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ランドクルーザーFJ シリーズ 完全比較ガイド|70・250・300・FJの違いと選び方【2026年最新版】

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トヨタ・ランドクルーザーは1951年の誕生以来、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というコンセプトのもと、世界190を超える国と地域で累計1,200万台以上を販売してきました。70年以上の歴史を刻む中で、ユーザーの多様なニーズに応えるため、現在では4つのシリーズに進化しています。

2024年には国内で「70」「250」「300」の3シリーズが揃い、さらに2026年7月には待望の新型「ランドクルーザーFJ」が追加される予定です。本記事では、これら4つのシリーズを徹底比較し、あなたのライフスタイルに最適な1台を見つけるお手伝いをします。

目次

ランドクルーザーシリーズの系譜と位置づけ

シリーズ分類の歴史

ランドクルーザーは40系を起点として、お客様の生活スタイルに合わせて以下の3つのカテゴリーに分化しました。

【HEAVY DUTY(ヘビーデューティー)】

業務用途や過酷な環境での使用を主体とする実用特化型。現在の「ランドクルーザー70」がこのカテゴリーに該当します。

【LIGHT DUTY(ライトデューティー)】

SUVの悪路走破性と日常使いの実用性を両立した中核モデル。「ランドクルーザー250(旧プラド)」がこの位置づけです。

ランドクルーザー 特別仕様車 ZX“First Edition”
ランドクルーザー250 特別仕様車 ZX“First Edition”

【STATION WAGON(ステーションワゴン)】

快適性と豪華さを追求したハイグレードモデル。「ランドクルーザー300」がシリーズの旗艦として君臨しています。

ランドクルーザー300
ランドクルーザー300

【ENTRY MODEL(エントリーモデル)】

2026年に新登場する「ランドクルーザーFJ」は、より多くの人にランクルを楽しんでもらうためのコンパクトでアクセスしやすいモデルとして開発されました。

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ
2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ

ランドクルーザーFJ:Freedom & Joyを体現する新世代エントリーモデル

基本コンセプト

2025年10月21日に発表された新型ランドクルーザーFJは、「Freedom & Joy(自由と喜び)」をテーマに開発されたシリーズ最小モデルです。ランクルの持つ信頼性・耐久性・悪路走破性はそのままに、自分らしく楽しむ自由という新たな価値を提供します。

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ
2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ

車両スペック

2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ
2026-Toyota-Land-Cruiser-FJ

【ボディサイズ】

  • 全長:4,575mm
  • 全幅:1,855mm
  • 全高:1,960mm
  • ホイールベース:2,580mm
  • 乗車定員:5人(2列シート)
  • 最小回転半径:5.5m

【パワートレイン】

  • エンジン:2.7L 直列4気筒ガソリン(2TR-FE)
  • 最高出力:163PS(120kW)
  • 最大トルク:246Nm
  • トランスミッション:6速AT(6 Super ECT)
  • 駆動方式:パートタイム4WD

【燃費性能】

  • 予想燃費:約13.0km/L(WLTCモード)

【価格帯】

  • 予想価格:380万円~

デザインの特徴

ランドクルーザーFJは、FJ40型ランドクルーザーやFJクルーザーの遺伝子を受け継ぎつつ、2021年のコンパクトクルーザーEVコンセプトからインスパイアされた現代的なデザインを採用しています。

【エクステリア】

  • 歴代ランクルらしいスクエアなキャビン
  • 力強い張り出したフェンダー
  • 最新のLED丸目ヘッドランプ
  • 分割式コーナーバンパー(修理性向上)
  • スペアタイヤキャリア装備

【インテリア】

  • 水平基調のインストルメントパネル
  • デジタルメーター&大型ディスプレイ
  • 運転しやすい低いカウル設計
  • 見通しの良い前方視界

プラットフォームと走行性能

ランドクルーザーFJは、IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)シリーズのプラットフォームを採用。床下へのブレース追加とボディの高剛性化により、優れた操縦安定性を実現しています。

  • 地上高とアプローチアングルに配慮
  • ランクル70同等のホイールアーティキュレーション
  • 取り回しやすい最小回転半径5.5m
  • パートタイム4WDによる高い悪路走破性

カスタマイズ性

ランドクルーザーFJの大きな魅力の一つが、豊富なカスタマイズパーツです。丸目型ヘッドランプやオフロードアイテムなどの設定が予定されており、自分だけの個性的なランクルを楽しむことができます。

発売時期と生産拠点

  • 日本発売:2026年7月予定
  • 生産国:タイ(IMVシリーズ生産拠点)
  • 初公開:ジャパンモビリティショー2025(2025年10月29日~11月9日)
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ランドクルーザー70:不変の実用性を誇るヘビーデューティー

Land-Cruiser-Series-70

基本コンセプト

1984年に登場し、2023年11月に国内復活を果たしたランドクルーザー70は、業務用途主体のHEAVY DUTYモデルです。信頼性・耐久性・悪路走破性という"70"らしさを継承しながら、時代に合わせた進化を遂げています。

車両スペック

【ボディサイズ】

  • 全長:4,890mm
  • 全幅:1,870mm
  • 全高:1,920mm
  • 乗車定員:5人
  • 最小回転半径:情報なし

【パワートレイン】

  • エンジン:2.8L 直列4気筒ディーゼルターボ(1GD-FTV)
  • トランスミッション:6速AT(6 Super ECT)
  • 駆動方式:パートタイム4WD

【燃費性能】

  • 10.1km/L(WLTCモード)

【価格】

  • AXグレード:480万円

主な特徴

【走行性能】

  • 伝統のラダーフレーム構造
  • 電動デフロック装備
  • 高い操縦安定性とオフロード性能
  • タフな動力性能と低燃費の両立

【デザイン】

  • 剛健・堅牢な水平・垂直基調のシルエット
  • アイコニックな丸目ヘッドランプ(Bi-Beam LED)
  • スペアタイヤキャリア
  • 3色のボディカラー展開

【実用性】

  • シンプルで使いやすいラゲージスペース
  • 奥行きのあるゆとりの積載空間
  • 進化した安全性能(Toyota Safety Sense搭載)

ランドクルーザー250:原点回帰を果たした中核モデル

Toyota Land Cruiser
Toyota Land Cruiser

基本コンセプト

2024年4月に「ランドクルーザープラド」から「ランドクルーザー250」へと生まれ変わったLIGHT DUTYモデルです。「原点から、前へ」をテーマに、多くの人々の生活を支える実用性の高さと悪路走破性を両立しています。

車両スペック

【ボディサイズ】

  • 全長:4,925mm(ヒッチメンバー装着時4,990mm)
  • 全幅:1,980mm(GXは1,940mm)
  • 全高:1,925mm~1,935mm
  • ホイールベース:2,850mm
  • 最小回転半径:6.0m

【パワートレイン】
<ディーゼル車>

  • エンジン:2.8L 直列4気筒ディーゼルターボ(1GD-FTV)
  • トランスミッション:8速AT(Direct Shift-8AT)
  • 燃費:11.0km/L(WLTCモード)

<ガソリン車>

  • エンジン:2.7L 直列4気筒ガソリン(2TR-FE)
  • トランスミッション:6速AT(6 Super ECT)
  • 燃費:7.5km/L(WLTCモード)

【グレード・価格】

  • GX(5人乗り・ディーゼル):520万円
  • VX(7人乗り・ガソリン):545万円
  • VX(7人乗り・ディーゼル):630万円
  • ZX(7人乗り・ディーゼル):735万円

【駆動方式】
全グレード:フルタイム4WD

主な特徴

【走行性能】

  • オフロードの悪路走破性とオンロードの快適性を両立
  • 2つのパワートレーン設定(ディーゼル/ガソリン)
  • 高い操縦安定性
  • 広さと使いやすさを追求したラゲージルーム

【デザイン】

  • 伝統とモダンを融合したエクステリア
  • 力強いオフローダーとしての風格
  • 水平基調のインテリアデザイン
  • 6色のボディカラー展開

【安全・快適装備】

  • 最新のToyota Safety Sense全車標準装備
  • トヨタチームメイト(ZXに標準、VXにオプション)
  • 上質な室内空間
  • 多彩なシートアレンジ(7人乗りモデル)

ランドクルーザー300:The King of 4WDの頂点

ランドクルーザー
ランドクルーザー300

基本コンセプト

2021年にフルモデルチェンジされた6代目ランドクルーザー300は、STATION WAGONとして快適性と実用性を極めたシリーズの旗艦モデルです。「継承と進化」「運転しやすく、疲れない」をコンセプトに、長年の技術の積み重ねと最新技術を融合しています。

車両スペック

【ボディサイズ】

  • より大型のボディサイズ(詳細は販売店にお問い合わせください)
  • 3列シート7人乗り/2列シート5人乗り設定

【パワートレイン】
<ガソリン車>

  • エンジン:3.5L V型6気筒ツインターボ

<ディーゼル車>

  • エンジン:3.3L V型6気筒ツインターボディーゼル

【グレード構成】

  • GX
  • AX
  • VX
  • GR SPORT
  • ZX

【駆動方式】
全グレード:フルタイム4WD

主な特徴

【走行性能】

  • パワートレインを一新した圧倒的な動力性能
  • 伝統のラダーフレームを軽量化
  • 走破性と操縦安定性の高次元での両立
  • 道なき道を切り拓く先進の走行サポート機能

【デザイン】

  • 力強さと品格のあるエクステリア
  • ヘリテージを追求した洗練されたスタイル
  • 操作性を追求した機能美のインテリア
  • スムーズな運転操作を実現する運転席レイアウト

【安全・快適装備】

  • 最新世代のToyota Safety Sense
  • 指紋認証スイッチ
  • 大型ディスプレイオーディオ
  • 多彩な快適装備

4シリーズ徹底比較:あなたに最適なランクルは?

サイズ比較

モデル全長全幅全高ホイールベース最小回転半径
FJ4,575mm1,855mm1,960mm2,580mm5.5m
704,890mm1,870mm1,920mm--
2504,925mm1,940~1,980mm1,925~1,935mm2,850mm6.0m
300最大級最大級---

取り回し重視なら: ランドクルーザーFJが圧倒的に有利。最小回転半径5.5mは都市部でも扱いやすいサイズです。

エンジン・駆動方式比較

モデルエンジン排気量燃費駆動方式トランスミッション
FJガソリン2.7L約13.0km/Lパートタイム4WD6AT
70ディーゼルターボ2.8L10.1km/Lパートタイム4WD6AT
250ディーゼルターボ/ガソリン2.8L/2.7L11.0/7.5km/Lフルタイム4WD8AT/6AT
300ツインターボ3.5L/3.3L-フルタイム4WD-

燃費重視なら: ランドクルーザーFJが最も経済的。コンパクトなボディと2.7Lエンジンの組み合わせで約13km/Lを実現。

パワー重視なら: ランドクルーザー300のツインターボエンジンが圧倒的。

価格帯比較

モデル価格帯グレード数
FJ約380万円~少数(詳細未発表)
70480万円1グレード(AX)
250520万円~735万円3グレード+特別仕様車
300最高額5グレード

コスパ重視なら: ランドクルーザーFJが最もアクセスしやすい価格設定。ランクルブランドのエントリーモデルとして最適です。

乗車定員・使用用途比較

モデル乗車定員主な用途おすすめユーザー
FJ5人日常使い、アウトドア、カスタム初めてのランクル、個性を楽しみたい人
705人業務用途、本格オフロードプロユース、実用性重視
2505人/7人日常使い、ファミリー、アウトドアバランス重視、ファミリー層
3005人/7人プレミアムSUV、ロングドライブラグジュアリー志向、ステータス重視

4WDシステム比較

パートタイム4WD(FJ、70)

  • メリット:シンプルで頑丈、燃費に有利、本格的なオフロード性能
  • デメリット:舗装路では2WDで走行、切り替え操作が必要
  • 向いている人:オフロード走行が多い、メカニカルな操作を楽しみたい

フルタイム4WD(250、300)

  • メリット:常時4WD、オンロードでも安定、切り替え不要
  • デメリット:やや複雑な機構、若干の燃費低下
  • 向いている人:オンロード中心、快適性重視、ファミリーユース

ライフスタイル別おすすめモデル

【初めてのランクル/個性派アウトドア派】→ ランドクルーザーFJ

  • 400万円以下で購入できるエントリープライス
  • 取り回しやすいコンパクトサイズ
  • 豊富なカスタマイズパーツで自分らしさを表現
  • 燃費も比較的良好で維持費も抑えられる
  • 2026年7月発売で最新技術を搭載

【業務使用/実用性最優先】→ ランドクルーザー70

  • 業務用途に特化したヘビーデューティー設計
  • シンプルで頑丈な構造で長期使用に最適
  • ディーゼルエンジンでランニングコスト良好
  • 修理・メンテナンスがしやすい
  • 伝統的なランクルの魅力を堪能できる

【ファミリー/バランス重視】→ ランドクルーザー250

  • 7人乗りで家族全員が乗れる
  • オンロード・オフロードの両立性が高い
  • ディーゼルとガソリンから選べる
  • 最新の安全装備が充実
  • 価格と性能のバランスが良い
  • プラドからの乗り換えユーザーにも最適

【プレミアム志向/ステータス重視】→ ランドクルーザー300

  • シリーズ最高峰のラグジュアリー性能
  • ツインターボエンジンの圧倒的なパワー
  • 最上級の快適装備
  • The King of 4WDのステータス
  • レクサスLXにも通じるプレミアム感

よくある質問(FAQ)

ランドクルーザーFJはいつから買えますか?

2026年7月の日本発売が予定されています。2025年10月のジャパンモビリティショーで実車が初公開されます。

ランクルFJと250、どちらが燃費が良いですか?

ランクルFJの方が優れています。FJは約13.0km/L、250のガソリン車は7.5km/L、ディーゼル車は11.0km/Lです。

5人家族ですが、どのモデルがおすすめですか?

7人乗りが選べるランドクルーザー250がおすすめです。荷物も多く積める実用性の高さが魅力です。

初めてのランクルですが、どれを選ぶべきですか?

2026年発売のランドクルーザーFJがおすすめです。価格が手頃で、取り回しもしやすく、最新技術も搭載されています。

パートタイム4WDとフルタイム4WDの違いは?

パートタイム4WDは2WDと4WDを手動で切り替えるシステムで、本格的なオフロード性能が特徴。フルタイム4WDは常時4WDで、オンロードでも快適に走行でき、切り替え操作が不要です。

ランドクルーザー70は古い設計ですが、問題ないですか?

伝統的な設計は意図的なものです。シンプルで頑丈な構造は、過酷な環境での信頼性と修理のしやすさを優先しています。業務用途では大きなメリットとなります。

まとめ:あなたに最適なランクルを選ぼう

ランドクルーザーシリーズは、FJ、70、250、300という4つのラインナップで、あらゆるニーズに対応できる体制が整いました。

【選択のポイント】

  1. 予算:380万円~(FJ)、480万円(70)、520万円~(250)、最高額(300)
  2. サイズ:コンパクト(FJ)、中型(70、250)、大型(300)
  3. 乗車人数:5人(FJ、70)、5~7人(250、300)
  4. 用途:個性・アウトドア(FJ)、業務(70)、ファミリー(250)、プレミアム(300)
  5. 燃費:FJ>70>250>300

どのモデルを選んでも、「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」というランドクルーザーの本質は変わりません。あなたのライフスタイル、予算、使用目的に合わせて、最適な1台を見つけてください。

2026年夏には新型ランドクルーザーFJが加わり、さらに選択肢が広がります。ランクルの世界への第一歩として、FJは最高のエントリーモデルとなるでしょう。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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