Stellantisジャパンは2026年11月3日、米国RAM(ラム)ブランドのフルサイズピックアップトラック「RAM 1500 Limited(リミテッド)」を日本に導入すると発表しました。発売は2027年の年明けを予定しています。
発表の舞台は、静岡県の富士スピードウェイで開かれた同社初の全8ブランド合同イベント「STELLANTIS ALL BRANDS DAY -JAPAN 2026-」です。会場ではRAM 1500 Limitedの実車がプレビュー展示され、あわせてジープの「ラングラー MOAB 392」の日本導入も明らかにされました。どちらも、2026年2月に施行された米国製乗用車に関する新しい認定制度を利用して導入されます。
これまでRAMのピックアップを日本で手に入れるには、正規ルート以外に頼るしかありませんでした。日本仕様の価格・装備・エンジンはまだ発表されていないため、気になっている方は今後の正式発表と販売店の案内をこまめに確認しておくと安心です。
この記事では、新型RAM 1500 Limitedの日本発売日、北米仕様のボディサイズ・エンジン・内外装、同時に発表されたラングラー MOAB 392、購入前に確認したいポイントまで、わかりやすくまとめました。


新型RAM 1500 Limitedとは?:日本導入の背景と概要
RAMは、2009年に米国で発足したトラック専門ブランドです。現在はステランティス傘下で、ライトデューティーの「1500」、ヘビーデューティーの「2500/3500」、商用バンの「ProMaster」などをそろえています。
その中心となるのがRAM 1500で、北米ではフォードF-150やシボレー・シルバラードと並ぶフルサイズピックアップの定番モデルです。グレードは実用重視の「Tradesman」から、オフロード向けの「Rebel」や「RHO」、豪華仕様の「Longhorn」「Limited」「Tungsten」まで幅広く用意されています。
今回日本に導入されるLimitedは、北米ラインアップの中でも上位に位置する高級グレードです。上質なレザー内装や大型ディスプレイを備え、「ピックアップトラックでありながら高級車並みの室内」を持つのが特徴です。Stellantisジャパンは、新しい認定制度によって日本市場に提供できる車種の選択肢が広がるとしており、RAM 1500 Limitedはその代表的な1台になります。
【特徴まとめ】新型RAM 1500 Limited 日本導入のポイント
今回の発表のポイントは、主に以下の4点です。
- 正規導入:Stellantisジャパンが日本導入を正式に発表
- 発売時期:2027年の年明けに発売予定(価格・仕様は未発表)
- グレード:上級グレードの「Limited」を導入
- 同時発表:ジープ「ラングラー MOAB 392」も同じ制度で日本導入へ
① Stellantisジャパンによる日本導入
最大のトピックは、日本のステランティスが自らRAMブランドの車を扱うと表明したことです。正規導入となれば、購入後の点検・修理や部品の供給を国内のネットワークで受けられることが期待されます。ただし、取り扱い店舗や保証内容はまだ発表されていません。
② 上級グレード「Limited」を選んで導入
Limitedは、北米仕様ではレザー内装、大型のセンターディスプレイ、クロームを効かせた専用の外観などを備えた上位グレードです。日本で販売するグレードを1つに絞るなら、装備の充実したグレードを選ぶのは自然な判断といえます。

③ 2026年2月施行の新しい認定制度を活用
RAM 1500 Limitedとラングラー MOAB 392は、2026年2月に施行された米国製乗用車に関する新しい認定制度を利用して導入されます。Stellantisジャパンは、この制度によって日本に導入できる車種の幅が広がるとしています。
④ ジープ「ラングラー MOAB 392」も同時に日本導入
V8エンジンを積んだジープ「ラングラー MOAB 392」の日本導入も発表されました(詳細は後半で紹介)。
新型RAM 1500 Limitedのグレードと価格一覧
日本仕様の価格は、2026年11月7日時点で発表されていません。
| グレード | 駆動 | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| RAM 1500 Limited 【日本導入】 | 未発表 | 未発表 | 未発表 |
参考までに、カナダではHEMI V8搭載の2026年モデルの価格が6万5,490カナダドル(希望小売価格)からと発表されています。ただしこれはグレードを問わない開始価格で、輸送費・税制・装備が異なるため、日本の価格の目安にはなりません。正式な価格は発売時の発表を待ちましょう。
新型RAM 1500 Limitedのボディサイズ
日本仕様のサイズは未発表です。以下は、カナダ仕様の公式諸元(クルーキャブ・5フィート7インチベッド・4×4・20インチタイヤ)です。
| 項目 | カナダ仕様(クルーキャブ・5フィート7インチベッド) |
|---|---|
| 全長 | 5,903mm |
| 全幅 | 2,062mm |
| 全高 | 1,972mm |
| ホイールベース | 3,672mm |
| 最低地上高(スキッドプレートなし) | 219mm |
| 最小回転直径(20インチタイヤ) | 14.08m |
| 乗車定員(前/後) | 3名/3名 |
全長は約5.9m、全幅は2mを超えます。国内で販売されているSUVやミニバンと比べても、ひと回り以上大きなサイズです。最小回転直径は14m台で、半径にすると約7mになります。狭い路地でのUターンや、コインパーキングでの切り返しには慣れが必要でしょう。
荷台(5フィート7インチベッド)は、床面の長さが1,711mm、幅が1,687mm、左右のホイールハウスの間が1,295mm、深さが543mmで、容量は1.5m³です。キャンプ道具やバイク、DIYの資材などを気兼ねなく積めるのは、ピックアップならではの強みです。

存在感抜群!新型RAM 1500 Limitedの外装(エクステリア)
フロント:大型グリルとRAMロゴ
フロントは、横長の大きなグリルの中央に「RAM」の文字を配置した堂々とした顔つきです。Limitedではグリルや周囲の加飾が上質に仕立てられ、高級グレードらしい存在感を出しています。日本の会場で展示された車両も、白いボディに大型グリルが映える仕様でした。
リア:荷台とテールゲート
リアは、大きなテールゲートとバンパーを備えたピックアップらしい形です。テールゲートを開けた状態の地面からの高さは881mm(カナダ仕様・5フィート7インチベッド)で、荷物の積み下ろしにも配慮されています。

ボディカラー
日本仕様のボディカラーは発表されていません。日本のイベントでは白、北米の報道写真ではグレー系のボディが公開されています。
高級車並み!新型RAM 1500 Limitedの内装(インテリア)
コックピット:横に広いダッシュボード
運転席まわりは、横に広いダッシュボードにデジタルメーターと縦長の大型センターディスプレイを組み合わせたレイアウトです。ウッド調のパネルやステッチ入りのレザーで仕上げられ、ピックアップの車内とは思えない落ち着いた雰囲気があります。

ディスプレイ・装備
センターコンソールには大型の縦長タッチスクリーンを配置し、ナビやオーディオ、車両設定などをまとめて操作できます。日本仕様の装備内容(ナビの対応やオーディオなど)はまだ発表されていません。
シート・後席
クルーキャブは前後とも3名がけで、後席の足元空間は1,138mm(カナダ仕様の公式値)と広く、大人がゆったり座れます。前席の頭上空間は1,038mm、後席は1,013mmです。



新型RAM 1500 Limitedのパワートレインとスペック
日本仕様に積まれるエンジンは、2026年11月7日時点で公式には発表されていません。カナダ仕様の公式資料では、Limitedに設定されるエンジンは次の2種類です。
| 項目 | 5.7L HEMI V8 eTorque | 3.0L 直6ツインターボ HO |
|---|---|---|
| 排気量 | 5,654cc | 2,993cc |
| 最高出力 | 395hp(291kW)/5,600rpm | 540hp(403kW)/5,700rpm |
| 最大トルク | 556Nm/3,950rpm | 707Nm/3,500rpm |
| 電動化 | 48Vマイルドハイブリッド(eTorque) | なし |
| 変速機 | 8速AT | 8速AT |
| 駆動方式 | 4×4(オンデマンド式トランスファー) | 4×4(フルタイム式トランスファー) |
5.7L HEMI V8は、2025年モデルで一度ラインアップから外れたあと、2026年モデルで復活したエンジンです。ベルト駆動のモーター発電機(12kW)と0.43kWhの48Vリチウムイオン電池を組み合わせたeTorqueを備え、発進時のトルクの上乗せ、スムーズなアイドリングストップ、減速時のエネルギー回生を行います。可変カムタイミングや気筒休止機構も備えています。
カナダ仕様のHEMI搭載車は、最大けん引重量4,350kg、最大積載量794kgと発表されています。日本では運転免許やけん引の条件によって使い方が変わるため、実際の使い方は日本仕様の諸元が出てから確認しましょう。
新型RAM 1500 Limitedの燃費
日本仕様のWLTCモード燃費は未発表です。カナダの公式資料では、5.7L HEMI V8の燃費は「TBA(未定)」となっています。3.0L直6ツインターボHOはカナダ基準の複合値で13.8L/100km(約7.2km/L相当)です。
燃料タンクは98Lが標準で、Limitedには125Lの大容量タンクも設定されています(カナダ仕様)。HEMI V8は推奨がオクタン価89、87も使用可とされています。日本で使う燃料の指定は、日本仕様の発表を待つ必要があります。
新型RAM 1500 Limitedの安全装備
日本仕様の安全装備は未発表です。カナダ仕様の公式資料では、クルーキャブのエアバッグは6個と記載されています。先進運転支援システムの内容は、日本仕様の発表で確認しましょう。
新型RAM 1500 Limitedはどんな人に向いている?
おすすめ① 【趣味の道具を積みたい人】アウトドア・マリン派
容量1.5m³の荷台と広い後席を両立しているので、家族4〜5人でのキャンプや、汚れた道具をそのまま積みたい釣り・サーフィンなどの趣味に向いています。
おすすめ② 【アメリカ車の本物を求める人】V8ファン
北米ではHEMI V8が復活したばかりで、大排気量V8の鼓動を味わえる数少ない新車の選択肢です。日本仕様にどのエンジンが載るかは、今後の発表に注目です。
さらにV8の「ジープ ラングラー MOAB 392」も日本導入へ
同じイベントで日本導入が発表されたジープ「ラングラー MOAB 392」は、北米ではジープ誕生85周年の記念モデルの第1弾として登場したモデルです。米国の公式発表では、6.4L HEMI V8エンジン(最高出力470hp、最大トルク470lb-ft=約637Nm)と8速ATを組み合わせています。
392は排気量を立方インチで表した数字で、ラングラーにV8を組み合わせた本格派のモデルです。V8ラングラーの正規導入は、ジープファンにとって大きな話題といえるでしょう。日本仕様の価格・発売時期・台数は発表されていません。

新型RAM 1500 Limitedの日本発売日はいつ?
Stellantisジャパンの発表では、RAM 1500 Limitedの発売は2027年の年明けを予定しています。具体的な発売日、受注開始日、販売店、導入台数は発表されていません。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、価格と導入台数です。フルサイズピックアップの高級グレードで、輸入車でもあるため、価格は高額になることが考えられます。導入台数が限られる可能性もあるので、正式発表と同時に販売店へ問い合わせられるよう準備しておきましょう。
2つ目は、自宅や職場の駐車スペースです。全長約5.9m・全幅約2.06m(カナダ仕様)というサイズは、一般的な機械式駐車場や、区画の小さいコインパーキングには入らないことが多いはずです。自宅の車庫の奥行き・幅、よく使う駐車場の制限を事前に測っておくことをおすすめします。
3つ目は、登録区分と維持費です。日本での登録区分(ナンバーの種類)や車検の周期、税金は日本仕様の発表で確認が必要です。大排気量エンジンの場合は自動車税や燃料代も大きくなるため、購入前に年間の維持費を試算しておきましょう。
新型RAM 1500 Limitedに関するよくある質問(FAQ)
Q. RAM 1500 Limitedの日本発売日はいつですか?
A. Stellantisジャパンは2027年の年明けに発売予定と発表しています。具体的な日付は未発表です。
Q. 日本での価格はいくらですか?
A. 2026年11月7日時点で未発表です。
Q. 日本仕様のエンジンは何ですか?
A. 公式には未発表です。カナダ仕様のLimitedには5.7L HEMI V8 eTorqueと3.0L直6ツインターボHOが設定されています。
Q. ボディサイズはどれくらいですか?
A. カナダ仕様(クルーキャブ・5フィート7インチベッド)で全長5,903mm、全幅2,062mm、全高1,972mmです。日本仕様の数値は未発表です。
Q. ラングラー MOAB 392も日本で買えますか?
A. RAM 1500 Limitedと同じ認定制度で日本に導入されると発表されています。価格や発売時期は未発表です。
まとめ:新型RAM 1500 Limitedは「本物のフルサイズ」を正規で選べる貴重な1台
Stellantisジャパンは、米国RAMブランドのフルサイズピックアップ「RAM 1500 Limited」を2027年の年明けに日本で発売する予定です。2026年2月施行の新しい認定制度を活用した導入で、ジープ「ラングラー MOAB 392」も同時に日本導入が発表されました。
北米仕様は全長約5.9mの大きなボディに、高級車並みの内装と、HEMI V8または直6ツインターボを組み合わせています。一方で、日本仕様の価格・エンジン・装備はまだ発表されていません。駐車スペースや維持費も含めて、正式発表の内容をしっかり確認してから検討するのがおすすめです。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。
参考ページ
- Stellantisジャパン|「STELLANTIS ALL BRANDS DAY -JAPAN 2026-」を開催
- Stellantis North America Media|Canada Press Kit: 2026 Ram 1500
- Stellantis North America Media|5.7-Litre HEMI V-8 Now Available to Order on 2026 Ram 1500
- RAM 公式サイト(米国)|2026 Ram 1500
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