Honda(本田技研工業)が2025年10月29日から開催される「ジャパンモビリティショー2025」で、CR-V e:HEVプロトタイプを展示することが正式に発表されました。これは、Hondaの主力SUVであるCR-Vが、次世代の電動化技術を搭載して進化を遂げる重要な節目となります。 Honda公式
Honda CR-Vの新時代が到来 - 電動化技術
CR-V e:HEV - ハイブリッド技術の新境地
CR-V e:HEVプロトタイプは、Hondaが培ってきたハイブリッド技術「e:HEV」をSUVカテゴリーでさらに進化させたモデルです。この技術は、すでにPRELUDEで実装が発表されており、「操る喜び」と環境性能を高次元で両立させる画期的なシステムとして注目されています。
ジャパンモビリティショー2025でのHonda展示戦略
今回のモーターショーでHondaは、「夢の力が生み出した陸・海・空の幅広いモビリティ」をテーマに、総合モビリティカンパニーとしての姿勢を明確に示します。CR-V e:HEVプロトタイプは、この戦略の中核を担う重要なモデルとして位置づけられています。
同時展示される注目モデル群
- Honda 0シリーズ新型プロトタイプ(SUVモデル・ワールドプレミア)
- 四輪小型EVプロトタイプ(ワールドプレミア)
- PRELUDE(2025年9月5日発売済み)
- N-ONE e:(2025年9月12日発売済み)
- CR-V e:FCEV(燃料電池車モデル)
CR-Vの進化の歴史と電動化への道のり
Honda CR-Vは1995年の初代モデル登場以来、世界中で愛され続けているクロスオーバーSUVです。現在までに6世代を重ね、各世代で時代のニーズに応える技術革新を続けてきました。
CR-Vの電動化ラインナップ
- CR-V e:HEV(ハイブリッドモデル)
- CR-V e:FCEV(燃料電池車モデル)
- CR-V Hybrid(従来型ハイブリッド)
この多様な電動化戦略により、CR-Vは様々な市場ニーズと環境規制に対応しています。
e:HEV技術の優位性
Honda独自の「e:HEV」システムは、以下の特徴で他社のハイブリッドシステムと差別化を図っています:
技術的特長
- シリーズ・パラレル方式の採用による効率的な動力伝達
- 2モーターシステムによる滑らかな加速性能
- エンジン直結モードでの高速走行時の燃費向上
- 回生ブレーキの最適化による電力回収効率の向上
運転体験の向上
- 静粛性の大幅な改善
- トルクフルな走行性能
- 燃費性能と走行性能の両立
- レスポンシブな加速感
CR-V市場での競争力
SUV市場は現在、各メーカーが電動化技術で競合する激戦区となっています。CR-V e:HEVプロトタイプは、この競争において以下の優位性を持ちます:
市場での位置づけ
- 中型SUVセグメントでのハイブリッド技術のベンチマーク
- 実用性と環境性能を重視するファミリー層への訴求
- 信頼性で定評のあるHondaブランドの継承
- グローバル市場での展開実績
2025年以降のCR-V戦略
Hondaは2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、全車種の電動化を推進しています。CR-Vは、この戦略において重要な役割を担います。
将来展望
- 電動化技術のさらなる進化
- 自動運転技術の段階的導入
- コネクテッドカー機能の充実
- サステナビリティへの貢献
ジャパンモビリティショー2025での見どころ
10月29日から開催されるモーターショーでは、CR-V e:HEVプロトタイプを実際に見ることができます。
展示詳細
- 会場:東京ビッグサイト東ホール
- プレスデー:10月29日~30日
- 一般公開:10月31日~11月9日
- プレスカンファレンス:10月29日11:15~11:30
まとめ:CR-Vが切り開く電動化SUVの未来
Honda CR-V e:HEVプロトタイプは、単なるモデルチェンジを超えて、SUV市場における電動化の新しい指標を提示する重要なモデルです。Hondaの技術力と、長年にわたって培われたCR-Vブランドの信頼性が融合したこのモデルは、環境意識の高まりと実用性を重視する現代のユーザーニーズに完璧に応える製品となることが期待されます。
ジャパンモビリティショー2025での正式発表を待ちつつ、CR-Vの新しい章の始まりに注目していきたいと思います。Honda 0シリーズをはじめとする次世代電動車両群と共に、CR-Vが日本の自動車業界の電動化をリードする存在となるでしょう。
出典: