設) |
| 日本仕様のパワートレイン | 未発表(e-POWER化の可能性大) |
| 日本での価格 | 未発表(予想:600〜700万円前後) |
新型日産ムラーノは、10年ぶりのフルモデルチェンジを経て、デザイン・技術・安全性のすべてにおいて大幅な進化を遂げました。
2027年初頭の正式発売に向けて、日本仕様の詳細スペック・価格・グレード構成が順次公開されていく見込みです。ムラーノが久々に日本市場に登場することで、プレミアムSUV市場の競争はさらに激化するでしょう。今後の続報に引き続き注目です。
参考・出典:
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。