2026年最新モデルのホンダCR-VとトヨタRAV4を徹底比較。価格、燃費、性能、安全装備、室内空間を詳細解説。どちらを選ぶべきか用途別におすすめを紹介します。
1. CR-V・RAV4 2026年モデルの最新動向
ホンダ新型CR-V e:HEV RS(2026年2月発売予定)
ホンダは、2025年12月12日に新型CR-V e:HEV RSの先行予約受付を開始し、2026年2月の発売を予定しています。日本市場では2024年7月に燃料電池車「CR-V e:FCEV」として復活していましたが、今回ハイブリッドモデルが追加されることで、より幅広いユーザー層への訴求が可能となります。

新型CR-Vの主な特徴
- 2.0L直列4気筒エンジン+2モーターのe:HEVシステム
- Honda SENSING 360をSUVとして国内初搭載(BLACK EDITION)
- 全長4,805mm×全幅1,865mm×全高1,690mmの堂々としたボディ
- 専用ハイ/ロー2段エンジン直結ギア搭載
- 3グレード展開:e:HEV RS(FF/4WD)、e:HEV RS BLACK EDITION(4WD専用)


トヨタ新型RAV4(2025年12月17日発売予定)
トヨタは、フルモデルチェンジした新型RAV4を2025年12月17日に発売予定です。6代目となる新型RAV4は、ガソリン車を廃止し、ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2本立てとなります。

新型RAV4の主な特徴
- 第6世代ハイブリッドシステムをPHEVに採用(トヨタ初)
- EV航続距離150km(従来比+55km)
- 3タイプのモデル展開:CORE、ADVENTURE、GR SPORT
- ソフトウェアプラットフォーム「Arene」搭載
- 最新Toyota Safety Sense標準装備

2. エクステリア徹底比較
デザインコンセプトの違い
ホンダCR-V:洗練された都会派SUV

新型CR-Vは、鋭い印象のヘッドライトと押し出し感のあるグリルを採用し、都市型SUVとしての洗練されたデザインを追求しています。特にBLACK EDITIONでは、専用ブラックカラーのアクセントにより、走行性能の高さを視覚的に表現しています。
- 全長4,805mm×全幅1,865mm×全高1,690mm
- ホイールベース:2,700mm
- 前モデルより全長+200mm、ホイールベース+40mm拡大
- 19インチアルミホイール(BLACK EDITION)
トヨタRAV4:3つの顔を持つ多様性



新型RAV4は、用途に応じて3つのデザインタイプを用意しています。
- RAV4 CORE:SUVハンマーヘッドデザインでタフさを強調。バンパーと一体化したグリルで先進感と強さを立体的に表現
- RAV4 ADVENTURE:ワイドトレッド化(+20mm)と専用ホイールアーチモール、大型グリルでオフロード性能をアピール。新規開発色「アーバンロック」も設定
- RAV4 GR SPORT:Functional MATRIXグリル、専用前後スポイラー、専用軽量アルミホイールでスポーティさを演出
ボディサイズ比較表
| モデル | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
|---|---|---|---|---|
| CR-V e:HEV RS | 4,805mm | 1,865mm | 1,690mm | 2,700mm |
| RAV4 CORE | 4,600mm | 1,855mm | 1,680mm | 2,690mm |
| RAV4 ADVENTURE | 4,620mm | 1,880mm | 1,680mm | 2,690mm |
| RAV4 GR SPORT | 4,645mm | 1,880mm | 1,685mm | 2,690mm |
CR-Vは全体的に大柄で、特に全長ではRAV4を160~205mm上回ります。一方、RAV4のADVENTUREとGR SPORTは全幅1,880mmとCR-Vより広く、よりワイドなスタンスを実現しています。
LED照明システム
両車ともフルLEDヘッドライト・テールライトを標準装備。CR-Vはアダプティブドライビングビーム(ADB)を搭載し、対向車や先行車を検知して自動的にハイビームの照射範囲を調整します。RAV4も同様のアダプティブハイビームシステム(AHS)を装備しています。
3. インテリア・装備の違い
コックピット・インフォテインメント
ホンダCR-V:Google連携の先進性

- 10.2インチデジタルメーター
- 9インチディスプレイオーディオ(Google連携、Honda CONNECT対応)
- BOSE 12スピーカープレミアムサウンドシステム
- USB Type-Cポート(フロント・リア)
- 8ウェイパワーシート(運転席)、4ウェイパワーシート(助手席)
トヨタRAV4:Areneプラットフォームの革新

- 12.3インチデジタルメーター(フル地図描画対応)
- 10.5インチまたは12.9インチ新世代マルチメディアディスプレイ
- ソフトウェアプラットフォーム「Arene」をトヨタ初搭載
- カスタマイズ可能なホーム画面
- 音声認識の応答速度・理解精度向上
- 45W USB Type-C急速充電ポート(CORE)
- 15Wワイヤレス充電(ADVENTURE)
内装デザインの特徴
CR-Vは、見晴らしの良い視界と操作性を重視したレイアウト。インストルメントパネルを40mm低く配置し、運転のしやすさを追求しています。
RAV4は、アイランドアーキテクチャーデザインを採用。ディスプレイやシフトなどの各種機能を島(アイランド)のように一体的に配置し、水平基調のインストルメントパネルでSUVらしい平衡感覚をつかみやすくしています。また、シフトバイワイヤを採用し、EPB(電動パーキングブレーキ)とブレーキHOLDスイッチを集約することで、シンプルクリーンなデザインを実現しています。
ラゲッジスペース
CR-V:詳細な荷室容量は公表されていませんが、全長4,805mmの大柄なボディを活かした広大なラゲッジスペースを確保
RAV4:733Lから749Lに拡大(+16L)。リヤシート折りたたみ時の角度をフラット化し、長尺物の収納性も向上

両車とも60:40分割可倒式リヤシートを採用し、多様な荷物の積載に対応しています。
4. パワートレイン・走行性能比較
ホンダCR-V e:HEV:2段ギア搭載の新世代ハイブリッド
パワートレインスペック
- 直列4気筒2.0L DOHC i-VTECエンジン
- 最高出力:145ps/17.8kgm
- 電気モーター×2
- モーター出力:184ps/32.1kgm
- システム構成:e:HEV(2モーターハイブリッド)
- 駆動方式:FF or 4WD
- 特徴:CR-V専用ハイ/ロー2段エンジン直結ギア搭載(Honda初のローギアエンジンドライブモード)
走行モード
- NORMAL:バランスの取れた走行
- SPORT:よりダイナミックな走り
- ECON:燃費重視の経済走行
- SNOW:雪道での安定性向上
- INDIVIDUAL:ユーザーカスタマイズ
CR-Vのe:HEVシステムは、発電用と走行用の2つのモーターを持ち、「モーターのみ」「エンジンで発電しながら」「エンジンのみ」を適切に切り替えながら走行します。特筆すべきは、Honda初となるローギアによるエンジンドライブモードの追加。これにより、爽快で上質な走りと高い環境性能を両立しています。
トヨタRAV4:第6世代ハイブリッド&進化したPHEV
HEVモデル(CORE・ADVENTURE)
- 直列4気筒2.5L Dynamic Force Engine + 電気モーター
- システム合計出力:FF 229ps、E-Four 239ps
- 0-100km/h加速:8.1秒
- 駆動方式:FF or 4WD(E-Four)
PHEVモデル(CORE PHEV・GR SPORT)
- 直列4気筒2.5Lエンジン + 電気モーター×2(第6世代ハイブリッドシステム)
- システム合計出力:324ps(前モデル比+18ps)
- バッテリー容量:22.7kWh(前モデル18.1kWh比+25%)
- EV航続距離:150km(WLTC、前モデル比+55km)
- 0-100km/h加速:E-Four 5.8秒
- DC急速充電対応:約30分で80%充電
- V2H(Vehicle-to-Home)対応
- 駆動方式:4WD(E-Four)
RAV4のPHEVは、トヨタ初搭載となる第6世代ハイブリッドシステムを採用。シリコンカーバイド半導体の採用により小型・高効率化を実現し、バッテリー容量の増加と相まってEV航続距離を150kmまで延長しました。これにより、日常のほとんどの移動をEVモードで行うことが可能です。
走行性能の違い
| 項目 | CR-V e:HEV | RAV4 HEV | RAV4 PHEV |
|---|---|---|---|
| システム出力 | 非公表 | 229ps/239ps | 324ps |
| 0-100km/h加速 | 非公表 | 8.1秒 | 5.8秒 |
| EV走行距離 | 非対応 | 非対応 | 150km |
| 急速充電 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
RAV4 PHEVは0-100km/h加速5.8秒という圧倒的なパフォーマンスを誇り、高速道路での追い越しや合流でアドバンテージがあります。一方、CR-Vは2段ギアシステムにより、低速から高速まで滑らかな加速フィーリングを実現しています。
GR SPORTの専用チューニング
RAV4 GR SPORTは、以下の専用装備でスポーツ性能を高めています:
- ワイドトレッド化(+20mm)
- 専用軽量アルミホイール(2.2kg軽量化)
- 235/50R20ハイグリップタイヤ
- フロントパフォーマンスダンパー
- リアサスペンションブレース
- 専用サスペンションチューニング
- EPSチューニング
5. 燃費性能対決
WLTCモード燃費比較
| モデル | 燃費 |
|---|---|
| CR-V e:HEV RS | |
| 2WD | 21.2km/L |
| 4WD | 非公表(推定20km/L前後) |
| RAV4 HEV | 22.5km/L |
| RAV4 PHEV | 23.5km/L |
実燃費予測
WLTCモード値から、実燃費は以下のように予測されます:
市街地走行
- CR-V e:HEV 2WD:約18~19km/L
- RAV4 HEV:約19~20km/L
- RAV4 PHEV(ハイブリッドモード):約20~21km/L
高速道路走行
- CR-V e:HEV 2WD:約20~21km/L
- RAV4 HEV:約21~22km/L
- RAV4 PHEV(ハイブリッドモード):約22~23km/L
RAV4 PHEVのアドバンテージ
RAV4 PHEVは、EV走行距離150kmを活かせば、日常の通勤・買い物ではガソリンをほぼ消費しません。充電設備が整っている環境では、実質的な燃料コストを大幅に削減できます。
例:1日50km走行する場合
- 週5日勤務なら、週末の1回充電で平日の通勤がすべてEVモード
- 電気代約500円/週(深夜電力使用時)vs ガソリン代約1,500円/週
- 年間約5万円以上の燃料費削減が可能
6. 安全装備の比較
ホンダCR-V:Honda SENSING 360の先進性
Honda SENSING 360(BLACK EDITION専用)
CR-V e:HEV RS BLACK EDITIONには、ホンダのSUVとして国内初となる「Honda SENSING 360」を搭載。レーダーとカメラの広角化、コーナーレーダーの追加により、安全支援の領域を大幅に拡大しています。
主な機能
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS):対向車・横断歩行者検知対応
- アダプティブクルーズコントロール(ACC):渋滞追従機能付き
- 車線維持支援システム(LKAS)
- アダプティブドライビングビーム(ADB)
- ブラインドスポットインフォメーション(BSI)
- 交差点事故回避支援機能:出会い頭の事故リスクを低減
- 車線変更支援:高速道路での車線変更操作をサポート
- 降坂・横風対応制御:走行環境の変化に自動対応
標準Honda SENSING(e:HEV RS)
BLACK EDITION以外のグレードには、8つのセンサーとフロントワイドビューカメラを組み合わせた標準Honda SENSINGを搭載。近距離衝突軽減ブレーキも追加されています。
トヨタRAV4:最新Toyota Safety Sense
最新Toyota Safety Sense
新型RAV4には、改良・機能追加された最新のToyota Safety Senseが全車標準装備されます。
主な機能
- プリクラッシュセーフティ(PCS):交差点での出会い頭や右左折時の対向車・横断歩行者検知対応
- レーントレーシングアシスト(LTA):車線中央維持支援
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- ロードサインアシスト(RSA):道路標識読み取り表示
- アダプティブハイビームシステム(AHS)
- ドライバー異常時対応システム:路肩退避機能追加(新機能)
- 急加速抑制機能:アクセル踏み間違い・踏みすぎを検知して加速抑制(新機能)
- パノラミックビューモニター(PVM):3D映像化、車両透過表示対応
Advanced Park(RAV4)
RAV4には、駐車支援機能「Advanced Park」も用意されています(グレード別設定)。
安全装備比較まとめ
| 機能 | CR-V(SENSING 360) | CR-V(標準) | RAV4 |
|---|---|---|---|
| 全車速ACC | ○ | ○ | ○ |
| 車線維持支援 | ○ | ○ | ○ |
| 交差点支援 | ◎ | ○ | ○ |
| 車線変更支援 | ◎ | × | × |
| 路肩退避機能 | × | × | ○ |
| 急加速抑制 | × | × | ○ |
| 360度視界 | × | × | ◎(PVM 3D) |
CR-VのHonda SENSING 360は車線変更支援など高速道路での運転支援に優れ、RAV4は駐車支援や3D映像など日常使いでの利便性に優れています。
7. 価格・グレード構成
ホンダCR-V e:HEV RS
| グレード | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
| e:HEV RS | FF | 約500万円 |
| e:HEV RS | 4WD | 約520万円 |
| e:HEV RS BLACK EDITION | 4WD | 約540万円 |
参考:CR-V e:FCEV(燃料電池車):809万4,900円
トヨタRAV4
| グレード | パワートレイン | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|---|
| CORE | HEV | E-Four | 約420万円 |
| CORE | PHEV | E-Four | 約600万円 |
| ADVENTURE | HEV | E-Four | 約450万円 |
| GR SPORT | PHEV | E-Four | 約670万円 |
価格帯の比較
エントリーモデル
- RAV4 CORE HEV:約420万円(最安)
- CR-V e:HEV RS FF:約500万円
ミドルレンジ
- RAV4 ADVENTURE HEV:約450万円
- CR-V e:HEV RS 4WD:約520万円
- CR-V e:HEV RS BLACK EDITION:約540万円
ハイエンド
- RAV4 CORE PHEV:約600万円
- RAV4 GR SPORT PHEV:約670万円
コストパフォーマンス分析
RAV4のアドバンテージ
- エントリー価格が約80万円安い
- PHEV設定により、長期的な燃料費削減が可能
- 3つのキャラクター(CORE/ADVENTURE/GR SPORT)から選択可能
CR-Vのアドバンテージ
- 500万円台でHonda SENSING 360搭載モデルが選択可能(BLACK EDITION)
- Google連携の先進的インフォテインメント
- BOSE 12スピーカープレミアムサウンドが標準装備
5年間総保有コスト試算
前提条件
- 年間走行距離:10,000km
- ガソリン価格:170円/L
- 電気代:30円/kWh(PHEV、夜間料金)
- 車検・メンテナンス:各社平均値使用
CR-V e:HEV RS 4WD(520万円)
- 車両価格:520万円
- 5年間燃料費:約40万円(実燃費19km/L想定)
- 車検・メンテナンス:約50万円
- 合計:約610万円
RAV4 CORE HEV E-Four(420万円)
- 車両価格:420万円
- 5年間燃料費:約38万円(実燃費20km/L想定)
- 車検・メンテナンス:約50万円
- 合計:約508万円
RAV4 CORE PHEV E-Four(600万円)
- 車両価格:600万円
- 5年間燃料費:約15万円(年間80%をEV走行、充電コスト含む)
- 車検・メンテナンス:約55万円(バッテリー点検含む)
- 合計:約670万円
- 補助金活用で実質約640万円(CEV補助金30万円想定)
長期的にはRAV4 CORE HEVが最も経済的ですが、充電環境が整っている場合、RAV4 PHEVは燃料費削減により総保有コストを抑えられます。
8. ボディサイズ・実用性比較
外形寸法詳細比較
| モデル | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | 最小回転半径 |
|---|---|---|---|---|---|
| CR-V | 4,805mm | 1,865mm | 1,690mm | 2,700mm | 非公表 |
| RAV4 CORE | 4,600mm | 1,855mm | 1,680mm | 2,690mm | 非公表 |
| RAV4 ADVENTURE | 4,620mm | 1,880mm | 1,680mm | 2,690mm | 非公表 |
| RAV4 GR SPORT | 4,645mm | 1,880mm | 1,685mm | 2,690mm | 非公表 |
取り回しやすさ
RAV4のアドバンテージ
- 全長が4,600~4,645mmとCR-Vより160~205mm短い
- 都市部の駐車場、狭い道での取り回しが有利
- 全幅1,855mm(CORE)なら立体駐車場対応も可能な場合がある
CR-Vのアドバンテージ
- 全長4,805mm、ホイールベース2,700mmの余裕あるサイズ
- 後席足元空間、ラゲッジスペースで有利
- 高速道路での直進安定性に優れる
室内空間・快適性
CR-V
- インストルメントパネルを40mm低く配置し、見晴らしの良い視界
- 前世代比で大幅に拡大された室内空間
- リアシート足元空間が広く、長距離移動でも快適
RAV4
- 荷室容量749L(リアシート使用時)
- リアシート折りたたみ時のフラット化で長尺物収納性向上
- リバーシブルコンソールボックス採用で収納の自由度アップ
日常使用シーン別評価
市街地走行
- RAV4が有利(取り回しやすさ、駐車のしやすさ)
- 特にRAV4 COREは全幅1,855mmで狭い道でも安心
高速道路
- CR-Vが有利(長いホイールベースによる直進安定性)
- 両車とも全車速ACCで快適なクルージングが可能
ファミリーユース
- CR-Vが有利(広い室内空間、後席の快適性)
- RAV4も749Lのラゲッジでベビーカーやアウトドア用品の積載は十分
アウトドア
- RAV4 ADVENTUREが最適(オフロード対応デザイン、専用装備)
- CR-V 4WDも悪路走破性は高い
9. どちらを選ぶべきか?用途別おすすめ
CR-Vがおすすめな人
✓ プレミアム志向で上質な走りを求める
- Honda SENSING 360(BLACK EDITION)の先進安全技術
- BOSE 12スピーカープレミアムサウンド標準装備
- Google連携の最新インフォテインメント
✓ 広い室内空間と快適性重視
- 全長4,805mm、ホイールベース2,700mmの余裕あるサイズ
- 後席の足元空間が広く、長距離ドライブも快適
- 大家族やペット同伴に最適
✓ 高速道路を頻繁に利用する
- 長いホイールベースによる優れた直進安定性
- 2段ギアe:HEVシステムの滑らかな加速
- 静粛性の高い上質なクルージング
✓ 都会的で洗練されたデザインが好み
- スタイリッシュな外観
- BLACK EDITIONの専用ブラックアクセント
- 19インチアルミホイール
RAV4がおすすめな人
✓ コストパフォーマンス重視
- エントリー価格約420万円(CORE HEV)
- 優れた燃費性能22.5km/L(HEV)
- 長期的な維持費を抑えたい
✓ 充電環境があり、PHEVのメリットを活かせる
- EV航続距離150km(日常はほぼEVモードで走行可能)
- V2H対応で災害時の電源確保
- 長期的な燃料費大幅削減
✓ スポーツ性能を求める
- RAV4 GR SPORT:0-100km/h加速5.8秒の圧倒的パフォーマンス
- 専用チューニングサスペンション
- 軽量アルミホイール&ハイグリップタイヤ
✓ アウトドア・オフロード志向
- RAV4 ADVENTURE:専用オフロードデザイン
- ワイドトレッド化による走破性向上
- 新色「アーバンロック」などアウトドア映えするカラー
✓ 最新テクノロジーを体験したい
- ソフトウェアプラットフォーム「Arene」
- 3D映像化パノラミックビューモニター
- OTA(Over-The-Air)アップデート対応
✓ 取り回しやすさ重視
- 全長4,600~4,645mm(CR-Vより160~205mm短い)
- 都市部の狭い道や駐車場で有利
- RAV4 COREなら全幅1,855mmで立体駐車場も検討可能
用途別ベストチョイス
| 用途 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 通勤メイン(片道30km以内) | RAV4 PHEV | 毎日EVモードで通勤可能、燃料費激減 |
| 週末ロングドライブ | CR-V 4WD | 快適な室内空間、高速安定性 |
| ファミリーユース(5人家族) | CR-V 4WD | 広い室内、後席の快適性 |
| 都市部メイン使用 | RAV4 CORE HEV | コンパクト、取り回しやすい、経済的 |
| アウトドア好き | RAV4 ADVENTURE | オフロードデザイン、走破性 |
| スポーツドライビング | RAV4 GR SPORT | 324ps、0-100km/h 5.8秒 |
| プレミアム志向 | CR-V BLACK EDITION | Honda SENSING 360、BOSE |
| コスパ最優先 | RAV4 CORE HEV | 最安420万円、優れた燃費 |
10. まとめ:CR-V vs RAV4 最終結論
総合評価
ホンダCR-V e:HEV RS:上質さと先進性のプレミアムSUV
強み
- Honda SENSING 360の先進安全技術(BLACK EDITION)
- BOSE 12スピーカー、Google連携など充実した標準装備
- 広い室内空間と優れた快適性
- 2段ギアe:HEVシステムの滑らかな走行フィール
- 高級感のある内外装デザイン
弱み
- エントリー価格が500万円とやや高価
- PHEVの設定がない(燃料電池車は別車種扱い)
- RAV4比で全長が長く、取り回しでやや不利
こんな人に最適
- 50代以上のプレミアム志向
- 家族での長距離ドライブが多い
- 最新の安全技術と快適装備を重視
- 予算に余裕があり、上質さを求める
トヨタRAV4:多様性と先進性を両立する万能SUV
強み
- 3タイプのキャラクター(CORE/ADVENTURE/GR SPORT)で選択肢が豊富
- エントリー価格420万円と手頃
- PHEVのEV航続距離150kmで日常はほぼEVモード可能
- ソフトウェアプラットフォーム「Arene」の先進性
- GR SPORTの圧倒的な動力性能(324ps、0-100km/h 5.8秒)
- OTA対応で常に最新機能にアップデート可能
弱み
- PHEVは600万円台と高価
- HEVのシステム出力はCR-Vとほぼ同等
- 標準装備のオーディオはCR-VのBOSEには及ばない
こんな人に最適
- 30~40代のファミリー層
- 充電環境があり、PHEVのメリットを活かせる
- 用途に応じてキャラクターを選びたい
- コストパフォーマンスを重視
- 最新のソフトウェア技術に興味がある
最終的な選択基準
価格重視なら → RAV4 CORE HEV(約420万円)
- 最も経済的な選択肢
- 22.5km/Lの優れた燃費
- 基本性能は十分
快適性・プレミアム重視なら → CR-V e:HEV RS BLACK EDITION(約540万円)
- Honda SENSING 360の安心感
- BOSE 12スピーカーの上質なサウンド
- 広い室内空間
環境性能・先進性重視なら → RAV4 PHEV(約600万円~)
- EV航続距離150km
- 324psの圧倒的パワー
- V2H対応で災害時にも安心
スポーツ性能重視なら → RAV4 GR SPORT(約670万円)
- 0-100km/h 5.8秒の加速
- 専用チューニングサスペンション
- PHEVの環境性能も両立
バランス重視なら → CR-V e:HEV RS 4WD(約520万円)
- 標準Honda SENSINGでも十分な安全性
- 快適な室内空間
- Google連携のインフォテインメント
市場での競合関係
両車は直接的な競合関係にありますが、キャラクターは異なります。
- CR-V:ホンダのフラッグシップSUVとして、プレミアム性と上質さを追求
- RAV4:トヨタの主力SUVとして、多様性と先進技術で幅広い層にアピール
同価格帯の競合としては、以下も検討対象となります:
- マツダCX-5(290~420万円)
- 日産エクストレイル(350~500万円)
- 三菱アウトランダーPHEV(450~550万円)
2026年のSUV市場展望
CR-VとRAV4の新型投入により、ミドルクラスSUV市場はさらに活況を呈することが予想されます。特に注目すべきは:
- 電動化の加速:両車ともハイブリッド主体にシフト。RAV4はガソリン車を廃止
- PHEV市場の拡大:RAV4のPHEV進化により、充電インフラ整備も進展予想
- 先進安全技術の標準化:Honda SENSING 360、最新Toyota Safety Senseの普及
- ソフトウェア定義車両へ:RAV4の「Arene」導入は、自動車のスマートデバイス化を象徴
購入時の注意点
納期について
- CR-V:2026年2月発売予定(2025年12月12日予約開始)
- RAV4:2025年12月17日発売予定(HEV)、2026年3月生産開始(PHEV)
新型モデルは納車待ちが長期化する可能性があります。早めの予約検討をおすすめします。
補助金活用
- RAV4 PHEV:CEV補助金対象(2024年度は30万円、2025年度は要確認)
- CR-V:ハイブリッド車は補助金対象外
下取り・リセールバリュー
- 両車ともブランド力があり、高いリセールバリューが期待できる
- RAV4 PHEVは補助金分を考慮すると実質的なリセールは高め
- CR-V BLACK EDITIONは希少性からプレミアム査定の可能性
最後に
CR-VとRAV4、どちらも2026年モデルとして大幅な進化を遂げた優れたSUVです。
- CR-Vは、プレミアムな上質さと先進安全技術で、ワンランク上の満足を提供
- RAV4は、3つのキャラクターと電動化技術で、多様なニーズに応える万能性を提供
最終的な選択は、あなたのライフスタイル、予算、価値観によって決まります。
- 家族での快適なドライブを重視するなら CR-V
- 経済性と先進技術のバランスを求めるなら RAV4 HEV
- 環境性能とパフォーマンスを両立したいなら RAV4 PHEV
ぜひ両車とも試乗して、自分に合った一台を見つけてください。2026年のSUVライフが、より豊かで快適なものになることを願っています。
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