2026年1月16日に発売されたスズキの新型電気自動車「eビターラ」。399万3000円からという価格設定ですが、実は国の補助金127万円と地方自治体の補助金、さらに税制優遇を組み合わせることで、実質負担額を272万円前後まで抑えることが可能です。
スズキ初の本格的なバッテリー電気自動車(BEV)として注目を集めるeビターラは、最長520kmの航続距離と4WDシステム「ALLGRIP-e」を搭載し、悪路走破性も兼ね備えています。この記事では、eビターラをお得に購入するための補助金制度や減税措置、さらにライバル車との比較まで詳しく解説します。

スズキ eビターラとは?新時代のコンパクト電気自動車SUV

スズキ新型eビターラは、2025年9月16日に発表され、2026年1月16日から日本国内で販売が開始された電気自動車専用SUVです。スズキが「小少軽短美」の企業理念のもと、トヨタ・ダイハツと協力して開発したEV専用プラットフォーム「HEARTECT-e(ハーテクト・イー)」を採用した、スズキ初の本格的なバッテリー電気自動車となります。
eビターラは世界戦略車として位置づけられ、日本市場だけでなく、ヨーロッパやインドなど世界各国で販売される予定です。インドのスズキ・モーター・グジャラート社で生産され、日本には逆輸入という形で導入されています。最新鋭の設備と厳格な品質管理のもとで製造されることで、高品質ながらコストパフォーマンスに優れた価格設定を実現しています。

車名の「eビターラ」は、日本では「エスクード」として知られていたSUV「ビターラ」の電気自動車版という位置づけです。ジャパンモビリティショー2023で公開されたコンセプトモデル「eVX」の市販バージョンとして開発され、スズキのブランド電動化を牽引するフラッグシップモデルとなっています。
eビターラのグレード別価格と主要スペック比較表
スズキ eビターラには、バッテリー容量と駆動方式の違いにより3つのグレードが設定されています。各グレードの価格とスペックを比較表で整理します。
| グレード | 価格(税込) | バッテリー容量 | 駆動方式 | 最高出力 | 最大トルク | 航続距離(WLTC) | 0-100km/h加速 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| X | 399万3,000円 | 49kWh | 2WD(FF) | 144ps | 19.7kgm | 433km | 約9秒 |
| Z(2WD) | 448万8,000円 | 61kWh | 2WD(FF) | 174ps | 19.7kgm | 520km | 約7.8秒 |
| Z(4WD) | 492万8,000円 | 61kWh | 4WD | 184ps(システム合計) | 31.3kgm(システム合計) | 472km | 約7.4秒 |
最もベーシックなXグレードは49kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は433kmとなっています。日常的な街乗りや通勤には十分な性能です。一方、上位グレードのZは61kWhの大容量バッテリーを搭載し、2WDモデルで最長520kmの航続距離を実現しています。さらに、Z(4WD)モデルはスズキ独自の4WDシステム「ALLGRIP-e」を搭載し、雪道や悪路での走破性を高めています。
2026年版 国の補助金制度を徹底解説
CEV補助金は最大127万円!eビターラの対象額
2026年1月以降に登録される電気自動車に対して、国は「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」を交付しています。令和6年度補正予算により、補助金額が大幅に増額され、eビターラは全グレードで127万円の補助金が受けられることが確定しています。
CEV補助金の別表によると、スズキ eビターラの各グレードの車両コード、定価、補助金額は以下の通りです。
| グレード | 車両コード | 型式 | 定価(税抜) | 補助金額 |
|---|---|---|---|---|
| X | 1072 | ZAA-PA2AS | 363万円 | 127万円 |
| Z 2WD | 1073 | ZAA-PA2AS | 408万円 | 127万円 |
| Z 4WD | 1074 | ZAA-PB3AS | 448万円 | 127万円 |
この補助金は車両価格から直接差し引かれるため、実質的な購入負担額を大幅に軽減できます。例えば、最もベーシックなXグレード(399万3,000円)の場合、補助金127万円を差し引くと実質負担額は約272万円となります。
CEV補助金の申請条件と注意点
CEV補助金を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。主な条件は以下の通りです。
申請資格: 個人または法人、地方自治体などが対象となります。リース事業者も対象に含まれるため、リース契約での購入も補助金の対象です。
保有義務期間: 補助金を受けた車両は、自家用車の場合は4年間、貸自動車業用(レンタカーなど)の場合は4年間の保有義務があります。この期間内に車両を売却したり譲渡したりすると、補助金の返還を求められる場合があります。
申請手続き: 車両の登録(初度登録)が完了してから、次世代自動車振興センターに補助金交付申請書を提出する必要があります。申請には車両の登録事項証明書、請求書、領収書などの書類が必要です。
予算の限り: CEV補助金は国の予算に基づいて交付されるため、予算が尽きた時点で受付が終了します。2026年度は補助金額が大幅に増額されたこともあり、早期に予算消化される可能性があります。eビターラの購入を検討している方は、早めにディーラーで注文し、登録を完了させることをおすすめします。
詳細な申請方法や最新情報は、次世代自動車振興センターの公式サイト(https://www.cev-pc.or.jp/)で確認できます。
地方自治体の補助金も併用可能!最大プラス50万円
国のCEV補助金に加えて、多くの地方自治体が独自の電気自動車購入補助金制度を設けています。自治体によって補助金額や条件は異なりますが、国の補助金と併用することで、さらに購入負担を軽減できます。
東京都の補助金制度
東京都では「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、電気自動車の購入に対して独自の補助金を交付しています。2026年度の東京都のEV補助金は以下の通りです。
基本額: 個人の場合、最大40万円
条件加算:
- 再生可能エネルギー100%電力の契約:プラス15万円
- 太陽光発電設備の設置:プラス30万円
- V2H機器の導入:プラス10万円
これらの条件を満たすことで、東京都では最大95万円の補助金が受けられる可能性があります。ただし、実際の補助金額は申請状況や予算によって変動するため、東京都環境局の公式サイトで最新情報を確認することが重要です。
神奈川県・横浜市の補助金制度
神奈川県と横浜市も独自の電気自動車補助金制度を設けています。神奈川県では最大30万円、横浜市では最大20万円の補助金が交付されます。県と市の補助金は併用可能なため、横浜市在住の方は国の補助金と合わせて最大177万円の補助を受けられる可能性があります。
その他の主要自治体
大阪府、愛知県、福岡県など、多くの自治体が電気自動車の購入補助制度を設けています。補助金額は10万円から50万円程度が一般的です。お住まいの自治体の補助金制度については、各自治体の環境局や環境政策課に問い合わせることで詳細を確認できます。
税制優遇でさらにお得!自動車税・重量税・環境性能割
電気自動車は、購入時および保有期間中のさまざまな税制優遇措置の対象となります。eビターラを購入する場合、以下の税制メリットを受けることができます。
自動車重量税の免税(2026年~2028年)
通常、新車購入時および車検時に課税される自動車重量税ですが、電気自動車は2026年4月から2028年4月まで免税となっています。eビターラの車両重量は1,700kg~1,890kgであり、通常であれば以下の重量税が課税されます。
- 1,500kg~2,000kg区分:初回車検時(3年分)で36,900円
この重量税が免税となるため、約3万7,000円の節約となります。さらに、2回目の車検時(次の2年分)も免税対象となる可能性が高く、合計で約6万円以上の節約効果が期待できます。
自動車税(種別割)の軽減措置
新車登録の翌年度の自動車税(種別割)について、電気自動車は75%の軽減措置が受けられます。eビターラは排気量の概念がないため、総排気量1リットル以下の区分に準じて税額が計算されます。
通常の自動車税(年額):29,500円
軽減後の自動車税(初年度翌年):7,375円
初年度翌年の自動車税が約2万2,000円軽減されることになります。
環境性能割の非課税
自動車を購入する際、通常は取得価額に対して環境性能割(旧:自動車取得税)が課税されます。税率は燃費性能に応じて0%~3%ですが、電気自動車は**非課税(0%)**となります。
例えば、eビターラ Z(2WD)の取得価額を約450万円とした場合、通常であれば以下の環境性能割が課税されます。
- 環境性能割(3%の場合):約13万5,000円
電気自動車であるeビターラはこの環境性能割が非課税となるため、約13万5,000円の節税効果があります。
税制優遇の合計メリット
これらの税制優遇を合計すると、eビターラの購入および保有期間において、以下のような節税効果が期待できます。
- 環境性能割の非課税:約13万5,000円
- 重量税の免税(初回・2回目車検):約6万円
- 自動車税の軽減(初年度翌年):約2万2,000円
合計節税額:約21万7,000円
実質負担額シミュレーション:eビターラを272万円で乗る方法
それでは、具体的にeビターラの実質負担額がいくらになるのか、グレード別にシミュレーションしてみましょう。
ケース1:Xグレード(2WD・49kWh)を東京都で購入
車両本体価格: 399万3,000円
国のCEV補助金: -127万円
東京都補助金: -40万円(基本額)
環境性能割非課税: -約11万9,800円
重量税免税(3年分): -約3万7,000円
自動車税軽減(初年度翌年): -約2万2,000円
実質負担額: 約214万円
最もベーシックなXグレードでも、補助金と税制優遇を最大限活用することで、実質負担額を200万円台前半まで抑えることができます。これは、ガソリン車のコンパクトSUVであるスズキ フロンクス(254万1,000円)よりも安い価格です。
ケース2:Z(2WD・61kWh)を東京都で購入(条件加算あり)
車両本体価格: 448万8,000円
国のCEV補助金: -127万円
東京都補助金: -55万円(基本40万円+再エネ契約15万円)
環境性能割非課税: -約13万5,000円
重量税免税(3年分): -約3万7,000円
自動車税軽減(初年度翌年): -約2万2,000円
実質負担額: 約247万円
61kWhの大容量バッテリーを搭載し、520kmの航続距離を誇るZ(2WD)グレードでも、実質負担額を約247万円まで抑えることが可能です。再生可能エネルギー100%の電力契約を結ぶことで、東京都の補助金が加算されるため、環境に配慮しながら経済的なメリットも享受できます。
ケース3:Z(4WD・61kWh)を神奈川県横浜市で購入
車両本体価格: 492万8,000円
国のCEV補助金: -127万円
神奈川県補助金: -30万円
横浜市補助金: -20万円
環境性能割非課税: -約14万8,000円
重量税免税(3年分): -約3万7,000円
自動車税軽減(初年度翌年): -約2万2,000円
実質負担額: 約295万円
4WDシステム「ALLGRIP-e」を搭載した最上位グレードでも、神奈川県と横浜市の補助金を併用することで、実質負担額を300万円以下に抑えることができます。雪国や悪路を走行する機会が多い方にとって、この価格で本格的な4WD電気自動車を手に入れられるのは大きな魅力です。
主要スペックまとめ:eビターラの走行性能と装備
ボディサイズと室内空間
スズキ eビターラのボディサイズは以下の通りです。
- 全長: 4,275mm
- 全幅: 1,800mm
- 全高: 1,640mm
- ホイールベース: 2,700mm
- 最低地上高: 185mm
- 最小回転半径: 5.2m
- 乗車定員: 5名
全幅1,800mmというサイズは、日本市場ではやや大きめですが、EV専用プラットフォーム「HEARTECT-e」により、ホイールベースが2,700mmと長く設定されており、広々とした室内空間を実現しています。後席は前後160mmのスライド機能とリクライニング機能を備えており、乗車人数や荷物の量に応じて柔軟にアレンジできます。
荷室容量は通常時で306L、後席を格納すると562Lまで拡大します。週末のアウトドアや家族旅行にも十分対応できる実用性を備えています。
電動パワートレインと航続距離
eビターラには、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LFP)が採用されています。このバッテリーは、従来の三元系リチウムイオンバッテリーと比較して、安全性が高く、寿命が長く、コストが安いという特徴があります。長期間使用してもバッテリーの劣化が少ないため、中古車としての資産価値も維持しやすいとされています。
Xグレード(49kWh・2WD)
- 最高出力:144ps
- 最大トルク:19.7kgm
- 航続距離(WLTC):433km
- 電費:約124Wh/km
Z(61kWh・2WD)
- 最高出力:174ps
- 最大トルク:19.7kgm
- 航続距離(WLTC):520km
- 電費:約117Wh/km
Z(61kWh・4WD)
- フロントモーター出力:174ps / 19.7kgm
- リヤモーター出力:65ps / 11.6kgm
- システム合計出力:184ps / 31.3kgm
- 航続距離(WLTC):472km
- 0-100km/h加速:約7.4秒
4WDモデルは前後に独立した2つのeAxleを搭載し、スズキ独自の4WDシステム「ALLGRIP-e」により、片側のタイヤが空転するような悪路でも、空転したタイヤにブレーキをかけて反対側のタイヤに駆動力を配分するLSD機能を備えています。雪道や泥濘地での走破性を大幅に向上させるTrailモードも搭載されています。
充電性能
eビターラは、CHAdeMO規格の急速充電に対応しており、最大90kWの高出力充電が可能です。
- 急速充電(90kW): 約45分で10%から80%まで充電
- 普通充電(AC200V): 約8~10時間でフル充電
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに設置されている急速充電器を利用すれば、休憩時間中に必要な分だけ充電することが可能です。また、自宅に200V普通充電設備を設置すれば、寝ている間にフル充電できるため、毎日の通勤や買い物に不便を感じることはありません。
安全装備と先進機能
eビターラには、スズキの最新安全技術「スズキ セーフティ サポート」が標準装備されています。
デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBS II): 単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせたデュアルセンサーにより、歩行者や自転車、対向車を検知し、衝突の危険がある場合は自動でブレーキをかけます。交差点での右折時の対向車検知や、横断中の歩行者・自転車の検知にも対応しています。
ドライバーモニタリングシステム: 運転席前方に設置されたカメラがドライバーの顔を常時監視し、脇見運転や居眠りの兆候を検知すると警告音で注意喚起します。長距離ドライブの安全性を高めます。
ブラインドスポットモニター: 隣接車線の後方から接近する車両を検知し、ドアミラーのインジケーターで知らせます。
リヤクロストラフィックアラート: 駐車場などでバック走行中、後方左右から接近する車両を検知して警告します。
アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き): 先行車との車間距離を自動で維持しながら、加速・減速を制御します。高速道路での長距離ドライブの疲労を軽減します。
インフォテインメントシステム
eビターラには、10.25インチのデジタルメーターと10.1インチのインフォテインメントディスプレイを接続した「インテグレーテッドディスプレイシステム」が採用されています。大型ディスプレイにより、ナビゲーション、オーディオ、車両情報などを見やすく表示できます。
スマートフォンアプリ「スズキコネクト」を利用すれば、リモートでエアコンの操作や充電状況の確認、車両の位置情報の確認が可能です。特に、寒い冬や暑い夏の出発前に、スマホから車内のエアコンをONにしておけば、乗り込んだ瞬間から快適な車内環境を享受できます。
V2L・V2H機能
eビターラは、V2L(Vehicle to Load)およびV2H(Vehicle to Home)機能に対応しています。
V2L: 車内にAC100V/1500Wのコンセントが装備されており、キャンプや屋外イベントで家電製品を使用できます。災害時の非常用電源としても活用できます。
V2H: 別売りのV2H機器を導入することで、eビターラのバッテリーから家庭の分電盤に電力を供給できます。停電時のバックアップ電源として、または電気料金の安い深夜に充電した電力を日中に使用することで電気代を節約することも可能です。
ライバル車との比較:eビターラは本当にお得?
eビターラの競合となる主な電気自動車と、価格・性能を比較してみましょう。
| 車種 | 価格(税込) | 航続距離(WLTC) | バッテリー容量 | CEV補助金 | 実質価格(補助金後) |
|---|---|---|---|---|---|
| スズキ eビターラ X | 399万円 | 433km | 49kWh | 127万円 | 272万円 |
| スズキ eビターラ Z 2WD | 449万円 | 520km | 61kWh | 127万円 | 322万円 |
| スズキ eビターラ Z 4WD | 493万円 | 472km | 61kWh | 127万円 | 366万円 |
| トヨタ bZ4X Z 2WD | 550万円 | 746km | 74.7kWh | 130万円 | 420万円 |
| 日産 リーフ B7 G | 600万円 | 702km | 78kWh | 129万円 | 471万円 |
| BYD ATTO 3 | 539万円 | 470-610km | 66-91kWh | 89万円 | 450万円 |
| テスラ Model 3 RWD | 531万円 | 594km | - | 127万円 | 404万円 |
この比較表からわかるように、eビターラは補助金適用後の実質価格で最もリーズナブルな電気自動車の一つです。特にXグレードは実質272万円という価格で、ガソリン車のコンパクトSUVと同等かそれ以下の価格設定となっています。
トヨタ bZ4Xとの比較
トヨタ bZ4Xは、74.7kWhの大容量バッテリーを搭載し、746kmという長い航続距離を誇ります。長距離ドライブが多い方や、充電回数を減らしたい方にはbZ4Xが適しているでしょう。ただし、価格面ではeビターラの方が約100万円安く、日常的な使用であれば520kmの航続距離で十分という方も多いはずです。
日産 リーフとの比較
日産 リーフは、2026年2月に発売予定のB5グレード(55kWh)と、2025年10月に発売されたB7グレード(78kWh)があります。B7グレードは702kmの航続距離を持ち、150kWの急速充電に対応していますが、価格は600万円と高額です。一方、eビターラは価格を抑えつつも実用的な航続距離を確保しており、コストパフォーマンスに優れています。
BYD ATTO 3との比較
BYD ATTO 3は中国製の電気自動車で、サイズやバッテリー性能がeビターラに近いライバルです。ただし、補助金額がeビターラよりも少ないため、実質価格ではeビターラの方が有利です。また、スズキは全国に販売網とサービス拠点を持っているため、アフターサービスの面でも安心感があります。
テスラ Model 3との比較
テスラ Model 3は、594kmの航続距離と250kWの超高速充電に対応しており、走行性能や充電インフラの充実度では優れています。ただし、価格面ではeビターラの方が安く、日本の道路事情に適したコンパクトなサイズ感もeビターラの魅力です。
維持費の比較:eビターラはガソリン車よりどれだけ安い?
電気自動車の大きなメリットの一つが、維持費の安さです。eビターラとガソリン車の維持費を比較してみましょう。
燃料費(電気代 vs ガソリン代)
ガソリン車(燃費15km/L、ガソリン価格170円/Lと仮定)
- 1kmあたりの燃料費:約11.3円
- 年間10,000km走行:約113,000円
eビターラ(電費6.0km/kWh、電気代30円/kWh(夜間料金)と仮定)
- 1kmあたりの電気代:約5.0円
- 年間10,000km走行:約50,000円
年間の燃料費差額:約63,000円の節約
10年間使用した場合、電気代だけで約63万円の節約となります。さらに、自宅に太陽光発電設備がある場合や、再生可能エネルギー由来の電力を利用する場合は、さらに電気代を抑えることが可能です。
メンテナンス費用
電気自動車はエンジンオイルやトランスミッションオイルの交換が不要であり、ブレーキパッドの摩耗も回生ブレーキの使用により少なくなります。そのため、ガソリン車と比較してメンテナンス費用が大幅に削減できます。
ガソリン車の主なメンテナンス費用(年間)
- エンジンオイル交換(年2回):約10,000円
- オイルフィルター交換:約3,000円
- エアフィルター交換:約3,000円
- スパークプラグ交換(2~3年ごと):約5,000円
- 合計:約21,000円/年
eビターラのメンテナンス費用(年間)
- タイヤ交換・ローテーション:約5,000円
- ブレーキフルード交換(2年ごと):約3,000円
- ワイパー・ウォッシャー液補充:約2,000円
- 合計:約10,000円/年
年間のメンテナンス費差額:約11,000円の節約
10年間で約11万円の節約となります。
車検費用
電気自動車は重量税が免税となるため、車検時の法定費用が安くなります。
ガソリン車の車検費用(2年ごと)
- 重量税:約37,000円
- 自賠責保険:約20,000円
- 検査手数料:約2,000円
- 整備費用:約40,000円
- 合計:約99,000円
eビターラの車検費用(2年ごと)
- 重量税:0円(免税)
- 自賠責保険:約20,000円
- 検査手数料:約2,000円
- 整備費用:約30,000円
- 合計:約52,000円
車検費用の差額(2年ごと):約47,000円の節約
維持費の合計比較(10年間)
- 燃料費差額:約63万円
- メンテナンス費差額:約11万円
- 車検費差額(5回分):約23.5万円
10年間の維持費削減額:約97.5万円
eビターラを10年間使用した場合、ガソリン車と比較して約100万円近くの維持費を節約できる計算になります。初期購入費用は補助金で抑えられ、維持費も大幅に安いため、トータルコストで見ればeビターラは非常に経済的な選択肢と言えます。
よくある質問(FAQ)
- eビターラの納期はどのくらいですか?
-
2026年1月の発売直後から注文が殺到しており、現在の納期は約3~4ヶ月以上とされています。グレードやボディカラーによっては、さらに納期が延びる可能性もあります。補助金の予算が尽きる前に確実に購入したい方は、早めにディーラーで契約することをおすすめします。
- 自宅に充電設備がない場合でも購入できますか?
-
購入自体は可能ですが、自宅に充電設備がない場合、毎回外部の充電スポットを利用する必要があり、不便さとコストが増大します。戸建て住宅の場合は200V普通充電設備の設置を、マンションの場合は管理組合に充電設備の設置を相談することをおすすめします。
- eビターラは寒冷地でも使用できますか?
-
はい、eビターラは寒冷地での使用にも対応しています。特に4WDモデルは、スズキ独自の「ALLGRIP-e」システムにより、雪道や凍結路面での走行安定性が高められています。ただし、バッテリーは低温環境で性能が低下するため、冬季は航続距離が約20~30%程度短くなることがあります。
- 補助金の申請はディーラーが代行してくれますか?
-
多くのディーラーでは、CEV補助金の申請代行サービスを提供しています。申請に必要な書類の準備や手続きをディーラーが代行してくれるため、購入者の負担が軽減されます。ただし、地方自治体の補助金については、自治体によって申請方法が異なるため、詳細はディーラーまたは自治体に確認してください。
- eビターラのバッテリー保証はどうなっていますか?
-
:eビターラには、新車登録から8年または走行距離160,000km。詳細な保証内容については、スズキ公式サイトまたはディーラーで確認することをおすすめします。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは寿命が長いとされているため、長期間安心して使用できます。
まとめ:eビターラを272万円で乗るための完全ガイド
スズキ eビターラは、国のCEV補助金127万円と地方自治体の補助金、さらに各種税制優遇を組み合わせることで、実質負担額を272万円前後まで抑えることが可能です。これは、ガソリン車のコンパクトSUVと同等かそれ以下の価格であり、電気自動車の購入ハードルが大きく下がったと言えます。
eビターラをお得に購入するためのポイント
- 早めの契約: 補助金の予算は有限であり、人気車種は早期に予算が尽きる可能性があります。購入を検討している方は、なるべく早くディーラーで契約し、登録を完了させることが重要です。
- 地方自治体の補助金を確認: 国の補助金に加えて、お住まいの都道府県や市区町村の補助金制度を調べ、併用可能な補助金を最大限活用しましょう。
- 再生可能エネルギーの活用: 東京都など一部の自治体では、再生可能エネルギー100%の電力契約や太陽光発電設備の設置により、補助金が加算されます。環境への配慮と経済的メリットを両立できます。
- V2H機器の導入検討: V2H機器を導入することで、補助金が加算されるだけでなく、停電時のバックアップ電源や電気代の節約にも繋がります。
- 維持費の削減を考慮: eビターラは購入時だけでなく、維持費も大幅に安いため、トータルコストで判断することが重要です。10年間で約100万円の維持費削減が期待できます。
スズキ eビターラは、スズキ初の本格的な電気自動車として、実用的な航続距離、優れた走行性能、そして何よりも手頃な価格を実現したモデルです。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、電気自動車の普及が加速する中、eビターラは日本の電気自動車市場に新しい選択肢をもたらす存在となるでしょう。
- CEV補助金(令和6年度)銘柄ごとの補助金交付額:
https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R6ho/R6ho_meigaragotojougen_3.pdf



※本記事の補助金額や税制優遇措置は、2026年1月時点の情報に基づいています。制度の内容は予告なく変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトまたはディーラーでご確認ください。

