ホンダは2025年11月20日、軽自動車「N-ONE(エヌワン)」の改良モデルと、新しい特別仕様車「N-ONE Original CRAFT STYLE(オリジナル・クラフトスタイル)」を発表し、11月21日より全国のホンダディーラーで発売を開始しました。
今回の一部改良は、現行モデルが2020年11月にフルモデルチェンジして以降、商品力向上を目的とした実質2回目の大型アップデートとなります。価格帯は176万7,700円から231万8,800円に設定されています。
ホンダN-ONE 2025年モデルの最新改良ポイント
2025年モデルの主な変更点

今回の改良では、以下の点が大きく進化しました:
【全グレード標準装備】
- 7インチフル液晶デジタルメーター採用:上位モデルN-BOXから移植された先進的なメーター
- 前方パーキングセンサー標準装備:駐車時の安全性を大幅に向上
- 2スポークステアリングホイール:N-BOX/N-WGNと同じモダンなデザインに刷新
【特別仕様車の新設定】

- Original CRAFT STYLE:北欧テイストを取り入れた上品な特別仕様車を新たにラインナップ
【スポーツモデルRSの強化】

- 6速MT専用グレード化:CVTを廃止し、走りの楽しさを追求
- ホワイトアルミホイール採用:歴代シビックタイプRを彷彿とさせるスポーティな足元
- 専用ウルトラスエードシート:レッドステッチとRSロゴ刺繍入り
- カーボン調インパネガーニッシュ:質感を大幅に向上
- RS専用メーター:タコメーター、シフトインジケーター、Gメーター搭載
【最上級グレードPremium Tourerの充実】

- 大型テールゲートスポイラー採用
- ベルリナブラック15インチアルミホイール:光沢のある高級感あふれる仕上げ
- プライムスムースシート:上質な座り心地を実現
新型N-ONE 全グレード別価格一覧【2025年最新】
Original(オリジナル)グレード
- FF(2WD):1,767,700円
- 4WD:1,912,900円
特別仕様車 Original CRAFT STYLE
- FF(2WD):1,848,000円(ベースグレードから+80,300円)
- 4WD:1,993,200円
Premium(プレミアム)グレード
- FF(2WD):1,966,800円
- 4WD:2,112,000円
Premium Tourer(プレミアムツアラー)
- FF(2WD):2,173,600円
- 4WD:2,318,800円
RS(6速MT専用)
- FF(2WD)のみ:2,278,100円
価格改定について
原材料費や物流費の高騰により、前モデルから価格が改定されています。「Original」「Premium」グレードで3~5万円程度、「Premium Tourer」「RS」で11~14万円程度の値上げとなりましたが、装備内容の充実により、コストパフォーマンスは維持されています。
特別仕様車「N-ONE Original CRAFT STYLE」の魅力を徹底解説

北欧インスパイアのモダンデザイン

今回の目玉となる特別仕様車「CRAFT STYLE」は、従来のBlack Styleシリーズとは一線を画す、北欧の世界観をイメージした上品なデザインが特徴です。機能性とスタイリッシュさを両立した、新しいタイプの特別仕様車として注目を集めています。
CRAFT STYLE専用エクステリア装備
ホワイトアクセントパーツ
- フロントグリルにクロームメッキ加飾
- ドアミラー(ホワイトカラー)
- アウタードアハンドル(ホワイトカラー)
- 専用カラーハーフホイールキャップ(ホワイトカラー)
- リアライセンスガーニッシュ(ホワイトカラー)
- フロントパーキングセンサー(ホワイトカラー)
CRAFT STYLE専用インテリア装備
トープカラーの温かみある室内空間
- インパネガーニッシュ:トープウッド調の落ち着いた質感
- フロントシート:トープ×プラチナホワイトの2トーンカラー
- ドアアームレスト:トープカラーで統一
- フロントシートヒーター:冬場の快適性を向上
- 7インチフル液晶メーター:最新デジタル表示
- ドライブレコーダープリワイヤー:後付け取り付けが容易
選べる3つのボディカラー
CRAFT STYLEでは、特別仕様車専用の洗練されたカラーラインナップを用意:
- シーベッドブルー・パール:深みのある上品なブルー
- フィヨルドミスト・パール:北欧の霧を思わせる淡いグリーン
- プレミアムアイボリー・パールⅡ:柔らかく温かみのあるアイボリー
CRAFT STYLEで省略される装備
特別仕様車のため、一部装備が標準グレードと異なります:
- USBポート:2個→1個に削減
- プラズマクラスター:非搭載
- PM2.5対応フィルター:非搭載
ただし、80,300円のアップ価格で、専用デザインとシートヒーターが追加されることを考えれば、コストパフォーマンスは十分に高いといえるでしょう。
N-ONE RS 2025年モデル:6速MT専用の本格スポーツ軽へ進化

CVT廃止で走りの楽しさを追求

従来のRSグレードでは6速MTとCVTの2種類のトランスミッションが選択可能でしたが、2025年モデルでは6速MT専用グレードとして生まれ変わりました。これにより、「N-ONE OWNER’S CUP(N-ONEオーナーズカップ)」で培われた走りの楽しさをより純粋に追求できるモデルとなっています。
RS専用エクステリア装備

スポーティなホワイトアクセント
- 15インチアルミホイール(ホワイトカラー):歴代シビックタイプRを彷彿とさせる軽快なデザイン
- メッシュグリル:スポーツモデルらしい精悍な表情
- 専用エアロパーツ:走りの性能を視覚的にも表現
選べる3つのボディカラー
- プラチナホワイト・パール×ブラック:2トーンのスポーティなコンビネーション
- フレームレッド×ブラック:情熱的なレッドとブラックの組み合わせ
- クリスタルブラック・パール:シックで精悍な単色ブラック
RS専用インテリア装備

ドライバーの感性に訴えるコックピット
- ウルトラスエードフロントシート:耐久性と適度な通気性を両立
- レッドステッチ&RSロゴ刺繍:スポーツモデルとしての特別感を演出
- カーボン調インパネガーニッシュ:レーシーな質感
- ディンプルレザー本革巻ステアリングホイール:グリップ感と高級感の両立
- 本革巻MTシフトノブ(ディンプルレザー):ダイレクトな操作感
RS専用7インチTFT液晶メーター
走りを楽しむための情報を視覚的に提供:
- RS専用表示デザイン
- タコメーター:エンジン回転数を常時確認
- シフトインジケーター:最適なシフトチェンジタイミングを表示
- Gメーター:車両にかかる加速度を視覚化
軽自動車初!MT車でのホンダセンシング搭載
RSグレードでは、軽自動車の6速MT車として初めて以下の先進安全装備を搭載:
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール):設定速度と車間距離を自動維持
- LKAS(レーン・キープ・アシスト・システム):車線維持を支援
マニュアルトランスミッションの運転の楽しさと、最新の安全技術を両立した画期的なモデルです。
Premium Tourer:CVT最上級グレードの上質な走り
洗練されたエクステリア

- 大型テールゲートスポイラー:スポーティさと高速安定性を両立
- 15インチアルミホイール(ベルリナブラック):光沢のある高級感
- 専用グリル:水平ラインで上質感を強調
選べる豊富なボディカラー(11色展開)
Premium Tourerでは、N-ONEの全グレード中最も多彩なカラーバリエーションを用意:
単色カラー
- プラチナホワイト・パール
- シーベッドブルー・パール
- プレミアムアイボリー・パールⅡ
- クリスタルブラック・パール
- フレームレッド
- オータムイエロー・パール
2トーンカラー
7. プラチナホワイト・パール×ブラック
8. シーベッドブルー・パール×ブラック
9. プレミアムアイボリー・パールⅡ×ブラック
10. フレームレッド×ブラック
11. オータムイエロー・パール×ブラック
Premium Tourer専用インテリア

上質な座り心地を追求
- フルプライムスムースシート(ブラック):高級感のある素材で上質な座り心地を実現
- ブラックヘアライン調インパネガーニッシュ:洗練されたモダンな質感
- ディンプルレザー本革巻ステアリングホイール:握りやすく高級感のある仕上げ
- 本革巻セレクトレバー:CVT操作も上質な感触
ターボエンジン搭載で余裕の走り
Premium Tourerには、電動ウェイストゲート付き660ccターボエンジンを搭載:
- 最高出力:64ps/6,000rpm
- 最大トルク:10.6kgm/2,600rpm
- WLTCモード燃費:21.9km/L
高速道路の合流や坂道でも余裕のある加速性能を発揮します。
新型N-ONEのエンジンスペック・燃費性能
自然吸気エンジン(Original/Premium/CRAFT STYLE)
直列3気筒DOHC 660cc VTEC
- 最高出力:58ps/7,300rpm
- 最大トルク:6.6kgm/4,800rpm
- トランスミッション:7スピードモードパドルシフト付きCVT
- 駆動方式:FF(2WD)または4WD
- WLTCモード燃費:23.2km/L
- JC08モード燃費:28.8km/L
ターボエンジン(Premium Tourer/RS)
直列3気筒DOHC 660cc ターボ
- 最高出力:64ps/6,000rpm
- 最大トルク:10.6kgm/2,600rpm
- トランスミッション:CVT(Premium Tourer)/ 6速MT(RS)
- 駆動方式:FF(2WD)または4WD(Premium Tourerのみ)
- WLTCモード燃費:21.9km/L
- JC08モード燃費:25.6km/L
VTECテクノロジーによる軽快な走り
自然吸気エンジンには、1989年にインテグラで初採用されたホンダ独自の可変バルブタイミング・リフト機構「VTEC」を搭載。街中での発進加速から、坂道や高速道路でのパワーが必要な場面まで、力強く気持ちのいい走りを実現しています。
電動ウェイストゲートで高効率ターボ
ターボエンジンには電動ウェイストゲートを採用し、過給圧を正確にコントロール。アクセルレスポンスを向上させながら、低燃費も実現する先進技術です。
N-ONEのボディサイズ・室内空間
コンパクトなボディに広々空間
ボディサイズ
- 全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,545mm(FF)/ 1,570mm(4WD)
- ホイールベース:2,520mm
- 車両重量:840kg~
軽自動車規格の制約の中で、最大限の室内空間を確保。全高を抑えたスタイリッシュなデザインながら、センタータンクレイアウトにより広々とした室内空間を実現しています。
センタータンクレイアウトの恩恵
N-ONEは、ホンダNシリーズで培われた「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」を継承。フロントシート下側に燃料タンクを配置するセンタータンクレイアウトにより、後部座席や荷室の上下方向を広く確保しています。
便利な室内装備
- 最適化されたカップホルダー:手の届きやすい位置に配置
- 充電用USBジャック:スマートフォンの充電に便利
- 各所に配置された収納スペース:小物の整理に便利なポケット類
- リアシートリマインダー(軽初採用):後席の荷物置き忘れを警告
最新ホンダセンシング標準装備で安全性向上
全グレードに標準装備される先進安全技術
2025年モデルのN-ONEでは、最新の「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備。前モデルではオプション扱いだった安全装備が、すべてのユーザーに提供されます。
衝突回避支援機能
緊急自動ブレーキ(衝突軽減ブレーキ)
前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険がある場合に自動でブレーキを作動。
歩行者事故低減ステアリング
歩行者との衝突回避をステアリング操作でも支援。
誤発進抑制機能
前方に障害物がある状態での急なアクセル操作を検知し、エンジン出力を抑制。
後方誤発進抑制機能
後方に障害物がある状態での急なアクセル操作を検知し、エンジン出力を抑制。
運転支援機能
渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
設定した速度を維持しながら、前走車との適切な車間距離を自動で保持。渋滞時には停車まで追従します。
LKAS(レーン・キープ・アシスト・システム)
車線中央を走行するようにステアリング操作を支援。
路外逸脱抑制機能
車線を逸脱しそうになると、ステアリング操作とブレーキで車線内に戻すよう支援。
先行車発進お知らせ機能
停車時に前走車が発進したことを音とメーター表示でお知らせ。
視界支援機能
オートハイビーム
対向車や先行車を検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替え。
道路標識認識インフォメーション
速度制限などの道路標識を認識し、メーターに表示。
パーキングセンサーシステム
2025年モデルでは、前方パーキングセンサーを全グレードに標準装備。前後のセンサーにより、駐車時の安全性が大幅に向上しました。
N-ONEのデザイン哲学:タイムレスなスタイリング
初代N360へのオマージュ
N-ONEのデザインは、1967年に登場したホンダ初の量産軽乗用車「N360」をモチーフとしています。丸みを帯びた愛らしいフォルムと、シンプルで飽きの来ないデザインが特徴です。
フルLEDライト標準装備
フロント
- 新設計LEDヘッドライト(全車標準装備)
- LEDデイタイムランニングランプ(軽自動車初採用)
- 拡大されたバンパー開口部で精悍な表情
リア
- LEDテールランプ(全車標準装備)
- 後続車からの視認性を向上
グレード別の個性的なデザイン
Originalグレード
シンプルで親しみやすいデザイン。7色のボディカラーと、3色の2トーンカラーから選択可能。
Premiumグレード
水平ラインのグリルにより上質感を強調。7色のボディカラーと、3色の2トーンカラーを用意。
Premium Tourer
大型テールゲートスポイラーとベルリナブラックホイールでスポーティさを演出。最多の11色展開。
RS
メッシュグリルとホワイトアルミホイールで走りの楽しさを表現。3色のスポーティなカラー設定。
CRAFT STYLE
ホワイトアクセントパーツで北欧モダンな雰囲気。3色の上品なカラー展開。
N-ONE購入ガイド:どのグレードを選ぶべきか
コストパフォーマンス重視なら「Original」
こんな人におすすめ
- 初めての軽自動車購入
- シンプルな装備で十分
- 予算を抑えたい
ポイント
176万円台からの手頃な価格ながら、ホンダセンシングや7インチデジタルメーター、前方パーキングセンサーなど、必要な装備は標準装備されています。
デザインと快適性のバランスなら「CRAFT STYLE」
こんな人におすすめ
- おしゃれなデザインを求める
- シートヒーターが欲しい
- 人とは違う特別感が欲しい
ポイント
ベースグレードから約8万円アップで、専用デザインとシートヒーターを追加。北欧テイストの上品なインテリアが魅力です。
上質な装備を求めるなら「Premium」
こんな人におすすめ
- 質感にこだわりたい
- 充実した装備が欲しい
- プラズマクラスターやPM2.5フィルターが必要
ポイント
約197万円から。上質なインテリアと充実した快適装備が標準となります。
パワフルな走りなら「Premium Tourer」
こんな人におすすめ
- 高速道路を頻繁に使う
- 坂道が多い地域に住んでいる
- 4人乗車の機会が多い
- CVTで最上級の装備が欲しい
ポイント
ターボエンジンの余裕ある走りと、プライムスムースシートの上質な座り心地。CVTモデルの最上級グレードとしての満足感があります。
走りを楽しむなら「RS」(6速MT)
こんな人におすすめ
- マニュアル車が好き
- 運転そのものを楽しみたい
- サーキット走行も視野に
- 軽自動車でスポーツドライビングを味わいたい
ポイント
6速MT専用となり、走りの楽しさを追求。ウルトラスエードシートやカーボン調インパネなど、専用装備も充実。「N-ONE OWNER’S CUP」への参加も視野に入れられます。
N-ONEの競合車種との比較
スズキ アルトワークス
価格帯:約150万円~
- 5速MT設定あり
- よりコンパクトで軽量
- スポーツ走行志向
N-ONE RSと比較すると、アルトワークスの方が価格は抑えめですが、N-ONEの方が安全装備や質感で優位性があります。
ダイハツ コペン
価格帯:約190万円~
- オープンカー
- 2シーター
- CVTまたは5速MT
趣味性の高い2シータースポーツカーですが、N-ONEは4人乗車可能で実用性が高いのが差別化ポイントです。
スズキ ラパン
価格帯:約120万円~
- 女性向けデザイン
- CVTのみ
- 可愛らしいスタイリング
CRAFT STYLEと比較すると、どちらもデザイン性を重視していますが、N-ONEの方が普遍的なデザインで長く愛せる魅力があります。
N-ONEのカスタマイズ・アクセサリー情報
純正アクセサリーの充実
ホンダ純正アクセサリーでは、N-ONE専用のカスタマイズパーツを多数ラインナップ:
エクステリア
- フロントグリル(カラーバリエーション)
- サイドデカール
- アルミホイール(各種デザイン)
- マッドガード
インテリア
- フロアカーペットマット
- ラゲッジマット
- シートカバー
- インテリアパネル
機能性パーツ
- ドライブレコーダー
- ETC車載器
- コーナーセンサー
- LEDフォグライト
アフターマーケットパーツの豊富さ
N-ONEは、軽自動車カスタムシーンでも人気が高く、様々なアフターマーケットパーツが用意されています:
- 車高調整キット
- マフラー
- エアロパーツ
- ホイール
- ステアリング
特にRSグレードは「N-ONE OWNER’S CUP」というワンメイクレースも開催されており、サーキット走行を楽しむユーザーも多数います。
N-ONE試乗レポート:実際の乗り心地は?
街乗りでの快適性
静粛性
エンジン音や風切り音は軽自動車としては良好なレベル。高速走行時でも会話に支障はありません。
乗り心地
サスペンションのセッティングは適度に柔らかく、段差でも不快な突き上げは少なめ。街乗りでは快適です。
視界
Aピラーが細めで前方視界は良好。デジタルメーターも見やすく、運転しやすい設計です。
高速道路での走行性能
自然吸気エンジン
80km/h程度までは十分なパワー感。合流では少しアクセルを踏み込む必要がありますが、CVTのスムーズな制御で不満は少ないでしょう。
ターボエンジン
余裕のある加速力で、高速道路の合流もストレスフリー。追い越し加速も力強く、ロングドライブも快適です。
ACC(クルーズコントロール)
渋滞追従機能付きACCは高速道路での疲労を大幅に軽減。軽自動車でこのレベルの運転支援は素晴らしい装備です。
RSグレードの走りの楽しさ
6速MT
シフトフィールは軽快で、ゲート感もしっかり。クラッチのミートポイントも分かりやすく、MT初心者でも扱いやすい設定です。
ハンドリング
ステアリングのレスポンスは良好で、ワインディングロードでも楽しめる軽快さがあります。
ブレーキ
タッチは自然で、コントロールしやすいフィーリング。スポーツ走行でも安心感があります。
N-ONEの維持費・ランニングコスト
税金・保険
自動車税(軽自動車税)
年間10,800円(2015年4月以降の新車登録車)
自動車重量税
新車購入時:7,500円(3年分)
車検時:6,600円(2年分)※エコカー減税対象外の場合
自賠責保険
25ヶ月:17,540円(2025年4月時点)
任意保険
年齢や等級により大きく変動しますが、軽自動車は普通車に比べて保険料は安め。
燃料費
自然吸気エンジン(WLTCモード23.2km/L)
年間1万km走行、ガソリン価格170円/Lと仮定:
約73,275円/年
ターボエンジン(WLTCモード21.9km/L)
年間1万km走行、ガソリン価格170円/Lと仮定:
約77,625円/年
実燃費はWLTCモードの8~9割程度と考えると良いでしょう。
メンテナンス費用
車検費用
基本料金:約50,000~70,000円(整備工場により変動)
法定費用(重量税・自賠責保険・印紙代):約25,000円
合計:約75,000~95,000円
オイル交換
エンジンオイル:5,000km毎または6ヶ月毎
費用:約3,000~5,000円/回
タイヤ交換
軽自動車用タイヤは比較的安価。4本セットで30,000~50,000円程度。
年間維持費の目安
- 自動車税:10,800円
- 燃料費:約75,000円
- 任意保険:約40,000~80,000円(条件により変動)
- 車検積立:約40,000円
- メンテナンス:約20,000円
年間合計:約185,000~225,000円
軽自動車は維持費が安いのが大きなメリットです。
N-ONEの歴史:初代から現行モデルまで
初代N-ONE(2012年~2020年)
2012年11月に発売された初代N-ONEは、1967年のN360を彷彿とさせるレトロモダンなデザインで人気を博しました。
初代の特徴
- 丸みを帯びた愛らしいスタイリング
- ホワイトルーフの2トーンカラー設定
- プレミアムツアラーやローダウンなど多彩なグレード展開
- 2015年にマイナーチェンジで安全装備を強化
現行2代目N-ONE(2020年~)
2020年11月にフルモデルチェンジした現行モデルは、初代のデザインを踏襲しつつ、最新技術を投入。
2代目の進化ポイント
- N-BOXと共通のプラットフォーム採用で室内空間拡大
- ホンダセンシング全車標準装備
- 6速MT設定の復活(RSグレード)
- 電制パーキングブレーキ標準装備
- 前後フルLEDライト標準装備
これまでの改良履歴
- 2022年8月:特別仕様車「STYLE + URBAN」追加、カラー追加
- 2024年7月:価格改定
- 2025年11月:今回の一部改良(デジタルメーター採用、CRAFT STYLE追加など)
N-ONEオーナーの声・口コミ
高評価のポイント
デザイン
「シンプルで飽きの来ないデザインが気に入っています。5年乗っても古く感じません」(40代・男性)
走行性能
「ターボエンジンは高速道路でも余裕があります。軽自動車とは思えない走り」(30代・女性)
安全装備
「ホンダセンシングが標準なので安心。特にACCは長距離運転で疲労が全然違います」(50代・男性)
MT車の楽しさ
「RSの6速MTは本当に楽しい!週末のドライブが待ち遠しくなりました」(20代・男性)
改善要望のポイント
後席の広さ
「大人4人での長距離移動はやや窮屈。2人+荷物なら問題なし」(30代・男性)
価格
「改良のたびに値上がりしているのが気になる。装備は充実しているが…」(40代・女性)
自然吸気エンジンのパワー
「街乗りは問題ないが、高速道路ではターボが欲しくなる場面も」(50代・男性)
N-ONE購入時の注意点・チェックポイント
グレード選びのポイント
駆動方式(FF vs 4WD)
- 雪国や坂道が多い地域:4WD推奨
- 燃費重視、平坦な地域:FFで十分
- 4WDは約13~14万円高、燃費もやや悪化
エンジン(自然吸気 vs ターボ)
- 高速道路を頻繁に使う:ターボ推奨
- 街乗り中心:自然吸気で十分
- ターボ車は約20万円高
トランスミッション(CVT vs 6MT)
- 運転の楽しさ重視:6速MT(RSグレードのみ)
- 渋滞が多い、楽な運転:CVT
- MT車はFF・ターボのみの設定
オプション選びのポイント
必須オプション
- フロアカーペットマット
- ドライブレコーダー(プリワイヤー装着車は取り付け簡単)
- ETC車載器
あると便利なオプション
- コーナーセンサー(CRAFT STYLE以外)
- LEDフォグライト
- ナビゲーションシステム
値引き交渉のコツ
決算期を狙う
- 3月(年度末決算)
- 9月(中間決算)
- 12月(年末商戦)
競合車との比較
- スズキ アルト/アルトワークス
- ダイハツ ミラトコット
などと見積もり比較
ディーラー間競合
複数のホンダディーラーで見積もりを取ることで、値引き額が拡大する可能性があります。
まとめ:2025年N-ONEはどう進化したか
主な進化ポイントのおさらい
- 7インチデジタルメーター全車標準装備
- N-BOXから移植された先進的なメーター
- 視認性と情報量が大幅に向上
- 前方パーキングセンサー標準装備
- 前後センサーで駐車時の安全性向上
- 全グレードで標準となり、より安心
- 特別仕様車CRAFT STYLE追加
- 北欧テイストの上品なデザイン
- ホワイトアクセントとトープ内装が特徴
- RSグレードの6速MT専用化
- CVT廃止で走りの楽しさを追求
- ホワイトホイールなど専用装備充実
- Premium Tourerの最上級化
- 大型スポイラーやプライムスムースシート採用
- CVTモデルの頂点として位置づけ
N-ONEが選ばれる理由
タイムレスなデザイン
流行に左右されないシンプルなスタイリングは、長く愛せる普遍的な魅力があります。
充実した安全装備
ホンダセンシング全車標準装備で、軽自動車トップクラスの安全性を実現。
走りの楽しさ
VTECエンジンや6速MT設定など、ホンダらしい走る楽しさを提供。
程よいサイズ感
全高を抑えたスタイリッシュなボディで、立体駐車場も気兼ねなく利用可能。
カスタマイズの幅広さ
純正アクセサリーからアフターパーツまで、自分好みにカスタマイズできる楽しさ。
こんな人にN-ONEがおすすめ
- シンプルで飽きの来ないデザインを求める人
- 軽自動車でも走りを楽しみたい人
- 最新の安全装備が欲しい人
- マニュアル車が好きな人
- 街乗りメインだが、たまに高速道路も使う人
- 立体駐車場を利用する機会が多い人
2025年モデルのN-ONEは、デザイン、走り、安全性、実用性のバランスが取れた魅力的な軽自動車へと進化しました。
N-ONE関連リンク・お問い合わせ先
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N-ONEオーナー同士の情報交換や、カスタム事例の共有が活発
ホンダN-ONEは、タイムレスなデザインと最新技術の融合により、2025年モデルでさらなる進化を遂げました。自分のライフスタイルに合ったグレードを選び、N-ONEとの楽しいカーライフを始めてみてはいかがでしょうか。

参考記事

