メルセデス・ベンツ日本は2026年10月27日、メルセデスAMG Aクラスの特別仕様車「Mercedes-AMG A 35 4MATIC Final Edition(ファイナルエディション)」を、全国100台限定で発売しました。価格は890万円(税込)で、専用の外装色やマットブラックの19インチホイール、通常は有償オプションのAMG RIDE CONTROLサスペンションなどを標準で備えます。
A 35 4MATICは、Aクラスのハッチバックに306PSの2.0Lターボと四輪駆動を組み合わせた、AMGの入門的な高性能モデルです。2023年に内外装のデザインを刷新し、48V電気システムも採用しました。今回の限定車は、メーカー自らが「A 35 4MATICの集大成」と位置づけるモデルで、名前のとおり現行A 35の締めくくりとなる1台です。
販売は全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で、台数はわずか100台です。気になっている方は、早めに販売店へ在庫を問い合わせるのがおすすめです。
この記事では、新型A 35 4MATIC ファイナルエディションの発売日、特別装備、価格、通常モデルとの違い、スペック、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。


新型A 35 4MATIC ファイナルエディションとは?:現行A 35の集大成
メルセデスAMGのAクラスには、標準モデルに近い「A 35 4MATIC」と、さらに強力なエンジンを積む「A 45 S 4MATIC+」の2つがあります。A 35は、毎日の通勤や買い物にも使える乗り心地を保ちながら、AMGらしい加速とハンドリングを楽しめるのが持ち味です。
ファイナルエディションは、このA 35をベースに、通常モデルでは選べない色や装備を組み合わせた特別仕様車です。発表の概要は次のとおりです。
- 発売日:2026年10月27日
- 販売台数:全国限定100台
- 価格:890万円(税込)
- ハンドル位置:右
- 販売店:全国のメルセデス・ベンツ正規販売店
メルセデス・ベンツ日本は、限定車をいくつも用意していますが、「Final Edition」という名前が付くのは、そのモデルの区切りを意味するケースがほとんどです。A 35の現行型をこの仕様で手に入れられる機会は、今回の100台に限られると考えておきましょう。
新型A 35 4MATIC ファイナルエディションの主な変更点まとめ
通常のA 35 4MATICとの主な違いは、以下の通りです。
本モデル限定の装備
- 特別外装色:MANUFAKTURアルペングレー(ソリッド)
- ブラックの差し色:AMGナイトパッケージ+AMGエクステリアナイトパッケージII
- ホイール:特別色マットブラックの19インチAMGアルミホイール
- インテリアトリム:AMGアルミニウムインテリアトリム
通常は有償オプションの装備を標準化
- 足まわり:AMG RIDE CONTROLサスペンション
- ブレーキ:AMGレッドブレーキ・キャリパー
- シート:AMGパフォーマンスシート、マルチコントロールシートバック(運転席・助手席)
① 通常モデルにない「アルペングレー」とナイトパッケージ
いちばんの見どころは、ソリッドのグレーで仕上げた外装色です。メタリックのような輝きを抑えた落ち着いた色で、AMGナイトパッケージとAMGエクステリアナイトパッケージIIによるグロスブラックのアクセントと組み合わされます。ナイトパッケージ自体も、通常のA 35には設定がない装備です。

② マットブラックの19インチホイールとレッドキャリパー
ホイールは、ナイトパッケージと色調をそろえた特別色マットブラックの19インチAMGアルミホイールです。その奥には、上位モデルのA 45 S 4MATIC+で使われているAMGレッドブレーキ・キャリパーがのぞきます。暗い色でまとめたボディの中で、赤いキャリパーがよく目立ちます。

③ AMG RIDE CONTROLサスペンションを標準装備
走りの面で大きいのが、電子制御ダンピングシステムを持つAMG RIDE CONTROLサスペンションです。走行状態に合わせて、四輪それぞれの減衰力を連続的に調整し、正確な応答性と安定した姿勢を両立させます。街なかでは乗り心地を重視し、ワインディングでは引き締まった走りを楽しむ、といった使い分けがしやすくなる装備です。
④ AMGパフォーマンスシートとマルチコントロールシートバック
シートは、通常は有償オプションのAMGパフォーマンスシートです。さらに、運転席・助手席にマルチコントロールシートバックを備えます。シート内部のエアクッションを調整して、座面の前後、腰の下側と上側、背もたれの左右のサポートを体に合わせられます。
新型A 35 4MATIC ファイナルエディションの価格一覧
メーカー希望小売価格は次のとおりです。比較のため、通常モデルと上位モデルの価格も並べました(いずれもメルセデス・ベンツ日本の公式サイトの価格)。
| モデル | 駆動 | ハンドル | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| A 35 4MATIC Final Edition 【限定100台】 | 4WD | 右 | 890万円 |
| A 35 4MATIC(通常モデル) | 4WD | 右 | 805万6,000円 |
| A 45 S 4MATIC+ | 4WD | 右 | 969万円 |
通常のA 35との差額は84万4,000円です。この中に、専用の外装色、ナイトパッケージ2種、19インチホイール、レッドキャリパー、AMG RIDE CONTROL、AMGパフォーマンスシート、マルチコントロールシートバックが含まれます。オプションを個別に選べない装備も多いため、単純な足し算での比較は難しいものの、内容を考えると割高感は小さい設定といえます。
購入後3年間は、走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が付きます。一般保証修理、定期メンテナンス、24時間ツーリングサポート、地図データの更新が無償です。その後は、有償の「保証プラス」「メンテナンス プラス」で延長できます。
精悍なダークトーン!新型A 35 ファイナルエディションの外装(エクステリア)
フロント
フロントは、A 35のAMG専用フロントグリルを中心に、ナイトパッケージのブラックの加飾で引き締めた顔つきです。グレーのボディに黒いパーツが組み合わさることで、通常モデルより低く構えた印象になります。
リア・ホイール
後ろ姿でも、ブラックのアクセントがボディの輪郭を強調します。足元のマットブラックのホイールとレッドキャリパーは、横や斜め後ろから見たときにいちばん効いてくる部分です。
ボディカラー
外装色は、MANUFAKTURアルペングレー(ソリッド)の1色だけです。「MANUFAKTUR」はメルセデス・ベンツの特別な仕立てを表す名前で、通常のカタログ色とは別の扱いの色です。
黒と赤のコントラスト!新型A 35 ファイナルエディションの内装(インテリア)

シートと内装色
内装色はブラックで、シート表皮はレザーARTICO/MICROCUTです。ヘッドレスト一体型のAMGパフォーマンスシートには赤いステッチが入り、MANUFAKTURレッドシートベルトと合わせて、外のレッドキャリパーと同じ「黒に赤」の組み合わせを室内でも表現しています。
インテリアトリム
ダッシュボードには、本モデル限定のAMGアルミニウムインテリアトリムが入ります。斜めのラインを並べたデザインで、ブラック一色になりがちな室内にメリハリを付けています。

ディスプレイ・快適装備
メーターはデジタルコックピットディスプレイ、中央には10.25インチのメディアディスプレイを備えます。対話型インフォテインメントシステム「MBUX」に加え、実際の路上の映像に進む方向を重ねて表示するMBUX ARナビゲーションや、アドバンスドサウンドシステムも標準です。前席のワイヤレスチャージング、キーレスゴー、左右独立調整のクライメートコントロールなど、日常で便利な装備もそろっています。
新型A 35 4MATIC ファイナルエディションのパワートレインとスペック
パワートレインは通常のA 35 4MATICと同じです。
| エンジン | 2.0L 直列4気筒ターボ「M260」 |
|---|---|
| 排気量 | 1,991cc |
| 最高出力 | 306PS(225kW) |
| 最大トルク | 400N・m |
| トランスミッション | AMGスピードシフト 8速DCT |
| 駆動方式 | 4WD(4MATIC) |
| 電気システム | 48V電気システム(約1kWhのリチウムイオン電池) |
エンジンにはツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用し、低い回転からの力強さと、高い回転までの伸びを両立させています。8速DCTは変速が素早く、スポーツ走行でもリズムよく加速できます。
48V電気システムは、回生ブレーキなどで発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池にため、エンジン始動や加速、変速を必要に応じて補助します。燃費を下げるだけでなく、振動の少ない始動や滑らかな加速にも役立つ仕組みです。ウォーターポンプも電動化され、冷却を状況に合わせて最適に調整します。
なお、燃費(WLTCモード)やボディサイズ、車両重量などの細かい数値は、公式サイトのカタログ情報(Data Information)で確認できます。
新型A 35 ファイナルエディションの安全装備
Aクラスは充実した安全運転支援システムを備えています。メルセデスAMG Aクラスの公式ページで紹介されている主な機能は次のとおりです。
- アクティブレーンキーピングアシスト:約60km/h以上でカメラが車線を検知し、ステアリング補正や微振動で車線内の走行をサポート
- ブラインドスポットアシスト:斜め後方の死角にいるクルマや自転車に気づかずに車線変更しようとすると警告
- アダプティブハイビームアシスト・プラス:約30km/h以上で、周囲を眩惑しないよう照射範囲を自動制御
- アクティブパーキングアシスト:駐車スペースを検出し、縦列駐車にも対応
- PRE-SAFE機能:衝突の危険を判断すると、シートベルトの巻き上げやサイドウインドウを閉じる動作などで乗員を守る
新型A 35 ファイナルエディションと通常モデル、どれを選ぶべきか?
今回は限定車の記事なので、Aクラスの高性能モデル3つを「誰に向いているか」で比べます。
おすすめ① 【特別感と装備重視なら】A 35 4MATIC Final Edition
価格:890万円
専用色とナイトパッケージの見た目に加え、AMG RIDE CONTROLやパフォーマンスシートまでそろうのが強みです。「どうせならフル装備のA 35に乗りたい」「人と違う色がいい」という方には、いちばん満足度の高い選択です。限定100台なので、リセールの面でも通常モデルより注目されやすいと考えられます。
おすすめ② 【価格を抑えたいなら】A 35 4MATIC(通常モデル)
価格:805万6,000円
エンジンや駆動方式は限定車と同じです。好きなボディカラーを選びたい方や、電子制御サスペンションまでは必要ないという方は、通常モデルで十分に楽しめます。
おすすめ③ 【とにかく速さを求めるなら】A 45 S 4MATIC+
価格:969万円
ひとりのマイスターがエンジンを組み上げる“One man - one engine”の思想で作られる、Aクラスの頂点です。限定車との差額は79万円で、より強烈な加速を求めるならこちらになります。一方で、普段使いのしやすさと価格のバランスでは、A 35系に分があります。
新型A 35 4MATIC ファイナルエディションの発売日はいつ?
発売日は2026年10月27日で、発表と同じ日に全国の正規販売店で販売が始まりました。メルセデス・ベンツ日本のオンラインショールームには、すでに日本に到着済みの車両も掲載されています。台数が100台と少ないため、在庫は販売店ごとに限られると考えたほうがよいでしょう。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、在庫の確保です。限定100台で、外装色も1色だけなので、色やグレードを迷う時間はありません。オンラインショールームでは車両のお取り置き(有料・商談後に全額返金)もできるので、気になる方は早めに動きましょう。
2つ目は、装備の中身です。ファイナルエディションの装備はセットで決まっていて、後から変えられない部分が多くあります。マットブラックのホイールや赤いキャリパーなど、好みが分かれる部分を実車や写真で確認しておくと安心です。
3つ目は、維持費とタイヤです。19インチの扁平タイヤは、交換するときの費用が小さくありません。保険料や税金も含めて、購入後の費用まで販売店で見積もりを取っておくのがおすすめです。
新型A 35 4MATIC ファイナルエディションに関するよくある質問(FAQ)
Q. 発売日と価格は?
A. 2026年10月27日発売で、メーカー希望小売価格は890万円(税込)です。
Q. 何台限定ですか?
A. 全国限定100台です。
Q. ボディカラーは選べますか?
A. MANUFAKTURアルペングレー(ソリッド)の1色のみです。
Q. 通常のA 35とエンジン性能は違いますか?
A. 同じです。2.0L直列4気筒ターボで、最高出力306PS、最大トルク400N・mです。
Q. 左ハンドルはありますか?
A. 発表されているのは右ハンドルのみです。
まとめ:A 35 ファイナルエディションは「全部入り」の最後のA 35
新型A 35 4MATIC ファイナルエディションは、専用色のアルペングレーとナイトパッケージで見た目を引き締め、AMG RIDE CONTROLやパフォーマンスシートなど、通常は有償の装備までまとめて備えた限定車です。通常モデルとの差額は84万4,000円で、装備の中身を考えると納得しやすい価格です。
エンジンは通常モデルと同じですが、足まわりとシートが上級になるぶん、走りの満足感は確実に高まります。現行A 35の集大成として、100台限定という希少性も大きな魅力です。購入を考えている方は、早めに販売店へ相談しましょう。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

