2028年のスズキは、開発中の新型ハイブリッド「スーパーエネチャージ」や軽量化技術「Sライト」が市販車に広がり始め、ソリオやワゴンR スマイルといった両側スライドドア車が世代交代を迎える年になりそうです。2023年に登場したスペーシアとスイフトも、マイナーチェンジの時期に入ると予想されます。
スズキは2027年に、スイフトスポーツの復活、ハスラー・アルト・アルト ラパン・ワゴンRといった主力の軽自動車のフルモデルチェンジが集中すると予想されています。2028年は、その流れを受けて、新しい技術を使った小型車やスライドドア車の新型が続く年になりそうです。
この記事では、2028年に発売・発表が予想されるスズキの新型車とモデルチェンジ情報をまとめました(全5モデル)。いずれもスズキから2028年の発売が正式に発表されたものではなく、公式発表の内容とモデルサイクルをもとにした予想の情報です。記事中の写真は、すべて現行モデルです。

2028年 スズキ 新型車・モデルチェンジ 一覧表
まずは、この記事で紹介する5モデルを一覧で確認しましょう。公式に分かっていることと、モデルサイクルからの予想を「時期」の欄で区別しています。
| 車種 | 内容 | 時期 |
|---|---|---|
| 新型ハイブリッド(スーパーエネチャージ)・Sライト | 新技術の市販車への搭載 | 2027〜2028年頃(予想) |
| ソリオ/ソリオ バンディット | フルモデルチェンジ | 2028年頃(予想) |
| ワゴンR スマイル | フルモデルチェンジ(2代目) | 2028年頃(予想) |
| スペーシア/スペーシア カスタム | マイナーチェンジ | 2027〜2028年頃(予想) |
| スイフト | マイナーチェンジ | 2027〜2028年頃(予想) |
スズキ 新型ハイブリッド「スーパーエネチャージ」&「Sライト」 市販化は2027〜2028年頃予想
スズキは2026年9月25日、「10年先を見据えた技術戦略2026」を発表し、開発名称「スーパーエネチャージ」と呼ぶ新型ハイブリッドシステムや、安全で軽い車体「Sライト」などを、これからの商品に展開していく方針を示しました。

スズキは2024年に「エネルギー極少化」、2025年に「本質価値極大化」という考え方を掲げ、それを実現する技術群を「Right × Light Mobile Tech」と名付けています。2026年の発表では、その中身として、シリーズハイブリッド、新型ハイブリッド(スーパーエネチャージ)、新開発の直噴ターボエンジン、Sライト、SDVライトの5つを挙げ、地域や使い方に合わせて組み合わせていくとしました。
スズキは2024年の技術戦略で、次の世代の軽自動車で約100kgの軽量化を目指す考えを示しています。また、2030年に向けて新車の開発期間を半分にする目標も掲げました。これらの技術は、2027年に予想される次期アルトなどを皮切りに、2028年にかけてほかの車種へ広がっていくと予想されます。ただし、どの車種にいつ搭載するかは発表されていません。

スズキ 新型 ソリオ/ソリオ バンディット フルモデルチェンジ 2028年頃予想
スズキのコンパクトハイトワゴン「ソリオ」「ソリオ バンディット」は、2028年頃にフルモデルチェンジを受けると予想されています。現行モデルは2020年11月25日に発表、12月4日に発売され、先代より全長を延ばして荷室の床面長を100mm広げました。

2025年1月16日には大きめの一部仕様変更を受け、スイフトと同じ1.2Lの「Z12E型」エンジンとマイルドハイブリッドを全車に搭載しました。燃費はWLTCモードで2WDが22.0km/L、4WDが20.7km/Lです。衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や全車速追従機能付ACCを採用し、後席の置き忘れを知らせるリヤシートリマインダーをスズキ車で初めて採用しました。価格は192万6,100円から264万8,800円です。
現行型の登場から2028年で約8年となるため、そのころが次期型の目安になります。次期型では、技術戦略で示されたシリーズハイブリッドや新型ハイブリッドの採用が期待されます。ライバルのトヨタ「ルーミー」との燃費競争でも、次期ソリオのパワートレインは大きな注目点です。ただし、スズキから次期型の発表はありません。
スズキ 新型 ワゴンR スマイル フルモデルチェンジ 2代目 2028年頃予想
スズキの軽ハイトワゴン「ワゴンR スマイル」は、2028年頃にフルモデルチェンジを受け、2代目になると予想されています。現行モデルは2021年8月27日に発表、9月10日に発売されました。

ワゴンR スマイルは、ワゴンRの扱いやすさに後席スライドドアを組み合わせたモデルです。スライドドアの開口幅は600mm、室内高はワゴンRより65mm高く、丸目のヘッドランプとかわいらしいデザインで人気を集めています。発売時の燃費はWLTCモードで25.1km/L(2WD)、価格は129万6,900円から171万6,000円でした。
2027年10月頃には、もとになるワゴンRのフルモデルチェンジが予想されています。新しいワゴンRの技術が使えるようになった後、2028年頃にスマイルも新しくなる流れが考えられます。次期型の時期や内容は、スズキから発表されていません。

スズキ 新型 スペーシア/スペーシア カスタム マイナーチェンジ 2027〜2028年頃予想
スズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」「スペーシア カスタム」は、2027〜2028年頃にマイナーチェンジを受けると予想されています。現行モデルは2023年11月9日に発表、11月22日に発売されました。

現行スペーシアでは、後席の座面を動かしてオットマン、レッグサポート、荷物ストッパーの3通りに使える「マルチユースフラップ」を、スズキの軽自動車で初めて採用しました。燃費はWLTCモードで最高25.1km/Lです。2024年9月20日には、SUVテイストの「スペーシア ギア」も新しくなりました。
登場から4年ほどの2027〜2028年頃は、内外装の変更や安全装備の強化を含むマイナーチェンジの時期にあたります。スペーシアはスズキの国内販売を支える主力車種なので、新しい技術がどこまで取り入れられるかにも注目です。マイナーチェンジの時期や内容は発表されていません。
スズキ 新型 スイフト マイナーチェンジ 2027〜2028年頃予想
スズキのコンパクトカー「スイフト」は、2027〜2028年頃にマイナーチェンジを受けると予想されています。現行モデルは2023年12月6日に発表され、CVT車が12月13日、5MT車が2024年1月17日に発売されました。

現行スイフトは、新開発の1.2L「Z12E型」エンジンを採用し、マイルドハイブリッドを国内のスズキ車で初めて5MT車にも組み合わせました。燃費はWLTCモードで最高25.4km/L(HYBRID MX 2WD 5MT)、発売時の価格は172万7,000円から233万2,000円です。
登場から4年ほどとなる2027〜2028年頃は、マイナーチェンジの時期にあたります。2027年1月頃には、このスイフトをベースにしたスイフトスポーツの復活も予想されています。マイナーチェンジでの新しいハイブリッドの追加などに期待が集まりますが、スズキからの発表はありません。

2028年の前に登場するスズキの新型車
2028年の新型車を待つかどうかを考えるうえでは、その前に出てくるモデルも知っておきたいところです。スズキは2025年9月16日にバッテリーEV「e ビターラ」、2025年10月2日に新型「クロスビー」、2026年3月9日に軽商用EV「e エブリイ」、2026年10月6日に軽乗用EV「e SKY」を発売しました。
2027年には、スイフトスポーツの復活、スペーシア ベースの新型、ハスラー・アルト・アルト ラパン・ワゴンRのフルモデルチェンジなどが予想されています。つまりスズキは、2027年に販売の多い軽自動車を新しくし、2028年前後にスライドドア車や小型車へ新技術を広げていく流れになりそうです。
なぜ2028年にスズキの新型車が変わるのか?
新技術「Right × Light Mobile Tech」の展開
スズキは、軽くて小さいクルマで使うエネルギーを減らすことを技術の柱にしています。新型ハイブリッドや直噴ターボ、Sライトは、2026年の技術戦略で商品展開の方針がはっきり示されました。新しい技術が出そろうのに合わせて、2028年前後のモデルチェンジでこれらが使われていくと予想されます。
電動化のマルチパスウェイ
スズキは、地域ごとのエネルギー事情に合わせて、EV・ハイブリッド・エンジン車などを使い分ける「マルチパスウェイ」を進めています。日本では、e ビターラ、e エブリイ、e SKYとEVが3車種そろいました。2028年前後は、EVとあわせて、より燃費のいいハイブリッド車が増えていく時期になりそうです。
2028年のスズキ 注目ポイント
2028年のスズキで注目したいポイントは次の3つです。
・新型ハイブリッドの広がり:スーパーエネチャージやシリーズハイブリッドが、どの車種に、いくらで載るのかがポイントです
・スライドドア車の世代交代:ソリオとワゴンR スマイルの次期型が、どんな姿とパワートレインで登場するのかに注目です
・軽量化の効果:Sライトによる軽量化が、燃費や走りをどこまで良くするのかに期待が集まります
2028年の新型を待つべき?今買うべき?
1つ目のポイントは、今のモデルの改良状況です。ソリオは2025年1月に大きめの一部仕様変更を受け、エンジンや安全装備が新しくなりました。すぐに乗り換えたい方は、改良後の現行モデルでも十分に満足できるはずです。
2つ目は、燃費をどこまで重視するかです。新型ハイブリッドを待つと燃費は良くなる見込みですが、そのぶん価格が上がる可能性があります。年間の走行距離が少ない方は、今のマイルドハイブリッド車でも負担は大きく変わりません。
3つ目は、今のクルマの車検や乗り換えの時期です。2028年の新型は時期が予想のため、車検が近い方は無理に待たず、現行モデルの値引きや納期も比べて判断するのがおすすめです。
2028年のスズキ新型車に関するよくある質問(FAQ)
Q. スズキの新型ハイブリッド「スーパーエネチャージ」はいつ発売されますか?
A. スズキは2026年9月の技術戦略で商品展開の方針を示しましたが、搭載車種や発売時期は発表していません。2027〜2028年頃の採用が予想されています。
Q. 次期ソリオはいつ発売されますか?
A. スズキから発表はありません。現行モデルの登場からの年数をもとに、2028年頃と予想されています。
Q. ワゴンR スマイルはフルモデルチェンジしますか?
A. スズキから発表はありません。もとになるワゴンRの新型が2027年10月頃と予想されており、スマイルは2028年頃と予想されています。
Q. スペーシアのマイナーチェンジはいつですか?
A. スズキから発表はありません。現行モデルは2023年11月の発売で、2027〜2028年頃のマイナーチェンジが予想されています。
Q. スイフトのマイナーチェンジはいつですか?
A. スズキから発表はありません。現行モデルは2023年12月の発表で、2027〜2028年頃と予想されています。
まとめ:2028年のスズキは「新型ハイブリッドの本格化」と「スライドドア車の世代交代」の年
2028年のスズキは、技術戦略で示した新型ハイブリッド「スーパーエネチャージ」や軽量化技術「Sライト」が市販車に広がり始め、ソリオとワゴンR スマイルのスライドドア車2台が世代交代を迎える年になりそうです。スペーシアとスイフトのマイナーチェンジにも注目が集まります。
2027年に予想されるスイフトスポーツの復活やハスラー・アルト・ワゴンRなどのフルモデルチェンジは、2027年のまとめ記事で紹介しています。最新情報が入り次第、随時更新していきます。


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