2028年のテスラは、2026年10月15日に世界初公開された新型ロードスターの生産開始と、ハンドルもペダルもない自動運転専用車「Cybercab(サイバーキャブ)」の本格展開が重なる1年になりそうです。イーロン・マスクCEOは、新型ロードスターの生産を2028年に始めると説明しています。
一方で、テスラは2026年5月にModel S/Model Xの生産を終え、サイバートラックも2027年半ばごろに生産を縮小・終了する方針をマスク氏が示しました。2028年のテスラは、Model 3とModel Yを中心に、ロードスターやCybercabといった新しいモデルへと顔ぶれが大きく入れ替わっていきます。
この記事では、2028年に発売・発表が予想されるテスラの新型車とモデルチェンジ情報をまとめました(全7モデル)。テスラやマスク氏が公式に示した計画と、報道やモデルサイクルからの予想を分けて書いています。日本での発売時期は、どのモデルも発表されていません。

2028年 テスラ 新型車・モデルチェンジ 一覧表
まずは、この記事で紹介する7モデルを一覧で確認しましょう。公式に示されていることと予想を「時期」の欄で区別しています。
| 車種 | 内容 | 時期 |
|---|---|---|
| ロードスター(2代目) | 新型スポーツカー | 2028年に生産開始(マスク氏が説明) |
| Cybercab | 自動運転専用の2人乗りEV | 2026年に量産開始(公式)、2028年は展開拡大の予想 |
| Model 3より小さい新型EV | 新しい手ごろなEV | 米国・欧州は2028年の可能性(報道・未発表) |
| Model 3 | 大幅改良 | 2028年頃(予想) |
| Model Y | 改良 | 2028年頃(予想) |
| Semi | 電動大型トラック | 2026年に量産開始(公式)、2028年は販売地域の拡大予想 |
| Robovan | 自動運転の大型バン | 時期は未発表(2028年以降と予想) |
テスラ 新型 ロードスター 2028年に生産開始予定
テスラは2026年10月15日、2代目となる新型ロードスターを世界初公開しました。マスク氏は、生産を2028年に始めると説明しています。2017年に初めて試作車が公開されてから、何度も計画が延びてきたモデルで、2028年はついに市販が始まる年になる見込みです。

新型ロードスターは2人乗りのスポーツカーです。テスラの公式サイトでは、アクティブエアロと、車体の下から空気を吸い出して強い押さえつける力(ダウンフォース)を生む「マルチモード・サクションシステム」を特徴としています。さらに、ロケットの技術を応用した「コールドガス・スラスター」を備える仕様もあり、0-60mph(約97km/h)加速は1秒を切るとしています。
公式サイトでは、公道用の「Performance」、サーキット向けの「Thrust」、招待制の「Rocket」の3つの仕様が紹介されています。Rocketは空中に浮くことも想定した仕様で、公道を走ることは認められていません。価格は発表されておらず、日本での発売も未発表です。

テスラ 新型 Cybercab(サイバーキャブ) 2026年量産開始・2028年は本格展開へ
Cybercabは、ハンドルもペダルもない、自動運転専用の2人乗り電気自動車です。2024年10月に公開され、2026年にテキサス州の工場で量産が始まりました。

テスラは2026年10月21日の決算発表で、2026年9月3日から米テキサス州オースティンでCybercabによる配車サービスを始めたこと、テキサス工場の年間生産能力が12万5,000台を超えることを明らかにしました。個人のお客さまへの納車も、2026年中に始める計画です。荷室はスーツケース4個が入る広さがあるとしています。
マスク氏は、Cybercabを「個人が持つクルマ」より「移動サービスのためのクルマ」と位置づけています。2028年は、走るエリアや台数が大きく広がる年になると予想されます。マスク氏はSNSで、3万ドルを下回る価格での販売にも触れていますが、詳しい計画は発表されていません。日本では、ハンドルのない自動運転車を走らせるルールが整っていないため、導入の予定はありません。
テスラ 新型 Model 3より小さいEV 2028年の可能性(報道)
テスラが、Model 3より小さく手ごろな新型電気自動車を開発していると報じられています。報道によると、まず中国で早ければ2027年後半に生産を始め、米国や欧州では2028年ごろになる可能性があります。ただし、テスラやマスク氏はこの計画を正式には認めていません。
テスラは2025年に、Model 3とModel Yの装備を絞って価格を下げた「スタンダード」仕様を投入しています。さらに小さいモデルが出れば、日本のような道幅の狭い国でも選びやすいテスラになります。車名、サイズ、価格、航続距離はいずれも未発表です。
テスラ 新型 Model 3 大幅改良 2028年頃予想

Model 3は、2028年頃に次の大きな改良を受けると予想されます。現行モデルは2023年に外観と内装を大きく変えた改良型で、日本でも2023年から販売されています。登場からおよそ5年となる2028年頃が、次の改良の目安です。
テスラは2026年10月23日、日本のModel 3とModel Yを改良し、クルマの電気を家電などに使える給電アダプター(V2L)に対応させました。テスラはソフトウェアの更新で機能を増やしていくことが多く、2028年の改良では運転支援や航続距離の強化が中心になると予想されます。ただし、テスラから改良の発表はありません。

テスラ 新型 Model Y 改良 2028年頃予想

Model Yは、2028年頃に改良を受けると予想されます。現行モデルは2025年に外観を一新した新しいModel Yで、日本でも2025年から販売されています。日本では2026年に、3列シート6人乗りの「Model Y L」も加わりました。
Model Yはテスラで最も売れているモデルで、改良の時期は世界の販売を大きく左右します。Model S/Model Xの生産が終わったことで、テスラの乗用車はModel 3とModel Yに絞られており、2028年の改良でもこの2車種が中心になります。日本では、補助金を使うと手の届きやすいSUVとして、引き続き注目を集めそうです。
テスラ Semi(セミ) 2026年量産開始・2028年は販売地域を拡大へ

電動の大型トラック「Semi」は、2026年に米ネバダ州で量産が始まりました。テスラによると、上位の仕様は荷物を満載した状態で最大500マイル(約800km)を走れます。

テスラは2027年に欧州での販売を始める見込みで、2028年は販売する地域が広がる年になりそうです。日本での販売は発表されていませんが、物流の電動化は日本でも課題になっており、今後の動きが注目されます。
テスラ 新型 Robovan(ロボバン) 時期は未発表・2028年以降予想
Robovanは、2024年10月のイベント「We, Robot」で公開された、自動運転の大型バンです。最大20人が乗れるとされ、人の移動にも荷物の運搬にも使える乗り物として紹介されました。
テスラは発売時期を発表していません。Cybercabの量産と配車サービスの広がりを見ながら開発が進むと見られ、市販は早くても2028年以降になると予想されます。
2028年までに生産を終えるテスラのモデル
Model S/Model X 2026年5月に生産終了
テスラは2026年5月10日、米カリフォルニア州のフリーモント工場でModel SとModel Xの最後の1台を生産しました。生産ラインは、人型ロボット「Optimus(オプティマス)」の生産に使われます。後継モデルは発表されていません。
サイバートラック 2027年半ばごろに生産終了へ
マスク氏は2026年11月、テキサス工場でのサイバートラックの生産を2027年半ばごろに縮小・終了し、Cybercabの増産に工場を使う方針をSNSで示しました。日本ではサイバートラックは正式に販売されていません。
2028年のテスラはどこへ向かう?
自動運転とロボットが中心に
Model S/Model Xの生産ラインをOptimusに、サイバートラックの生産スペースをCybercabに振り向ける方針から、テスラが「クルマを売る会社」から「自動運転とロボットの会社」へ重心を移していることがわかります。2028年は、その流れがよりはっきりする年になりそうです。新しい乗用車として予想されるのは、ロードスターと小さい新型EVで、ラインアップの数そのものは絞り込まれていく可能性があります。
日本での見通し
日本では、Model 3とModel Yが販売の中心であることは2028年も変わらないと予想されます。2026年10月の改良で給電アダプター(V2L)やCHAdeMOの急速充電アダプターへの対応が発表されるなど、日本の使い方に合わせた改良も進んでいます。小さい新型EVが日本に導入されれば、駐車場の大きさが気になっていた方にもテスラを選びやすくなりそうです。
2028年のテスラ新型車 購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、日本で買えるモデルかどうかです。2028年に注目の新型ロードスターやCybercabは、日本での発売が発表されていません。日本で選べるのは当面、Model 3とModel Yが中心です。
2つ目は、改良のタイミングです。Model 3とModel Yは2026年10月に日本で改良を受けたばかりで、次の大きな改良は2028年頃と予想されます。今買うか、次の改良を待つかは、補助金の額や使い方で判断しましょう。
3つ目は、自動運転の機能です。テスラの自動運転機能「Full Self-Driving(Supervised)」は、日本ではまだ使えません。米国と日本で使える機能が違う点に注意が必要です。
よくある質問
Q. テスラの新型ロードスターはいつ発売?
A. 2026年10月15日に世界初公開され、マスク氏は2028年に生産を始めると説明しています。価格と日本での発売時期は未発表です。
Q. Cybercabは日本で買える?
A. 日本での販売の予定は発表されていません。ハンドルやペダルのない自動運転車を走らせるには、日本のルールの整備が必要です。
Q. テスラの安い新型車は出る?
A. Model 3より小さい新型EVを開発していると報じられていますが、テスラは正式に発表していません。報道では、米国や欧州で2028年ごろの可能性があるとされています。
Q. サイバートラックは日本で買える?
A. 日本では正式に販売されていません。マスク氏は2027年半ばごろに生産を縮小・終了する方針を示しています。
Q. Model S/Model Xはもう買えない?
A. 2026年5月10日に生産を終えています。在庫車を除き、新車で買うことはできなくなります。
Q. 2028年に日本で買えるテスラは?
A. 2026年11月時点で日本で販売されているのは、Model 3とModel Y(Model Y Lを含む)です。2028年に新しいモデルが日本に加わるかどうかは発表されていません。
まとめ:2028年のテスラはロードスターの生産開始とCybercabの本格展開に注目
2028年のテスラは、新型ロードスターの生産開始と、自動運転専用車Cybercabの本格展開が大きな話題になりそうです。Model S/Model Xとサイバートラックが姿を消す一方で、Model 3とModel Yの改良、小さい新型EVの登場も予想されます。ただし、日本での発売時期はどのモデルも発表されていないため、テスラの公式発表を待ちましょう。最新自動車情報では、新しい発表があり次第、この記事を更新していきます。
※本記事の内容は2026年11月8日時点の情報をもとにしています。「予想」と書いた内容は、テスラの公式発表ではありません。

