スバルが誇るピュアスポーツクーペ「BRZ」に、待望のフルモデルチェンジの動きが見えています。ジャパンモビリティショー2025では、「Performance-E STI concept」の公開が注目されており、新世代BRZの方向性を示唆する重要な展示となりそうです。
ジャパンモビリティショー2025でのスバル展示内容
ジャパンモビリティショー2025において、スバルは「Driving the Subaru Difference」をテーマに、次世代のパフォーマンスカーとアドベンチャーカーの2つのカテゴリーで展開予定です。
特に注目すべきは、Performance-E STI conceptとPerformance-B STI conceptの2つのコンセプトモデルです。
スバル新型BRZフルモデルチェンジの変更点まとめ
【注目ポイント】
- 電動化技術の採用:Performance-E STI conceptはBEV(バッテリー電気自動車)技術を示唆
- ICEエンジンの進化:Performance-B STI conceptは内燃機関の最新技術を搭載
- STI技術の投入:両コンセプト共にスバルテクニカインターナショナルの技術を採用
- AWDシステムの進化:スバル伝統の全輪駆動技術をさらに発展
新型BRZのパワートレイン戦略
Performance-E STI concept(電動化モデル)
新型BRZの電動化版として期待されるPerformance-E STI conceptは、純電気自動車(BEV)技術を採用。従来のスポーツカーの概念を覆す、瞬発力とレスポンスを兼ね備えたモデルになる可能性があります。
期待される仕様:
- 電動モーター出力:300ps以上
- 0-100km/h加速:4秒台前半
- 航続距離:400km以上
- 急速充電対応
Performance-B STI concept(内燃機関モデル)
一方のPerformance-B STI conceptは、内燃機関(ICE)を継続採用しつつ、最新の技術で大幅な性能向上を図ったモデルです。
予想スペック:
- エンジン:水平対向4気筒2.4Lターボ
- 最高出力:280ps以上
- 最大トルク:35.0kgm以上
- AWDシステム:STI専用チューニング
兄弟車トヨタGR86との関係性
トヨタGR86が2026年にフルモデルチェンジを予定しており、1.6Lターボエンジンへの変更が計画されている中、スバルBRZはより多様な選択肢を提供する戦略を取る可能性があります。
差別化戦略
- BRZ:電動化+AWD技術で独自性を追求
- GR86:軽量・コンパクトなFRスポーツとしての純粋性を維持
外装・内装デザインの進化
エクステリアデザイン
新型BRZは、STIコンセプトで示されるように、より攻撃的でダイナミックなデザインを採用。空力性能を重視したエアロダイナミクスパッケージが標準装備される見込みです。
インテリア装備
- デジタルコックピット:大型ディスプレイ搭載
- STI専用スポーツシート:ホールド性とフィット感を向上
- 最新コネクティビティ:スマートフォン連携機能を強化
発売時期と価格予想
発売スケジュール
- コンセプト発表:2025年10月(ジャパンモビリティショー)
- 市販モデル発表:2026年秋頃
- 発売開始:2027年春予定
価格帯予想
- ベースグレード:350万円~
- STIモデル:450万円~
- 電動化モデル:500万円~
競合車種との比較
車種 | 駆動方式 | パワートレイン | 価格帯 |
---|---|---|---|
新型BRZ | AWD/FR | 2.4Lターボ/BEV | 350万円~ |
新型GR86 | FR | 1.6Lターボ | 300万円~ |
フェアレディZ | FR | 3.0Lツインターボ | 520万円~ |
まとめ:新型BRZが目指す未来
スバル新型BRZは、従来のピュアスポーツカーの枠を超えて、電動化技術とAWDシステムの融合により、新たなスポーツカー体験を提供することが期待されます。
ジャパンモビリティショー2025でのPerformance-E STI conceptの展示は、スバルの技術力と未来への展望を示す重要な機会となるでしょう。正式発表まで続報にご注目ください。