ダイハツの人気軽自動車「ミライース」のフルモデルチェンジを2027年に予定しています。現行モデルは2017年5月の登場から約9年が経過しており、次期型への注目度は非常に高まっています。
この記事では、「新型ミライースを待つべきか、今すぐ現行モデルを買うべきか」という購入検討者が最も気になるポイントを軸に、フルモデルチェンジの発売日・価格・燃費・デザイン・スペックまで徹底的に解説します。

ダイハツ ミライース フルモデルチェンジの最新情報
ダイハツ・ミライースは、ダイハツブランドのエントリーモデルとして、低価格・高燃費・シンプル設計の三拍子が揃った軽自動車です。「第3のエコカー」というコンセプトのもと初代が2011年に登場し、現行の2代目は2017年に発売されました。
本来であれば、軽自動車のモデルサイクルは約6年が標準とされているため、2023年前後には新型が登場していてもおかしくない状況でした。しかし、2023年に発覚したダイハツの認証不正問題の影響により、フルモデルチェンジのスケジュールは大幅に後ろ倒しになっています。現在、最も有力な情報ではフルモデルチェンジは2027年とされており、ダイハツのラインナップ再編と合わせて順次登場する見通しです。

なぜ2027年まで遅れているのか? ─ 認証不正問題の影響
新型ミライースのリリースが遅れている最大の理由は、2023年に発覚したダイハツの認証不正問題にあります。この問題では、型式指定の申請における試験データの改ざんが判明し、全車種の出荷停止という前代未聞の事態に発展しました。
この影響で、ダイハツ社内の開発リソースは既存車種の再発防止策・法規対応・組織改革に集中的に割かれることとなり、新型車の開発プロジェクトは事実上ストップせざるを得ない状況に追い込まれました。加えて、開発から認証取得までのプロセスが抜本的に見直されたことで、開発期間が従来の約1.4倍程度に延びるとも言われています。
ダイハツは、2025年6月にムーヴのフルモデルチェンジを果たし、販売正常化への道を着実に歩んでいます。続いて2026年後半から2027年初頭にはタントのフルモデルチェンジが控えているとされており、ブランドの稼ぎ頭であるタントやムーヴが優先されるのは当然のことです。エントリーモデルであるミライースのフルモデルチェンジは、その後、2027年以降になるというのが業界のもっぱらの見方となっています。
新型ミライースの変更点・進化ポイントまとめ
参考情報および各種予測情報をもとに、新型ミライースで予想される主な変更・進化ポイントは以下のとおりです。
- 新世代プラットフォーム「DNGA」を採用し、ボディ剛性・軽量化・乗り心地を飛躍的に向上
- **全高を現行比でアップ(1,500mm→1,525mm前後)**し、室内の居住性・頭上空間を拡大
- **新世代トランスミッション「D-CVT(Dual mode CVT)」**を採用し、伝達効率と加速フィーリングを向上
- 新世代「スマートアシスト」を全グレードに標準装備し、安全性能を大幅に底上げ
- スポーティかつ精悍な新デザインを採用し、現行モデルのシャープなイメージをさらに進化
- 燃費性能の改善(WLTCモード:現行25.0km/L→新型27~28km/L台が目標)
現行モデルは2017年登場のため、約10年越しの全面刷新となります。特に現行型にはDNGAプラットフォームが採用されておらず、タントやムーヴとの技術的な格差が生じていました。新型ではこの差が解消され、ダイハツ全車種で統一された高品質な走行性能が期待されています。

新型ミライースの外装(エクステリア)デザイン予想
新型ミライースのエクステリアは、現行モデルのシャープで精悍なフロントフェイスというデザインDNAを継承しつつ、よりスポーティで現代的な印象に仕上げられると予想されます。
フロントフェイスはよりワイドな印象とすることで存在感をアップし、LEDヘッドライトの採用により先進的なイメージも付加されるでしょう。ボディのシルエットは、DNGAプラットフォームの採用によって全高がわずかに高められる見通しで、室内の居住性を重視しながらも空力性能を追求した流麗な仕上がりになると考えられます。
競合となるスズキ・アルトが丸みを帯びた愛らしいデザインに路線変更しているのに対し、ミライースは「キリッとした精悍さ」という独自の方向性を維持することで、しっかりとした差別化が図られると予想されます。
新型ミライースの内装(インテリア)デザイン予想
新型ミライースの内装は、エントリーモデルとしての親しみやすさを維持しながらも、質感・使い勝手ともに現行モデルから大幅な進化が期待されます。
最大のトピックはDNGAプラットフォームの採用による室内空間の拡大です。現行モデルと比べてリアシートの足元空間やラゲッジスペースが広がり、同乗者の快適性が向上します。またインテリア各所に多彩な収納スペースが配置され、日常使いでの利便性がさらに高まると予想されます。
インパネ周りのデザインも刷新され、最新のダイハツ車に共通するスッキリとしたレイアウトが採用される見通しです。エントリーグレードでもスマートフォン連携機能などの現代的な装備が充実してくることが期待されます。
新型ミライースのエンジン・スペック予想
新型ミライースに搭載されるエンジンは、軽自動車規格に対応した最新の自然吸気(NA)エンジンと予想されます。予想スペックは以下のとおりです。
- エンジン種類:直列3気筒 660cc 自然吸気 DOHC
- 最高出力:約52ps / 6,900rpm
- 最大トルク:約60Nm(6.1kgm) / 3,600rpm
- トランスミッション:D-CVT(Dual mode CVT)
- 駆動方式:FF(2WD)または 4WD
特にトランスミッションに採用が予想される**「D-CVT(デュアルモードCVT)」**は、従来のCVTに比べて大きな進化を遂げた機構です。通常のベルト駆動に加え、ギアを組み込むことで「ベルト+ギア駆動」が可能な「パワースプリット技術」を採用しており、高速域における伝達効率が約8%向上します。変速比幅も従来の5.3から7.3まで拡大されることで、低速域でのパワフルでスムーズな加速と、高速域での低燃費で静かなクルージングが両立されます。
また、エンジン本体も全面的に見直しが行われ、「マルチスパーク(複数回点火)」による燃焼速度の向上、霧状燃料噴射による燃焼室内への直入率向上、高タンブルストレートポートによる混合気の縦方向回転強化など、あらゆる角度から燃費性能と走行性能の改善が図られると予想されます。
なお、一部では次期ミライースへのハイブリッドシステム搭載を期待する声もあります。2025年のジャパンモビリティショーでは、軽自動車への搭載を視野に入れた「K-VISION」というストロングハイブリッドシステムが発表されました。しかし、ミライースの至上命題は「低価格」と「省資源」であり、コストが嵩む本格的なハイブリッドシステムの採用はエントリーモデルの価格帯とは相容れません。次期ミライースは自然吸気エンジンのみでの展開になる可能性が高いと見られています。
新型ミライースの燃費予想
新型ミライースの燃費性能は、DNGAプラットフォームによる軽量化、D-CVTの採用、および改良エンジンとの組み合わせにより、現行モデルから大幅に改善されると予想されます。
現行モデル(WLTCモード):FF 25.0km/L / 4WD 23.2km/L
新型予想(WLTCモード):FF 27.0〜28.0km/L / 4WD 25.0km/L前後
現在、最大のライバルであるスズキ・アルトはマイルドハイブリッドを搭載し、WLTCモードで27.7km/Lを達成しています。ミライースはハイブリッドなしでこの数値に肩を並べることができるかが焦点となります。実際、2025年にフルモデルチェンジしたムーヴはハイブリッドを採用せずとも約1割の燃費向上を実現しており、次期ミライースでも同様のアプローチでアルトに並ぶ燃費性能の達成は十分可能と考えられます。
新型ミライースの安全装備予想
新型ミライースには、ダイハツの最新安全システムである**新世代「スマートアシスト」**が全グレードに標準装備されることが予想されます。
現行モデルには「スマートアシストIII」が搭載されていますが、新型では機能が大幅に拡張される見通しです。ステレオカメラの特性を余すことなく活用する独自の制御ロジックにより、自動ブレーキ・誤発進抑制機能・レーンキープコントロール・車線逸脱抑制機能などが高次元で実現されます。
さらに、ステアリング操作をアシストしながら駐車をサポートする**「スマートパノラマパーキングアシスト」**の採用も期待されています。左右のカメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えてステアリング操作をアシストするため、駐車が苦手なドライバーにとって大きな助けとなります。
これらの機能が標準装備化されることで、現行モデルと比べて安全性能は格段に底上げされると期待されています。
新型ミライースのボディサイズ予想
新型ミライースの予想ボディサイズは以下のとおりです。
- 全長:3,395mm(現行比 変更なし)
- 全幅:1,475mm(現行比 変更なし)
- 全高:1,525mm(現行モデルは1,500mm → +25mm拡大)
- ホイールベース:2,455mm(現行比 変更なし)
全長・全幅は軽自動車規格の範囲内で維持されつつ、全高が約25mm高くなることで室内の頭上空間が広がります。DNGAプラットフォームの採用によりサスペンションやアンダーボディの構造が合理化され、高張力鋼板(ハイテン材)の活用や樹脂部品の積極採用による軽量化も進む見通しです。
上下方向の曲げ剛性を向上させた新開発アンダーボディと新開発サスペンションの組み合わせにより、乗り心地と走行安定性が飛躍的に高まると期待されています。
新型ミライースの価格予想
新型ミライースの価格は、昨今の原材料費の高騰や円安の影響により、現行モデルから値上がりすることが予想されます。
現行モデル エントリーグレード(B SA III・FF):992,200円
新型予想 エントリーグレード:110万円前後〜新型予想 最上位グレード(G・FF):160万円前後
現行ミライースのエントリーグレード「B SA III」はFFで992,200円と、かろうじて100万円を切る価格設定が大きな魅力でした。しかし、DNGAプラットフォームの採用や安全装備の標準化などによる付加価値向上を踏まえると、次期型でも100万円以下の実現は現実的に難しいでしょう。
ライバルのスズキ・アルトのエントリーグレードが約114万円からであることを考慮すると、新型ミライースのベースグレードは110万円前後からの設定が最も現実的な価格帯と予想されます。ただし、DNGAプラットフォームはコスト効率の高さも特徴の一つであるため、値上がり幅は最小限に抑えられることに期待が集まっています。
新型ミライースの発売日はいつ?
現時点で判明している最有力情報をまとめると、フルモデルチェンジした新型ミライースの発売日は2027年中と予想されます。
これは、ダイハツが認証不正問題後の立て直しとして、2025年にムーヴ、2026年後半〜2027年初頭にタントのフルモデルチェンジを優先して進めているためです。商品ラインナップの優先順位として、販売台数の大きいタントやムーヴが先行し、エントリーモデルであるミライースはその後に登場するスケジュールとなっています。
ダイハツはミライースをブランドのエントリーモデルと位置付けており、幅広いユーザー層へのアピールのためにも、この新世代化は非常に重要なモデルチェンジとなります。
※上記の発売日はあくまで予想情報です。正式な発売日はダイハツの公式発表をご確認ください。
新型ミライースを「待つべき人」「今すぐ買うべき人」
フルモデルチェンジを目前に控えたタイミングで、「待つべきか?買うべきか?」と悩んでいる方は非常に多いはずです。それぞれのケースを整理します。
新型ミライースを「待つべき人」:
- とにかく最新の安全装備・最新技術を搭載した車に乗りたい方
- DNGAプラットフォームによる乗り心地・走行性能の向上に期待している方
- 燃費性能のさらなる向上(WLTCモード 27km/L台以上)を求めている方
- 現行モデルの内装の質感やシートの硬さに不満を感じている方
- 急いで車を必要としておらず、2027年まで待てる状況の方
現行モデルを「今すぐ買うべき人」:
- 今すぐ車が必要な方(現行モデルでも基本性能は十分)
- 現行モデルの価格(100万円前後〜)の低価格を最大限に活用したい方
- 新型発売後の値引き拡大を狙って中古車で現行モデルを探したい方
- 日常の買い物や通勤など、普段使いに徹しており性能の違いをさほど重視しない方
- 年配の方や短距離利用が中心で、安全装備よりも低価格を優先したい方
現行ミライースは、2017年登場ながらも9年間変わらず売れ続けてきた実績のある完成度の高い車です。ユーザーからは「日常の足として不満がない」「乗り心地が思ったよりしっかりしている」「燃費が良く維持費が安い」といった好意的な評価が多く寄せられています。フルモデルチェンジを待てない事情がある場合は、現行モデルを選んでも後悔は少ないでしょう。
ダイハツ ミライースの歴史おさらい
新型の登場をより楽しみにするために、ミライースがどのような歴史を歩んできたかを振り返っておきましょう。
初代(LA300S系・2011年〜2017年)
初代ミライースは2011年9月に登場しました。「第3のエコカー」をコンセプトに掲げ、構造の見直しによる車両の徹底的な軽量化と、パワートレインの改良によるi-EGR採用などの「e:Sテクノロジー」によって、従来比で約40%の燃費向上を実現。JC08モード燃費で2WD 30.0km/Lを達成し、当時の軽自動車として画期的な低燃費を誇りました。車名の「e:S」は「Energy Saving Technology」と「eco & smart」に由来します。2014年に一部改良を実施し、JC08モード燃費でFF 35.2km/L / 4WD 32.2km/Lを達成しました。
2代目(LA350S系・2017年〜現行)
現行の2代目は2017年5月に登場しました。サイドアウターパネルの全面ハイテン化、部品の一体化、樹脂部品の積極採用により、初代後期モデルから約80kg(730kg→650kg)もの大幅軽量化を達成。空力性能を高めてCd値0.32を実現し、JC08モード燃費でFF 35.2km/Lという驚異的な数値を記録しました。また、安全システムを「スマートアシストIII」にアップデートすることで安全性も大幅に向上。LEDヘッドライトをグレードに応じて設定し、装備面でも充実を図りました。そして2021年には一部改良と価格の見直しを実施しています。
まとめ
ダイハツ ミライースのフルモデルチェンジは、認証不正問題の影響により当初の想定から大幅に遅れ、2027年が最有力の登場時期とされています。新型では、待望のDNGAプラットフォーム採用、D-CVTの導入、新世代スマートアシストの標準装備化など、現行モデルからの大きな進化が期待されており、約10年ぶりの全面刷新として非常に注目度の高いモデルチェンジとなるでしょう。
購入を検討している方は、急いでいないのであれば2027年の新型を待つのが賢明です。一方、今すぐ車が必要な方は、現行ミライースでも日常使いには十分な実力を備えていることをぜひ覚えておいてください。
最新情報が入り次第、随時この記事を更新してまいります。引き続きお楽しみに。

