光岡自動車は2026年11月5日、新車としての生産を終えたSUV「バディ(Buddy)」について、中古車をベースに新車と同じ工程で仕上げる「メイクアップモデル」の受注を始めました。2027年の生産枠として確保されたのは約70台です。
バディは2020年に発表されたミツオカ初のSUVで、2025年10月には「再販してほしい」という声に応えて150台限定の再生産が決まり、2026年10月に新車としての最終車両がラインオフしました。それでも問い合わせが続いていることから、ビュートやリューギで行ってきたメイクアップモデルの対象にバディを加えた形です。
生産台数は少なく、ボディカラーなどの選択肢にも制限があります。最終モデルを買い逃した方や、予算に合わせてバディを手に入れたい方は、早めに最寄りのミツオカ販売店へ相談しておくと安心です。
この記事では、メイクアップ バディの仕組み、生産枠、価格の考え方、バディのサイズ・装備・スペック、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。


新型バディ「メイクアップモデル」とは?:背景と概要
「メイクアップモデル」は、新車の供給が終わったモデルを、厳選した中古車をベースにもう一度つくり上げる光岡自動車独自の商品です。ベース車両が中古車であること以外は、新車と同じ部品で艤装し、塗装、最終検査まで新車の生産ラインとまったく同じ工程を経て出荷されます。
光岡はこれまでも、「再生産してほしい」「予算内に収まる車両はないか」という声に応える形で、ビュート、ビュートなでしこ、リューギなどでメイクアップモデルを展開してきました。今回、その対象にバディが加わったことになります。
光岡の公式サイトでは、メイクアップ車づくりの流れも紹介されています。メイクアップ車づくりは仕様決めから始まります。購入者とミツオカのスタッフが完成した姿や使い方を話し合い、予算に合わせて年式・走行距離・グレード・装備などを決定。そのうえでベースとなる中古車を探し、富山県の工場に運び込んで品質チェックを行います。組み上げに使うパーツはすべて新品で、冠水歴や事故歴のある車両はベースに使わないとしています。
バディ自体は、トヨタ「RAV4」をベースに、アメリカンレトロ調の専用ボディをまとわせたSUVです。2020年11月に先行予約を始め、2021年6月に正式発売。約4年間で累計約1,200台を受注し、2024年9月までに確保したベース車両分がすべて完売しました。その後、2025年10月に150台限定で再生産が決まり、2026年10月に新車としての生産を終えています。
【変更点まとめ】新型バディ メイクアップモデルはここが違う
新車のバディとメイクアップモデルの主な違いは、以下の通りです。
- ベース車両:新車のRAV4ではなく、厳選した中古車がベースになる
- 製造工程:新品の部品を使い、新車と同じ生産ラインで艤装・塗装・最終検査を行う
- 生産枠:2027年分として約70台を確保。2026年11月5日(木)から受注開始
- 価格:一律の車両価格ではなく、ベース車の年式・走行距離・装備などに応じた想定価格基準を設定
- 選べる仕様:少量生産のため、外装カラーなどに制限がある
① 中古車をベースに新車と同じ工程で製造
いちばん大きな違いは、ベース車両が中古車になることです。ただし、中古のバディをそのまま販売するわけではありません。中古のベース車を富山の工場で一度チェックし、新品の部品で専用ボディを組み付け、塗装と最終検査まで新車と同じ流れで仕上げます。見た目や仕上がりは新車のバディに近い形で受け取れるのが、一般的な中古車との違いです。

② 2027年の生産枠は約70台
メイクアップ バディの生産枠は、2027年分として約70台です。2025年に再生産された最終モデルが150台だったことを考えると、その半分以下の規模になります。ベース車探しから始まる受注生産のため、1台ずつ時間をかけて仕上げる形になり、枠が埋まれば受付が終わる可能性もあります。
③ 価格は個体差に応じた「想定価格基準」
新車のように1つのメーカー希望小売価格が決まっているわけではなく、ベース車両の年式・走行距離・装備などの個体差に応じた想定価格基準が設けられています。予算に合わせて仕様を決められる一方、具体的な金額は販売店での見積もりで確認する必要があります。
新型バディ メイクアップモデルの価格
メイクアップ バディの価格は、2026年11月5日時点で公式には公表されていません。参考として、新車として最後に販売されたバディ最終モデル(2025年10月発表)の価格を載せておきます。
| モデル | パワートレイン | 駆動 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| メイクアップ バディ 【新設定】 | ベース車による | ベース車による | 未発表(個体ごとに見積もり) |
| バディ 最終モデル HYBRID DX(参考) | 2.5Lハイブリッド | E-Four | 726万円 |
最終モデルでは、特別塗装色のグローブワンホワイトパールⅡが12万1,000円高、ツートーンカラーが50万6,000円高のメーカーオプションでした。メイクアップモデルはベース車の選び方しだいで予算を抑えられる可能性がありますが、価格差は公式に示されていないため、販売店で複数の仕様を見積もって比べるのがおすすめです。
新型バディのボディサイズ
光岡の公式サイトに掲載されているバディ(HYBRID DX)の寸法は次のとおりです。
- 全長×全幅×全高:4,730×1,865×1,685mm
- ホイールベース:2,690mm
- トレッド(前/後):1,605/1,625mm
- 最低地上高:190mm
- 室内長×幅×高:1,890×1,515×1,210mm
- 最小回転半径:5.5m
ベースのRAV4(先代)に対し、バディは専用のフロントまわりとリアまわりで全長が長くなっています。全幅1,865mmは国産ミドルサイズSUVとしては標準的ですが、全長が4.7mを超えるため、機械式駐車場や狭い車庫に入れる方は事前に寸法を確かめておきましょう。

ヴィンテージ調!新型バディの外装(エクステリア)
フロント
バディの顔つきは、1970〜80年代のアメリカ製SUVを思わせる角型ヘッドライトと、メッキで縁取られた大きな格子グリルが特徴です。上下2段に並んだ角目のライトと厚みのあるメッキバンパーが、ベース車とはまったく違う存在感をつくっています。ヘッドライトはLED(オートレベリング機能付き)です。
リア
リアには縦長のテールランプと、メッキのバンパーを組み合わせています。バックドアには「Buddy」の筆記体エンブレムが入り、オプションでリア七宝焼エンブレムやミッドセンチュリータイプのエンブレムも用意されていました。


ボディカラー
光岡公式サイトのバディのページには、MJブラックマイカ、グローブワンホワイトパールⅡ、ガンメタリック、ベルベットレッドマイカの単色4色と、ノースカロライナブルー/ホワイト、トップガングレー/ホワイト、ビーチベージュ/ホワイトのツートーン3色が掲載されています。ただし、メイクアップ バディは少量生産のため、生産効率を考えて対応できる外装カラーに制限があるとされています。希望の色が選べるかどうかは、販売店で確認してください。

上質なレザー調!新型バディの内装(インテリア)
コックピット・シート
インテリアはブラックを基調に、本革巻き+サテンメッキ加飾付きの3本スポークステアリングを採用。シートはパーフォレーションとステッチの入った合成皮革で、運転席・助手席には快適温熱シートとシートベンチレーションが付きます。メーカーオプションの専用レザーシート&トリムセットでは、白いステッチやラインが入り、外装のレトロな雰囲気とそろえられます。


ディスプレイ・快適装備
公式サイトの装備表(HYBRID DX)では、10.5インチHDディスプレイのディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)、ETC2.0ユニット、左右独立温度コントロールのフルオートエアコン、ハンズフリーパワーバックドア、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントなどが標準装備です。パノラマムーンルーフも選べます。メイクアップモデルでは、ベース車の年式やグレードによって装備が変わるため、仕様決めの段階で確認しておきましょう。
新型バディのパワートレインとスペック
公式サイトに掲載されている、新車として最後に販売されたHYBRID DXの主なスペックです。メイクアップモデルはベース車によって内容が異なる場合があります。
| 車両型式 | 6AA-AXAH54 |
|---|---|
| エンジン | 2.5L 直列4気筒(2.487L) |
| エンジン最高出力 | 131kW(178PS)/5,700rpm |
| エンジン最大トルク | 221N・m(22.5kgf・m)/3,600〜5,200rpm |
| フロントモーター | 88kW(120PS)/202N・m |
| リヤモーター | 40kW(54PS)/121N・m |
| 駆動方式 | E-Four(電気式4WD) |
| トランスミッション | 電気式無段変速機 |
| 車両重量 | 1,760kg |
| 燃料・タンク容量 | 無鉛レギュラー・55L |
| タイヤ | 225/60R18 |
後輪をモーターで駆動するE-Fourのため、雪道やキャンプ場の未舗装路でも安心感があります。燃費(WLTCモード)は光岡の公式サイトに記載がないため、この記事では載せていません。
新型バディの安全装備
公式サイトの装備表では、次の安全装備が標準装備となっています。
- 先進安全装置
- LEDヘッドライト(オートレベリング機能付)
- パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)
- パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)+ブラインドスポットモニター
- パノラミックビューモニター
メイクアップモデルはベース車の年式やグレードによって安全装備の内容が変わる可能性があります。特に先進運転支援の機能は、見積もりの段階でベース車の仕様を確認しておくと安心です。
新型バディ メイクアップモデルはどんな仕様を選ぶべきか?おすすめの考え方
おすすめ① 【装備重視なら】高年式・ハイブリッドE-Fourのベース車
価格:未発表(個体ごとに見積もり)
長く乗るつもりなら、なるべく年式が新しく、走行距離の少ないハイブリッドのE-Four車をベースにするのが安心です。ディスプレイオーディオや安全装備も新しいものになりやすく、リセール面でも有利と考えられます。
おすすめ② 【予算重視なら】年式・走行距離で調整する
価格:未発表(個体ごとに見積もり)
「バディのデザインに乗りたい」という気持ちが一番なら、年式や走行距離に幅を持たせると予算を抑えやすくなります。外装は新品の部品で組み直すため、見た目の満足度は高いままです。ただし、エンジンやハイブリッド部品はベース車のものなので、整備記録の内容は必ず確認しましょう。
おすすめ③ 【雰囲気重視なら】専用レザーシート&トリム付き
価格:未発表(個体ごとに見積もり)
白いステッチ入りの専用レザーシート&トリムセットは、室内の雰囲気が大きく変わる装備です。対応できるかは販売店で確認しましょう。

光岡バディの歩みをおさらい
2020〜2024年:ミツオカ初のSUVとして人気に
2020年11月に先行予約を開始し、2021年6月に正式発売。半導体不足でベース車の供給が不安定な中でも約4年で累計約1,200台を受注し、2024年9月までに確保分が完売しました。
2025年:150台限定で再生産
2025年10月、先代RAV4の最終生産ロットから150台を調達し、HYBRID DXのみのワングレードで再生産を発表。パノラマムーンルーフやデジタルインナーミラーなどを標準装備とし、価格は726万円でした。
2026年:新車生産終了とメイクアップモデル化
2026年10月に新車として最後の車両がラインオフ。11月5日からメイクアップモデルとしての受注が始まり、バディは「中古車ベースで新車同様に仕上げる」形で買えるモデルになりました。
新型バディ メイクアップモデルの納車時期はいつ?
受注開始は2026年11月5日(木)で、生産枠は2027年分の約70台です。ベース車探しと工場での組み上げが必要になるため、納車時期は個別に案内されると考えられます。具体的な納期は公式には示されていません。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、生産枠が約70台と少ないことです。最終モデルの150台より少なく、ベース車の確保状況によっては希望どおりの仕様にならないこともあります。検討している方は早めに販売店へ相談しましょう。
2つ目は、価格が個体ごとに決まることです。年式・走行距離・装備で見積もりが変わるため、予算の上限と譲れない条件(年式、ハイブリッド、4WDなど)を先に決めておくと話が進めやすくなります。
3つ目は、ベース車の状態と保証の確認です。外装は新品の部品で仕上げますが、エンジンやハイブリッドシステムはベース車のものです。整備記録や保証内容、ボディカラーの選べる範囲を契約前に確かめておきましょう。
新型バディ メイクアップモデルに関するよくある質問(FAQ)
Q. メイクアップ バディの受注開始日はいつですか?
A. 2026年11月5日(木)です。全国のミツオカ販売拠点で相談できます。
Q. 何台つくられますか?
A. 2027年の生産枠として約70台が確保されています。
Q. 価格はいくらですか?
A. 一律の価格は公表されていません。ベース車の年式・走行距離・装備などの個体差に応じた想定価格基準があり、販売店で見積もりを取る形です。
Q. 普通の中古車と何が違いますか?
A. 中古車をベースに、新品の部品を使って新車と同じ生産ラインで艤装・塗装・最終検査を行う点です。冠水歴・事故歴のある車両はベースにしないとされています。
Q. ボディカラーは自由に選べますか?
A. 少量生産のため、対応できる外装カラーなどに制限があります。詳しくは販売店で確認してください。
まとめ:メイクアップ バディは「最後のチャンス」を広げる選択肢
光岡バディは新車としての生産を2026年10月に終えましたが、2026年11月5日からメイクアップモデルとして受注が始まりました。中古車をベースにしながら、新品の部品で新車と同じ工程を経て仕上げるのが特徴で、2027年の生産枠は約70台です。
価格はベース車の状態によって決まるため、予算に合わせて仕様を選べる一方、台数とカラーには限りがあります。最終モデルを逃した方は、早めに販売店で見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

