2026年10月の国内Dセグメント(ミドルサイズ)車の登録台数は、スバル フォレスターが5,315台で1位、トヨタ RAV4が5,296台で2位となりました。2台の差はわずか19台です。3位は電気自動車のトヨタ bZ4Xの3,142台でした。
この記事では、日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した2026年10月の乗用車ブランド通称名別順位から、Dセグメントの車種を抜き出してトップ10にまとめました。9月からの変化やメーカー別の台数、各車の最新情報もあわせて解説します。


2026年10月 Dセグメントランキングの要点まとめ
- 1位はフォレスター(5,315台):前年同月比261.8%で、9月の3位から首位に浮上
- 2位はRAV4(5,296台):フォレスターとの差はわずか19台。9月より台数は増加
- 3位はbZ4X(3,142台):電気自動車ながら前年同月比284.1%と大きく伸びる
- CX-5は4位:9月の2位から順位を下げ、台数も約1,400台減少
- トップ10の8車種がSUV:トヨタ・レクサスの5車種で全体の約56%を占める
【2026年10月】国内Dセグメント 登録台数ランキング トップ10
自販連の2026年10月の乗用車ブランド通称名別順位(軽自動車と海外ブランド車を除く)から、全長がおよそ4.6〜4.9mクラスの中型車(Dセグメント)を抜き出しました。「全体順位」は普通乗用車全体のランキングでの順位、「9月」は9月の同じ範囲で数えたDセグメントでの順位です。
| 順位 | 車名 | メーカー | タイプ | 登録台数 | 前年同月比 | 全体順位 | 9月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | フォレスター | スバル | SUV | 5,315 | 261.8% | 14 | 3 |
| 2 | RAV4 | トヨタ | SUV | 5,296 | 107.9% | 15 | 1 |
| 3 | bZ4X | トヨタ | SUV(EV) | 3,142 | 284.1% | 22 | 4 |
| 4 | CX-5 | マツダ | SUV | 2,959 | 162.8% | 24 | 2 |
| 5 | クラウン | トヨタ | セダン・SUVなど | 2,736 | 54.8% | 25 | 6 |
| 6 | ハリアー | トヨタ | SUV | 2,618 | 84.5% | 27 | 5 |
| 7 | レヴォーグ | スバル | ワゴン | 1,836 | 142.9% | 32 | 7 |
| 8 | NX350h | レクサス | SUV | 1,353 | 94.4% | 35 | 8 |
| 9 | エクストレイル | 日産 | SUV | 805 | 69.0% | 46 | 9 |
| 10 | トレイルシーカー | スバル | SUV(EV) | 750 | 2026年4月発売 | 48 | - |
11位は三菱 アウトランダーの712台(全体50位)でした。9月はDセグメントの10位でしたが、10月は初めてベスト50に入ったトレイルシーカーに抜かれています。自販連のベスト50に入らなかった車種は台数がわからないため、このランキングには入れていません。「9月」の「-」は、9月のベスト50に入っていなかった車種です。
1位 スバル フォレスター 5,315台
1位はスバルのフォレスターです。9月の4,360台から約950台増え、前年同月比は261.8%と大きく伸びました。普通乗用車全体でも9月の20位から14位に上がり、ベスト20の中で最も高い伸び率です。
現行のフォレスターは6代目で、スバル独自のストロングハイブリッド「S:HEV」を搭載したモデルが選べるのが特徴です。全車にシンメトリカルAWDを採用し、雪道やアウトドアでの安心感の高さが評価されています。
2位 トヨタ RAV4 5,296台

2位はトヨタのRAV4です。9月の5,120台から増え、前年同月比も107.9%でしたが、フォレスターにわずか19台及ばず、9月の1位から2位になりました。
RAV4は「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2026-2027」の10ベストカーに選ばれています。トヨタは2026年11月2日に一部改良を行い、路面に合わせて4WDの制御を切り替える「マルチテレインセレクト」を新たに採用しました。ハイブリッド車の価格は454万9,600円からで、プラグインハイブリッド車は2027年1月6日に発売されます。

3位 トヨタ bZ4X 3,142台

3位はトヨタの電気自動車、bZ4Xです。9月(3,231台)とほぼ同じ台数で、前年同月比は284.1%でした。普通乗用車全体でも9月の25位から22位に上がっています。
bZ4Xは改良で航続距離を伸ばし、荷室を広げたステーションワゴン風の「bZ4X Touring」も加わりました。電気自動車がDセグメントの3位に入り、ガソリン車やハイブリッド車と並んで選ばれるようになってきたことがわかります。
4位 マツダ CX-5 2,959台

4位はマツダのCX-5です。前年同月比は162.8%と前年を大きく上回りましたが、9月の4,394台からは約1,400台減り、Dセグメントの順位も2位から4位に下がりました。
3代目となる新型CX-5は2026年5月21日に日本で発売され、RAV4と同じく「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2026-2027」の10ベストカーに選ばれています。マツダは2026年10月27日、CX-5の「Google搭載」がAIアシスタント「Google Gemini」に対応したと発表しました。

5位 トヨタ クラウン 2,736台

5位はトヨタのクラウンです。前年同月比は54.8%でしたが、9月の2,509台からは増え、Dセグメントの順位も6位から5位に上がりました。この台数は、クロスオーバー・スポーツ・セダン・エステートの4つのクラウンを合わせたものです。
トヨタは2026年11月2日にクラウン(エステート)を一部改良し、手ごろな価格の「ESTATE G」を新しく設定しました。4つのボディから選べる幅の広さが、クラウンの強みになっています。
6位 トヨタ ハリアー 2,618台

6位はトヨタのハリアーです。9月の2,884台からやや減り、前年同月比は84.5%でした。Dセグメントの順位は9月の5位から1つ下がっています。
現行の4代目ハリアーは2020年に登場し、上質なデザインと静かな乗り心地で、上級SUVの定番として長く人気を保っています。登場から6年がたち、次のフルモデルチェンジにも注目が集まっています。
7位 スバル レヴォーグ 1,836台

7位はスバルのレヴォーグです。前年同月比は142.9%と伸びましたが、9月の2,489台からは約650台減りました。トップ10の中でただ1車種のステーションワゴンで、走りの良さと荷室の使いやすさを両立したモデルとして根強い人気があります。現行モデルは2020年に登場した2代目です。
8位 レクサス NX350h 1,353台

8位はレクサスのNX350hです。前年同月比は94.4%で、9月の1,582台からやや減りました。自販連の統計ではハイブリッドの「NX350h」の車名で集計されています。
レクサスは2026年9月1日に、ビッグマイナーチェンジを受けた新型NXを世界初公開しました。2026年末以降に順次発売される予定ですが、日本仕様の価格やグレード構成はまだ発表されていません。

9位 日産 エクストレイル 805台
9位は日産のエクストレイルです。前年同月比は69.0%で、9月の1,108台から約300台減りました。現行の4代目は、発電用エンジンとモーターで走る「e-POWER」だけの設定で、4WDの「e-4ORCE」による滑らかな走りが特徴です。日産は2026年にキックスやエルグランドなど新型車を相次いで投入しており、エクストレイルの今後の改良にも期待がかかります。
10位 スバル トレイルシーカー 750台

10位はスバルの電気自動車、トレイルシーカーです。2026年4月に発売された新しいモデルで、10月に初めて自販連のベスト50(48位)に入りました。スバルはフォレスター、レヴォーグと合わせて3車種がトップ10に入っています。
メーカー別に見たDセグメントの台数
| メーカー | 車種 | 合計台数 |
|---|---|---|
| トヨタ | RAV4、bZ4X、クラウン、ハリアー | 13,792 |
| スバル | フォレスター、レヴォーグ、トレイルシーカー | 7,901 |
| マツダ | CX-5 | 2,959 |
| レクサス | NX350h | 1,353 |
| 日産 | エクストレイル | 805 |
トップ10の合計は26,810台で、トヨタは4車種で13,792台と約半分を占めました。レクサスのNXを加えると15,145台で、全体の約56%になります。スバルは3車種で7,901台と、トヨタに次ぐ2番目の多さです。
2026年10月のDセグメントランキングから見える傾向
トップ10のうち8車種がSUV
トップ10のうち、クラウンとレヴォーグを除く8車種がSUVで、合計は22,238台(約83%)でした。かつてDセグメントの中心だったセダンは、クラウンのシリーズ合計に含まれるだけになっています。ミドルサイズのクルマを選ぶ人の多くが、SUVを選んでいることがわかります。
電気自動車が2車種ランクイン
bZ4X(3,142台)とトレイルシーカー(750台)の電気自動車2車種で、合計3,892台となりました。トップ10の約15%が電気自動車で、Dセグメントでは電気自動車が選択肢の一つとして定着しつつあります。
Dセグメントのクルマを選ぶときにチェックしたい3つのポイント
1つ目は、パワートレインです。同じDセグメントでも、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車、e-POWERと選択肢が広がっています。自宅で充電できるか、1日に走る距離はどのくらいかを考えて選びましょう。
2つ目は、4WDの性能です。フォレスターやRAV4、エクストレイルなど、雪道や未舗装路に強い4WDを持つ車種が上位に並んでいます。住んでいる地域や使い方に合った4WDを選ぶと安心です。
3つ目は、改良のタイミングです。RAV4やクラウン(エステート)は11月に一部改良を受けたばかりで、レクサス NXも新型の発売が予定されています。購入前に、販売店で最新の仕様と納期を確認しておきましょう。
よくある質問
Q. 2026年10月にいちばん売れたDセグメントのクルマは?
A. スバル フォレスターで、5,315台でした。2位のトヨタ RAV4(5,296台)との差はわずか19台です。
Q. Dセグメントとはどんなクルマ?
A. 欧州の分け方で、全長がおよそ4.6〜4.9mクラスの中型車を指します。この記事では、フォレスターやRAV4、ハリアーなどのミドルサイズSUVと、クラウン、レヴォーグを対象にしました。
Q. 前年より大きく伸びた車種は?
A. トヨタ bZ4Xが前年同月比284.1%、スバル フォレスターが261.8%、マツダ CX-5が162.8%、スバル レヴォーグが142.9%と伸びました。
Q. Dセグメントの電気自動車はどのくらい売れた?
A. トヨタ bZ4Xが3,142台(3位)、スバル トレイルシーカーが750台(10位)で、合わせて3,892台でした。トップ10全体の約15%にあたります。
Q. ランキングに入っていない車種があるのはなぜ?
A. 自販連が公表するベスト50に入った車種だけを対象にしているためです。ベスト50に入らなかった車種は台数がわからないため、このランキングには入れていません。
まとめ:2026年10月のDセグメントはフォレスターが1位、SUVと電気自動車が存在感
2026年10月の国内Dセグメントの登録台数は、フォレスターが5,315台で1位、RAV4が5,296台で2位、bZ4Xが3,142台で3位でした。トップ10のうち8車種がSUVで、電気自動車も2車種が入っています。11月に一部改良を受けたRAV4やクラウンが、11月以降に巻き返すかどうかに注目です。
普通乗用車ベスト50と軽自動車ベスト15の全体ランキングは、2026年10月の車名別新車販売台数ランキングの記事で紹介しています。
※本記事の台数は、日本自動車販売協会連合会が2026年11月に発表した統計をもとにしています。普通乗用車は同じ車名のシリーズ全車種の合計(一部教習車などを含む)です。Dセグメントの範囲とタイプの分け方は最新自動車情報の判断によるものです。

