日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)は、2026年2月26日、軽スーパーハイトワゴン「ルークス」のカスタムモデル「AUTECH LINE(オーテックライン)」に、自然吸気のBR06エンジン搭載グレードを追加設定すると発表しました。
この記事のポイント
- 2026年2月26日発表、4月2日発売
- 「AUTECH LINE」に待望の自然吸気(NA)エンジン車を追加
- 価格はターボ比約24万円安の201万8,500円〜
- ブラック基調インテリア+防水合皮シートなどオーテック専用装備を全グレードに標準搭載
- ベース車「ルークス」は2025年9月にフルモデルチェンジ済み
1. ルークス AUTECH LINE NA車とは?発表の背景
「AUTECH LINE」は「クール&アグレッシブ」を商品コンセプトとし、さりげない個性やこだわりをクルマに求めるユーザーに向けて設定されているカスタムカーです。これまではインタークーラーターボエンジン搭載グレードのみのラインナップでしたが、今回の追加により、より手が届きやすい価格帯でオーテックラインの世界観を体験できるようになりました。
ベースとなる現行ルークスは、2025年9月にフルモデルチェンジを実施。三菱「eKスペース」「デリカミニ」とのプラットフォーム共同開発による新世代モデルとして登場し、先進安全装備・室内空間・コネクティビティのすべてを大幅刷新しています。



2. 発売日・価格グレード一覧
発売日:2026年4月2日
発表日:2026年2月26日
発売元:日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)
AUTECH LINEグレード別価格表(全グレード)
| グレード | エンジン | 駆動 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| AUTECH LINE | 自然吸気(NA)【新設定】 | 2WD(FF) | 2,018,500円 |
| AUTECH LINE | 自然吸気(NA)【新設定】 | 4WD | 2,132,900円 |
| AUTECH LINE プロパイロットエディション | 自然吸気(NA)【新設定】 | 2WD(FF) | 2,204,400円 |
| AUTECH LINE プロパイロットエディション | 自然吸気(NA)【新設定】 | 4WD | 2,318,800円 |
| AUTECH LINE ターボ | ターボ | 2WD(FF) | 2,258,300円 |
| AUTECH LINE ターボ | ターボ | 4WD | 2,372,700円 |
| AUTECH LINE ターボ プロパイロットエディション | ターボ | 2WD(FF) | 2,348,500円 |
| AUTECH LINE ターボ プロパイロットエディション | ターボ | 4WD | 2,462,900円 |
NA車(自然吸気)はターボ車と比較して約239,800円安く購入できます。プロパイロットエディションを選んでも最大23万円以上安く、予算を抑えつつオーテックラインの専用装備・スタイルを楽しめる点が最大の魅力です。
なお、ルークス全グレードのラインナップは167万2,000円から展開されており、AUTECH LINE NA車は上位グレードに位置します。
3. AUTECH LINE専用装備・エクステリア

AUTECH LINEは標準モデルとは一線を画する専用エクステリアを備えており、クールで都会的な印象が特徴です。
自然吸気エンジングレード専用エクステリア装備
- 専用14インチアルミホイール(NA車専用デザイン)
- 専用フォグランプフィニッシャー
- シルバー色ドアミラー

なお、ターボエンジングレードには専用15インチアルミホイールが装備されており、ホイールサイズ・デザインがNA車とターボ車で異なります。NA車の14インチデザインはすっきりとした印象で都市型ライフスタイルにマッチし、ターボ車の15インチはよりスポーティな佇まいです。
標準ルークスのエクステリアデザインは「Roomy×Max(ルーミー×マックス)」をコンセプトに、「かどまる四角」と呼ばれる丸みを帯びたスクエアモチーフをヘッドライト・テールランプ・ドアハンドル・ホイールに採用。軽規格内で最大限の広さを視覚的に表現しています。
ボディカラーについては、ハイウェイスターシリーズを中心に「セラドングリーン」「シナモンラテ」「セトブルー」の新色を含む、全17通りの多彩なカラーバリエーションをラインナップ。日本の伝統建築「唐破風(からはふ)」にインスパイアされた日産初の2トーンカラーコーディネーションも設定されています。
4. AUTECH LINE専用インテリア

ルークス唯一のブラック基調インテリア
ルークスの全グレードの中で、ブラックを基調とした引き締まったインテリアはAUTECH LINEだけの特権です。標準グレードが明るくナチュラルなトーンで仕上げられているのに対し、オーテックラインはシックで高級感あるキャビンを演出します。
防水合皮専用シート
シート地には、スタイリッシュな意匠と上質な手触りを持ちながら、防水機能も兼ね備えた専用合皮素材を採用。以下のようなシーンで特に便利です。
- 子どもの飲み物をこぼしても拭き取れる
- アウトドアやスポーツ後の汚れた衣服での乗車
- ペットを乗せるファミリーにも安心
汚れや水濡れを気にせず使えるため、アクティブなファミリー層や趣味を持つユーザーから高い支持を得ると期待されます。
標準ルークスのインテリアコンセプトは「Breeze(そよかぜ)」。「縁側」や「ハンモック」をキーワードに、リビングルームのような心地よさを追求した設計です。AUTECH LINEはこのゆとりある居住空間を維持しながら、よりクールなトーンで仕上げた特別仕様と言えます。
5. スペック・エンジン性能
パワートレイン詳細
自然吸気エンジン(BR06型)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| エンジン型式 | BR06(直列3気筒 660cc) |
| 最高出力 | 52ps |
| 最大トルク | 6.1kgm |
| トランスミッション | エクストロニックCVT |
| 駆動方式 | FF(2WD)または 4WD |
ターボエンジン
| 項目 | スペック |
|---|---|
| エンジン型式 | 直列3気筒 660cc ターボ |
| 最高出力 | 64ps |
| 最大トルク | 10.2kgm |
| トランスミッション | CVT |
| 駆動方式 | FF(2WD)または 4WD |
新型ルークスのエンジンはロングストロークタイプを採用し、自然吸気エンジンの最高出力も従来より向上。前モデルで採用されていたマイルドハイブリッドシステムは廃止されましたが、エンジン単体の効率化と車体軽量化によって燃費性能は維持・向上されています。
また、ステアリングの操舵力とショックアブソーバーの減衰力を最適化することで、低速時のキビキビした軽快感と高速時の安定したハンドリングを両立しています。悪路での走破性を高める「ブレーキLSD機能」も全グレードに標準搭載されており、積雪路や滑りやすい路面でも片側の駆動輪をブレーキ制御することで安定した走行が可能です。
6. 燃費性能(NA vs ターボ)
WLTCモード燃費比較
| エンジン | 駆動 | 燃費 |
|---|---|---|
| 自然吸気(NA) | FF(2WD) | 21.0km/L |
| 自然吸気(NA) | 4WD | 18.8km/L |
| ターボ | FF(2WD) | 19.3km/L |
| ターボ | 4WD | 17.4km/L |
NA車(FF)はターボ車比で約1.7km/L優秀な燃費を誇り、日常の街乗り・通勤・買い物使いがメインのユーザーにとっては経済性の高い選択肢です。
前モデルのルークス(自然吸気+マイルドハイブリッド)の燃費は20.9km/L(FF)でしたが、新型はマイルドハイブリッドを廃止しながら21.0km/Lとわずかに上回る数値を実現。エンジン技術の進化と車体設計の見直しによって達成した成果です。
年間走行距離1万kmとガソリン代170円/Lを仮定した場合、ターボ車(FF・19.3km/L)と比較してNA車(FF・21.0km/L)の年間燃料費差額は約700円/月・約8,400円/年ほどになります(試算値)。購入価格差の約24万円を燃料費差額で回収するには長期間かかるため、走行性能と装備のどちらを優先するかで選ぶのが賢明です。
7. ベース車「ルークス」の主要装備・安全機能
2025年9月のフルモデルチェンジで新世代となったルークスは、軽自動車として最高水準の安全・快適装備を搭載しています。

先進安全装備一覧
| 機能名 | 概要 | 注記 |
|---|---|---|
| インテリジェント エマージェンシーブレーキ | 交差点歩行者・対向・交差車両検知対応 | 全グレード標準 |
| インテリジェント BSI | 後側方衝突防止支援システム | 軽自動車初 |
| BSW | 後側方車両検知警報 | 軽スーパーハイトワゴン初 |
| RCTA | 後退時車両検知警報 | 全グレード標準 |
| プロパイロット | 高速道路での単一車線自動運転支援 | 専用グレードに設定 |
| インテリジェント アラウンドビューモニター | 3Dビュー・インビジブルフードビュー・フロントワイドビュー付き | 軽自動車初の機能含む |
コネクティビティ・インフォテインメント

- 12.3インチ大型インフォテインメントディスプレイ(メーカーオプション)
- Google搭載NissanConnect:Googleマップ・Googleアシスタント・Google Play対応
- デジタルメーター(新採用)
- メーカーオプションのドライブレコーダーと連携した遠隔見守りサービス「リモートフォトショット」
8. 室内空間・収納・居住性
軽スーパーハイトワゴンの最大の強みである室内空間について、新型ルークスはクラストップ水準を複数部位で達成しています。
室内寸法(クラストップ項目)
| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 室内長 | 2,315mm | クラストップ(前型比+115mm) |
| 後席ニールーム | 795mm | クラストップ(子どもが立って着替え可能) |
| 荷室最大長 | 675mm | 48Lスーツケース4個積載可能 |
| 後席スライドドア開口幅 | 650mm | クラストップ |
| 後席最大スライド量 | 320mm | クラストップ |
ボディサイズ
- 全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,785mm
- ホイールベース:2,495mm
- 車重:960kg(FF)
収納・使い勝手
新型ルークスは収納スペースも充実。角型紙パックが入るカップホルダー、ティッシュボックスを丸ごと収納できる引き出し、スマートフォンや財布を置けるインストセンタースライドボックス、蓋付きのインスト運転席アッパーボックスなどを装備。日常の使い勝手を徹底的に高めた設計です。
9. NA車 vs ターボ車:どちらを選ぶべきか?
AUTECH LINEの購入を検討する際、多くのユーザーが迷うのが「自然吸気(NA)にするか、ターボにするか」という選択です。以下の比較表を参考にしてください。
NA車とターボ車の比較まとめ
| 比較項目 | NA車 | ターボ車 |
|---|---|---|
| 価格(FF) | 201万8,500円〜 | 225万8,300円〜 |
| 価格差 | 約24万円安い | — |
| 最高出力 | 52ps | 64ps |
| 最大トルク | 6.1kgm | 10.2kgm |
| 燃費(FF) | 21.0km/L | 19.3km/L |
| アルミホイール | 14インチ(専用デザイン) | 15インチ(専用デザイン) |
| おすすめシーン | 市街地・通勤・買い物 | 山道・高速・フル乗車 |
NA車をおすすめしたい人:
- 主に平坦な市街地・一般道で使う方
- 購入コストと維持費を抑えたい方
- オーテックラインの専用デザインやブラックインテリアが目的で、動力性能は標準で十分な方
ターボ車をおすすめしたい人:
- 坂道の多い地域や山岳エリアで使う方
- 高速道路を頻繁に利用する方
- 大人4名フル乗車での走行が多い方
- 加速力や余裕のあるパワーを重視する方
4WDを選ぶ場合も、豪雪地帯や悪路走行が想定される方はターボ車でパワーをしっかり確保しておくことがより安心です。
10. ライバル車との比較(ホンダN-BOX・スズキスペーシア)
軽スーパーハイトワゴン市場では、ルークス AUTECH LINEはホンダ「N-BOXカスタム」やスズキ「スペーシアカスタム」と競合します。
カスタム系軽ハイトワゴン 価格・装備比較(参考)
| モデル | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日産ルークス AUTECH LINE(NA) | 201万8,500円〜 | ブラックインテリア・防水合皮シート・軽自動車初のBSI・Google搭載12.3型ナビ |
| ホンダ N-BOX カスタム | 199万円台〜 | シンプルモダンデザイン・Honda SENSINGフル搭載・e:HEVなし |
| スズキ スペーシアカスタム | 190万円台〜 | ダイナミックシールドフェイス・デュアルカメラブレーキサポート |
ルークス AUTECH LINEのアドバンテージは、軽自動車初のインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援)やGoogle搭載大型インフォテインメントシステム、そしてオーテック(日産の高品質カスタム部門)による専用仕立てという点に集約されます。特に安全装備の充実度は現時点で軽スーパーハイトワゴンクラスの最高水準です。
11. まとめ:AUTECH LINE NA車はこんな人におすすめ
今回追加設定されたルークス「AUTECH LINE 自然吸気エンジン車」は、これまでターボ車のみだったオーテックラインに「よりリーズナブルなエントリー」を設けた意欲的なグレード展開です。
ルークス AUTECH LINE NA車をおすすめする方:
- 予算を抑えてオーテックラインのスタイルを手に入れたい方(ターボ比約24万円安)
- ブラック基調のクールなインテリアにこだわる方(ルークス全グレード中唯一)
- 子どもやペットを乗せる機会が多く、シートの汚れが気になる方(防水合皮シート標準)
- 主に市街地・通勤・買い物で使う方(燃費21.0km/Lの経済性)
- 軽自動車最高水準の安全装備を求める方(BSI・BSW・RCTA等)
- Google対応の大型インフォテインメントシステムを使いたい方
発売日は2026年4月2日、価格は2,018,500円〜(FF)からとなっています。NA車の新設定でラインナップが大幅に充実した新型ルークス AUTECH LINEは、軽スーパーハイトワゴンのカスタムモデルとして新たな選択肢を提示しています。
日産ニュースリリース
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-779f3e6dcff82fec891568028003021e

