トヨタはピックアップトラック、新型「ハイラックス」のマイナーチェンジを行い、日本モデルを2024年12月頃に発売します。今回の変更はエクステリアデザインが中心で、日本モデルとしては2度目の改良・マイナーチェンジとなります。
新型 ハイラックス マイナーチェンジ について
新型「ハイラックス」のエクステリアはマイナーチェンジによりバンパーのデザイン変更、バンパーがより彫刻的なデザインに変更され、新しい八角形のグリルが採用されています。グリルには改良されたインテークとアルミニウム製のスキッドプレートが両側に配置されています。
オーストラリアモデルはフェイスリフトモデルを先に発表していますが、特に注目すべきは、エンジンに2.8L 4気筒ターボディーゼルと48Vマイルドハイブリッド技術が追加された点です。日本モデルでも追加されるとうれしいですね!
ディスプレイオーディオも大型化に加えて、新しいインフォテインメントシステムが搭載され、新型「ノア・ヴォクシー」などにも採用されている「コネクティッドナビ」に加え、Apple CarPlayとAndroid Autoも利用できます。さらに、USB-C充電ポートも追加されました。このシステムはスマートフォンを意識したUIを備えていますが、使いやすさには少し課題があります。ナビの最終案内も満足のいくものではなく、バージョンアップによる改善が期待されます。
海外モデルで採用される 2.8L 4気筒ターボディーゼル 48Vマイルドハイブリッド
ハイラックス ハイブリッド 48V(Hilux Hybrid 48V)」には、2.8L 4気筒ターボディーゼルの最新バージョンが搭載。電気モーター/発電機と小型バッテリーパックで構成される48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。トヨタはパワートレインの詳細な仕様を発表していないが、オーストラリアトヨタの以前のプレスリリースでは中型ピックアップの燃費が10%向上していると発表されていた。電動化により「スムーズな加速」と「回生ブレーキ」によりオフロード性能が向上する。マイルドハイブリッド ピックアップは、ディーゼルのみの前モデルの 3,500kgの牽引能力と1,000kgの最大積載量を維持。
新型 ハイラックス マイナーチェンジ スペックについて
スペック | 新型 ハイラックス (日本モデル) |
---|---|
全長 | 5,340mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,800mm |
ホイールベース | 3,085mm |
エンジン | 直列4気筒 2.4L 直噴ディーゼルエンジン 2GD-FTV型 |
最高出力 | 110kW(150PS)/ 3,400rpm |
最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/ 1,600-2,000rpm |
トランスミッション | 6速AT (6 Super ECT) |
乗車定員 | 5名 |
新型 ハイラックス 価格 グレードについて
現在の2024年モデル「ハイラックス」は、4,072,000円~4,312,000円ですが、新型モデルのタイミングで価格改定が行われるのは間違いなさそうです。
2023年モデル 価格
グレード | エンジン | 駆動 方式 | トランス ミッション | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
Z | 2GD-FTV(2.4L) | 4WD | 6 Super ECT | 4,072,000円 |
Z“GR SPORT” | 2GD-FTV(2.4L) | 4WD | 6 Super ECT | 4,312,000円 |
特別仕様車 Z“Revo Rocco” | 2GD-FTV(2.4L) | 4WD | 6 Super ECT | 4,772,000円 |
ハイラックスについて
トヨタ自動車が生産販売するピックアップトラック型の自動車。車名の由来は「High」と「Luxury」を合成した造語で、乗用車なみの豪華さを持ったピックアップトラックを目指した。ハイラックスは、世界180以上の国と地域で販売された車だ。現在まで累計1,600万台以上を販売され、トヨタ・ランドクルーザーと同じく世界中のユーザーから高い支持を得ている。世界中さまざまな使用環境とユーザーの声に応えるため、世界中多くの道でテスト走行を行い、灼熱のアフリカ・東南アジアから極寒の北欧でも走行でき耐久性のある。
1989年から1996年まで、トヨタ社とフォルクスワーゲン社との提携の一環として、ハイラックスがフォルクスワーゲン工場で生産された。半数はトヨタ・ハイラックスとして欧州トヨタから販売され、残り半数はフォルクスワーゲンから、タロ(太郎)という車名で販売。
1997年9月から販売を開始、2004年秋に日本国内での販売を終了した。
界戦略車「IMVシリーズ」としてピックアップトラック、SUV、ミニバンが設定され、このピックアップトラック車種がハイラックス7代目を継承した。
日本では2004年以降も6代目モデルが実は継続販売され、翌2005年に生産・販売。今回の新型ハイラックスの復活により12年ぶりの日本再販となる。トヨタは新型ハイラックスのフルモデルチェンジを行い2015年3月15日からタイで販売を開始。オーストラリアなどでも販売。日本でも2017年9月12日に発表し販売を開始した。販売店は全国のトヨタ店の専売となる。
日本では2004年以降も6代目モデルが実は継続販売され、翌2005年に生産・販売。今回の新型ハイラックスの復活により12年ぶりの日本再販となる。トヨタは新型ハイラックスのフルモデルチェンジを行い2015年3月15日からタイで販売を開始。オーストラリアなどでも販売。日本でも2017年9月12日に発表し販売を開始した。販売店は全国のトヨタ店の専売となる。
先代7代目モデルよりも70mm長く、20mmワイドそれによって、ダブルキャブ仕様、シングルキャブやエクストラキャブのボディスタイルも用意。計31種ものバリエーションモデルが設定。シャシーは、スポット溶接で組み立てられた高張力鋼板を多用したFIRM(Frame with Integrated Rigidity Mechanism)構造を採用。
ダイナミックコントロールサスペンションシステムDCSとBody Control with Torque Demand滑らかで快適な乗り心地に貢献するばね上制振制御車両の揺れをセンシングし、路面の凹凸に応じて駆動用モーターのトルクをきめ細かく制御して車体の揺れを抑制することで、さまざまな路面状況に対し滑らかで快適な乗り心地に貢献。牽引能力は3500kg、「ヒルスタートアシストコントロール」「ドライブスタートコントロール」を全車で標準装備。上級グレードのZには「アクティブトラクションコントロール」「ダウンヒルアシストコントロール」「リヤデフロック」も採用した。
ハイラックスは4ドアのダブルキャブを採用。(トラックなどは2ドア シングルキャブが多い。 )乗車定員5名を確保しながらも多くの荷物を輸送可能だ。デッキスペースは最大床面長1565mm、開口幅1380mm、最大積載量500kg。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→トヨタ 新型 ハイラックス フルモデルチェンジ 4ドア ピックアップトラック復活 日本2017年9月12日発売
トヨタは新型ハイラックスの一部改良を行い2019年6月24日に発売。プリクラッシュセーフティの検知機能を向上させ、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転者にも対応、レーンディパーチャーアラートには、警報だけでなく逸脱抑制も行うヨーアシスト機能を搭載。さらに、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)、道路標識をディスプレイに表示し、見逃し防止をサポートするロードサインアシスト、前方のクルマの発進をお知らせする先行車発進告知機能を採用。悪路の走破性の向上に向けてリヤデフロックの全車標準装備。
トヨタは新型「ハイラックス」のマイナーチェンジを行い2020年8月19日に発売。誕生50周年特別仕様車「Z“Black Rally Edition”」と同様のエクステリアとなる。「Z“Black Rally Edition”」はマイナーチェンジで廃止となる。今回は海外モデル同様に通常モデルでエクステリアデザインを変更。台形の大型グリルにより顔の厚み感を表現、グリルを支えるフロント構成で力強さを表現。日本専用のバンパーガードガーニッシュで、よりアクティブなイメージを強化。薄型化したグリルからヘッドランプに軸を通すことでワイド感を与え、Bi-Beam LED化により先進的な表情を演出した。
ディーゼルエンジンの改良とアイドリングストップ機能の追加によりWLTCモード走行燃費11.7km/Lを達成。(JC08モードでは11.8km/L→13.6km/L、従来型に対し15%以上の燃費向上を実現。)新たにオフロードでも映えるタフで上品なオキサイドブロンズメタリック、質感高く洗練されたイメージのダークブルーマイカの2色を含む全5色を設定。
安全面ではプリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付)やインテリジェントクリアランスソナー ICS(パーキングサポートブレーキ)を全車で標準装備となる。「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。サスペンションの改良とVFC機能の追加により、操縦安定性と乗り心地の向上した。
インテリアは、Xグレードにもオプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォーメーションディスプレイを設定、視認性を向上。メーター自体もリングのメッキ化など加飾変更により、タフネスなイメージを表現。
トヨタは「ハイラックス」の一部改良を行い2021年10月8日に発売。グレード「Z“GR SPORT”」を新たに追加設定。新たに追加設定される「Z“GR SPORT”」は 全幅1,900mmの迫力あるワイドボディ とし専用のフロントバンパーやグリルや18インチアルミホイールなどを装備。 インテリアでは GRロゴを刺繍した専用合成皮革+スエード調スポーツシート(フロント) を採用。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→トヨタ 新型 ハイラックス 一部改良 「Z“GR SPORT”」を追加 2021年10月8日発売
トヨタは新型「ハイラックス」の一部改良を行い2023年9月28日に日本発売する。「Z」に「パノラミックビューモニター」「バックモニター」「ディスプレイオーディオ(ナビゲーション機能付き)」標準搭載される。「Z」「Z“GR SPORT”」のボディカラーは、これまでの「スーパーホワイトII」を「プラチナホワイトパールマイカ」に変更してメーカーオプション設定。グレードは「X」を廃止。
編集部から一言
ハイラックスはピックアップトラックとして、唯一日本で発売されていましたが、2024年から三菱からトライトンが発売されたこともあり、日本モデルでも販売力強化として2度目のマイナーチェンジとなると思われます。トライトンも販売は順調な様子なのでこれから、ハイラックスとトライトンどちらが売れていくのか注目したいと思います。新しい情報が入り次第、お伝えしますので、マイナーチェンジモデルの登場を楽しみにお待ちください。
ハイラックス